2024年 自民党総裁選の行方 -高市早苗の当選可能性-



次の自民党総裁に相応しい人に関する世論調査で、一番人気なのが、石破茂で、最近まで2位は、高市早苗だったが、直近の調査では、小泉進次郎が上位に食い込んで来たようである。


小泉進次郎については、また別の記事で検討したいと思うが、2位につけていた高市早苗が総裁になる可能性について改めて検討してみた。



高市早苗については、2021年9月6日付の記事『次期、自民党総裁選の行方 -高市早苗のラグナを山羊座に訂正-』で、読者の方からの投稿で、出生したのが早朝5時頃ということで、山羊座ラグナであることが判明した。







そうすると2024年2月14日前後からマハダシャーがケートゥ期に移行し、現在、ケートゥ/金星期である。



ケートゥのディスポジターである土星は1、2室支配でラグナでシャシャヨーガを形成し、月から見て、4、5室支配のヨーガカラカで、4室に在住して、4-5のラージャヨーガを形成し、4室でシャシャヨーガも形成している。



ラグナから見ても5、10室支配の金星が4室に在住して、4-5のラージャヨーガを形成し、7室支配の月と相互アスペクトして、5-7のラージャヨーガを形成している。



そして、月から見て金星は、ラグナロードで7室に在住し、1-7のラージャヨーガを形成している。



マハダシャーロード、アンタルダシャーロード共に4室と絡むラージャヨーガが繰り返されている。







ナヴァムシャでもマハダシャーロードのケートゥは火星と共に6室に在住しており、これは敵を粉砕する配置で、勝負事に強い配置である。



ケートゥのディスポジターである土星は6、7室支配で7室で、ムーラトリコーナにあり、シャシャヨーガを形成しており、アンタルダシャーロードの金星は、月から見て5、10室支配のヨーガカラカで、4室で、4-5のラージャヨーガを形成し、高揚する8室支配の太陽とコンジャンクトしている。



ラグナから見ても金星は3、10室支配で9室に在住し、ラグナロードと太陽と1-10のラージャヨーガを形成し、更に4、9室支配で高揚する火星からのアスペクトを受けて更に強化されている。







ダシャムシャでは、ケートゥは2室双子座に在住し、ディスポジターの水星は10室に在住して、木星からのアスペクトを受け、金星はラグナロードで12室に在住し、9、10室支配のヨーガカラカと8、11室支配の木星と相互アスペクトして、1-9、1-10、1-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。


金星が12室に在住していることや、ラージャヨーガが、6-12軸で形成されていることには問題があるが、ラージャヨーガを形成して十分な強さを持っており、また月ラグナから見ると、5、10室支配のヨーガカラカで、再び4室に在住し、ラグナロードで2室支配の高揚する土星と相互アスペクトしている。



金星は、出生図、ナヴァムシャ、ダシャムシャで、牡羊座に在住して、ヴァルゴッタマ(拡大版)を形成して、強力である。



ケートゥ/金星期はかなり有望である。







但し、D60を見ると、ケートゥのディスポジターは3、12室支配の木星で11室に在住し、8室支配の太陽とコンジャンクトして、何もラージャヨーガを形成していない。




また金星は、5、10室支配のヨーガカラカだが、8室に在住しており、それほど、強そうな配置に見えない。




D60の配置を見た限りでは、自民党総裁に選出されそうにないことが分かる。







ジャイミニスキーム






チャラダシャーでは、総裁選の投開票のある2024年9月27日は、牡羊座/獅子座となっている。




牡羊座から見ると、11室にAK、DKが在住し、AmKの月、5室支配の金星がジャイミニアスペクトして、AK-DK-AmK-5室の支配星によるジャイミニラージャヨーガを形成している。




そして、牡羊座から見て、9、10室支配のヨーガカラカの土星が10室で定座に在住し、シャシャヨーガを形成している。



サブダシャーの獅子座は8室だが、獅子座から見た10室にAmKの月がアスペクトしており、PKの土星などもアスペクトしている。




従って、牡羊座/獅子座に投開票が行われる場合、総裁に選出される可能性は十分ありそうである。



自民党総裁は、国会議員票382票と、全国の党員・党友票382票の計764票で決まるが、党員・党友票の方が派閥の論理に縛られずに全国の世論調査の結果に近い傾向が出ると思われる。



そして、前回の総裁選で、岸田文雄と争う有力な候補だったこともあり、国会議員から不人気な石破茂と違って、高市早苗を擁立する国会議員も多い。




しかし、今回の総裁選では、派閥が解消されたこともあり、多くの候補者が乱立しており、前回、高市早苗を推薦した小林鷹之も自身が立候補するに至っている。




前回とは、状況が変化しており、国会議員票が前回よりも減るはずで、どれくらい得られるのか、分かりにくい状況になっている。








ジョーティッシュのロジックにおいても自民党総裁になることを完全に否定する材料はD60以外では見つからず、多くのラージャヨーガやダナヨーガ、ラグナや月から見た4室の強さ、ヨーガカラカの金星の効果、シャシャヨーガの土星の効果などを考えると、かなり有力であるが、しかし、高市早苗が勝利すると言い切れるような結論を出すことは難しかった。




特にD60の悪い配置やダシャムシャでアンタルダシャーロードの金星が12室に在住していることなどが引っ掛かる材料である。




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コメント

コメント一覧 (2件)

  • D60が蠍座ラグナでD10が牡羊座ラグナだった場合、高市早苗が総理大臣になると思います。

    小泉進次郎はラーフ期になってから総理大臣になる方が自然と思われ、そうすると高市が総理になるのではないでしょうか。
    • 高市早苗は、出生時間がざっくり5時頃という情報に基づいて山羊座ラグナに修正された為、もしD9のラグナを牡羊座にD60のラグナを蠍座に同時に修正出来るなら、総裁になれそうには思います。D10やD60のラグナが間違っている可能性は高いですね。引っかかったのは、D10とD60だけであり、それ以外の要素、チャラダシャーなどでは総裁になれそうに思います。
      小泉進次郎のチャートもいいですが、今回、総理大臣にならずに閣僚となって更に出世するという解釈でも良さそうです。

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