石丸伸二の挑戦 - 東京から日本を動かす -
東京都知事選の選挙活動が、6月20日の告示日から解禁となった。
立候補者は56人で、過去最多となっており、これから7月7日の投開票日に向って、各候補者が選挙戦をくり広げる。
日本における事実上の大統領選挙
東京都は、スウェーデンやオーストリアなどの国家予算と同じ位の予算規模を持ち、東京都民の直接選挙で、都知事を選ぶことは、一国の大統領選に等しい。
日本の総理大臣は、地方の小選挙区などで国政に進出して、後は、与党の中で、年功序列的な当選回数の多さで、サラリーマンのように出世していく。
最終的に派閥の長になって、推薦人を集めて、他派閥との話し合いで、輪番制のように交代で、総理大臣を務める。
日本の内閣総理大臣は、有能で、何か政策を実行するアイデアや力があるから選ばれるのではなく、組織の中で根回しが上手で、巧みに出世した者がなることができる。
一票の格差問題で、日本の有権者を代表する者ではない者が、地方の小選挙区で、何度も当選を重ねて、それで無能なものが総理大臣に選ばれるのである。
そうした幻滅させるような国政選挙と比較すれば、東京都都知事選は、事実上の日本の大統領選挙である。
内閣総理大臣は、天皇制とのバランスを取るためか、巨大な権限を与えられていない。
例えば、内閣総理大臣は、各大臣を任命することが出来るが、それぞれの大臣が行なう仕事を行なうことはできない。
兼務することは出来るにしても、実際はそのようにはせず、大臣を任命して、各分野の仕事は、任せることになる。
地方行政の首長は、予算編成権を持っていたり、議会に対して拒否権を持っていたり、一人で独裁者のように何でも出来るのである。
非常に大きな権限があり、都民から直接権限を与えられた大統領に近い存在である。
つまり、内閣総理大臣よりも、場合によっては、魅力ある地位であると言える。
日本の意思決定が遅く、与党内の派閥間の調整など、党内調整に多くの時間が割かれ、中々、意思決定できないのは、内閣総理大臣に権限がない為である。
ましてや連立政権などで、与党が連立政権内の他党の意見も尊重したりしなければならない為、中々決められるものも決められないのである。
このように総理大臣を輪番制のお飾りの地位にしてしまったのは、天皇という存在への配慮が働いたかもしれない。
また国民から直接支持を受けた真のカリスマ的指導者がいたら、天皇への人気を凌駕してしまい、天皇の権威が傷ついてしまう。
そうしたことで、内閣総理大臣には中途半端な権限しか与えられなかったと推測する。
とにかく、東京都知事選挙は、事実上の日本大統領選挙なのである。
東京都知事選の告示前日の6月19日に日本記者クラブで候補者の公開討論会が行われた。
そこに呼ばれたのは、小池百合子、蓮舫、石丸伸二、田母神俊雄の4人であった。
田母神俊雄は、2014年の東京都知事選に立候補した際に61万票を集めたが、今回もある程度、集めるかもしれないが、本命とはなりそうもない。
その為、小池百合子と蓮舫の一騎打ちになるかと思っていたが、そこに突如、第三軸として登場したのが、元広島県安芸高田市長の石丸伸二である。
東京がリーダーシップを発揮し、各地方自治体とチームとなって、日本を変えていく
石丸伸二は、これまで広島県安芸高田市長として、議会と激しくバトルする様子をyoutubeなどで配信して、注目を集めてきた。
私は、2023年8月15日付「石丸伸二市長について -広島県安芸高田市の救世主か、それともサイコパスか-」の中で、石丸伸二について言及したが、その時は、些細な事柄に関して、無益な議論を繰り返しているサイコパス的な市長かと思っていた。
しかし、ここ数日、石丸伸二が、都知事選に出馬するにあたっての記者会見の模様や、新橋などで行なわれた街頭演説の様子を見て、非常にカリスマ的な人物であることが分かった。
演説が上手で、非常に人を魅了する話ができ、話が理路整然として明快で、専門の経済学を中心として、行政の知識に精通している。
話の論点をずらして逃げたり、はぐらかすといった汚らしい政治屋のようなことは一切しない。
全ての質問に真正面から回答し、一切のやましさとは無縁なクリーンな印象に溢れている。
生真面目な性格が、逆にクリーンな印象で、好感を与えるのである。
