三浦春馬の死について - 早熟の哲学的死か、それとも -



俳優の三浦春馬の自殺というショッキングなニュースが伝えらている。


三浦春馬は、30歳で、東京・港区の自宅で首をつった状態で死亡しているのが見つかったということである。


遺書らしきものが残っている為、自殺とみられているということである。


過去の雑誌の対談やインタビューへの受け答えなどから、三浦春馬の人物像の手掛かりが残されている。


早熟で、色々と真剣に考えており、例えば、週刊朝日のAERAという雑誌上での作家の林真理子との過去の対談の中でも林真理子は、彼がまだ20代であるにも関わらず、30代であると思ったというエピソードが綴られている。


余りにも大人びていて、若い時から仕事をしているので、もう立派な大人だと勘違いされているのである。


三浦春馬の過去の発言の数々を追うと、非常に俳優としての仕事や人生について深刻なまでに真面目に考えていることがよく伝わってくる。


これは物事の根本を哲学的に追及するムーラの典型的な性質そのものである。




物事の根本を哲学的に追求するムーラ


ムーラは、”根っこ”という意味であり、物事の根本を突きつめるナクシャトラで、哲学的な思索にふけるのが特徴である。


この分の末尾に雑誌の記事やインタビューを(参考文献)として挙げておくが、それらの全てにおいて、三浦春馬の発言というものは、非常に重たい、深刻なまでに物事を突きつめて考えた人間の発言である。


例えば、2015年8月3日号のAERA誌上のインタビューで、「人には、何かしら逃げられないものがあると思う」という謎めいた言葉を残している。


何か哲学者の矜持のような発言なのである。ニーチェの論文集の中の一つの箴言のようである。


また「30歳以降、どう戦っていけるかが大切」とか、「結婚しないかもしれない」とか、「役者をやめて農業の道へ」とか、「常に僕は自然体」、「何か別のものが見えた」といった発言など、それらは全て深刻に考えた結果、紡ぎ出した言葉である。


何か即座に考えて思いつきで話したような言葉ではない。


2020年1月29日にtwitterで、以下のような謎めいたつぶやきをしていたようである。



明るみになる事が清いのか、明るみにならない事が清いのか…どの業界、職種でも、叩くだけ叩き、本人達の気力を奪っていく。皆んなが間違いを犯さない訳じゃないと思う。国力を高めるために、少しだけ戒める為に憤りだけじゃなく、立ち直る言葉を国民全員で紡ぎ出せないのか…

こうした発言の一つとってもその真剣な真面目な想いが伝わってくる。



また私は、非常に有能で、実力があり、華麗で、向上心があり、常に努力を怠らず、高い目標を掲げて、その理想を探究するパーソナリティーから、ラグナは射手座ではないかと感じられた。



つまり、ラグナが射手座のムーラにあると考えると納得が行くのである。









ラグナを射手座に設定すると、7、10室支配の水星が5室に在住する配置になるが、生まれてから15歳ぐらいまでずっと、このマハダシャー水星期である。



三浦春馬は4歳の時から児童劇団のアクターズスタジオつくば校に所属し、1997年、NHKの連続テレビ小説『あぐり』で子役としてデビューしている。



エキストラ的な役柄であったというが、既に7歳の頃から演技の仕事でお金を稼いでいたということである。



7歳の頃は、水星/火星期であり、水星は10室支配で5室(演技、演劇)に在住し、またアンタルダシャーの火星は5室支配で2室で高揚し、3室(芸能、メディア)支配の土星とコンジャンクトしている。


5室は3室から見た3室目のハウスであり、3室の本質のハウスである為、メディア、芸能という象意も持つが、3室よりも格調高い創造的芸術のハウスである。


従って、5室が強い場合、単なるタレント的にメディアに出演するのではなく、プロの表現者として、俳優としての仕事を行なうことを意味している。



水星は月から見ると、3、12室支配で10室に在住しているので、やはり、水星期はメディア、パフォーマンスの仕事をする配置である。



この水星期に児童劇団で演技を学びつつ、仕事を開始したというのは、射手座ラグナで、7、10室支配の水星が5室に在住すると考えることで説明することが出来る。



まず、私が三浦春馬を射手座ラグナではないかと、閃いたのはその辺りからである。



そして、三浦春馬は、過去の記事を調べていくと、典型的なムーラの性格をしている。



この射手座ムーラの人は、他の人が、たあいもない日常のつまらない世間話をしている時でも一人だけ、「人生の目的とは何か」「人間はいかに生きるべきか」「宇宙はどうなっているのか」「人間はどこから来てどこへ行くのか」といった抽象的で哲学的な問いを会話の中に持ち込むのである。



それで、友人たちや同僚たちとは、違う空気を醸し出してしまい、浮いてしまうことが度々ある。



私が過去に鑑定したラグナや月がムーラに在住する人たちにそのように聞くと、全くその通りだと答えたものである。





傷ついた8室の月


そして、ラグナを射手座に設定すると、月が8室支配で8室に在住し、ラーフ/ケートゥ軸と絡み、土星と火星からアスペクトされて激しく傷つけられる配置になることが分かる。



