ドナルド・トランプ勝利に関する予測のポイント -D60の配置の重要性、ウクライナ戦争が終わる日-




もしトラ問題~ その4 最終結論」で、ドナルド・トランプが2024年度の米大統領選で勝利することを予測した。









ここで重要ポイントであると考えたのは、シャシティアムシャ(D60)の惑星配置である。







バイデンのD60では、2024年米大統領選の終盤である土星/土星期において、土星はラグナ、月から見て、7、8室支配で8室に在住し、10室や10室の表示体である太陽にアスペクトしている。



この配置が、非常に良くない為、これが原因で、バイデンは、トランプに敗北する可能性があると考えている。







一方で、トランプは、2024年米大統領選の終盤である木星/金星期において、木星はラグナで、ラージャヨーガを形成し、金星は4室で、ラージャヨーガを形成している。



星位は、それ程、強くないが、この時期の地位の上昇に関して、無難にまとめて来ているといった所である。



これに関連して、河合範安さんが、安倍晋三のマハダシャー金星期の長期政権が何故、起こったのか、D60の金星の強い配置に注目した件についてコメントしてくれた。



以下、その内容について引用する。




河合範安
2024年3月10日 3:27 PM
膨大な検証記事、お疲れ様です。

日本人の政治家の中で正確な出生時間が分かっているのは安倍晋三だけなので、安倍のチャートから確認して見ました。

私は今まで安倍政権が長期政権になった原因は、金星がD1でムーラトリコーナで、D9で高揚して、D60で星座交換していることが大きな原因かとも考えてきました。
強過ぎる金星が長期政権をもたらしたのではないかと。
つまり、星位を中心に考えてきていました。

故に私は、前回の自民党総裁選では、ダシャーの支配星の土星の星位が各分割図で強い高市早苗が当選すると思い間違えました。
あの時は実際に星位は弱いけれど、10室との絡みが強かった岸田文雄が当選しました。

安倍のチャートでは、

D1では、金星はムーラトリコーナで、ラグナからは4・11Lで4Hから10Hにアスペクト。
月から見て、金星と土星はヨガカラカであり、5Hに在住し、11Hにアスペクト。

D9では、金星は高揚しており、ラグナと月から見て、3・8Lで機能的に強く凶星化しているが、1・10Lの高揚ヴァルゴッダマの木星と2・9Lの火星にアスペクトされ、5Lの月と接合し、月と木星は星座交換して、凶意を弾き返しています。

D10では、ラグナと月から見て、金星は5Hに在住し、11Hにアスペクト。

D60では、金星と水星はヨガカラカで11Hに在住。
また、金星と木星は9-11H間で星座交換。
月から見て、金星と水星はヨガカラカで4Hに在住し、10Hにアスペクト。
金星と木星は2-4Hで星座交換。

D150では、月から見れば金星は、4・11Lで10Hに在住。

D150では、牡羊座ラグナでなくてはいけなく、牡羊座ラグナなら5Lの太陽や1Lの火星が激しく傷付き、子供がいなかったことや闘病生活や暗殺されたことの説明がつきます。
また、9Hで1-10・1-11のヨガを作ることから、総理大臣にまで上り詰めたこととも合致します。

安倍はマハダシャー金星期に長期政権を築きましたが、総理大臣になったのは、
第一次安倍政権時は水星ー土星期
第二次安倍政権時はケートゥー水星期
です。

D1では、月から見て、水星期は4Hに在住し、10Hにアスペクト。
D10では、ラグナと月から見て水星は10L。
D60では、水星はヨガカラカで11Hに在住し、ヨガカラカの金星と接合。
水星期も、他のダシャーとの兼ね合いでは総理大臣への昇進を示すダシャーのようです。

バイデンのチャラダシャーが強力ですから、チャラダシャーとかを見るとバイデンが勝ちそうにも見えるのが厄介ですね。

しかし、私は大統領選までに株価大暴落が起きて、大統領選の時にはアメリカや世界の景気が悪くなって、失業者激増・倒産激増になると考えています。
バイデンが勝つには、トランプが刑事裁判で駄目になるしかないと思います。
だから、トランプが勝つと言うのは、水瓶座に対する土星と火星のトランジットからは、矛盾がないと思います。


秀吉
2024年3月12日 12:24 AM
安倍晋三のチャートを改めて見ましたが、

安倍晋三の総理大臣就任期間は、2006年9月26日~2007年9月26日と、2012年12月26日~2020年9月16日の2つの期間に主に分けることが出来ると思います。

