俳優・清水章吾のDV疑惑について その2 - 射手座の高い所からの転落事例、島田紳助との共通点 -


昨日、俳優・清水章吾のDV疑惑、元妻・清水ハルマンとの関係性について考察したが、結局の所、清水章吾にとって、これは<射手座の高い所からの転落>の象意であったことに気づいた。


清水章吾と元妻・清水ハルマンが離婚したのは、昨年2019年の11月だが、トランジットの木星と土星が射手座を通過して、射手座にダブルトランジットが生じていた。





清水章吾のチャートでは、月から見た7室射手座に6、11室支配の火星が在住して、射手座を傷つけており、6室の支配星にダブルトランジットしていることから、妻と壮絶な争いになって離婚したのである。


2020年1月24日から土星が山羊座に入室して、今は清水章吾の月から見た8室に土星が通過している厳しい時期であるが、土星が月から8室目を通過していく時期をアシュタマシャニと呼び、その時期は妻や子供から無視され、意に反して非合法な行為を強いられ、多くの屈辱に直面するというが、清水章吾の現在の境遇をそのまま言い表している。


また元妻・清水ハルマンにとっては、昨年は土星が月の上を通過しており、サディサティの真っ只中であった。


ダブルトランジットによって、清水章吾の6室支配の火星が強調されていた為、暴力のカルマが噴き出すと共に離婚のカルマが噴き出したタイミングである。



但し、清水ハルマンにとっては、土星が山羊座に抜けて、月から見た2室目に土星が移動したことで、今年に入ってからかなり心理的に楽になったはずである。



暴力的な夫を家から追い出すことに成功したので、気が楽になった状況ではないかと思われる。



射手座に生来的機能的凶星などが在住したり、アスペクトするなどして射手座が傷ついている人は、高い所から転落した場合の落差には非常に激しいものがある。



清水章吾の場合、妻もいたし、家も所有していたのが、妻からの反撃に遭い、自殺未遂をして、全て身ぐるみ剥がされ、お湯の出ないアパートで、毎日、部屋で毛布にくるまり、じっとしているのだという。



一時期は、年収が3000万円を超えていた時もあるのだから、立派な成功者であり、その時の蓄えなどがあれば悠々自適に暮らせるはずであるが、この境遇に転落させられたことには酷いものがある。








気の毒な状況で、可哀そうだが、チャートに記されている<射手座の高い所からの転落>のカルマが発現したことが分かる。






ナヴァムシャで減衰する太陽に火星がコンジャンクト - 承認欲求が満たされない時の壮絶な暴力 -


因みに清水章吾のナヴァムシャを見ると、牡羊座-天秤座軸で、太陽と土星が減衰し、そこにラーフ/ケートゥ軸や火星も絡んでいる。







この太陽が天秤座で減衰し、火星が絡んでいる配置は、島田紳助と同じ配置であるが、自信がなく自尊心を傷つけられると激しく怒りを爆発させる配置である。





島田紳助は、マネージャーにタメ口をきかれた時にプライドが傷ついて激しい怒りを爆発させ、マネージャーに壮絶な暴力を加えた。



太陽が天秤座で減衰する場合、繊細で小心になるが、人に自分を大きく見せたいという虚栄心も持つことになり、逆に傲慢になるのである。



そして、人からの承認、評価を飽くことなく求めるパーソナリティーになる。



その承認欲求は決して満たされず、人からの承認、評価、評判を絶えず気にする性格になるのである。



そして、太陽に火星が絡んでいる場合、そうした承認欲求が満たされない時にその不満が暴力となって発現する。




島田紳助が後輩芸人の挨拶などに厳しく、番組収録前に楽屋に挨拶に来なかった新人のお笑い芸人に番組中に怒りを爆発させたことなどは有名である。



その現場を見ていた新人のお笑い芸人達が恐れをなして、その事件の後、いちいち先輩芸人の楽屋に挨拶に来るようになったという。



ビートたけしの所にも新人が挨拶に来るようになって、紳助のせいで新人が挨拶に来るようになって困ると愚痴をこぼしていたといったエピソードもある。



島田紳助が後輩の挨拶にこだわるのは、新人が自分に対して、礼儀や尊敬の態度を示さないと、自分の承認欲求が満たされないからである。



そして、火星の火によって、怒りが爆発してしまう。



究極の小心者といってもいいかもしれない。




島田紳助が暴力団との関係が取り沙汰されて芸能界を引退したのもひどく世間の評価が低下した為、自信を喪失して、自ら芸能界から去ったというのが真相ではないかと思われる。