8室は行き詰まりや挫折、深い精神的苦悩のハウスである。




月は心の安定、幸福感、喜びなどに関係する惑星で、生命力を表わしている。







自殺をする人のチャートを見ると、典型的な配置は、まず月が、ラーフや土星などから激しく傷つけられており、4室(心)や4室の支配星なども傷ついているケースが多いのである。



自殺とは何も健康に問題がないにも関わらず、死を選んでしまうことであり、身体よりも心の方が先に参ってしまう現象である。



もし射手座ラグナに設定すると、月が2-8軸に在住することになり、マラカの2室に在住する強力なマラカの2室支配の土星と、12室支配の火星、ラーフ/ケートゥ軸と絡むことになり、月の傷つきがとてつもなく激しいものとなる。



人はちょっとやそっとのことでは自殺はしないのであり、死を選ぶからにはそこには、心の深い絶望があるのであり、深い精神的苦悩が、そこから逃れようとして、肉体の死の恐怖を一時的にでも超えてしまうのである。





射手座ラグナにとってのマラカ(金星と土星)


三浦春馬が自殺をした2020年7月18日現在、ダシャーは、金星/ラーフ/木星期辺りである。



金星は、6、11室支配で、射手座ラグナにとっては、マラカ(死を誘発する惑星)に該当する。


そして、金星のディスポジターは2、3室支配のマラカの土星で、マラカの2室に在住して、ラーフ、火星とコンジャンクトして激しく傷つけられており、8室支配の月からも傷つけられ、また月を傷つけてもいる。


また金星はダニシュター(火星)に在住しており、支配星の火星は、マラカの2室に在住してマラカの2、3室支配の土星とコンジャンクトしている。



ラーフはマラカの2室に在住しているが、ラーフ期はディスポジターが結果を表わす為、ラーフ期は土星期と同じである。







土星は2、3室支配のマラカで、マラカの2室に在住し、激しく傷つけられている。



そして、プラティアンタルダシャーの木星は、ラグナロードであるがマラカの7室に在住している。



この木星はアールドラー(ラーフ)に在住しており、支配星のラーフは、マラカの2室に在住して、2、3室支配のマラカの土星とコンジャンクトしている。



マハダシャーロードとアンタルダシャーロードは、ディスポジターの2、3室支配のマラカの土星が月を激しく傷つけており、またマハダシャーロードとアンタルダシャーロードが在住するナクシャトラの支配星もマラカに絡んでおり、月を激しく傷つけている。



通常、激しく傷ついたマラカの惑星は死を誘発するが、そこに激しく傷ついた月が絡んでいることが自殺の条件である可能性が考えられる。






川端康成との共通点



私はこの射手座ラグナに設定した三浦春馬のチャートを見て、思い出したのが、川端康成のチャートである。



川端康成は、木星/金星期にガス自殺しているが、6、11室支配のマラカの金星のアンタルダシャーの時期であることが分かる。



そのマラカの金星は、2、3室支配のマラカの土星と相互アスペクトしており、マハダシャーの木星は天秤座に在住しているが、ディスポジターの金星は、6、11室支配のマラカの金星で、また木星が在住するのは、スヴァーティー(ラーフ)であるが、支配星のラーフは、ラグナに在住して、2、3室支配の逆行するマラカの土星のアスペクトを受けている。


またアンタルダシャーの金星が在住するナクシャトラはクリティッカー(太陽)であるが、太陽はマラカの7室に在住し、7室の支配星とコンジャンクトし、ラーフ/ケートゥ軸と絡んで傷ついている。



この川端康成の事例で分かるように射手座ラグナにとっては、6、11室支配のマラカの金星と、2、3室支配のマラカの土星が、死に大きく関係するのである。


上述したように三浦春馬が亡くなったのは、金星/ラーフ期であり、アンタルダシャーのラーフは、ディスポジターが結果を表わす為、金星/土星期と同じことである。



金星も土星も射手座ラグナにおいては、死を誘発するマラカの惑星である。








2、3室支配のマラカの土星が大きな役割を果たしていることは確かだが、3室は身体の部位では、首を表わしており、その3室の支配星に高揚した火星やラーフが傷つけている為、それで首を圧迫しての死を意味していたのではないかと考えられる。



あともう一つ川端康成と共通する特徴が、三浦春馬にあるのだが、それは、水星とケートゥの絡みである。



水星とケートゥは、水星がリアリズム(現実主義)を表わし、ケートゥは無執着、放棄を意味する惑星である。



従って、水星とケートゥの絡みは、現実世界の美や醜のありのままの姿を見つめ、それを達観した諦めの心境で見るような所があるのである。



例えば、『雪国』という作品は、wikipediaによれば、『愛し生きる女の情熱の美しく哀しい徒労が、男の虚無に研ぎ澄まされた鏡のような心理の抒情に映されながら、美的に抽出されて描かれている』と評価されている。

川端康成は、主人公の視線を通して、芸者の駒子の『愛し生きる女の情熱の美しく哀しい徒労』を虚無的に研ぎ澄まされた視線で、ただ他人事のように見ているだけなのである。


この川端康成の現実世界に属していながら、そこには完全に没入してはおらず、現実世界を他人事のようにそれらを俯瞰して見つめているというスタイルは、水星とケートゥのコンビネーションによるものではないかと思われるのである。


