2019年5月1日00:00東京のチャートは、皇太子徳仁親王の天皇としての公務全体を象徴するチャートである。
まず山羊座ラグナで、3室で5、10室支配のヨーガカラカの金星が高揚し、9室支配の水星が3室で減衰して、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な働きと共に水星はニーチャバンガラージャヨーガを形成している。
減衰する水星は高揚する金星とコンジャンクトし、また水星のディスポジターである木星からアスペクトされ、また更に木星は月からケンドラに在住している。
従って、減衰する水星が複数のニーチャバンガラージャヨーガの条件を満たしている。
そして、水星と金星のディスポジターである3室支配の木星は3室にアスペクトバックして3室が強い状態である。
この配置からすると、現、皇太子は、天皇として即位した後は、常にメディアに注目され、ハリウッドスターのような扱いを受けるのではないかと思われる。
元々天皇はメディアに常に注目される存在であるが、こうしたチャートが出来たのであれば、尚更そうかもしれない。
然し、ラグナロードの土星は12室でケートゥとコンジャンクトし、火星からアスペクトされて傷ついている。
従って、新天皇は、常にメディアの目に晒されて、世間の注目を浴びていくが、本質的には目立ちたくなかったり、隠遁的な生活を好むということかもしれないが12室が傷ついている場合、その隠遁的な生活が得られないという配置である。
普通の出生図であれば、そのように解釈することができる。
あるいは、メディアに出る姿、華やかさとは裏腹にその実情は人目を避けた慎ましい生活であるということかもしれない。
あるいは12室は海外を表わすが、海外訪問などでの目立たないが、地味な活動を表すかもしれない。
マンデン占星術のハウスの象意によれば、12室の象意とは以下のような象意である。
12室 秘密の敵、秘密の計画、地下活動、スパイ活動、誘拐、陰謀、スパイ、刑事、組合、ストライキ、違法な薬物、ギャンブル、組織化された売春、黒い郵送、刑務所、病院、少年院、孤児院、慈善団体、超自然的な社会、精神病院、予想外のトラブル、亡命、ローンの返済、密輸、裏の世界、秘密の情事、戦争と損失、強姦、暗殺その他 |
12室は一般に公開されない秘密のプライベートを意味するのである。
そして、12室には収監とか、監禁といった象意もある。
つまり、3室が華やかなことに比較して、ラグナロードの土星が12室でケートゥとコンジャンクトし、火星からアスペクトされている配置は、非常に対照的で地味である。
天皇としての華やかな一面と、孤独で、皇居などに監禁されているかのような寂しい一面も示していると考えられる。
また8室支配の太陽が4室で高揚しているが、太陽はバラニーに在住している。
これは公務を行なう場に公安やCIAのような諜報関係者がいそうな配置である。
諜報関係者からの監視を受ける配置と言えるかもしれない。
2019年5月1日 0時の新天皇即位のチャートからそうしたことを感じ取った。
コメント
コメント一覧 (3件)
あとで聞くと皇太子さまは山が好きで登山に来られたとのことですが、しかしそれは表向きの話で、本当は修験道に非常に興味を持っていたと聞きました。彼は非常に神道も深く傾倒しているとのことでした。
それは非常に興味深い話ですね。
皇太子徳仁親王のナヴァムシャを見ると、水瓶座ラグナでラグナロードの土星が9室の天秤座で高揚しています。
これは非常に宗教的な配置であり、霊的探究に夢中になる配置です。
ラーマクリシュナのチャートは水瓶座ラグナで、ラグナロードの土星が9室で高揚していますが、
やはり宗教的天才です。ナヴァムシャの配置を見ると明らかにそうした宗教に傾倒する配置ですね。
しかもそれは5室で水星が自室にある配置を見ると、ユニタリアニズム=フリーメーソンとか、
仏教のような理知的な宗教である感じなので、修験道や神道に傾倒しているということには非常に納得しますね。
おそらく神智学といったものに対しても理解があると思います。
また9室支配の金星が2室魚座で高揚しているので、キリスト教やイスラム教のような一神教にも造詣があるのではないかと思います。
これはプライベートで人里離れた環境で修験道や神道に打ち込む配置かもしれません。そういう風にみるとまた見方が変わってきます。
但し、火星がアスペクトしている配置は、外部からの介入で修行を妨害されるということかもしれません。