最初の期間が、主にケートゥ期と対応しており、長期政権化したのは、まさに金星期です。


この金星期の成功を表わしているのは、D60なのは確かです。

D60は、4、9室支配のヨーガカラカで、5室支配の水星と共に11室に在住し、2、11室支配の木星と星座交換して、9-11の星座交換をしていますが、月から見ても金星は、2、9室支配で、1、10室支配の水星と4室で、9-10のラージャヨーガを形成しています。

全部書き出して見ると、ラグナから見て、9-11、2-9、4-5、5-9のラージャヨーガ、ダナヨーガ、月から見て、1-2、1-9、9-10、4-9、7-9のラージャヨーガ、ダナヨーガです。

星座交換で星位も強いです。


ですからD60が極めて重要だと分かります。最も金星期の安倍長期政権を物語る配置です。


ナヴァムシャでは、高揚して、木星からのアスペクトを受けているとしても、ラグナ、月から見て、3、8室支配で、5室支配の月や2、9室支配の火星と絡んでいますが、何もラージャヨーガを形成していません。

10室や11室との絡みがないです。


D150では、12室に位置しているのは今ひとつですが、7室(10室から見た10室)の支配星で、12室で高揚し、高揚する9室支配の木星やラグナロードの火星からのアスペクトを受けています。

月から見て、4、11室支配で9室で高揚している配置でもあり、5、10室支配のヨーガカラカの火星や、高揚する9室支配の木星からのアスペクトを受けています。


安倍晋三は、外遊(外国訪問)を多く行った為、そうしたことが現れているとも考えられます。


D10では、金星は6、11室支配で5室に在住し、11室にアスペクトバックしてますが、金星期の成功を十分に表わしているとは思えません。


この時の成功は、D60は、D1、D9、D10などよりもより鮮明に表わしていると思います。


それと、2006年9月26日~2007年9月26日の最初の就任時が、突然の辞任で終わったこともD60がよく表しています。


D60だと、ケートゥは6室在住で、ディスポジターの月が8室にあります。


D9でもケートゥは8室支配の金星とコンジャンクトし、火星からのアスペクトを受けており、D150でもケートゥは8室支配の火星と共に10、11室支配の土星と絡み、3、6室支配の水星から傷つけられています。

D10でも、やはりケートゥはラグナで、8室支配の月とコンジャンクトし、火星からのアスペクトを受けています。


ケートゥ期の突然の辞任は、D9、D60、D150、D10などに表れてますが、D60やD150などにもやはりはっきりと現れてくるということは重要に思います。


そして、D60だと、金星/ラーフ期に暗殺されたことも説明できます。


ラーフは、土星、火星と共に12室に在住し、ラーフのディスポジターの土星は12室に在住し、火星、ラーフから傷つけられています。


12室はマラカの次ぐらいの優先順位でマラカになるハウスです。


月から見ても6室支配の土星や、3、8室支配の火星と絡んでおり、ディスポジターの土星が、6-8の絡みを形成し、3、8室支配の火星はマラカに相当します。


ナヴァムシャでもラーフはマラカの2室を支配する火星と共に7室に在住しており、マラカとの絡みがしっかり生じてますが、D60の方がより暗殺事件という悲惨さが鮮明に現れているように思います。


またD150だと、ラーフは8室支配の火星、11室支配の土星と絡み、6室支配の水星からアスペクトされて、6-8-11の絡みが成立しており、これも事件の悲惨さをよく物語ります。


D1、D9などよりも、D60やD150の方に、悲惨な暗殺事件という象意がより鮮明に現れているように思います。


特に6-8の絡みは犯罪を意味する絡みである為、これは分かりやすく出ています。


D60、D150などが、特にD60が、非常に安倍長期政権をよく表していると思います。



記事の中でも言及しましたが、ジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンが、太陽/水星期に事件を起こし、逮捕監禁されたことをストレートに表わすのは、太陽が12室支配で12室に在住し、6室支配の土星からアスペクトされるD60と、太陽が12室の支配星で、3、8室支配の火星と、6室支配の土星からアスペクトされるD150です。


D9でもアンタルダシャーロードで、ラグナロードの水星が8室支配の土星と共に12室に在住し、6室に在住するマハダシャーロードの太陽と相互アスペクトする為、逮捕監禁と言えなくもないですが、6-8の絡みが生じ、それがラグナや10室、10室の支配星に関係しているのは、D60やD150です。



