俳優・清水章吾のDV疑惑について


最近、ワイドショーを賑わしている清水章吾の主張と元妻・清水ハルマンの主張のどちらが正しいのか真実を明らかにして欲しいという依頼を受けた。


2002年にチワワ(犬)とアイフルのCMで共演してブレイクした俳優の清水章吾が、昨年末、週刊新潮に妻や娘への長年に渡るDV疑惑について報じられ、それを苦に自殺未遂をした。



清水章吾は、1980年に妻の清水ハルマンと結婚し、お互いに再婚で、清水ハルマンには連れ子の絹子さんがいたが、この2人に対して、40年もの間、DVを行なってきたという疑惑がもたれている。


昨年末に2人が、週刊新潮の記事上で、実名で告発したことで明らかになった。



清水章吾、40年DV報道後に自殺未遂 元妻は「パフォーマンスですよ」
2020年1月7日 16時59分 デイリー新潮

 昨年末に週刊新潮が報じた、俳優・清水章吾(76)による40年DV。ドイツ人の父を持つ再婚相手のハルマンさん(69)の連れ子・絹子さん(45)に残飯を食べさせるといった清水の所業を、元妻と娘が実名で告発したものである。この報道後、清水は驚きの行動に出ていた。

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 清水とハルマンさんは昨年11月に離婚が成立しているものの、清水は元妻娘が暮らす自宅に居座り続けている。週刊新潮の報道を受けたキー局のテレビクルーが、そんな清水のもとを訪れた昨年12月25日のことだった。

「夕方にワイドショーのスタッフさんがこの件について自宅へ取材に来ていました。ところが、家にいるはずの本人の携帯にかけても、呼び鈴を鳴らしても出てこないというので、仕方なく私が部屋へ行くことになったのです」(ハルマンさん)

 自宅の2階にある清水の部屋へと向かったハルマンさん。そこには、お経を流しながらベッドに横たわる清水の姿があった。併せて〈ファンの皆様ありがとう!!〉と、遺書らしき言葉も残されていた……。

 清水の意識はなく、ハルマンさんは慌てて警察と救急に通報。後に、睡眠導入剤のハルシオンを約20錠服用し、自殺を図ったと警察から説明を受けた。命に別状はないという。
 もっともハルマンさんは、

「かまってほしい、という彼のパフォーマンスですよ」

 と突き放す。実は清水が“自殺”を試みるのは、これが2回目なのだとか。1月8日発売の週刊新潮で、前回の様子とあわせ、「病院の食事もパクパク食べている」(ハルマンさん)という清水の近況を報じる。

「週刊新潮」2020年1月16日号 掲載

妻の清水ハルマンは、自殺未遂について元・夫のパフォーマンスあると主張し、清水章吾の方は、自殺未遂は本当であり、自分は一切、DVを行なったことはなく、逆に虐待を受けたという。


どちらの言い分が真実かということである。



因みに記事によれば、清水章吾と清水ハルマンは、昨年2019年11月に離婚が成立しているが、清水章吾の主張によれば、昨年11月に家族で暮らしていた埼玉県本庄市の自宅の生前贈与を、妻から突然求められ、税制上、得になると説得されて、持っていた所有権の2分の1を娘に贈与したそうである。


その後、清水ハルマンから『税務上得になる』とか『住宅ローンの関係で』といった理由で、離婚を求められ、『嫌いで別れるわけじゃないから、あなたは家にいていいのよ』ということであった為、それに従って、離婚届けにサインしたという。


離婚後、清水ハルマンは、『もう他人なんだから出ていって』と態度を豹変させ、週刊新潮の記事を苦に清水章吾が自殺未遂を図ると、入院中に私物を全て、運送会社の倉庫のコンテナに移してしまったという。





両者のチャートを作成してみたが、出生時間が分からないので、12:00で作成し、チャンドララグナで検討した。



清水章吾は、00:00:01で作成しても23:59:59で作成しても月は、双子座で確定である。ナクシャトラはムリガシラーか、アールドラーのどちらかとなる。



元妻・清水ハルマンのチャートを作成すると、00:00:01で作成すると月は蠍座であるが、12:00で作成すると、月は射手座に移動している。





清水ハルマンは、画家である為、月が射手座に在住し、射手座からみてラグナロードの木星が3室に在住し、3室支配の土星がアスペクトバックし、10室支配の水星や金星が木星と相互アスペクトする配置で正しいと思われる。



