ウクライナから現地の状況をレポートするパルホメンコ・ボグダン氏について



ウクライナ情勢が緊迫しているが、連日、メディアに出演して、ウクライナの状況を現地からレポートしてくれている日本語が堪能なパルホメンコ・ボグダン氏がいる。


ボグダン氏は、民間人で、政府の公式なスタッフではないが、単にウクライナの状況をニュースとして伝えるのみならず、ウクライナ人の心境や、ロシアと徹底抗戦するに際するウクライナ人の愛国心やナショナリズムの高まりなど、ウクライナ人の立場で、流暢な日本語で、伝えてくれる稀有な存在であり、ウクライナのスポークスマン、広報担当といってもいいかもしれない。


その話には、ウクライナ軍の戦術や街の生活物資の流通についての分析なども含まれ、また西側諸国の自由や民主主義といった価値観なども含まれる。


単なる事実を伝えるだけのジャーナリズムではなく、かなりのインテリジェンスがあり、西側諸国の価値観を代表し、啓蒙する人物である。





出生時間が分からない為、12時で作成すると、月は山羊座にあり、出生時間をどこに設定しても月は山羊座で、チャンドララグナは山羊座で確定である。


ナクシャトラは、ウッタラアシャダーか、シュラヴァナになるが、おそらく、善意があり、好印象であることから、ウッタラアシャダーではないかと思われる。


ウッタラアシャダーは、非常に好印象で、困っている人がいたら助けずにはいられないという人物で、人格者である。



私もウッタラアシャダーの方を鑑定もしているが、経験上、かなりの好印象な人物が多い。



石原軍団の番頭だった渡哲也などは、ウッタラアシャダーである。



おそらく、ボグダン氏も月がウッタラアシャダーではないかと思われるが、そうするとラグナは山羊座~獅子座までの8通りに絞り込まれる。



ボグダン氏は、何故、これほど日本語が堪能なのかと言えば、母親が日本で研究者としての仕事を見つけたため、4歳の時から神戸に引っ越し、中学卒業まで、10年間、日本で暮らしていた為である。


その為、日本語の発音などは全く、日本人そのものである。




おそらくチャートには、4歳頃に外国に移住したことが、ダシャーによって現れると考えられる。



そうした観点で、また月がウッタラアシャダーで、ラグナが山羊座~獅子座までの8通りのどれかに属する可能性が高いといったことを考慮した所、ボグダン氏は、獅子座ラグナの可能性が考えられる。






獅子座ラグナであれば、生まれて2年ほどでマハダシャー月期に移行し、母親の都合で、日本に来日したことが説明できる。



月は12室の支配星である為、主に月期の10年間、海外で過ごしたことがよく分かる。


4歳で来日して、中学卒業まで日本にいて、ちょうど10年間日本にいたというのは、それが12室支配のマハダシャー月期の出来事として説明が付く。



月は6室に在住しており、献身的で無償の奉仕という象意があり、ボグダン氏が、戦時下のウクライナで、現金を必要とする人たちに支援を行っていることに納得できる。


その後、高校から大学院までウクライナで卒業し、卒業後は、日本の大手商社のキエフ職員として働き、その後、名古屋で、別の企業で働いた後、現在は、会社を起業して、美容健康器具の販売の代理店をしていると、ネット上には記されている。



獅子座ラグナであれば、その後、マハダシャー火星期になって、火星は4室の支配星である為、母国に帰って、そして9室の支配星である為、大学、大学院と進学して、高等学問の機会を得たことが分かる。




10室支配の金星が12室で2、11室支配の水星とコンジャンクトしている為、卒業後は、日本の大手商社のキエフ職員として働き、その後、名古屋で、別の企業で働くといったように海外の会社や海外で仕事をしたことが理解できる。



そして、その後、起業して美容健康器具の販売代理店をしているということであるが、起業の2室の支配星や収入の11室の支配星が海外の12室に在住しているため、収入は海外からやってくることを示している。



