お笑い芸人アンジャッシュ渡部健について - 困難な時刻修正 -


最近、ワイドショーを賑わしているお笑い芸人アンジャッシュの渡部建の出生データがインターネット上で確認できるので、早速、チャートを作成してみた。


出生データは「1972/09/23 02:00 東京都である。


このデータでチャートを作成すると、ラグナは蟹座のアーシュレーシャで、ナヴァムシャのラグナは山羊座、ダシャムシャは天秤座となる。





何故、マハダシャー金星期になってから、このような不祥事で評価を下げたのか非常に良く分かる。




蟹座ラグナ


金星は4、11室支配でラグナに在住しているが、ケートゥとコンジャンクトし、7、8室支配の土星からアスペクトされて傷ついている。



11室の支配星が激しく傷ついているので、突然、世間の評価が暴落し、CM契約やレギュラー番組など、これまで佐々木希との結婚などによって上昇していた芸能界での位置づけ、また複数の収入源などが一気に失われた。



金星は月から見ると3、8室支配で5室でラーフ/ケートゥ軸から傷つけられ、11、12室支配の土星からアスペクトされて傷ついている。



3、8室支配の金星は、芸能の3室と陰謀、悪意、行き詰まりの8室を支配している為、週刊誌などからスキャンダルをスクープされるような配置である。



そして、そこに11、12室支配の土星が絡んでいるので、巨額の損失を被ることになったのである。



こうした状況が、金星/金星期になってから噴出したのは、まさに予定されていた完璧なタイミングと言える。



木星と土星と冥王星が7室をトランジットして、渡部健の交際関係を刺激し、この傷ついた11室支配の金星にアスペクトして、ダブルトランジットを形成した時にこの金星が形成するカルマが噴き出した。



ジョーティッシュという運命学の完成された美が、正確に作用した瞬間である。



このように渡部健の今回の事件は、この時点では、出生図からは明らかであると思えた。





ナヴァムシャ、ダシャムシャ、サプタムシャのラグナ検証



渡部健は、佐々木希と共通の友人を通じて知り合い、2015年4月のケートゥ/火星期から交際をスタートし、2017年4月11日のケートゥ/木星期に結婚している。



もしナヴァムシャのラグナが山羊座ならケートゥは7室に在住し、ディスポジターの月は7室で自室に在住している。



そして、火星はラグナで高揚し、木星は5室からラグナにアスペクトしている。







木星の配置に若干の不満は出るが、大体、説明出来そうに思えた。(後から考えれば木星は出生図で6室の支配星で6室に在住しており、ナヴァムシャでも12室の支配星である為、アンタル木星期に結婚するというのは少し変だと考えなければならない)



ケートゥのディスポジターが7室で蟹座自室に在住する月である為、結婚した佐々木希は、母親代わりの母性的な相手で、結婚した後、料理を勉強したり、家庭的な所を見せていたと記事には書かれているので、これで正しいのではないかと考えた。



そのようにこの出生時間で正しいと思って途中まで、記事を書いていたが、最後の段階で、違うのではないかと思い始めた。


出生時間は、2:00となっているが、このようなきりのいい時間は非常にその正確さがあやしいのである。


通常は、産婆さんが取り上げてから隣の部屋に移動して、時間を計るので10分程度、計測された時間が遅い場合があるのである。


つまり、渡部健は2:00少し前に生まれて、それで四捨五入してきりのいい時間として2:00と記録された可能性が高いのである。


逆の場合、つまり、2時過ぎに生まれて半端な分秒を切り捨てた可能性もないとは言えないが、普通は前者の方が圧倒的に多い。



そういうことがあるので、最後の段階で、渡部健のナヴァムシャのラグナは射手座で、ダシャムシャのラグナは乙女座ではないかと考えた。





まず、最初の疑問は、子供の誕生のタイミングが説明出来ないことである。



渡部健と佐々木希は、2018年9月に第一子が誕生しているが、ダシャーは、ケートゥ/土星/土星期である。





もし出生時間が2:00だと、サプタムシャのラグナは双子座になり、ケートゥは8室に在住して、ディスポジターの土星は8、9室支配で、ラグナロードの水星と12室でコンジャンクトしている。



これでも説明は出来るが、もし出生時間を1:55:06にするとラグナが牡牛座になり、ケートゥは9室に在住し、土星は9、10室の支配星で、5室支配の水星と共にラグナに在住している。



