もしトラ問題について考える -ドナルド・トランプが2024年大統領選に勝利する可能性を再考する- その4 最終結論





もしトラ問題~ その3」の中で、最終的な結論をバイデン勝利と考えて、そのように記したが、一晩寝て、改めて考えてみると、やはり違うと思い始めた。



改めて考えてみると、私が収集した材料は、全て、トランプの優勢を示しているように思える。








前回、ポイントをまとめたが、更にそれに追加すると、バイデンとトランプのチャートを比較して、以下の特徴が見られる。




・シャシティアムシャ(D60)において、バイデンのラグナと月から見て、7、8室支配で8室に在住する土星期は、大統領になれるようには見えない。トランプのシャシティアムシャ(D60)では、木星/金星期において、木星や金星は、4室やラグナに在住し、ラージャヨーガを形成しており、バイデンのD60と違って、昇進や地位を得るラージャヨーガを備えている。



・トランジットにおいて、ドナルド・トランプは2024年11月15日以降、ラグナから見た10室にダブルトランジットが生じず、また2025年1月20日の大統領就任式の日もラグナから見た10室にダブルトランジットが生じない(しかし、月から見た10室にはダブルトランジットが生じている。バイデンの場合、土星が順行に転じる2024年11月15日までは月から見た10室にダブルトランジットしているが、11月15日以降、月から見た10室へのダブルトランジットは解消される)※トランプが大統領就任式の際にラグナから見て、10室にダブルトランジットが形成されていないことは問題であるが、それは月から見た10室へのダブルトランジットでも代用できるかもしれない。



・ナヴァムシャダシャーにおいて、バイデンは2024年11月20日以降の牡羊座のサブダシャーの時にAmKが12室に位置してしまい、また2025年1月20日の大統領就任式の日もAmKが12室に在住している



・トランプの木星/金星期は、D1、D9、D10、D60において、これらのダシャーの支配星自体が、10室の支配星や在住星だったりすることが目立つが、バイデンの土星/土星期は、D1、D9、D10、D60において、常に土星自身は、強いとは言え、10室の支配星や在住星ではない。



・トランプのD150では、木星/金星期において、木星と金星は10室に在住し、ラージャヨーガやダナヨーガを形成し、4、9室支配のヨーガカラカの金星は10室の支配星である火星と星座交換して、9-10のラージャヨーガを形成しているが、バイデンのD150は、土星/土星期において、土星は、10室との絡みがない。


まず、こうした予想において、世論やメディアのバイアスに影響されないようにしなければならない。



2016年の大統領選挙でも、最後までメディアはヒラリー優勢だったが、トランプが大統領に当選した。



そうした世論やメディアのバイアスに影響されないように気を付けている。



従って、今、世論やメディアがトランプ優勢を伝えているのは、その通りになるかもしれないし、その通りにならないかもしれず、それを信じてはいけないのである。



そして、私自身の希望や好みによるバイアスの影響にも注意しなければならないが、私は、2016年の大統領選ではドナルド・トランプに勝利して欲しかったが、今ではそうではない。



現在、ウクライナ戦争で、ウクライナの勝利を希望している為、アメリカの支援が打ち切られる可能性があるトランプ政権を望んでおらず、バイデン政権が続いて欲しいと思っている。



そうしたことがあって、私自身の政治的好みによるバイアスがかかっている可能性があった。




惑星の星位の強さよりもダシャーの支配星によって活性化されるハウスの象意が重要


ジョーティッシュにおいては、常に惑星の配置が強かったり、星位が強い方が結果を表わす訳ではなく、適切なタイミングで、その事象を表わす適切なハウスや惑星の象意がダシャーによって活性化されているかが重要である。







例えば、ジョンレノンを暗殺したマーク・チャップマンは、出生図では、木星、土星、太陽、金星が高揚しており、ナヴァムシャでも木星は高揚してヴァルゴッタマで、金星と土星が星座交換し、水星はヴァルゴッタマで、月は定座である。



またダシャムシャでも木星は魚座で定座に在住し、9室で、1-9のラージャヨーガを形成し、ガージャケーサリヨーガを形成し、5、10室支配のヨーガカラカの火星と相互アスペクトしている。