水星もケートゥも川端康成のチャートのマラカの7室に在住しており、そうした孤独な知的態度が、川端康成の晩年の思いつめた死をもたらしたとも考えられる。



三浦春馬の場合、5室に在住する水星はアシュヴィニー(ケートゥ)に在住し、ケートゥがアーシュレーシャ(水星)に在住しているので、水星とケートゥはナクシャトラレベルの交換(エクスチェンジ)が生じている。




従って、5-8の星座交換のような効果が生じているのである。



従って、これもまた三浦春馬にとっては、深い精神的苦悩をもたらす配置なのである。



水星というのは、人の欠点や醜さがよく見えてしまうのである。



従って、水星を支配星とする双子座は、友達が出来たとしてもの友達の欠点も直ぐに分かってしまうため、友情が長続きしないとよく言われたりする。



一方で、木星は理想主義であり、人の中にまだ見えない現実化していない将来の可能性を見ようとする惑星である。



物事を理想主義的に好意的に見ようとするのが木星である。



然し、水星は、この現実世界の醜さ、欠点などが事実ありのまま(現実主義:リアリズム)に見えてしまい、それらに嫌気が差してしまう惑星なのである。



従って、より厭世的になりやすいのである。



仏教は水星で表される為、仏教の諦観という考え方はその辺りから来る知的な態度ではないかと思われる。




それ以外にも三浦春馬の過去の発言の中に射手座ラグナで正しいことを裏づける事実が確認できる。





肉食系の嗜好と恋愛に積極的な態度


例えば、以下の記事の中に確認できるが、三浦春馬は、肉食系男子で、大好物のひとつが、とんかつで、1日でとんかつ屋を2軒まわったりしたそうである。




三浦春馬、恋愛に「パスとトスがほしい」30歳目前で臆病に
エンタメ・アイドル 2019.09.24 11:00

 俳優の三浦春馬が、『人生最高レストラン』(TBS系)の9月21日放送回に出演し、恋の悩みを打ち明けた。

 ひとり暮らしでだが、最近は私生活で「朝食にこだわっている」という春馬。

「時間がある日は自分で朝食を作って。食べる順番も、あるクリニックの先生から教わりまして。1品ずつ順番に食べて血糖値を上げていくっていう。それをすることで、午後帯の集中力だったりとか、あまり切れずにやれるし、あとは眠くなりづらいということを実感してるので」

 食事へのこだわりの細かさに驚いたMC陣から、「男女関係で食の相性は大事か?」と問われると、こう答えた。

「以前、『大人の男のマナー』みたいな本を読んだことがあって。必死だったんですよ! コミュニュケーションうまく取りたいというか、会話をうまく展開したい願望に駆られて。

 その本のなかに、『大人の男になるためには、食事の時間はすごく慎重に観察しなきゃならない』みたいなことが書いてあるんですよ。それはなぜかっていうと……放送が夜帯だからいいか(笑)、これから先のスキンシップにも関わってくるから。これからの長い生涯を見据えて、やっぱり『交わる』わけじゃないですか。

『これから先の2人の関係性にもすごく重要なんだ』というすごく大人な視点で書かれてありまして。相手の口のなかの『味』とか、意識してなかったなと」

 そんな春馬の大好物のひとつが、とんかつ。「ぼく、肉食系男子なんですよ」と、あふれる思いを語り始めた。

「一時期はとんかつが本当に好きすぎて、ひとりで気になっていたとんかつ屋さんをめぐるっていう。1日のうちに2軒まわったり、それぐらいハマっていました。
 いつか、このとんかつにかける思いとともに、女の子ととんかつ屋でデートしたい。『ちょっと私、このとんかつ食べきれないから、ひとつ食べて』みたいな……やりてえ! おいしいトンカツ食べて、『おいしいねー』って、何気ない会話をしたいですよ」


 その流れで、「恋も肉食か?」と聞かれると、左右のこめかみを両手でおさえ、考え込む様子で、こう答えた。

「いや、いきたいですよ? まだ付き合っていなくても『いい』と思う子がいたら、ストレートに『似合うと思ったから、これプレゼントするね』とか……プッ。

 たとえば小学生の頃は好きな子がいて。その子の家って全然わからなかったんですけど、帰っていった方向にチャリンコこいで行って。自分の妄想では、『その子が玄関のドアを開けたときに鉢合わせて、持ってた板ガムをシュッと食べる自分を、彼女が好きになるんだ』って……気持ち悪いでしょ?」

 かつて妄想先行でグイグイいく気質だったが、最近の自身の変化に悩んでいるという。

「やっぱり若かりし頃のほうが、『何も考えずにストレートに行ってたな』と。30歳目前にして、本気で『いいな』と思っている子に全然いけなくなってるな、って。パスとトス出してほしいですね、本当にもう。臆病になってますね……。
 そういえばみなさん、どれぐらい歳が離れた方とお付き合いしたことありますか? 本当に『歳の差なんて関係ない』のかなと思って」

