アリーナ・カバエワ -プーチンの愛人-
新体操でオリンピックの金メダリストでもあるアリーナ・カバエワがプーチンの愛人だという話は、以前から報じられて来た。
アストロデータバンクによれば、カバエワは、1983年5月12日 11:30 ウズベキスタン・タシュケントの生まれで、Rodden Ratingが、AA(ダブルエー)で信頼できるデータである。
早速、チャートを作成してみると、ラグナは蟹座プシュヤで、ヴァルゴッタマである。
出生図でもナヴァムシャでも9室支配の木星が5室の蠍座に在住しており、プーチンのラグナは蠍座である為、9室支配の木星とはプーチンの表示体である。
『大統領の忠実な部下』を自認するカバエワは、文字通りの意味で、プーチンの弟子であり、愛人関係の前に良好な師弟関係を築いていると言える。
ナヴァムシャを見ると、7、8室支配の土星が蠍座5室に在住しており、師匠が蠍座の人物であるというだけでなく、パートナーも蠍座の人物であることを意味している。
またその7室の支配星は、土星であり、自分よりも年配の男性であり、土星は8室の支配星でもあるが、そこに9室支配の木星がコンジャンクトすることによって、この師匠から生活を支えてもらうことになる。
チャートからは、カバエワの相手がプーチンであることは非常によく理解できる。
2008年にロシアのタブロイド紙がカバエワとプーチンの交際について報じており、その時は、月/金星期辺りで、マハダシャー火星期の直前である。
2009年の月/金星期にスイスで、男子を出産しており、2015年の火星/金星期の辺りに双子の娘を出産している。
いずれもプーチンとの子供であると噂されている。
実際、火星期に入ると、火星はナヴァムシャの7室で高揚しており、7、8室支配の蠍座の土星と星座交換している為、火星期にプーチンとの関係が深まり、その子供が誕生したことを物語っている。
5室と7室の星座交換は、恋愛結婚を意味している。
カバエワの隣に並んだプーチンの写真からは、恋愛感情の熱度が伝わってくる。
土星は年配の男性を意味し、火星は血の気の多い男性、軍人、警察などを意味しており、KGBでならしてきたプーチンの人物象と一致する。
やはり、火星期にプーチンと事実婚の状態になり、子供が誕生したというのはチャートから見て、自然である。
このカバエワは、ロシアによるウクライナ侵攻以降、4人の子どもとスイスに潜伏していると報じられている。
現在、ラーフ/木星期であるが、2017年5月頃からマハダシャーラーフ期に移行している。
ラーフは外国を意味して、海外を表わす12室に在住し、住まいを表わす4室支配の金星とコンジャンクトしている。
ナヴァムシャでもラーフは住まいの4室に在住し、ディスポジターの4室支配の金星は、12室支配の水星とコンジャンクトしており、やはり、海外に住まいを得て、居住していることを示す配置が見られる。
あるいは、プーチンの家族として、シベリアのアルタイ山脈に位置する核シェルターに匿われていると報道されており、その場合であっても海外に居住するという象意がよく現れている。
この辺りは、ダシャーに非常に分かりやすく出ている。
ロシア・ベラルーシ・ウクライナの市民によりスイスからロシアへの強制送還を求める署名運動や五輪メダルの剥奪を求める署名運動が起こっており、イギリスやEUからは、資産凍結など制裁対象のリストに加えられているというが、それは、4室支配の金星がラーフ/ケートゥ軸とコンジャンクトし、逆行の土星からアスペクトされて傷つけられている為である。
土星は8室の支配星で中断を意味しており、住まいの不安定を表わし、4室に在住することで、居場所を転々としなければならないことを意味している。
おそらくそのようにスイスで反対運動が起こったのでは、安心して住み続けることは出来ないと思われる。
今は、ラーフ/木星期だが、2022年6月29日からラーフ/土星期に移行すると、8室支配の土星が4室に在住し、4室の支配星にアスペクトしている為、引っ越しを余儀なくされると思われる。
これまで永世中立国としての姿勢を貫いてきたスイスも西側への支持を明確にしており、ウクライナ情勢がロシアにとって厳しいものになるにつれ、制裁対象となっているカバエワもスイスにも住みにくくなると考えられる。
因みに最初の子供が誕生したのは、2009年の月/金星期で、2番目の双子の娘が誕生した時は、2015年の火星/金星期辺りだったが、いずれもアンタルダシャーが金星期の付近であり、サプタムシャを見ると、金星は、5室の支配星で表示体の木星とコンジャンクトしており、出産を表わしている。
カバエワは、10室に太陽が在住し、月から見た10室の支配星と太陽が相互アスペクトしている。
その為か新体操選手として引退した後は、プーチンの口利きもあったのか、政治家に転身している。
10室在住する高揚する太陽に対して、7、8室支配で高揚する土星がアスペクトしている辺りは、プーチンの口利きで、政治家になれたことを意味している。
因みにカバエワは月や太陽が牡羊座に在住している為、プーチンのチャートでは、5室支配の木星やナヴァムシャでも5室支配の月が牡羊座に在住している為、プーチンにとって、カバエワは、弟子か子供のような存在であることを物語っている。
プーチンのチャートでは、出生図では7室支配の金星は12室で天秤座に在住し、ナヴァムシャでも7室支配の水星が8室で天秤座に在住している。
パートナーの象意として、天秤座が強調されている為、天秤座がラグナだったり、天秤座に月が在住するような相手がいるはずである。
それは、最初の妻であるリュミドラ・プーチナや、あるいは、他にそうした相手がいるのかもしれない。
7室支配の金星は12室に在住しているため、あくまでも隠された存在で、表に出てこない。
因みにカバエワは現在、トランジットの土星が8室の水瓶座を通過して、10室にアスペクトしているが、そこには財産を表わす2室の支配星が在住している。
従って、アメリカやイギリスやEUなど西側諸国が、資産凍結など、カバエワに制裁を加えているのは、こうした配置が関係していると思われる。
まもなく、2022年6月29日からラーフ/土星期に移行していくが、アンタルダシャーロードの土星が8室を通過して、2室支配の太陽にアスペクトし、また10室に影響を及ぼす為、資産凍結の効果が表れて、カバエワの行動はかなり制約を受けるように見える。
特に土星が本格的に水瓶座に移動していく2023年からの2年半は特に厳しくなりそうである。
コメント
コメント一覧 (2件)
アシュタマシャニ、8室の土星って辛いですよね。
古典的な解釈の一つに酷たらしい死、なんてのもあるわけですし。
まぁ、物凄く酷い思いをして生まれ変わるなんてこともあるんでしょうけど。
私なんて、月が10室にあるので、サディサティの9、10、11室通過の前に8室のアシュタマシャニが有って連続してて、それはそれは長い…
それはそうと、昨晩は蠍座29°のガンダーンタの満月でしたけど、なんだかそれに相応しい記事ですね、これ。
私は牡羊座ラグナである為、4室支配の月が8室で減衰し、満月になっているという配置で、突然、深夜に研究意欲をモチベートされるものがあったかもしれません。
月、太陽から見て5室(創作、文筆)を通過しており、蠍座の月に相応しく、蠍座が強調された人物について論評したということかもしれません。
木星と土星がある星座をダブルトランジットする時、そのタイミングに調べたいと思う有名人のラグナは、その星座であったりすることが多いです
昨日は蠍座にダブルトランジットしていて、更に月が蠍座を通過していた為、蠍座にまつわることを書いたということだと思います。