チャンドララグナで検討すると、この2人のチャートから何が分かるかである。



まず、清水章吾の月ラグナから見ると、6、11室支配の火星が7室に在住し、7室支配の木星にもアスペクトしている。



6室支配の火星は暴力を表わしており、その火星が7室に在住し、7室の支配星にアスペクトして、7室を傷つけている。



7室の火星は妻虐待の配置と呼ばれている。



また月と火星が相互アスペクトしており、チャンドラ・マンガラヨーガを形成しているが、この配置は、瞬間湯沸かし器のように感情を爆発させる怒り易い配置である。



従って、清水章吾がDV体質であったというのは、本当のようである。



この火星が在住する位置に清水ハルマンの月が在住している為、おそらく、このDV被害にあって苦しんでいたことが分かる。




元妻・清水ハルマンのチャートを見ると、月から見て火星が12室に在住しているが、これは怒りがあっても忍耐して、それを表現しない配置である。





水の星座である蠍座で定座の火星である為、凄まじく激しい情念を持っており、しかも蠍座であるので、それは表面上、全く態度には現れない。




あたかも四谷怪談のお岩さんのように恨みの激しい感情を内に秘めて、一切、表面には出さずにそれを蓄積、培養しながら、耐え忍んできた印象である。




この火星は月から7室に対して、8室目のアスペクトをしているが、これは妻の反撃を表わす配置である。



こうした配置である為、清水章吾に税制上、得になるという理由で、娘に家の所有権を生前贈与させ、『税務上得になる』とか『住宅ローンの関係で』とか理屈を付けて、離婚届に印を押させるまでは、ポーカーフェイスで、一切、憎しみを表に出さずに夫への復讐を完遂したということが分かる。



夫から財産を身ぐるみ剥がし、離婚してから家から追い出し、夫を破滅させるという復讐計画を鉄面皮で、一切、相手に感づかれることなく遂行したのである。



蠍は、尻尾の毒針で、象を一撃で倒すと言われるが、積年の恨みをこの最後の局面で、果たしたと言える。



それまでは、夫の暴力を耐え忍んで来たのである。



おそらく、娘がまだ幼かったとか、色々な理由で、実行に移すことが出来なかったのだと言える。




左が清水絹子さん、右が清水響美さん




清水章吾のチャートを見ると、月ラグナから見て、ラグナロードの水星が8室に在住しているが、これは妻に頼ったり、依存する配置であり、妻に貢ぐ配置であると言える。



従って、清水章吾はDV体質ではあるが、一方で、独立して、妻が代表を務める事務所で独立したが、お金は全部、妻に管理されていたようである。




年収3000万円ぐらいあった当時のギャラは、清水ハルマンの事務所に振り込まれ、自分で自由に使えるお金はなかったという。




20年前に家庭内別居状態になっていることから、その状態で、20年も我慢して結婚生活を続けてきたことが分かる。




その間、清水ハルマンは、自室にこもり、家事を一切やらず、おまけに犬や猫の世話も全て清水章吾にやらせて「昼食はおかず1品のみ」で「お小遣いは0円」しか与えなかったといったエピソードも語られている。




つまり、12室の火星は我慢強く、怒りを耐え忍ぶが、相手から退いて場合によっては相手に反撃を行なう配置である。




そして、今回のようにチャンスが到来した時にこの機会を逃さずに隠し持っていた毒針で、一撃で、相手を仕留めるのである。





非常に興味深いのが、清水章吾の月ラグナから見て7室支配の木星がラグナに在住している配置である。




これはパートナーの方から積極的に求められるという配置であり、この配置から考えると、おそらく清水ハルマンが清水章吾に接近し、働きかけたということである。




そのようにして関係が成立したはずである。




然し、その関係では、生来、DV体質の清水章吾から度々、DVを受けたということである。




然し、その関係を耐え忍びながらも、関わりを続けていくという複雑な関係だったのではないかと思われる。





清水章吾の月ラグナから見たラグナロードの水星が8室に在住している為、この場合、支配しているのは、清水ハルマンである。




清水ハルマンが、夫の収入を管理し、夫の生活環境も管理して、夫を支配しつつ、夫のDVに耐えてきたという関係性だったのである。




私の目からは、清水ハルマンの方が、面の皮が厚く、打算的で、夫からの利益と暴力を計りにかけた上で、それで夫からの利益を選択し、激しい怒りの感情を抑え込んで耐え忍んで来たという怪物的な女性に見える。




清水章吾は、自分を制御できない暴力的な夫であるが、妻に全面的に依存して身を預けるという弱さも持っていた。





そして、最終的には妻に食い殺されたのである。




今、清水章吾は、身ぐるみ剥がされて、お湯の出ないアパートで、再起を誓っているというが、非常に可哀そうに思える。







私はこの清水ハルマンという女性が、ヒンドゥー教の神々の中で、人の生首で作ったネックレスを首にかけて怒り狂うカーリー女神の顕現にしか見えない。







恐ろしい女性である。




よく熟年夫婦が、夫が老いて車いす生活など介護を必要とする立場になった時に妻が夫に意地悪をしたり、虐待するケースがあるというが、収入を家に運んでくる夫に対して、何かと我慢を強いられて来た妻が、夫が肉体的に老衰し、力関係が逆転した時に無意識に夫に復讐をしてしまうようである。