 いまの意中の相手が歳上かのような、思わせぶりなコメントで、恋の話を終えた春馬。30歳が近づき、さらに男に磨きがかかるイケメンには、「恋に奥手」ぐらいの弱点があってもいいのかも。



食べ物の嗜好などは2室が表わし、2室は口から入るものを表わすが、2室にラーフや火星が在住する配置は、肉食を好む配置である。



また三浦春馬は、好きになった女性には積極的にメールを送ったり、家の前まで追いかけていくような恋愛体質な性格だと、過去のテレビ番組内で語っている。




これはラグナロードが7室に在住する配置の人に見られる特徴である。



ラグナロードが7室に在住する場合、積極的にパートナーに連絡を取ったり、自分から話しかけたり、アプローチする配置である。





農業に見いだした理想


また三浦春馬は、農業をやりたいという夢があったようである。


三浦春馬さん「役者をやめて農業の道へ」追い詰められた過去
2020/7/18 19:54 FLASH

7月18日、俳優の三浦春馬さんが死去した。30歳だった。現場の状況から自殺とみられている。

 同日、所属事務所「アミューズ」が公式サイトで「弊社所属の三浦春馬が、2020年7月18日に亡くなりました」と発表。「ファンの皆様、関係者の皆様におかれましては、ご心配、ご迷惑をお掛けしております」とした上で、「詳細に関しましては、現在確認中であり、改めてご報告させていただきます」と明かされた。

 4歳で子役としてデビューして以来、ドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)や、映画『君に届け』(2010年)など、数多くの作品に出演してきた。

 2009年10月からドラマ『サムライ・ハイスクール』(日本テレビ系)、2010年1月から『ブラッディ・マンデイ Season2』(TBS系)と2クール連続で主演している。

 実は、その多忙な時期に、精神的に追い詰められていたことを2012年2月5日放送の『ホンネ日和』(TBS系)で語っていた。

 あまりの忙しさに「自分の許容範囲を超えてしまった」と明かし、ドラマの撮影が休憩に入った際に「役者をやめて俺は農業の道に行こう」と携帯で「農業学校」の検索を始めたという。

 当時は「とにかく今の状態から逃げ出したい、故郷(茨城)へ戻りたい」と思っていた。だが、このときは母親に説得されて思いとどまった。

『ブラッディ・マンデイ Season2』の撮影では、まったく台詞を覚えられずに現場に入りし、監督から「おまえ、座長(主役)なんだから」と叱られたという。

 だが、その言葉で「なんて自分は無責任だったんだろう」と反省。「芝居で主役を担うこと」の意味を理解し、精神的に強くなることができたと明かしていた。

 三浦さんは、9月放送のドラマ『おカネの切れ目が恋の始まり』(TBS系)の撮影中で、17日まで撮影に参加したあと連絡がつかなくなり、行方不明だったという。

 三浦さんは、昨年から本格的に音楽活動も開始。昨年8月に自身主演のドラマ『TWO WEEKS』(フジテレビ系)の主題歌『Fight for your heart』で歌手デビューし、見事なダンスも披露している。

 8月26日にセカンドシングル『Night Diver』を発売予定で、7月24日には、『ミュージックステーション』出演も決定していた。

 ドラマに舞台に音楽に多彩な才能を見せていた三浦さんの冥福を祈りたい。

これは非常によく分かるのだが、三浦春馬のチャートでは、9室支配の太陽が4室魚座に在住し、土星がアスペクトしている。



9室は慈善活動や教育活動など、自分が理想とする奉仕活動を表わしており、4室は畑や田んぼを表わしており、また水の星座である為、水仕事を表わているのである。



また4室に土星が在住する配置は、典型的に農業に興味を持つ配置である。この場合、土星は4室に在住はしていないが、土星は2室から4室にアスペクトしている。



従って、この配置は、農業に自分の夢や理想を抱く配置である。




このように三浦春馬は明らかに射手座ラグナである。



もしラグナが射手座のムーラに在住しているとすると、ナヴァムシャのラグナは、牡羊座~蟹座までの4通りである。



今回、種々検討した結果、私は、三浦春馬は、ラグナは射手座のムーラで、おそらく第2パダに在住しており、ナヴァムシャのラグナは牡牛座で、ダシャムシャのラグナは山羊座ではないかと考えている。






ナヴァムシャ


ナヴァムシャのラグナを牡牛座に設定すると、水星は2、5室の支配星で、2室に在住し、幼少時のマハダシャー水星期から児童劇団に所属して、仕事として、芸能活動をしてお金を稼いでいた理由がよく分かる。






そして、その水星は3室(芸能)支配の月と相互アスペクトしており、また8、11室支配の木星とも相互アスペクトしている。



おそらく幼少期なので、当然、自分でマネジメントなどは出来ず、児童劇団や芸能プロダクションの経営者に依存していたと考えられる為、それが8、11室支配で8室でムーラトリコーナの座にある木星と水星が相互アスペクトしている理由である。