こちらの方がケートゥが9室に位置して、9室支配の土星がラグナに位置するという点で、より子供の誕生を説明しやすくなる。





そして、更に出生時間を1:48:06まで遡らせると、ナヴァムシャ(D9)のラグナは射手座となり、ダシャムシャ(D10)のラグナも乙女座に移動する。





色々過去の出来事を検証すると、こちらの方が正しいように思えてくる。



例えば、ナヴァムシャのラグナが射手座の場合、2室(口か入るもの、食)にヴァルゴッタマのラーフと、5室支配の高揚した火星、6、11室支配の金星が在住するが、この配置は、渡部健が、大のグルメで、食べることにものすごい執着があることが、これで説明することができる。


(略)1日でも休みが取れれば地方の名店まで訪れるぐらいのグルメであり、年間500件以上食べ歩いている。グルメリポーターとしても活動し、「芸能界のグルメ王」の異名を持つ(師匠は寺門ジモン)。また「ジモン軍団」と自ら公言している。DMM オンラインサロン「渡部建のとっておきの店、こっそり教えます」にて、グルメ情報を配信している。そのあまりの食へのこだわりから、有吉弘行に「飯食い」と称されたほどである。

(wikipedia 渡部健より引用抜粋)

また射手座ラグナにとって6室支配の金星は愛人を表わし、この金星がラーフや火星と共に2室に在住する配置は、グルメの食べ歩きや名店巡りと同じような感覚で、複数の女性たちと性的欲望を満たす傾向を表わしている。


従って、金星期になってから、彼はそうした欲望が激しくなり、押さえられなくなったのだが、これは以前から渡部健にあった傾向であり、資質である。


今回の事件は、氷山の一角であり、これまでは、より控えめに繰り返してきた行動パターンではないかと思われる。


金星期になって派手に噴き出して来たと考えるのが妥当である。



そして、この配置であれば、金星期になってから不当に扱われたと感じた女性たちによって週刊誌に訴えられ評価が下がったことも理解できる。



金星は訴訟の6室を支配しており、また称号、評価、収入の11室を支配しているが、その金星が12室(損失)支配の火星とコンジャンクトし、ラーフ/ケートゥ軸から傷つけられているからである。



これは愛人たちから訴えられて痛い目にあったことを表わしている。



もし山羊座ラグナだと、金星は5、10室支配のヨーガカラカの金星となり、4、11室支配の火星とコンジャンクトして、4-5、5-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成し、ケンドラの支配星とトリコーナの支配星とコンジャンクトするラーフもヨーガカラカとなってしまう。


従って、ここに訴訟を起こされて、評価が下がるといった象意が見られないのである。



因みに山羊座2室で、ヴァルゴッタマのラーフと高揚した火星、金星がコンジャンクトする配置は、異様に激しい欲望を表わしており、また山羊座は木星が減衰する星座である為、モラルも低下しやすい場所である。



年間500件以上食べ歩いているという食への執念が、性的な情事にも同じように向かったと考えなければならない。



ワイドショーで渡部健が多目的トイレを活用したことが面白おかしく取り上げられているが、食べるためなら地方の名店でもどこにでも行くというなりふり構わない執念が、場所や時間にこだわらない行為として現れたのである。