都知事選に立候補して、注目を浴びて、認知度を高め、国政に進出するとか、そうした別の目的を隠し持っている印象はない。
本気で都知事になり、日本を変えたいと思っていることが伝わってくる。
そうしたことで、石丸伸二の演説を聞いていたら、ついつい聞き入ってしまい、夢中で最後まで聞いてしまっている自分がいたのであり、これは本物だと思った。
東京都だけの為に政治を行なうのではなく、東京都がリーダーシップを発揮して、各地方自治体とチームとして、日本を善くしていくという全体最適の思想を持っている。
つまり、チームワークの大切さなど、水瓶座的な理念を持ち合わせている。
(こうした資質は、ナヴァムシャで太陽と土星が獅子座-水瓶座軸で星座交換し、強い力を発揮していることによると考えられる)
そうしたことは、他の人々も感じ取っているらしく、石丸伸二が立候補を表明してから、石丸陣営には、選挙参謀に大物が参加している。
まず、小田全宏氏が選挙対策本部長に就任している。
この小田全宏氏は、かなりの大物で、東京大学法学部を卒業後、松下政経塾に入塾し、人間学を研究し、株式会社ルネッサンス・ユニバーシティを設立し、現在に至るまで年間200回以上講演・研修を行なってきたという。
認定NPO法人 富士山世界遺産国民会議 運営委員長として、富士山の世界遺産への登録を成功させるなどした。
また2000年の衆議院総選挙で、全国216箇所で討論会を成功させ、現在累計3000回を超す公開討論会を実施して来たという。
「首相公選の会」を設立し、つまりは、住民の直接投票で、選ばれる東京都知事選とは、この小田全宏氏が理想とする政治である。
また小田全宏氏は、記憶力を中心とした脳力開発講座「アクティブ・ブレイン・プログラム」を行ない、全国に広げ、受講者数は4万人を超えるということである。
何か射手座の自己啓発を得意とするパーソナリティーのように思われるが、こうした人物が石丸陣営入りしたのは、石丸伸二のナヴァムシャで、月から見た5室で木星が定座に在住している効果ではないかと思われる。
石丸伸二の街頭演説を聞いていると、国民のマインドセットに言及したり、都民としての意識のあり方、意思決定などに言及する場面が多く、非常に根本的な原理原則、哲学を説く、射手座の才能が発揮されているのを感じるのである。
またドトールコーヒーの鳥羽会長が、石丸伸二のyoutubeを見て、惚れ込んで、選挙プランナーの藤川普之助氏に選挙戦を手伝うように依頼したという。
藤川普之助氏は、選挙プランナーとして、その世界では有名で、これまでの勝率が130勝13敗で、多くの政治家を当選させてきた伝説の選挙参謀である。
鳥羽会長の指令を受けて、選挙プランナーとして、石丸陣営に参加したことを本人も公言している。
また堀江貴文が賞賛する無所属の新人で、何も組織を持たず、現職の市長にyoutubeなどネットでの活動で差をつけ、勝利した彦根市長の和田裕行氏も応援に駆けつけている。
2024年6月15日に石丸伸二の初の街頭演説や後援会ボランティア説明会があったが、そこには300人を超える人々が集まり、部屋に入りきらないほどだった。
今、石丸陣営には、全国から100万を超える大口の個人献金が、いくつも集まって来ているといい、選挙資金は十分に集まって来ているようである。
そうしたことで、今、東京都知事選に小池百合子、蓮舫以外の第三軸として、石丸伸二という、本気で東京都知事を目指し、しかも蓮舫や小池百合子よりも有能そうに見える注目の候補者が、登場したと言うことができる。
メディアも小池百合子と蓮舫の他に石丸伸二も対等に扱わなければならないと気づいたようで、その為、そこに公平性を保つために田母神俊雄を加えたようにさえ見える。
それで、公示日の前日にこの4名を招いて、公開討論会を行ったのである。
行政の無駄遣い、累積赤字事業の中止撤廃と、利権政治の根絶 - 利権政治屋たちを地獄に突き落す-
石丸伸二が、広島県安芸高田市長として行ったことは、徹底した緊縮財政であり、無駄な事業の廃止である。
財政健全化に向けた取り組みとして、田んぼアート事業の中止、婚活事業の打ち切り、観光協会の解散、八千代の丘美術館や吉田老人福祉センターの廃止、中学校の統廃合などである。
その他、市花火大会の廃止、青少年海外派遣事業の廃止、甲田古墳整備の凍結なども行なっている。