幼少期から芸能マネジメント会社の管理下にいたことを表わしている。


そして、ラグナロードの金星が7室に在住する配置は、恋愛体質で、女性に積極的にアプローチする性格を表わしている。



農業に興味があるのは、9、10室支配のヨーガカラカの土星が4室支配の太陽と9室でコンジャンクトしているからである。





三浦春馬が亡くなった金星/ラーフ/木星期は、牡牛座ラグナは、唯一、ラグナロードであるにも関わらず、支配星の金星がマラカとなる星座である。


従って、マハダシャーの金星は、ラグナロードで、マラカの金星であり、マラカの7室に在住して、マラカの7、12室支配の火星からアスペクトされている。


またアンタルダシャーのラーフは3室に在住しているが、ディスポジターの月は、3室支配で、牡牛座ラグナにとっては、マラカの惑星であり、8室に在住し、同じく牡牛座ラグナにとっては、マラカとなる8、11室支配の木星とコンジャクトしている。


プラティアンタルダシャーの木星は、8、11室支配のマラカであり、同じくマラカの3室支配の月と共に8室に在住している。


寿命を表わす8室や3室が傷ついている場合、それもまた死をもたらす原因となる配置である。





ダシャムシャ


またダシャムシャを見ると、ケートゥは、10室に在住しており、ケートゥ期(2005年9月~2012年9月)はキャリア上の上昇を表わしている。







三浦春馬は、マハダシャーケートゥ期に移行した直後の2006年から俳優としてのブレイクが始まり、早くも2006年から映画で初主演を果たしている。





2006年、『キャッチ ア ウェーブ』で映画初主演[7]。同年にドラマ『14才の母』でヒロインの恋人役を演じ、注目を集める。

2007年、映画『恋空』で第31回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞。

2008年、『ブラッディ・マンデイ』で連続ドラマ初主演。

2009年2月17日、堀越高等学校を卒業。同級生は俳優の鮎川太陽、俳優の戸谷公人、女優の福田沙紀、『君に届け』で共演した蓮佛美沙子、アイドルグループHey!Say!JUMPの八乙女光など。

2009年6月、『星の大地に降る涙』で舞台初出演。

2009年10月期の『サムライ・ハイスクール』、2010年1月期の『ブラッディ・マンデイ Season2』と、2クール続けて連続ドラマの主演を務める。これは当時の若手俳優にとって異例のことであった。

2010年2月、同じ事務所所属の俳優・佐藤健との共同企画作品、DVD「HT 〜N.Y.の中心で、鍋をつつく〜」を発売。発売初週で12,000枚を売り上げ、同年3月1日付のオリコンDVDランキングで総合5位を獲得、日本人男性俳優の「アイドル・イメージ作品部門」での歴代最高順位を記録[13]。2010年9月、映画『君に届け』公開。

2011年、『大切なことはすべて君が教えてくれた』で月9ドラマ初主演。平成生まれの俳優が月9主演を務めるのは初めてのことであった。


(wikipedia 三浦春馬より引用抜粋)




ダシャムシャを見ると、ケートゥは10室に在住しているが、ディスポジターの金星は、5、10室支配のヨーガカラカで3室(芸能)で高揚している。



続くマハダシャー金星期も金星は、まさに5、10室支配で3室で高揚する金星である為、芸能で成功しそうな配置であるが、然し、その芸能のキャリアが今回、中断してしまったことは示唆的である。





2014年、自ら企画を提案したドラマ『僕のいた時間』で主演し、第51回ギャラクシー賞個人賞を受賞。

2017年、舞台『キンキーブーツ』で、第24回読売演劇大賞優秀男優賞と杉村春子賞を受賞。

2019年6月1日より、「ポール・スミス」ブランド初の日本におけるメンズ ブランドアンバサダーに就任。

2019年8月7日、フジテレビ系列の主演ドラマ『TWO WEEKS』の主題歌で歌手デビューする。

(wikipedia 三浦春馬より引用抜粋)




何故なら3室は、8室から見た8室目のハウスであり、8室と同じく、キャリア上の中断、終焉をもたらす配置だからである。



(この辺りは非常に示唆的であり、今後の研究課題となる)




アンタルダシャーのラーフは、ディスポジターの火星が5室(10室から見た8室)に在住し、また8室支配の太陽とコンジャンクトしており、この火星のアンタルダシャーの時期にキャリアが中断したことを示している。





三浦春馬にとって芸能活動とは何を意味していたか



2012年9月以降のマハダシャー金星期に三浦春馬は、第51回ギャラクシー賞個人賞を受賞したり、第24回読売演劇大賞優秀男優賞と杉村春子賞を受賞したり、メンズ ブランドアンバサダーに就任したりと高く評価されたり、受賞の機会に恵まれたが、そうした経験は、三浦春馬にとって、何を意味していたのかということである。



金星は6、11室支配で3室に在住しており、3室の金星は芸能活動を表わしているが、6、11室支配の金星である為、たえずライバルたちと競い合い、高い評価を貪欲に求め、奮闘し、気が休まらない時期である。


また金星は月から見て、4、11室支配で、8室に在住しているため、4-8、8-11の絡みが生じており、精神的苦悩や評価に対する挫折、伸び悩みといったものも表わしている。