山羊座ではモラルが低下し、行動力、実行力が、極限まで高まることは、山羊座のラーフや高揚した火星が物語っている。




このように見ると、ナヴァムシャのラグナは、射手座でなければ説明出来ないように思われる。







佐々木希と結婚した時は、ケートゥ/木星期だったが、プラティアンタルダシャーまで見ると、ケートゥ/木星/ケートゥ期、あるいは、ケートゥ/木星/金星期である。



マハダシャーのケートゥは8室に在住しているが、ディスポジターの月は8室支配で7室に在住している。



アンタルダシャーの木星は、ラグナロードで6室に在住している。



この時、結婚した佐々木希は、8室支配で7室に在住する月の表示体となって現れているように思われる。



この8室の支配星が7室に在住する配置は、妻が支配的であり、妻の尻に敷かれる傾向を表わしている。







写真などで見た感じでは、明らかに渡部健が佐々木希に献身的で、支配されている印象である。




山羊座ラグナでも月が7室の蟹座に位置するが、射手座ラグナに設定すると、月が一つ前の双子座に移動し、やはり7室に位置することになる。




佐々木希は、結婚してから料理の勉強をするなど、家庭的な面を見せており、この月が佐々木希の表示体であることは明らかである。




また射手座ラグナから見た7室支配の水星は、魚座4室に在住している。







従って、佐々木希は、2室に在住する6、11室支配の金星の表示体ではないことがはっきりと分かる。




渡部健は、やはりマハダシャー金星期になってから、複数の愛人と性的な情事を繰り返すようになったのである。




然し、6室は部下や愛人を表わし、目下のものを表わすので、多目的トイレに呼び出したり、扱いがひどいことになる。




その一方で、妻は8室支配の月の表示体で、妻には頭が上がらず、妻の尻に敷かれているのである。




ナヴァムシャのラグナを射手座ラグナにすると、その辺りのコントラストが非常に明確に浮かび上がってくる。





ダシャムシャ


またダシャムシャを見ると、もし出生時間が2:00だと、ダシャムシャのラグナが天秤座になるが、それだとラグナで土星が高揚し、金星もムーラトリコーナの座にある為、シャシャヨーガと、マラヴィアヨーガを形成し、ラグナロードの金星と4、5室支配の土星が、1-4、1-5の強力なラージャヨーガをラグナで形成することになるのである。






この配置はあたかもハリウッドスターであるかのように見える強力な配置である。



金星がこの配置を形成しているにも関わらず、マハダシャー金星期に入った途端にキャリアが中断してしまうというのは考えにくく、またバラエティー番組で活躍するぐらいの芸能活動では、このような強力な配置は必要ないとも考えられる。



ナヴァムシャを射手座に移動すると、ダシャムシャも乙女座に移動するが、乙女座ラグナに設定すれば、若干、この強力な配置の質が低下することが分かる。



この場合、金星は2、9室の支配星で2室に在住していることが、グルメ番組のレポーターなどを務めていることを表わしていると考えられる。



渡部健が、児嶋一哉とアンジャッシュというコンビを組んで、コントで人気を博した時期は、マハダシャー水星期で、1、10室支配の水星が11室から5室(演劇、エンターテイメント)にアスペクトする形になる。


ダシャムシャを天秤座ラグナに設定すると、9、12室支配の水星が11室支配の太陽と共に10室に在住して4室にアスペクトする形になり、ここには全く芸能、エンターテイメントといった象意が出て来ない。


9室と10室の絡み、また太陽の絡みは、教育の仕事といった象意になってくる為である。







渡部健は、2007年からJ-WAVEの帯番組「PLATOn」のナビゲーターを単独で担当し、その後「CIRCUS CIRCUS」「GOLD RUSH」と番組をリニューアルしながら、現在に至るまで続けているそうである。



2007年は、水星/ラーフ期であるが、ダシャムシャのラグナが乙女座なら、水星は、1、10室支配で11室から5室にアスペクトし、ラーフはラグナに在住しているので、非常に良い仕事に就けたり、キャリア上の昇進を果たす時期である。



この時期に始めたラジオの番組が、今だに続いていることが、この時期の職業的成功を表わしているが、ラーフがラグナに在住し、ディスポジターの水星が1、10室支配で11室から5室にアスペクトすることで可能になったのである。



水星に12室支配の太陽がコンジャンクトしていることが、おそらくラジオ番組で、狭いスタジオ(12室)で撮影しているという意味であると考えられる。



もしダシャムシャのラグナが天秤座であれば、ラーフは12室に位置して、ディスポジターの水星は、9、12室支配で10室に在住して、4室にアスペクトするが、ここにラジオ番組という象意は全く見られない。



従って、ダシャムシャのラグナは、乙女座で良さそうである。




金星期に入ってから、金星は、2、9室支配で、2室に在住しているが、6室の支配星である土星とコンジャンクトしている。



土星自体は8室の表示体である。



従って、金星期は、障害を受けたり、仕事が中断する可能性を秘めており、また月から見ると、3、4室支配の土星が7、12室支配の金星と共に12室に在住している為、キャリアを失うなど問題が生じやすい時期である。



一方で、お笑い芸人としてデビューした時の水星期は、月から見た場合でも8、11室支配で9室に在住し、10室支配の太陽とコンジャンクトして、3室(芸能)にアスペクトしている。



従って、この時の方が、芸人としては上手くいったように見える。





このように見て来て、渡部健の出生時間は、ネット上では、2:00となっているが、おそらく1:48:06付近である。



1:48:06を超えることはないと考えられる。



出生図のラグナは、蟹座アーシュレーシャ第1パダであり、ナヴァムシャのラグナは射手座、ダシャムシャのラグナは乙女座、サプタムシャのラグナは牡牛座である。





アーシュレーシャの特徴



アーシュレーシャは、善悪や世間の常識、規範などを容易に乗り越え、人がやらないこと、思いつかないようなことを平然と行えるパーソナリティーであるという。



ナクシャトラの解説サイトでは、「怪しげな魅力を放つ超能力者」と紹介されており、得体の知れないこの人物の不思議な魅力に普通でない異性が引き寄せられていくのだという。