色々な理由が囁かれていたが、メンタル的な問題が大きかったと思われる。(但し、ダシャーの観点からも芸能界を引退するタイミングであった。)




清水章吾もまたこの島田紳助と全く同じようにナヴァムシャの天秤座で太陽が減衰し、火星がコンジャンクトしている。



それで島田紳助がマネージャーに暴力を振るったように元妻のハルマンや連れ子の絹子さんに壮絶な暴力を振るったことは容易に想像できる。



おそらく連れ子の絹子さんが父親の自分に敬意を示さないことに傷ついて、怒りを爆発させた結果、残飯を食わせるなどの壮絶な暴力を行なったと考えられる。



また清水章吾は、元妻・清水ハルマンのアトリエを見知らぬユーチューバーに撮影させると言い出した時に断ると、「ぶっ殺すぞ」と言って暴れ出したそうだ。



彼の面子が潰されて、繊細な自尊心が傷つけられた為に怒りが暴力として爆発したことが分かる。




そして、そうした暴力の数々が暴かれて、週刊新潮にスクープされて、それが報じられると、自信を喪失して、自殺未遂を犯したのである。



おそらく、ここまで批判されたのであれば、自分は生きる価値がないと考えたのではないかと思われる。



このように傲慢であったかと思うと、次の瞬間、自信を喪失するのが、太陽が減衰している場合の特徴である。




この自殺未遂は、島田紳助の引退と非常によく似ているのである。



島田紳助が暴力団との関係が取り沙汰された時、何も芸能界を引退する必要はなかったのであり、周囲の人も紳助は辞める必要はないと諌めてくれた人もいたようである。



それが島田紳助の芸能界引退の理由についての真相があれこれとささやかれた理由である。



何故、島田紳助が引退することにしたのか周囲の人は理解できない所もあった。



例えば北島三郎だって、暴力団の新年会に挨拶に行くようであるが、年齢の問題で引退するまでは、立派に歌手活動を続けていた。



暴力団との関わりだけでは芸能界引退の理由にはならないのである。




もし図々しい人であれば、そのまま芸能界に居座って、次第に世間が忘れてくれるのを待つのもありだと思われる。



然し、あの時、島田紳助が芸能界からの引退を口にしたのは、精神的に参ってしまったからであり、一種の自殺行為に近いものがあったと思われる。





このように島田紳助との行動パターンの共通点を探っていくと、清水章吾のパーソナリティーの秘密が分かってくる。



一見、人の良さそうな清水章吾が裏で、妻や連れ子の娘に壮絶な暴力を行なっていたというのは、島田紳助のマネージャーへの暴行事件と同じものとして理解できるのである。



プライドを傷つけられた時に狂人のように手がつけられない程の暴力を振るうと共通するパターンがある。






清水章吾から40年にわたるDV被害 告発の妻「作られた鬼嫁キャラ、辛かった」
2020/1/7 5:57 デイリー新潮

人は見かけによらぬものである。かわいいチワワとともにアイフルのCMに出演して一世を風靡、その後、いぶし銀のバイプレイヤーとしてドラマや映画に出演している俳優、清水章吾(76)が、約40年もの長きにわたり妻や娘に暴虐の限りを尽くしていたというのだ。

まずは掲載の写真をご覧いただきたい。

 横を向いている左側の子供。襟足の髪がバッサリ刈り上げられている。一見すると男の子に見えるが、れっきとした女の子。右下の写真はそのときに切り取られた髪だ。

 さらにご注目いただきたいのは、左下に写っているどんぶりの中身。実際の色は淡いピンク。なんとこれ、他の家族が食べ残した残飯の上に、三角コーナーに捨ててあった野菜や茶葉を盛り付け、タバスコやわさび、からしをふりかけたものだという。件の少女はそれを床で食べさせられていた――。