どちらの場合でも木星が11室の支配星にアスペクトしている為、この時期に若干の受賞に恵まれたことが分かるが、本人はまだまだ満足出来ていないことが分かる。



何故なら、6、11室支配の金星期というのはそうした時期だからである。




三浦春馬は、こんな言葉を残している。




(略)「これまで自分の演じてきた経験が、周囲に対する信用にはつながっても、実績にはならないのが俳優業だと思っています。年齢を重ねていくと、演じられる役の幅は増えていくけれど、毎回違う人間なので、『過去にあれができたから、今回も大丈夫だろう』とはならない。キャリアに甘えないように、いつも挑戦していたいです」(略)

「でも、30歳を目前にして、30以降、どう戦っていけるかのほうが大切だと思うようになりました。英会話の勉強も続けていますが、他にも、信頼できる師匠の元で殺陣を習ったり、積極的にアートギャラリーに足を運んだり。今はとにかく、体がいろんなことに触れたがって、いろんなものを吸収したがっているみたいで(笑)。そういう、本能的な欲求に素直に従うようにしています」


(『三浦春馬さん死去「30歳以降、どう戦っていけるかが大切」と本誌に語っていた意味』菊地陽子 2020.7.18 18:36 週刊朝日 より一部抜粋)



高い評価を受ける為に常に英会話の練習や殺陣の練習に励んだり、アートギャラリーに足を運んだりと、楽しんでそれらの活動をやっているようには感じられず、それらは仕事の為の職業訓練(3室)であることが分かる。


6、11室支配の金星が3室に在住する配置とは、常に受賞や高い評価を求めて、奮闘して訓練する時期なのであり、そこには娯楽や楽しみ、リラックスの要素はないようである。



このような状態が慢性化している三浦春馬であるが、本当に何かを自分の楽しみや興味の為に楽しんで行ったことがあるのかということである。


おそらく、7、10室支配の水星期から始まって、その次に8室に在住して、8室支配の月とコンジャンクトして激しく土星や火星から傷つけられているケートゥ期が来て、その次に6、11室支配で3室に在住する金星期が来ているのだが、一度も1、5、9室のトリコーナの支配星の時期が来ていないことが分かる。


水星期はそれでも5室に在住しているので、トリコーナには絡んでいるが、トリコーナの支配星にはなっていない。



従って、本当に自分の理想とする心から楽しいことをしたという実感を持っていないのである。


マハダシャーのレベルではトリコーナの支配星の時期が一度も来ておらず、アンタルダシャーのレベルではトリコーナの支配星の時期も経験しているが、マハダシャーとの絡み、あるいは、位置関係の問題などもあって、アンタルダシャーがトリコーナの支配星であったとしても良い結果を生み出すことが出来ず、真に楽しいことをしているという実感を持ったことがないものと思われる。



従って、受験勉強で勝ち抜いて東大に合格したが、自分が楽しいと思える活動をした成功体験などがない為、その後、燃え尽き症候群のようになって、深い挫折を経験する人によく似ている。



これは典型的な射手座ラグナの人に起こり得る受験エリートの挫折である。




三浦春馬は農業をするという希望があったが、それこそが本当に彼がやりたいことだったのではないかと思われる。



9室支配の太陽が4室で水の星座である魚座に在住し、土星からアスペクトされている配置は、まさに農業に生きがいを見出す配置である。





あまりの忙しさに「自分の許容範囲を超えてしまった」と明かし、ドラマの撮影が休憩に入った際に「役者をやめて俺は農業の道に行こう」と携帯で「農業学校」の検索を始めたという。

 当時は「とにかく今の状態から逃げ出したい、故郷(茨城)へ戻りたい」と思っていた。だが、このときは母親に説得されて思いとどまった。

(『三浦春馬さん「役者をやめて農業の道へ」追い詰められた過去』2020/7/18 19:54 FLASH より一部引用)




自分の許容範囲を超えてしまうほど、好きではない役者の仕事に取り組み、役者をやめて農業の道に行こうとして、「農業学校」の検索を始めたという行為の中に切実な魂の叫びがこめられているように思われる。



ある意味で、危機状態にある人間のSOS信号であり、明確なサインである。



彼は「とにかく今の状態から逃げ出したい、故郷(茨城)へ戻りたい」と真の自分に目覚めかけたが、母親に説得されて思いとどまったそうである。




そもそも彼を4歳の頃に児童劇団に入団させたのは、母親の影響によるものではないのかと思うのである。



4歳の子供が自分で、児童劇団に入りたいと思うというのは、中々ないことであり、通常は、親が自分の理想を子供に投影して、子供に習い事をさせるというのが一般的である。



そして、7歳でデビューして、早くもキャリアがスタートしてしまうのである。



何と早い社会人デビューだろうか。



そのような幼い頃から社会人生活が始まってしまい、大人らしい振る舞い方を身に付けたので、20歳にして、30代のように大人びて見えたということである。



然し、普通の人間が経験する自分とは何者で、何の為に生きているのかといったアイデンティティの危機やモラトリアムといったものを経験しておらず、自分が本当にしたいことを自分の意思ですることによる成功体験もない為、彼は親に敷いてもらったレールの上を生きて来たのである。