それだけ女性の立場は忍耐を強いられやすく、抑圧されていた長年の怒りや恨みの感情が、熟年になった時に噴き出してくるということである。



お金を稼いできた間は、夫に我慢をし続けたが、夫がお金を稼げなくなるや否や、妻が強い態度に出るのである。



つまり、資本主義社会において、女性は生きていく為に収入の稼ぎ手である男性をつかまえ結婚するが、金の為に我慢して結婚生活を続けるという冷酷な真実がある。



従って、下に引用した記事(『妻からDV被害を受ける夫が急増中「誰にも相談できず」8割も』)にも夫が出世できなかったり、妻の思うようにならないと、妻が夫に暴力を振るうという事例が相次いているようだ。




妻からDV被害を受ける夫が急増中「誰にも相談できず」8割も
ライフ・マネー 2018.04.08 06:00

久しぶりに会った中田由香さんが取材場所に指定したのは、自宅ではなく、京都市内にある実家の最寄り駅近くのコーヒー店だった。


 現れた彼女の姿に目を疑った。トレーナーにチノパン姿。以前から化粧は濃いほうではなかったが、すっぴんで目の下にはクマができている。顔色は青ざめ、無表情だった。


「実は……夫に、手を上げて、しまったん、です。いわゆる……DV(ドメスティック・バイオレンス)というもの、ですね……」


 表情はまるで能面のように微動だにしない。が、言葉はこれまでの彼女からは考えられないほど、たどたどしく、一つひとつの言葉を吐き出すたびに息切れがして苦しそうだった。


「ご主人に対しての行動について、『手を上げた』『DV』とおっしゃいましたが、具体的にどんな理由で……つまり、ご夫婦の間に起こったどのような出来事やそれに対する感情によって、そのようなことになったのですか?」


「夫が、あまりにも、私の思い通りに、ならないから……」


「思い通りにならない、とはどういうことですか?」


「仕事を頑張って必ず出世する、と約束してくれはったのに……。結局、競争に負けて、課長になれなかっただけでなくて、子会社に出向させられて、しまったん、です。出向だけでも降格人事やのに、そこで役職さえついていない、んですよ……」


「それでつらかったのですね」


「つらい、どころじゃ、ない、ですよ。私は、夫に、管理職に就いて、周りから高い評価を受ける、という夢を、かけたんですから。それやのに……」


 今度は声を荒げ、血が頭に上っているようだ。


「『悪かった』。夫が言ったのは、そのひと言だけ。完全に仕事でやる気をなくしてしまって……。それで、急に娘に構い始めて、子育てを手伝おうとするんです。とんでもない! 最初は口喧嘩だったのが、もう我慢できなくなって、つい……。夫に部屋の中の物を投げたり、素手で殴ったり……。


 大変なことをしてしまった、と気づいて、すぐに救急箱を持ってきて額や腕にできた傷の手当てをしたんですが、だんだんエスカレートして、救急車で運ばれる、までに……。私が投げた陶器の花瓶が頭に当たり、その勢いで壁にぶつかって脳しんとうを起こしてしまったんです……。


 暴力の反省でいったんは夫に優しくなるんですが、また怒りがふつふつと湧いてきて、暴力を振るう――の繰り返しで……。本当に私は、ひどい、です」


 夫へのDVが始まってから3か月ほど過ぎた頃、夫は自宅マンションを出た。それから半年が経つという。


 夫婦間のDVというと、男性が加害者で女性が被害者という先入観が根強い。しかしながら、実は男性のDV被害者が増えており、行政ばかりか、NPOなど民間でさえ、男性被害者への支援が行き届いていないのだ。


 例えば、DV被害者の一時保護施設(シェルター)は保護対象を女性に限定しているため、男性被害者は妻に居場所を知られないようにするため、インターネットカフェなどを転々とするしかない状況となっている。


 また、他者につらさを打ち明けたり、悩みを相談したりしにくいという男性独特の性向のために、「沈黙の被害者」となってしまっているのが実情なのである。


 警察庁の調査によると、DV被害者の男女の割合は、男性が2010年には2.4%だったのが、2016年には15.0%と6倍強にも激増している。


 また、内閣府の2014年度「男女間における暴力に関する調査」では、配偶者からDV被害の経験があった人の性別は女性が23.7%で、男性も16.6%を占めた。


 配偶者からのDV被害経験者のうち、被害について「誰かに打ち明けたり、相談したりした」人は、女性が50.3%に上る一方で、男性は16.6%にとどまっている。無回答を除き、男性の実に約8割(75.4%)が相談していなかった――。

 以上、奥田祥子氏の新刊『「女性活躍」に翻弄される人びと』を元に作成しました。管理職への昇進を拒む葛藤、やりがいと低賃金の狭間に生きる姿、「勝ち組」の敗北感、そして男をも襲うプレッシャー……「女性活躍」時代のリアルを描きます!



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