出生図、ナヴァムシャ、ダシャムシャなどで、多くの惑星は申し分ない強さを持っている。



しかし、ジョン・レノンを暗殺したのは、太陽/水星期であり、太陽は出生図で暴力を表わす11室の支配星であり、水星は8室で、7室支配の火星と絡んでいる。



またナヴァムシャでも太陽は、3室支配で6室に在住し、水星はラグナロードで12室に在住して、3室支配の太陽、ラーフ/ケートゥ軸、8室支配の土星によって傷つけられている。



ダシャムシャでも太陽は2室支配で6室に在住し、7、8室支配の土星と相互アスペクトしている。



多くの惑星が星位が強いが、事件の時に活性化しているダシャーの支配星は、支配するハウスも悪く、在住するハウスの配置も悪く、また傷ついていることが分かる。





また試しにD60やD150といった高次分割図を見てみると、D60は太陽は12室の支配星で、12室に在住し、6室支配の土星からのアスペクトを受けている。


水星は、パーソナリティーを表わす1室と行為の10室の支配星だが、3、8室支配の火星と2室でコンジャンクトし、6室支配の土星の逆行の影響も受けている。



D150では、木星は魚座7室で定座にあり、2、9室の金星は2室で定座にあり強いが、肝心のダシャーの支配星である太陽は12室の支配星で、3、8室支配の火星や6室支配の土星のアスペクトを受けて激しく傷ついている。



そして、4-10軸に6室支配の土星と、3、8室支配の火星による相互アスペクトがあり、更にそこに11室支配の機能的凶星化した月が絡み、行為の10室や心の4室に6-8-11の絡みが見られ、非常に傷ついている。


水星は、1、10室支配で3室に在住しているが、決して強い配置ではなく、またディスポジターが火星であることから、傷ついた4-10軸の結果を与えるはずである。



従って、全体的に惑星の星位が強いことはあまり関係ないと言える。



ダシャーの支配星が、良いハウスの支配星だったり、在住星だったりするか、またD60やD150などの高次分割図での配置が重要であることが分かる。



特にD60は、ショダシュヴァルガ(16の分割図)において、出生図、ナヴァムシャよりも重要な分割図である。







また2008年6月8日の秋葉原通り魔事件の犯人である加藤智大の例を取り上げると、出生図では、水星が高揚し、金星との間で、ニーチャバンガラージャヨーガを形成し、火星は定座であって強い。



またナヴァムシャにおいて、太陽が高揚、水星と木星が定座にあり、火星はアスペクトバックし、土星はヴァルゴッタマである。



ダシャムシャにおいても太陽、木星、金星が定座にあり、火星はアスペクトバックして強いことが分かる。







D60では、火星と金星が星座交換し、それぞれ定座にアスペクトバックし、水星、木星、土星も定座にアスペクトバックして、惑星が強いことが分かる。



またD150でも太陽と火星は星座交換し、金星は高揚して、土星、木星、火星は定座にアスペクトバックしており、惑星が強いことが分かる。



従って、多くの惑星が出生図や分割図で強いが、やはり、マークチャップマンと同じようにダシャーの支配星が悪いハウスを支配したり、悪い配置にあったと思われる。



※因みに加藤智大は乙女座ラグナで、事件を起こした2008年6月8日は、マハダシャーラーフ期で、おそらく10室のアールドラーに在住するラーフに3、8室支配の火星と、6室支配の土星がアスペクトしていたと考えられる。



惑星の星位が強いことは、大胆不敵に犯行を実行したその実行力をもたらしたぐらいで、人生で自己実現するとか、人生で成功し、願望成就する、あるいは、大きな社会的使命を果たすといったことにはなんら関係がない。



普通の平均的な人間ではなく、平均から逸脱した人間であることは示している。









そうした視点で、改めて、バイデンとトランプのチャートを見ると、トランプのD60において、木星や金星が1室や4室に在住して、ラージャヨーガを形成していること、またD150では、木星と金星が10室に在住して、ラージャヨーガやダナヨーガを形成し、金星は10室の支配星と星座交換して、9-10のラージャヨーガを形成していることは極めて大事なことなのだと思わざるを得ない。