やはり、D60は文字通りの意味で、D1やD9よりもより重要であり、更にはD150も見た方がいいということが言えると思います。



つまり、K.N.ラオは、ナヴァムシャを見ないで、出生図だけを見ることは、(魂を見ないで)死体を見るようなものだと表現しました。



それはD60やD150にも拡張でき、D9を見ることでも不十分で、更にD60やD150を見なければならないということだと思います。



そうしたことで、バイデンのチャートに戻ると、やはり、D60で土星が、ラグナ、月から見て、7、8室支配で、8室に在住していることは問題であるということが言えると思います。



安倍晋三の総理大臣就任期間は主に2006年9月26日~2007年9月26日のケートゥ期と、 2012年12月26日~2020年9月16日の金星期の2つに分けられる。



安倍政権

第1次安倍内閣 2006年9月26日~2007年8月27日
第1次安倍改造内閣 2007年8月27日~2007年9月26日

第2次安倍内閣 2012年12月26日~2014年9月3日
第2次安倍改造内閣 2014年9月3日~2014年12月24日
第3次安倍内閣 2014年12月24日~2015年10月7日
第3次安倍第1次改造内閣 2015年10月7日~2016年8月3日
第3次安倍第2次改造内閣 2016年8月3日~2017年8月3日
第3次安倍第3次改造内閣 2017年8月3日~2017年11月1日
第4次安倍内閣 2017年11月1日~2018年10月2日
第4次安倍第1次改造内閣 2018年10月2日~2019年9月11日
第4次安倍第2次改造内閣 2019年9月11日~2020年9月16日

(wikipedia 安倍晋三より引用抜粋)


ケートゥ期は、潰瘍性大腸炎を理由とした突然の辞任で、終了したが、金星期は、何度も改造内閣を繰り返して、長期政権化したのである。









安倍晋三のチャートでは、D60の金星の配置が極めて強く、金星は4、9室支配のヨーガカラカで、5室支配の水星と共に11室に在住し、2、11室支配の木星と星座交換して、9-11の星座交換をしており、月から見ても2、9室支配で、1、10室支配の水星と4室で、9-10のラージャヨーガを形成している。

全部書き出して見ると、ラグナから見て、9-11、2-9、4-5、5-9のラージャヨーガ、ダナヨーガ、月から見て、1-2、1-9、9-10、4-9、7-9のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成しており、金星は木星との星座交換により、定座にいるかのような強さを発揮している。



このD60の金星の配置が、安倍晋三のマハダシャー金星期における長期政権の理由を表わしているというのだが、まさにその通りである。



そして、金星はD150でも7室支配で12室で高揚し、9室支配の高揚する木星からのアスペクトを受ける強い配置であることは要注目である。




つまり、このD60と、D150の配置が、決定的な役割を果たしたものと思われるが、特にD60に関しては、ショダシュヴァルガ(16の分割図)のシステムにおいては出生図、ナヴァムシャよりも重要な分割図であるとされている。







このフレーズについては皆、知っている人は知っているはずなのだが、通常は、それを実感出来ている人は少ないのではないかと思われる。



例えば、ジャーナル・オブ・アストロロジー(Journal of Astrology)では、2020年9月7日 3:30 PM付の「トランプ対バイデン パート1、2、3」[DONAL TRUMP VS JOE BIDEN (PART I, II, III)]という記事において、前回の2020年の米大統領選で、トランプとバイデンのどちらが勝利するかを検討している。




そこでは、コンディショナルダシャーなどは使われているが、出生図、ナヴァムシャ、ダシャムシャまでしか使われていない。



まだD60やD150などを検討する必要性などが認識されていないのではないかと思われる。




今回、私が気づいたのは、ドナルド・トランプが、2020年の米大統領選でバイデンに敗北したのは、やはり、トランプのD60やD150などで、ダシャーの支配星の配置が悪かったということである。









2020年の米大統領選の終盤において、ドナルド・トランプは、木星/土星期を迎えており、土星は、D60でもD150でも12室に在住していたのである。




一方で、バイデンは、同じ頃、木星/火星期と木星/ラーフ期をまたがっていたが、まずD60において、木星はラグナ、月から見て、9室支配で5室に在住し、9室にアスペクトバックし、火星は5、10室支配のヨーガカラカで、7室で高揚して、ルチャカヨーガを形成し、またラーフは、強い友好星位にあり、木星と金星によって挟まれて、シューバ・カルタリヨーガを形成し、逆行の9室支配の木星と逆行の7室支配の土星のアスペクトを受けて、ラージャヨーガを形成している。