これらの事業は皆、赤字を垂れ流している事業であり、これらを廃止して、財政を健全化し、浮いた資金を子供の教育や、給食費無償化などに手厚く当てたという。
そうしたことで、やっていることは、日本維新の会と似ているが、しかし、日本維新の会のようないい加減さや無能な印象がないのである。
(因みに石丸伸二は、日本維新の会からの出馬要請を受けたが、無所属で出馬したいので、それは断ったという)
因みにこうした財政健全化は、お金がない地方公共団体にとっては、必要不可欠である。
そうしなければ、赤字が膨らんで、いつか破産してしまう。
お金がないのに借金して贅沢はできない。
そのツケは住民たちの増税として跳ね返ってくる。
税収の範囲内で、やっていかなければ、財政破綻してしまうことは、北海道の夕張市の事例でも明らかである。
通貨発行権を持つ日本においては、インフレ率の範囲内で、国債を発行して、財源とすることが出来るという考え方があり、そもそも国のお金とは、誰かが借金していないと存在しないのであり、そのため、国が国債を発行して、様々な公共事業を行う、積極財政は良いこととされる。
それは国債を発行してでも行なうべきだと考える。
現代貨幣理論(MMT)によれば、国家に流通するお金とは、誰かの借金である為、そもそも借金を抱えている状態が正しいのであり、借金が減らないのが普通なのであると考える。
通貨発行権を持つ国家は、自国通貨建ての国債をいくら発行しても財政破綻しないというのが、現代貨幣理論(MMT)の考え方である。
しかし、国政とは違って、通貨発行権を持たない地方行政は、地方債などを無制限に発行することも出来ず、事業の採算性ということも考え、税収の範囲内でやっていかなければやがて、普通の会社と同じように財政破綻するのである。
その時は、住民たちに行政サービスが満足に受けられない厳しい生活が待っている。
その時は、行政サービスの縮小や、統廃合が為されるのである。
巨額の財政赤字を抱えていたのでは、地方債を発行しても誰も購入してくれず、誰も助けてくれないのである。
そうしたことで、石丸伸二が広島県安芸高田市長として、行なった事業の廃止は、非常に残念ではあるが必要なことであった。
田んぼアート事業や、婚活事業、観光協会、美術館や老人福祉センター、中学校もあった方がもちろん良いが、利用者が少ないなら意味がなく、税収や財源がないなら、諦めなくてはならない。
地元の利権を握る無能な議員たちが、平気で、5年間も赤字を積み重ねて来たことで、安芸高田市は、財政破綻に陥る寸前であった。
こうした石丸伸二の徹底した経済合理性を追求する姿勢は、どこから出て来るかだが、私は以前、石丸伸二のラグナを乙女座に修正した。
然し、結婚もしておらず、子供もいないようで、ラグナを特定する為の分かりやすい情報に欠けており、乙女座かどうかははっきりしなかった。
しかし、石丸伸二は、今回、東京都知事選に立候補することで、大きな注目を集め、大舞台に立ち、有力な人々から支援を受けている。
これは現在、10室にダブルトランジットが成立していると思われ、乙女座ラグナではなさそうなことが分かった。
乙女座ラグナではこのような展開にはならない。
そこで、再度、全てのラグナを検討し直した所、牡牛座ラグナでないかと思われた。
牡牛座ラグナであれば、現在、土星が10室をトランジットし、大舞台で責任を果たす時期であり、木星は今年(2024年)の5月に12室からラグナに移動し、10室支配の土星にアスペクトして、10室(大舞台、あらゆる人に見られ知られる)にダブルトランジットが生じている。
石丸伸二は、2020年8月9日に広島県安芸高田市長に当選し、それから議会の様子をyoutubeで配信し続けて、人気者になったが、2020年1月から木星と土星が山羊座をトランジットして、3室(メディア)にダブルトランジットしていた。
youtubeで、精力的に配信を続けたのはその為だと思われる。
牡牛座ラグナに設定すると、火星が6室に在住し、敵を粉砕する配置であると共に8、11室支配の木星が6室に在住して、6-8のヴィーパリータラージャヨーガを形成している。
これは敵を通じて、利益を得るような配置である。
おそらく、これだけ市議会とバトルして、議員たちを粉砕してきたからには6室凶星の配置は必須と思われ、そうすると牡牛座ラグナの可能性が高いのである。