「清水さんが、元モデルで父親がドイツ人のハルマンさん(69)と結婚したのは1980年のこと。双方とも再婚で、ハルマンさんには当時5歳の連れ子がいました」

 とハルマンさんの知人が声を潜めて説明する。その連れ子こそが、写真左側の少女、絹子さん(45)である。

「清水さんがハルマンさんを殴ろうとして、パトカーが出動したことも少なからずあったとか。それでもって、11月8日にようやく離婚が成立したのですが、清水さんがいっこうに家を出ていかないので、母娘とも部屋に鍵をかけて震えながら暮らしているんです」

 俄かには信じがたい話だが、実際にハルマンさんを訪ねると、彼女が重い口を開いて訥々と告白を始めた。

「結婚すると、彼の母親が持っていた原宿のアパートで暮らすことになったのですが、彼は生活費を1円もくれず、アパート代も私からお母さんに払っていました。私の貯金もすぐに尽き、彼にお金の相談をすると、通帳を投げつけてきて“入ってないから”と」

 実は、ハルマンさんは“鬼嫁キャラ”でバラエティ番組に出演したことがある。しかし、

「小遣いをくれない、10年に1度しか下着を買ってくれない、というような内容でしたが、すべてテレビ局と清水が考えた嘘。本当は私が苦しんでいるのに、ネットで批判されたりして、精神的に辛かったです」

 演出だろうが、糟糠の妻に対して酷い言い草である。たびたび浮気もされたそうだが、紙幅の都合で今回はその件については触れない。

 さて、ここから本題だ。結婚後、清水は絹子さんと養子縁組したが、その後に生まれた実の娘(写真右側の子)と露骨に差別して育てていたという。

「原宿のアパートでは、真冬に水風呂に入れられるのが日常でした」
 と、絹子さんが涙ながらに語る。

「母が体調を崩していたので、私が家事をしていたんですが、完璧にやっても清水は難癖をつけて私を殴る。私以外の家族はテーブルでご飯を食べているのに、私は床でゴミを食べさせられていました。髪の毛も根元から切られてしまい、髪型は常に男のように短くボロボロ。そんな扱いなので、学校でもいじめに遭いましたが、清水は私からどんないじめを受けたのか聞きだしては喜び、“橋の下で拾ってきたようなクソガキに友達なんかいらない”と言い放ったのです。いい成績のテストや賞をもらった絵は全てビリビリに破かれました」
 絹子さんは小学2年生のとき、遺書を書いて家出した。中3のときは自宅で首吊り自殺未遂も起こした。彼女の額には今も、清水に学習机の引き出しで殴られた際の傷跡が残っている。

「虐待に見られても仕方ない」

男 なんだこの野郎! 

妻 なんだとはなんだ。

娘 もう、やめ、やめ、ちょっと警察呼んでくる。

男 ぶっ殺すぞこの野郎! 

 これは3年前に録音された音声だ。“男”は清水その人である。

 再びハルマンさんの話。

「清水がいきなり、見知らぬユーチューバーに私のアトリエを撮影させると言い出したので反対すると、“ぶっ殺すぞ”と言って暴れ出したんです」  ハルマンさんと絹子さんは現在、画家として生計を立てている。

「そのとき清水は、止めに入ってくれた絹子の顔を殴りました。その後110番してパトカーが来て、清水は“今後二度と暴力は振るわない”という念書を書かされました。今もDVは続いています。先日も病院で“睡眠薬をくれない”と暴れて、病院を出入り禁止になりました」
 かくなる上は、清水本人にも話を聞かねばなるまい。

―─食事の時、絹子さんだけ床で食べさせた? 

「ないよ。ないよ。誰が言ったの? そんなこと」

―─ご本人から聞きました。

「どうしてそういうこと言うんだろ、あの子は」

――残飯を食べさせていた? 

「なーにそれ! とんでもない。なに作り話してるの」

――警察に念書を出した? 

「それは事実だよ」

――ということは、警察は暴力を認めた? 

「言葉の暴力です。それだったら僕も言いますけど、ずっと僕に金銭的なプレッシャーをかけてますよ。働かなきゃ、働かなきゃ、って。これは言葉の暴力ですよね」

――絹子さんの髪を根元から切った? 