東大に合格して将来は官僚になるようにと親に言われて、その言われた通りの道を真っ直ぐに歩んで来たのに似ている。


その芸能界バージョンである。



そうした人が、その敷かれたレールの上で、挫折を経験すると、非常にもろく弱いのであり、他の人生の選択肢も分からないので、引きこもりやノイローゼとなって、自殺することになってしまう。




彼の人生はマハダシャー水星期からスタートしているが、土星、火星、ラーフという3つの凶星の在住による2室の激しい傷つきというものは、彼の両親や家族、家庭環境に問題があることを表わしている。



それは公開されておらず、他人からは見えない部分である。



然し、7歳で、児童劇団に入団し、7歳で、芸能界デビューしたというのは、相当早い段階から親の理想や意向を受け入れる形で、人生が展開したことが分かる。



そして、母親は、農業をしたいという息子の希望を、説得して変えさせるだけの力があったということである。



そこから何か浮かび上がってくるものがありそうである。



また三浦春馬は、恋愛に積極的で、女性にも自分の方からアプローチするような所はあったが、案外、彼は、女性からの生活の全面的なサポートには恵まれていなかったと思われる。



ルックスがよく芸能界で主演俳優を演じるほどのスターであり、女性からちやほやされることは多々あっただろうと思われる。









2室に在住する土星や火星が、8室と8室の支配星にアスペクトし、8室にはラーフ/ケートゥ軸も絡んでいる。




従って、決して、自分の弱みや急所を見せたり、自分という存在を全面的に投げ出せるような相手に恵まれていなかったに違いないのである。



近寄ってきたのは、スターとしての彼を崇拝する彼の一部しか知らない対等でない相手ばかりである。



この辺りの配置は、以前の記事でも書いたが、高倉健のチャートと同じである。







サンスカーラについて



三浦春馬は、結局、芸能界をやめて農業をやらずに亡くなってしまったが、それは残念である。



それはダシャーの観点から説明できることなので、それも一つの運命ということなのかもしれない。





仏教用語、あるいは、秘教用語で、サンスカーラという言葉がある。



鑑定をしていると、誕生してから人生の中心的な時期をほとんどトリコーナの支配星の時期を連続で長期に渡って経過する人がいる一方、かなり人生の最後の段階で、初めて、トリコーナの支配星の時期が出て来る人や、人生の早期で、トリコーナの時期が終わってしまうような人もいる。



この違いは何でだろうかと思うのだが、やはり、原因と結果によって起こっていると考えられる。



サンスカーラとは、過去世において習慣的に繰り返して精神に刷り込まれた本質のことである。



従って、物質的な充足に関していかなる犠牲を払ってでも、自分のやりたいことを追求した人には、そのような人生が与えられるのではないかと思うのである。



お金や地位、権力、物質的な安定などよりも精神的な喜びの方を優先した人には、そのような人生が与えられるのではないかということである。




一方で、満たされない想いを抱きながらも、お金や地位、権力、物質的な安定を捨てられずに精神的な喜びよりもそれらを優先した人には、そのような人生が与えられるのではないかということである。




従って、人生において、欲望に振り回されるようなトリシャダハウスやドゥシュタナハウスの支配星が連続で来るような人は、過去の何度もの転生経験において、物質的な価値や欲望を追求してきたが為にそれらが精神に刷り込まれた本質となり、欲望に振り回されたり、それによって更にカルマを積み増すような人生となってしまうということである。



一方で、過去世において自分の真にやりたいことの為に物質的な充足を犠牲にして来た人は、それが精神に刷り込まれた本質となり、人生の大部分において、特に人生の一番、良い時期において、トリコーナの支配星やトリコーナの在住星の時期を経験する人生になるのではないかということである。




三浦春馬は、射手座のムーラで、哲学的で、思索的なパーソナリティーをしていたが、然し、それはあくまで自分に与えられた芸能界という活動領域に限定された中で、色々と思考を巡らせていただけで、それらの枠組みを越えた所で、自分は本当は何を望んでいるのかという答えに辿り着けなかったのではないかと思うのである。



農業をやりたいと思って、それに向けて行動し始めた時にそれに辿り着きそうな兆候が見られたが、然し、それに辿り着く前に亡くなってしまったのである。



ジョーティッシュのダシャーやトランジットを駆使した運命理論によれば、三浦春馬は、自殺する運命にあったということになるのである。




然し、良く生きるべくして生まれてくる人間が、最終的に自殺をするために生まれてくるような運命などというものがあるのだろうか。




それから考えられることは、精神的な価値や喜びを犠牲にして、物質的な価値のみを追求していくと、最終的には発狂や死が待っているということである。




お金や地位、権力、物質的な安定などを全て捨てても、人はやりたいことをするべきである。




その時に真の精神的満足、幸福感が得られる。




精神の価値の方が、物質の価値よりも上である。




これは誤解されがちであるが、物質の価値を否定することではなく、物質は価値あるものである。




然し、物質に執着して、精神の価値、真の喜びや満足の為の行動が出来なくなってしまう場合、それは問題を生み出してしまう。




逆に精神の価値を優先すると、物質的な充足は後から与えられたり、何とかなったりするに違いないのである。




歌手になるためにゴミ箱を漁りながら、生活したといったストーリーを持っている一流アーチストの人もいるかもしれない。




それは物質に執着していない人生を分かりやすい形で体現している。




然し、三浦春馬の場合、親の敷いたレールである芸能界にしがみつくことが、物質への執着であり、早々に芸能界を引退して、農業でも始めれば、少しは幸福になれたのかもしれない。