2020年8月9日に当選してから、翌年2021年4月に入ると、木星が水瓶座に移動し、山羊座の土星と共に6室にアスペクトして、6室(敵、暴力、批判を受ける)にダブルトランジットしている。
従って、2021年~2022年にかけて、そして、2022年に入ってからも木星が逆行するなどして、6室にダブルトランジットを形成していた。
その為、こうした期間を通して、安芸高田市の議会と対立したのである。
そして、こうした敵との戦いによって、石丸伸二が全国的に高い評価を受けたのは、木星が11室の支配星であり、11室にダブルトランジットが生じていたからである。
また敵との戦いが、棚から牡丹餅的に自らの評価という形で、恩恵に転じたのは、6-8のヴィーパリータラージャヨーガがあったからではないかと思われる。
石丸伸二は、wikipediaの情報によれば、2014年から為替アナリストとして三菱東京UFJ銀行子会社MUFGユニオンバンク初代ニューヨーク駐在として赴任し、以後4年半にわたってアメリカ大陸の主要9か国25都市で活動したということである。
従って、2014年~2018年半ばまで、海外で仕事し、海外生活を送っていたダシャーやトランジットにならなければならないが、乙女座ラグナではこれが説明できなかった。
その為、再度、検討した所、その時期に海外に行く可能性があったラグナは、牡牛座、獅子座、天秤座、射手座、山羊座、水瓶座など、いくつか考えられたが、その中で、敵を粉砕するような配置は、牡牛座ラグナだけであった。
牡牛座ラグナだと、2014年~2018年半ばは、マハダシャー月期から火星期にまたがるタイミングで、月は海外の12室に在住し、火星は12室の支配星である。
そして、安芸高田市長に就任した2020年~2024年は、マハダシャー火星期に該当する。
火星はナヴァムシャ(D9)やダシャムシャ(D10)で、山羊座で高揚しており、異常に強い配置をしているが、それで、この時期に議会の敵議員たちを粉砕してきたことが納得できる。
特に火星はダシャムシャ(D10)において、高揚し、定座の土星とコンジャンクトし、減衰する木星とコンジャンクトしているが、ニーチャバンガラージャヨーガも形成し、月から6室に在住して、敵を粉砕する配置をしている。
従って、この時期に異常な実行力によって、安芸高田市の利権議員たちを粉砕し、安芸高田市の財政再建において、無駄な事業を容赦なく切り捨て、成果を上げることが出来た。
東京都知事選への立候補
そして、そうした成果が上がった段階で、今度は、東京から日本を変えたいとの大きな目標を掲げて、東京都知事選に立候補してきた。
木星が2024年5月から牡牛座1室に移動して、何かを新しく始めるタイミングを意味している。
そして、土星が水瓶座の10室をトランジットし、木星が牡牛座から9、10室支配のヨーガカラカの土星にアスペクトして、10室にダブルトランジットしている。
2024年6月30日から土星が水瓶座で逆行すると、月から見た10室にもダブルトランジットが生じる。
従って、東京都知事選という大舞台に立ち、選挙戦を繰り広げているのはその為である。
ラーフはラグナから2室に在住しているが、9、10室支配のヨーガカラカの土星からアスペクトされており、ケンドラとトリコーナの支配星からアスペクトを受けている為、ラージャヨーガを形成している。
そして、上述したようにラーフは、双子座でムーラトリコーナとなり、ラーフを支配星とするアールドラーに在住しているため、異常に強い配置である。
おそらく、言論において、理屈で相手を屈服させるという徹底したあり方は、この2室のラーフがもたらしていると考えられる。
このラーフ期は、ラーフのディスポジターが結果を与える為、2、5室支配で4室に在住する水星の結果を表わすが、水星は、4-5のラージャヨーガを形成し、特に4室の在住星であることが重要である。
更に水星のディスポジターである太陽は、月から見た4室で、7室支配の金星とコンジャンクトし、4-5、5-7のラージャヨーガを形成している。
そして、それはラグナから見ると、3室で、1-4のラージャヨーガを形成している。
この蟹座3室で、ラージャヨーガを形成する配置は、youtubeなどメディアを活用して、人気者になった配置であり、大衆から絶大な支援を受けられる配置である。