「ないよ。そんなの」

――学校でのいじめの内容を聞いて喜んだ? 

「嬉々としてなんかいないよ。“あなたが悪いんじゃない?”って言っただけで」

――虐待していたのでは? 

「虐待に見られても仕方ないことはあったよ。反抗ばっかりするから。“ダメだよ”って言いながら、こう(手を振り下ろすしぐさ)」

――絹子さんはトラウマになっているようですが。

「トラウマはこっちだよ。はっきり言って、あの子を引き取らなければよかった」

――絹子さんを折檻した? 

「折檻なんかしないよ。再婚して引き取って育てるのがどれだけ大変か。そこをあなたは評価してないじゃない。言うことを聞かないから折檻するんですよ」

――ハルマンさんを鬼嫁キャラに仕立てたことは? 

「まあテレビ的な演出はあります。ジャガー横田とかもそれで売れてたから」

――絹子さんの額の傷は? 

「知らないよ。全部僕をはめようとしてるんだ」

――引き出しで殴った? 

「引き出しじゃないって」

――では何で殴った? 

「殴ってないよ」

――なぜ殴った? 

「言うことを聞かないからだよ! 皆だってそういうときあるでしょ。殴ったのは問題じゃない。大人になるためにやったことで」

――ハルマンさんたちときちんと話し合っては? 

「怒るからダメだよ。外国の血が入っている人はすぐ怒るから」

――家を出る気はある? 

「(キレ気味に)お金がないんですよ!」

 離婚後も、ハルマンさんに“介護保険料6800円が払えない”などと泣きつく始末。そういうときだけは懇願調で下手に出るという。

 DVも、頭ごなしに否定してみせつつ、問い詰めると本音をポロリと漏らしてしまう、という具合である。

 ハルマンさん、絹子さんとも口を揃えて「一刻も早く出ていって」と言うのだが……。

「週刊新潮」2020年1月2・9日号 掲載



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コメント

コメント一覧 (7件)

  • ナヴァムシャで太陽減衰の方を知っていますが、記事に書かれている通りの行動をしていて読んでいてとても納得しました。
    小心ゆえに自分を大きく見せようとする、傲慢、自分をヨイショしない人間をいじめる・陰口悪口平気で流す。
    今は関わりない方ですが、この方の場合は減衰だけじゃなく他の絡みもあってのこういう行動だと思いますが、精神構造がどうなってるかよくわかりました。

    逆に太陽高揚+火星定座だと、小心ゆえにじゃなく普通に傲慢なんですかね?
    自分はナヴァムシャでこっちを持ってるので、けっこう内面では王様気質な所があるかもと思います (;^_^
    でも高揚の特徴かなと思うのは、卑怯な事は嫌い・本当の意味で誇り高くいたいので、
    陰口・悪口、いじめのような事はしないです。
    • この場合、暴力として現れるかどうかは、火星が絡んでいるかどうかがポイントです。

      太陽がナヴァムシャで高揚している場合、普通の状態で自信があるので、人から自分の価値について承認してもらう必要がない為、執拗に病的に自己主張する必要がありません。

      従って、傲慢さとして現れないかもしれません。

      然し、誇り高く、負けん気が強い為、自分の価値について挑戦を受けた時には、強く自己主張をします。

      その時に本質的な生来の傲慢さ、負けず嫌いな所が出てきます。

      高揚した太陽に火星が絡んでいれば、本質的な生来の傲慢さ、負けず嫌いな所をより積極的に表現するかもしれません。

      そして、自分から自殺未遂したり、引退したりといった自分の存在や価値を否定するようなことは自ら一切行いません。

      逆にふてぶてしく当然のように自分を主張し、自分の存在価値を当然のもの、自明のものとして振る舞います。

      本来、王者というものは、そういうものかと思います。

      自分が王者でないことを一切、疑ったことがない人です。

      つまり、自己主張の仕方が病的か、そうでないかという違いとして現れると思います。

      普通に傲慢という表現で合っていると思います。

      そして、太陽が高揚している場合、高貴さという特徴も出てくるかもしれません。
  • 秀吉さん、今晩は。

    清水氏のチャートでは、月と火星が相互アスペクトし、チャンドラ・マンガル・ヨーガが成立しているとしています。
    そして、これは富のヨーガであるとしています。

    前澤友作氏のチャートでは、双子座で月と火星がコンジャンクションし、チャンドラ・マンガル・ヨーガが成立しています。

    チャンドラ・マンガル・ヨーガは、コンジャンクションの方が、相互アスペクトより強いと言えるのでしょうか?