バイデンほどの惑星の星位の強さはなくても、惑星が10室やケンドラに在住していること、そして、ラージャヨーガを形成していることが極めて重要なのである。



そして、それと同じ理由で、バイデンのD60では、土星がラグナ、月から見て、7、8室支配のマラカで、8室に在住し、マラカの2室の支配星と相互アスペクトしているという配置は極めて問題である。


またD150でも、土星は2室支配で11室に在住し、11室の支配星と星座交換して、2-11のダナヨーガを形成しているが、10室との関係がなく、ラージャヨーガも形成していない。


こうしたバイデンのD60、D150は問題なのではないかと思われる。




バイデンは木星期においては、木星はD60で、ラグナ、月から見て、9室支配で5室に在住し、5-9のダナヨーガを形成し、9室にアスペクトバックして極めて強く、9室は11室から見た11室で、11室の本質のハウスである。


そして、木星は11室にもアスペクトしている。



D150では、木星は1、4室支配で9室に在住し、9室支配で定座の太陽とコンジャンクトして、1-9、4-9のラージャヨーガを形成している。


また木星は、7、10室支配の水星とも相互アスペクトし、1-7、1-10のラージャヨーガを形成している。



従って、D60、D150において、2020年に大統領に就任した木星/火星期は、現在の土星期と比べると、良かったのである。



しかし、現在の土星期は、D60において、土星は7、8室の支配星で、D150においては土星は2、3室の支配星で、全く良くないハウスを支配している。







またトランプが、2020年の大統領選挙で、バイデンに敗北したのは、やはり、D60やD150で説明がつくのである。



2020年の大統領選挙は、トランプは木星/土星期だったが、土星はD60やD150において、12室に在住している。



トランプのD10では、木星が4室でニーチャバンガラージャヨーガ、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮する配置となっており、2017年1月に大統領に就任した時は、木星/木星期だった。



この木星が大統領の地位をもたらしたと考えるのであれば、アンタル土星期が、大統領職の一時的休止をもたらしたと考えるべきである。



今回の2024年の大統領選挙の終盤では、トランプは、木星/金星期であり、D60、D150において、全く木星/土星期とは違った象意が展開すると考えられる。



あとはコンディショナルダシャーや、チャラダシャー、チャラダシャー以外の星座ダシャーなども検討したが、どちらかが決定的に強いとみなすことは出来ず、どちらも2024年の米大統領選挙の終盤において、それなりに良いダシャーにいるようだった。



従って、これらで判断がつかない為、冒頭で、ポイントとしてまとめた判断材料を重視するしかなかった。



従って、最終的な結論として、ドナルド・トランプが大統領選に勝利すると予想する。



これは、単に今現在、世論調査やメディアの報道で、トランプが優勢に見えるから、雰囲気で判断した訳ではなく、私自身は、バイデンが勝利して欲しいというバイアスがかかっており、それを排除した上で、トランプが勝利することを多くの材料が示していることをしぶしぶ認めざるを得ないという中での結論である。




 ドナルド・トランプジョー・バイデン
ヴィムショッタリダシャー木星/金星/金星土星/土星/ラーフ
ドワダショッタリダシャー月/ラーフ/木星 or ケートゥ
シャスティハヤニダシャー火星/金星/木星 or 太陽
アシュトッタリダシャー月/水星/木星
ショダショッタリダシャー金星/月/木星
シャットトリムサダーマダシャー木星/ラーフ/太陽 or 木星 or 火星 or 水星
チャラダシャー蟹座/乙女座射手座/山羊座
スティラダシャー双子座/水瓶座獅子座/射手座
パダナダムシャダシャー天秤座/射手座乙女座/蠍座
ナヴァムシャダシャー牡牛座/蠍座双子座/牡羊座









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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 膨大な検証記事、お疲れ様です。