そして、牡牛座ラグナであれば、2024年度は、牡羊座12室に木星がトランジットし、土星も12室にアスペクトして、12室にダブルトランジットが生じていた。
この12室には、3室支配の月が在住しており、3室にダブルトランジットしていた。
従って、石丸伸二は、2024年に入ってからは議会での戦いが一段落し、財政再建の成果も上がってきた為、youtubeでの配信などに努めて来たと思われる。
石丸伸二のチャートにおいて、3室の蟹座も3室の支配星が在住する牡羊座もポピュリズムと関係する星座であることに注目である。
まさにネットを使って、youtubeの視聴者だけに頼って、戦いを繰り広げているのである。
石丸伸二は勝利できるか
石丸伸二は、当選できるかどうかだが、こうして検討してきた牡牛座ラグナが正しければ、今は、ラーフ/ラーフ期で、ラーフは、ラグナから見ても月から見てもラージャヨーガを形成している。
ラグナから見た場合、9、10室支配のヨーガカラカの土星からアスペクトされてラージャヨーガである。
そして、月から見ても9室支配の木星と、10室支配の土星からアスペクトされて、ラージャヨーガを形成している。
そして、ディスポジターの水星は、4-5のラージャヨーガを形成し、しかも政治家にとっての議席や王座を表わす4室に在住している。
ナヴァムシャのラグナははっきりしないが、ラーフは魚座に在住し、ディスポジターの木星は、射手座に在住し、ラーフから見て、10室で、ハンサヨーガを形成している。
そして、ダシャムシャでは、ラーフは、そのディスポジターである木星が、定座の土星や高揚する火星と共に山羊座に在住し、木星自身は減衰しているが、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。
またラーフは、シャシティアムシャ(D60)では、太陽、月、火星と共に獅子座に在住しており、非常に強い配置である。
ディスポジターの太陽は、獅子座で、定座に在住しており、ダシャーラグナのラーフや月から見て、4、9室支配の火星とコンジャンクトして、1-4、1-9のラージャヨーガを形成している。
従って、こうした配置からすると、石丸伸二が、東京都知事に当選する可能性というものも否定できなくなった。
特にダシャムシャ(D10)で、山羊座で定座の土星、高揚する火星、減衰してニーチャバンガラージャヨーガの木星による強力な象意が顕現した時、それが社会的地位に関して、極めて強力な結果を表わすのは、間違いないのである。
東京都知事選は、小池百合子と蓮舫の一騎打ちとなり、小池百合子が落選して、蓮舫が勝利すると予想していたが、蓮舫は、一つ問題があり、それはマハダシャーが土星期であるという点である。
土星は、6、7室支配で、8室に在住し、ヴィーパリータラージャヨーガを形成しているが、10室や10室の支配星にアスペクトして、地位の中断の象意をもたらしている。
従って、蓮舫は立候補するなり、早くも、告示日前に選挙活動を開始して、選挙違反であるとか、様々な批判を受けている。
また共産党から推薦を受けたことで、国民民主党などから距離を置かれるなど、逆風が吹いている。
こうした蓮舫の不人気と、小池百合子の力の減退の隙間をぬって、石丸伸二が台頭して来たのである。
東京都知事選は、まさに見逃せない手に汗握る状況になって来た。
仮に蓮舫が勝利したとしても、立憲民主党は、石丸伸二を副知事として迎え入れたいとする意見も出ているようである。
石丸伸二の現在の強いダシャーからすると、東京都知事に当選出来なかったとしても、そうした形で、有望なポジションを得る可能性が残っている。
しかし、そんな中途半端なことではなく、この配置が正しければ、石丸伸二は、東京都知事に当選する可能性が、十分あり得ると思うのである。
因みに牡牛座ラグナに設定する場合、出生時間が、0時付近の場合と、23:59:59付近の場合の2通りが考えられる。
今回は、海外生活を行っていた2014年~2018年半ばが12室に在住する月期となる0時付近の出生時間を想定した。
月は牡羊座のバラニーとなる。
もし23:59:59付近の牡牛座である場合、東京都知事選に立候補した今は、木星/木星期であり、また月は牡羊座のクリティッカーとなる。
牡牛座ラグナで、8、11室支配の木星が6室に在住するケースとしては、小室哲也のチャートが思い当たる。