    私の兄の出生チャートでは、山羊座で火星が高揚し、蟹座の月と相互アスペクトしています。
    彼はそこそこお金を持っていますが、途方もない金持ちというわけではありません。
    • コンジャンクションでも相互アスペクトでも特にそれ程、違いはないと思います。
      それよりもチャンドラ・マンガラヨーガを形成する火星や月の星位が強いかどうか、どのハウスで形成されているかといったことが関係すると思います。
      富がもたらされるかどうかはチャンドラ・マンガラヨーガだけで決まるのではなく、ダナヨーガが形成されているか、アルタハウスに惑星が集中しているか、2室や11室の表示体である木星が強いかどうかなど、別の要素が複合して決まります。
      • さまざまな要素を考慮して多面的に評価して判断するのですね。

        私の兄は一般的な基準を使えば、金持ちの分類に入るかもしれません。

        私のナヴァムシャチャートでは火星が11室から2室にアスペクトし、月が8室に在住して2室にアスペクトしています。2室に月と火星のダブルトランジットが生じています。このような場合でもチャンドラマンガルヨーガが成立していると言えますか?
        • 2室に月と火星の影響はありますが、惑星同士が絡んでいる訳ではない為、チャンドラマンガラヨーガにはならないと思います。

          若干の似たような効果はあるかもしれません。

          惑星が普通の意味で、絡んでいるとみなすのは、コンジャンクション、相互アスペクト、星座交換などです。


          それに加えて、惑星が特定の星座やナクシャトラに在住することによって、その支配星と絡んでいるとみなすことも出来ます。

          但し、それはヨーガとは言いません。


          例えば、水星が獅子座に在住していたら、獅子座の支配星である太陽と関係を持ちます。

          太陽が凶星やドゥシュタナハウスと絡んでいたら、その影響を水星も受ける為、関係があると言えます。


          然し、この配置では、太陽と水星が絡んだ場合のブッダアディチャヨーガとは言いません。


          同じように木星がムリガシラーに在住していれば、その支配星である火星と関係を持つため、火星の状態が木星に影響しますが、グルマンガラヨーガとは言いません。

          また惑星がケンドラ、トリコーナの位置関係にある場合も惑星が絡んでいるとみなしますが、月と火星がケンドラの位置関係にある場合にチャンドラマンガラヨーガと呼んでいるケースも見たことがありません。


          月と木星がケンドラの位置関係にある場合、ガージャケーサリヨーガになりますが、それはこの惑星同士がケンドラの配置にある場合に絡んでいるとみなす考え方が適用される一例ではないかと思います。


          木星が月から見てケンドラに在住していたら、ガージャケーサリヨーガになると古典にはっきり記されているので、月と木星の場合はヨーガになりますが、月と火星がケンドラの位置関係にある場合については、特に触れられていません。


          惑星がケンドラ、トリコーナの位置関係にある場合、惑星同士を絡んでいるとみなし、ダシャーの解釈などにも適用しますが、通常の絡みとは区別されると思います。


          惑星がヨーガを形成できる絡みは、通常のコンジャンクション、相互アスペクト、星座交換であると思います。


          片側アスペクトは効果はありますが、絡みとしては不完全で、ナクシャトラ交換などは効果は十分あると思いますが、含めるかどうかは人によって異なると思います。


          こうしたものに比べると、月と火星が2室にアスペクトするというのは、2室には月と火星の影響がありますが、月と火星のそれぞれは、お互いの影響を受けていませんから、ヨーガと呼ぶのは更に難しいと思います。


          もし2室に月と火星がアスペクトしていることが富をもたらしたと考えるなら、チャンドラマンガラヨーガが形成されているとするのではなく、チャンドラマンガラヨーガと似たような効果が若干、2室に生じたかもしれないと言うべきです。

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