    日本人の政治家の中で正確な出生時間が分かっているのは安倍晋三だけなので、安倍のチャートから確認して見ました。

    私は今まで安倍政権が長期政権になった原因は、金星がD1でムーラトリコーナで、D9で高揚して、D60で星座交換していることが大きな原因かとも考えてきました。
    強過ぎる金星が長期政権をもたらしたのではないかと。
    つまり、星位を中心に考えてきていました。

    故に私は、前回の自民党総裁選では、ダシャーの支配星の土星の星位が各分割図で強い高市早苗が当選すると思い間違えました。
    あの時は実際に星位は弱いけれど、10室との絡みが強かった岸田文雄が当選しました。

    安倍のチャートでは、

    D1では、金星はムーラトリコーナで、ラグナからは4・11Lで4Hから10Hにアスペクト。
    月から見て、金星と土星はヨガカラカであり、5Hに在住し、11Hにアスペクト。

    D9では、金星は高揚しており、ラグナと月から見て、3・8Lで機能的に強く凶星化しているが、1・10Lの高揚ヴァルゴッダマの木星と2・9Lの火星にアスペクトされ、5Lの月と接合し、月と木星は星座交換して、凶意を弾き返しています。

    D10では、ラグナと月から見て、金星は5Hに在住し、11Hにアスペクト。

    D60では、金星と水星はヨガカラカで11Hに在住。
    また、金星と木星は9-11H間で星座交換。
    月から見て、金星と水星はヨガカラカで4Hに在住し、10Hにアスペクト。
    金星と木星は2-4Hで星座交換。

    D150では、月から見れば金星は、4・11Lで10Hに在住。

    D150では、牡羊座ラグナでなくてはいけなく、牡羊座ラグナなら5Lの太陽や1Lの火星が激しく傷付き、子供がいなかったことや闘病生活や暗殺されたことの説明がつきます。
    また、9Hで1-10・1-11のヨガを作ることから、総理大臣にまで上り詰めたこととも合致します。

    安倍はマハダシャー金星期に長期政権を築きましたが、総理大臣になったのは、
    第一次安倍政権時は水星ー土星期
    第二次安倍政権時はケートゥー水星期
    です。

    D1では、月から見て、水星期は4Hに在住し、10Hにアスペクト。
    D10では、ラグナと月から見て水星は10L。
    D60では、水星はヨガカラカで11Hに在住し、ヨガカラカの金星と接合。
    水星期も、他のダシャーとの兼ね合いでは総理大臣への昇進を示すダシャーのようです。

    バイデンのチャラダシャーが強力ですから、チャラダシャーとかを見るとバイデンが勝ちそうにも見えるのが厄介ですね。

    しかし、私は大統領選までに株価大暴落が起きて、大統領選の時にはアメリカや世界の景気が悪くなって、失業者激増・倒産激増になると考えています。
    バイデンが勝つには、トランプが刑事裁判で駄目になるしかないと思います。
    だから、トランプが勝つと言うのは、水瓶座に対する土星と火星のトランジットからは、矛盾がないと思います。
    • 安倍晋三のチャートを改めて見ましたが、

      安倍晋三の総理大臣就任期間は、2006年9月26日~2007年9月26日と、2012年12月26日~2020年9月16日の2つの期間に主に分けることが出来ると思います。

      最初の期間が、主にケートゥ期と対応しており、長期政権化したのは、まさに金星期です。


      この金星期の成功を表わしているのは、D60なのは確かです。

      D60では、金星は4、9室支配のヨーガカラカで、5室支配の水星と共に11室に在住し、2、11室支配の木星と星座交換して、9-11の星座交換をしていますが、月から見ても2、9室支配で、1、10室支配の水星と4室で、9-10のラージャヨーガを形成しています。

      全部書き出して見ると、ラグナから見て、9-11、2-9、4-5、5-9のラージャヨーガ、ダナヨーガ、月から見て、1-2、1-9、9-10、4-9、7-9のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成しています。

      星座交換で星位も強いです。


      ですからD60が極めて重要だと分かります。最も金星期の安倍長期政権を物語る配置です。


      ナヴァムシャでは、高揚して、木星からのアスペクトを受けているとしても、ラグナ、月から見て、3、8室支配で、5室支配の月や2、9室支配の火星と絡んでいますが、何もラージャヨーガを形成していません。