小室哲也は、木星期にブレイクしたのである。
そして、金銭的にも多くのお金を稼いだ時期で、銀行もいくらでもお金を貸してくれた時期で、ルパートマードックと共に海外事業を展開までした時期である。
石丸伸二の元には、全国から棚から牡丹餅的に多くの寄付金が集まって来ており、それは8、11室支配で6室に在住するヴィーパリータラージャヨーガの木星の効果とも考えられる。
そして、木星はナヴァムシャやダシャムシャで強いことを考えると、出生時間が、23:59:59付近の牡牛座ラグナでもよさそうである。
その辺りは、別のラグナの可能性も含めて、更に検討を続けていく予定である。
※4人並んだ写真を見ても一際、強いオーラを放つ石丸伸二、残りの3人が凡人に見えてくる
コメント
コメント一覧 (4件)
トランジットの土星が水瓶座で定座していると
やはり政治がドラマチックな場面を多く迎えるようですね
小池都知事はこれまでで最悪な行き詰まりにぶつかっていることが明確です
「このまま黙って死んだら私に悔いが残る」カイロ時代の友人が明かした小池百合子都知事“疑惑の大学生活”【実名告白】
https://news.yahoo.co.jp/articles/22d3c108a1652e92c260be7c5bcca7d4eac4d456
上記の記事は
先週末に見つけて私も興奮気味に一気読みしてしまいました
告発文を送ってきたこの北原百代氏の出身地と生年月日を是非とも知りたいところです
本件の関連著作に記載があるのかも知れません
ご参考までにどうぞ
ついに顔出しして、本名で、告白することにしたようですね。
小池百合子は、あの卒業が難しいカイロ大学を卒業したという肩書きが、
その後のキャスターや政治家としてのキャリアにつながったのであれば、やはり、学歴詐称という詐欺行為だったと思います。
しかし、学歴詐称で、実力のある地位に就き、後から卒業を認めさせたというのは、順番は逆ですが、それは普通の人間にはできない芸当だと思います。
カイロ大学が卒業を認めている限り、告発しても有罪には出来なそうですが、
告発された事実や、こうした暴露記事によって社会的信用の失墜は避けられないと思います。
いよいよ今週末、選挙の結果が出ますね…
>8、11室支配の木星が6室に在住して、6-8のヴィーパリータラージャヨーガを形成している。
私自身、出生図で6室支配の月が10室で減数し、高揚するケートゥと同座してニーチャバンガを持ってたり、
ナヴァムシャでも、6室、11室支配の金星がやはり10室で減衰し、また8室支配の月も同座して、6-8の絡みも有り、ここでもニーチャバンガや、ヴィーパリータラージヨガが形成されているので、先生の記事の中で逆転現象に言及されてるものには非常に興味が湧きます。
私の場合、どちらも10室の領域なので、敵との戦いにおいて、最初悪名や風評被害が立つのですが、最期、いい意味で有名になるというパターンが繰り返されるのですよね…
(だけれども、粘着気質の人間からストーカーされるというのが、中学の頃から既に有ったのでうんざりなんですが…)
私も現在、デマを流した相手が墓穴を掘って(操作してた相手がわざわざドッグランまで出かけてきてデマを流したので、デマ元がおかしいと、周囲が気付いた、という次第です。ものすごく簡略化して背景説明すると。まぁ、私はわざと泳がせておいたのですが… 6室支配星減衰は、敵に打ち勝つ、戦う相手が弱い、と、先生がどこかの記事で言われてましたが、その通りで、私は、わざとそういうバカな奴らを泳がせて、墓穴を減らせる、というのが毎度のパターンなんですよね…)
街中の問題になってて、それで、週刊誌までが取材を始めました。
まぁ、結果がどうなるか、また進展が有りましたらご報告しますね。
6室のケートゥもそうです。
相手が勝手に負けていくというのがその特徴です。
小池、蓮舫、石丸、田母神の4候補討論会の中で、石丸伸二が経済の専門家として、
理路整然と語るのに対抗してか、小池百合子が、太陽黒点、コンドラチェフの波など、いくつかの景気変動説の用語を羅列して、
自分に知識があるように見せようと必死になった結果、返って、無知をさらけ出してしまった感があり、
自ら墓穴を掘ったシーンがありましたが、あれはまさに勝手に相手が負けていくの一つの事例かもしれません。