春日秀護氏の「インド占星学」のナクシャトラ解説によれば、アーシュレーシャにおいては、熱狂的に専門性の追求が行なわれるということである。



他の人が知ることの出来ない秘められた世界に到達することができるそうだ。何らかの分野でマニアックな専門性を得ていくのだという。



これは渡部健のグルメ道に該当するかもしれない。



ブリハットサンヒターの第15章 星宿の分野によれば、「アーシュレーシャー宿には、商品、根茎、根、果実、虫、蛇、毒、他人の財を盗むもの、籾のある穀物、すべての薬草が、(属する。)」と記されている。



この中に蛇という象徴があるが、蛇は、狡猾さの象徴であるが、性的な力も意味している。



ある宿曜の解説によれば、アーシュレーシャは、「恋の帝王」という異名を持ち、モラルという言葉はなく、浮気、不倫、三角関係何でもありで、どんな高嶺の花の女性でも手に入れる才能があるということである。



渡部健の芸能界での評判もそれに合致しており、(参考文献)にも引用しておいたが、渡部建は、アーシュレーシャを理解する上での重要サンプルである。



アーシュレーシャの女性については、プレイボーイ系の人に弱いと記されており、渡部健の出生図の金星が、アーシュレーシャに在住していることを考えると、渡部健に引き寄せられてきた女性たちもまたアーシュレーシャの人たちであったと理解できる。




アンジャッシュ渡部健の時刻修正


今回、2:00でチャートを作成したが、その後、出生時間を1:48:06に修正した。



これで正しいのかどうか更に検討中である。



渡部健の出生時刻は、少し遡らせると直ぐに月は水瓶座に移動し、またナヴァムシャの月も双子座に移動する。



出生図の月の位置とナヴァムシャの月の位置を見ながら、ナヴァムシャのラグナ、ダシャムシャのラグナ、サプタムシャのラグナが移動する時間を特定して、その前後に移動しながら比較して、ダシャーが正しいかどうかを検証する作業が必要であった。






非常にどちらとも取れる解釈が多い。



然し、渡部健が、お笑い界に入ったのは、高校の同級生・児嶋一哉から誘われたのがきっかけだったというのだが、月が水瓶座だと、8室に惑星集中し、8室支配の水星が8室で自室に在住する。


この水星が8室で定座の配置は、ビジネスにおいては、良い配置である。


パートナーから誘われるのに乗っかっていけば上手く行くような配置をしている。


3、10室支配の火星、7室支配の太陽、5、8室支配の水星が8室から2室にアスペクトしているので、グルメ番組を担当しているのではないかと考えられる。


またラグナロードの月が8室に在住する配置は、女性の尻に敷かれる配置である。


ケートゥ期に結婚している為、出生図でもナヴァムシャでも8室の象意が見られる。


これが佐々木希との関係では、佐々木希の方が、積極的で、長いものに巻かれるようにして結婚した理由である。



また細かい所だが、渡部健は、2011年8月12日に信号待ちをしていたタクシーと追突事故を起こしている。





この時は、水星/土星/太陽期であるが、ナヴァムシャが山羊座だと、水星/土星期に交通事故を起こした理由が説明出来なくなる。



ナヴァムシャのラグナが山羊座で、月も双子座に移動すると、水星は4室で減衰し、土星のアスペクトを受ける形になり、また月から見ても水星は4室支配で8室支配の土星のアスペクトを受ける形になり、車の事故の象意が確認できる。




但し、問題点は、もし出生時間を2:00から遡らせると、月が魚座から水瓶座に移動するので、冒頭で説明したような以下のロジックが出生図に適用出来なくなる。




金星は月から見ると3、8室支配で5室でラーフ/ケートゥ軸から傷つけられ、11、12室支配の土星からアスペクトされて傷ついている。


3、8室支配の金星は、芸能の3室と陰謀、悪意、行き詰まりの8室を支配している為、週刊誌などからスキャンダルをスクープされるような配置である。


そして、そこに11、12室支配の土星が絡んでいるので、巨額の損失を被ることになったのである。



あっちをへこますと、こっちが膨らんでしまうといった非常に困難な作業である。





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コメント

コメント一覧 (7件)

  • 一度、アヤナムシャをユクテスワにして、
    検証してみて欲しいです。
    私は、ユクテスワこそ、正しいのではないかと思っています。

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