然し、カルマはそのような人生を許さなかったということである。




まず、自分のうちからわき出て来る本質を表現するようにして、物質的な安定の為にその本質が表現されるのを妨げないようにし、考え方から始まって、徐々に行動のレベルでも繰り返され、精神に刷り込まれた本質となることで、本当にやりたいことをすることが出来る運命として誕生することが出来るのではないかと思われる。




三浦春馬のケースは、そうした教訓を示してくれているように思えるのである。




三浦春馬は、2020年7月17日までTBS系列で9月からスタートする予定のドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』の撮影に参加していたそうである。




そして、翌18日の朝から連絡が取れなくなったため、予定されていた撮影が中止となっていたというのである。




その中で生きていても喜びを感じることが出来ないシステム(枠組み)の中で、もがいていたということである。




それから逃れる方法が、死であったということである。




もし芸能界が楽しくて、ドラマに出演することが楽しくてたまらないなら、死ぬはずがないのである。




おそらく2室で強力なダナヨーガが形成されている所を見ると、三浦春馬の芸能活動は、彼の両親のファミリービジネスであった可能性もあり得る。




家族が彼の稼ぎを当てにしていたのである。




そこから逃れられない状況というものを彼は抱え込んでいて、それが深い精神的苦悩であったのかもしれない。




その辺りは、今後の事実関係の確認によって、明らかにしたい所である。




以前、芸能界で岡田有希子というアイドルが飛び降り自殺したが、吉本隆明は、アイドルとして築かれた偽のアイデンティティから逃れる為に自殺したのだと分析していた。



例えば、宇多田ヒカルが歌手として大成功した後で、活動休止して普通の人としてアルバイトをして生活したいとか、広末涼子なども女優として有名になった後で、普通の学生生活を送りたいと言ったりして、若くして芸能界に入ってしまった人は、青年期になってやってくるアイデンティティの危機を乗り越えるのが大変である。



自分が本当は何者で何を望んでいるかを自分でゆっくりと考える時間を持たないで、周りからけしかけられて、何らかのアイデンティティを身に付けた人は、自分が誰であるのかに悩むのである。




三浦春馬のケースもやはりその重症のケースなのである。



4歳で、児童劇団に入団し、7歳で芸能界デビューしたということがそれを物語っている。




それは心理学的な分析であるが、ジョーティッシュのダシャーの観点で見た時には、それはそのような物語としてカルマに刻み込まれてしまっている。




これをどうすれば変えられるかということ、それが問題である。







射手座へのダブルトランジット



因みに最近、私がラグナを特定した有名人は、皆、射手座ラグナばかりであった。



例えば、立憲民主党の枝野幸男もそうだし、投資家のジム・ロジャースもそうである。



そして、今回、三浦春馬も射手座ラグナという結果になった。



特に射手座ラグナにしようと思ったわけではなく、検討したら射手座ラグナになったのである。



おそらく現在、土星が山羊座で逆行し、木星が射手座に逆行したので、射手座にダブルトランジットを形成している為である。



その為、射手座ラグナの有名人たちが、クローズアップされているのである。





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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 改めて土曜日はありがとうございました

    早速の判定作業ご苦労様です

    また今回のチャート解析も勉強になりました

    2室に2大凶星がコンジャンクションしていても
    それが自室定座だったりトリコーナ支配であるために
    予想された凶星的な容姿の険しさや重たさがこれ程までに現れないというのが意外でした

    また本人のSNSの言動に対しては今流行りの馬鹿馬鹿しいクレーマー文化が影響してか
    本件文中でも取り上げられた本人の世相に対する述懐を批判する「左寄り」のような人々からの攻撃が少なからずあったようです

    以下がその様子を伝えるコピペブロクのURLです
    http://toua2chdqn.livedoor.blog/archives/56985683.html
    個人的にはこれは彼のラーシの11室とナヴァムシャの11室に住む冥王星の影響ではないかとも感じました

    なお蛇足ながら
    自分のシャスティアムシャもレクティファイの結果では射手座ラグナでした
    過去生の射手座的な生き方とそのカルマが今の人生に影響しているとすれば
    本件文中後半で述べられた「サンスカーラ」の観点から自省のためのチャート解析にも応用できるため個人的にもありがたいご内容となりました

    改めてありがとうございました
  • 誤りがありましたので訂正します
    >個人的にはこれは彼のラーシの11室とナヴァムシャの11室に住む冥王星の影響ではないかとも感じました
    冥王星のナヴァムシャの位置は1室の間違いでした
  • ダシャーもさることながら、サターンリターンだけでもだいぶキツそうな配置ですね…。
    土星山羊座の時期を耐え、金星期をぬけ、なんとか太陽期までいくことが出来ていればと残念です。

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