      10室や11室との絡みがないです。


      D150では、12室に位置しているのは今ひとつですが、7室(10室から見た10室)の支配星で、12室で高揚し、高揚する9室支配の木星やラグナロードの火星からのアスペクトを受けています。

      月から見て、4、11室支配で9室で高揚している配置でもあり、5、10室支配のヨーガカラカの火星や、高揚する9室支配の木星からのアスペクトを受けています。


      安倍晋三は、外遊(外国訪問)を多く行った為、そうしたことが現れているとも考えられます。


      D10では、金星は6、11室支配で5室に在住し、11室にアスペクトバックしてますが、金星期の成功を十分に表わしているとは思えません。


      この時の成功は、D60は、D1、D9、D10などよりもより鮮明に表わしていると思います。


      それと、2006年9月26日~2007年9月26日の最初の就任時が、突然の辞任で終わったこともD60がよく表しています。


      D60だと、ケートゥは6室在住で、ディスポジターの月が8室にあります。


      D9でもケートゥは8室支配の金星とコンジャンクトし、火星からのアスペクトを受けており、D150でもケートゥは8室支配の火星と共に10、11室支配の土星と絡み、3、6室支配の水星から傷つけられています。

      D10でも、やはりケートゥはラグナで、8室支配の月とコンジャンクトし、火星からのアスペクトを受けています。


      ケートゥ期の突然の辞任は、D9、D60、D150、D10などに表れてますが、D60やD150などにもやはりはっきりと現れてくるということは重要に思います。


      そして、D60だと、金星/ラーフ期に暗殺されたことも説明できます。


      ラーフは、土星、火星と共に12室に在住し、ラーフのディスポジターの土星は12室に在住し、火星、ラーフから傷つけられています。


      12室はマラカの次ぐらいの優先順位でマラカになるハウスです。


      月から見ても6室支配の土星や、3、8室支配の火星と絡んでおり、ディスポジターの土星が、6-8の絡みを形成し、3、8室支配の火星はマラカに相当します。


      ナヴァムシャでもラーフはマラカの2室を支配する火星と共に7室に在住しており、マラカとの絡みがしっかり生じてますが、D60の方がより暗殺事件という悲惨さが鮮明に現れているように思います。


      またD150だと、ラーフは8室支配の火星、11室支配の土星と絡み、6室支配の水星からアスペクトされて、6-8-11の絡みが成立しており、これも事件の悲惨さをよく物語ります。


      D1、D9などよりも、D60やD150の方に、悲惨な暗殺事件という象意がより鮮明に現れているように思います。


      特に6-8の絡みは犯罪を意味する絡みである為、これは分かりやすく出ています。


      D60、D150などが、特にD60が、非常に安倍長期政権をよく表していると思います。



      記事の中でも言及しましたが、ジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンが、太陽/水星期に事件を起こし、逮捕監禁されたことをストレートに表わすのは、太陽が12室支配で12室に在住し、6室支配の土星からアスペクトされるD60と、太陽が12室の支配星で、3、8室支配の火星と、6室支配の土星からアスペクトされるD150です。


      D9でもアンタルダシャーロードで、ラグナロードの水星が8室支配の土星と共に12室に在住し、6室に在住するマハダシャーロードの太陽と相互アスペクトする為、逮捕監禁と言えなくもないですが、6-8の絡みが生じ、それがラグナや10室、10室の支配星に関係しているのは、D60やD150です。



      やはり、D60は文字通りの意味で、D1やD9よりもより重要であり、更にはD150も見た方がいいということが言えると思います。



      つまり、K.N.ラオは、ナヴァムシャを見ないで、出生図だけを見ることは、(魂を見ないで)死体を見るようなものだと表現しました。



      それはD60やD150にも拡張でき、D9を見ることでも不十分で、更にD60やD150を見なければならないということだと思います。



      そうしたことで、バイデンのチャートに戻ると、やはり、D60で土星が、ラグナ、月から見て、7、8室支配で、8室に在住していることは問題であるということが言えると思います。

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