またD150では、木星は1、4室支配で、9室支配で9室の定座に在住する強い太陽とコンジャンクトし、7、10室支配の水星と相互アスペクトして、1-9、4-9、1-7、1-10のラージャヨーガを形成している。



また木星は9室支配の太陽と、1、4室支配の水星の相互アスペクトで形成する7-9、9-10のラージャヨーガにも接続して、力を得ている。




これらの配置が、ドナルド・トランプの12室の土星の配置よりも断然いいので、それで、バイデンが当選したのだと理解できる。




一方で、安倍晋三のチャートに戻るが、安倍晋三は、マハダシャー金星期において、D60、D150において強く、特にD60で、9-11の星座交換によって、非常に強いため、金星期に長期政権となったことが説明出来るが、最初のケートゥ期に突然、潰瘍性大腸炎を理由に総理大臣を辞任したことも、このD60やD150でも説明できる。







D60では、ケートゥは6室在住で、ディスポジターの月が8室にあり、D150では、ケートゥが、8室支配の火星とコンジャンクトし、更にラーフや10、11室支配の土星とコンジャクトして、3、6室支配の水星からもアスペクトされて傷ついているからである。





また金星/ラーフ期に暗殺されたことは、D60において、ラーフが12室で土星、火星によって激しく傷つけられていることで説明できる。(12室は2室や7室の次にマラカとなり得るハウスである)



月から見てもラーフは5室で、3、8室支配のマラカの火星と6室支配の土星によって傷つけられて、6-8の絡みが生じて、激しく傷つき、またマハダシャーロードの金星から見ても、ラーフはマラカの2室に在住し、2、3室支配のマラカの土星と、12室支配の火星とコンジャクトして、傷ついている。



D150を見ても金星は、マラカの2、7室の支配星で、8室支配の火星からのアスペクトを受けており、アンタルダシャーロードのラーフは月から見た6室に在住し、7、8室支配のマラカの土星や火星とコンジャンクトし、12室支配の水星と相互アスペクトして傷ついている。



D60やD150によって、安倍晋三の突然の辞任や、暗殺のタイミングがよく示されていることが分かる。





上記の結果は、シャシティアムシャ(D60)が、ショダシュヴァルガ(16の分割図)のシステムにおいて、出生図、ナヴァムシャよりも重要な分割図であるということを示しているように思われる。





ウクライナ戦争が終わる日


そうしたことで、D60の配置を重視すると、ドナルド・トランプが2024年の米大統領選を制して、大統領に就任するように見えるのだが、そうすると、私が最近の2024年3月2日付の記事『ウクライナ戦争終結の時期について -ゼレンスキー大統領のチャートをチャラダシャーで読む-』の中で、ゼレンスキー大統領のチャートを検討した所、2025年1月25日からの乙女座のメジャーダシャーの時期には、領土を巡る戦争は終了しているように見えたという理由も納得できる。


2025年1月25日というと、2024年米大統領選を制した新大統領が、大統領就任式を終える2025年1月20日の直後である。



つまり、この日にドナルド・トランプが大統領に就任した場合、早速、その最初の仕事として、ウクライナ戦争に対する調停に乗り出す可能性が高い。



だからこそ、このゼレンスキーの乙女座のメジャーダシャーへの移行が、来年2025年1月の大統領就任式のタイミングと一致しているのではないかと考えられる。



ドナルド・トランプはノーベル平和賞を狙っており、ウクライナに領土の奪還を諦めさせ、ロシアにある程度妥協した形で戦争終結をまとめ上げるのではないかと考えられている。



ゼレンスキーは、乙女座のメジャーダシャーにおいて、4、7室支配の木星と、1、10室支配の水星が、4-10の星座交換をしている為、領土問題に関して、全く惨めな状況には見えないのである。



ということは、これからウクライナがロシアの前線を押し戻した上で、勝利と言えるような成果を得た上で、停戦に持ち込まれる可能性もあり得る。



プーチンは、その頃にはウクライナの反転攻勢を受け、また国内情勢が悪化して、戦争の継続が難しくなり、失脚に追い込まれる可能性があるが、しかし、プーチンが失脚したとしても現在、占領しているウクライナの東部ドンバス地方のある程度をロシアが実効支配し続け、ロシア領になっていく可能性も高い。







いずれにしてもウクライナの建国図において、3、12室支配の木星期と共に始まったロシアによる軍事侵攻による領土防衛の苦闘は、木星期が終わる2029年8月までは完全には終わりそうもないのである。




従って、戦争が終わるように見えるのは、一時的な停戦に過ぎないかもしれない。




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