因みに7室支配の土星が4室に在住しているが、4室が傷ついている為、海外に出ていくことになったと考えられる。



また母国に帰った後も母国であるウクライナが大変な状況になっているのは、4室に6室支配の逆行の土星が在住している為かもしれない。




この4室に在住する土星には逆行の火星も絡んでいるが、月から見た4室にはラーフも在住し、ディスポジターの火星は12室に在住し、逆行の土星からのアスペクトを受けている。



この獅子座ラグナということで説明が付くかもしれない。




然し、ラグナが分からなかったとしても月は山羊座に在住していることは確実であり、月ラグナから見ると、3、12室支配の木星が2室に在住している。


3室はメディアのハウスで、12室はインターネットや海外を表わし、2室はスピーチを表している。


メディアを通じて、日本人に対して、ウクライナ情勢について伝えているのは、まさに3、12室支配で2室に在住する木星の働きである。



またラグナから見てもスピーチの2室の支配星が12室に在住して、3、10室支配の金星とコンジャンクトする配置は、外国(日本)のメディアにインターネット(12室)を介して、出演し、スピーチ(2室)で、啓蒙活動(木星)を行なうことを表している。



ボグダン氏がウクライナで生まれたウクライナ人であるにも関わらず、幼少期に日本で過ごして、今、また外国である日本のメディアに連日、出演して、ウクライナ情勢を伝え、ウクライナへの支援を訴えているのは、12室が強調されていなければ不可能である。





この木星には現在、トランジットの木星がリターンしており、ボグダン氏は、現在、霊的な意味で、教育啓蒙的な仕事を為す重大な時期にいると言える。



それは、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけにリベラルな西側諸国の自由や民主主義、人権の大切さなどを説くという仕事である。



ナヴァムシャでも木星は、双子座に在住して、天秤座で高揚する土星に対して、一方的にアスペクトしている。



これは救済のヨーガとも言われる重要な配置であり、西側諸国のリベラルな価値観、その価値を守るためにウクライナが戦っているということを世界に訴える重要な使命を果たしていると言える。



ラグナは正確には分からないが、現在、マハダシャー木星期である為には、ラグナが獅子座以降でなければならず、但し、ラグナを獅子座以降にすると、月がシュラヴァナに移動してしまう為、月がウッタラアシャダーであれば、ラグナは獅子座の最初の方の度数で確定する。







ラグナのもう一つの可能性としては双子座ラグナの可能性が浮かんだ。



この双子座ラグナでも両親家族の2室支配の月が8室に在住し、12室(海外)の支配星や4室(住まい)の支配星と相互アスペクトしており、母親の都合で、海外に引っ越ししなければならなかった運命を示していると考えることが出来る。



また双子座から見て、ラグナロードで4室支配の水星が5室支配の金星や2室支配の月と相互アスペクトして、2室が強い為、起業して、美容健康器具の代理店を起ち上げたことが納得できる。


また2室に在住する水星と金星、そして、それらの惑星と相互アスペクトする2室支配の月は、起業して稼ぐような配置である。



ラグナに3室の支配星が在住する配置は、メディアに縁があることを示している。



いずれにしても木星が水瓶座に在住し、ナヴァムシャでも木星が双子座に在住し、天秤座で高揚する土星にアスペクトする配置は、自由、平等、博愛、人権、民主主義といった西欧近代社会が推進してきた理念の推進者であることを示している。



そして、連日、ウクライナ情勢をレポートし、海外在住の日本人に正しいウクライナ情勢を伝える役割を果たしている。







それは月から見て3(メディア、芸能)、12室(海外、インターネット)支配の木星が2室(スピーチ)の水瓶座に在住して、メディアを通じて、スピーチし、海外に教育啓蒙活動を行なう配置があるからである。



そして、その木星にトランジットの木星がリターンしている為、今現在、その霊的な仕事に抜擢されたことを表している。





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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 彼は私と誕生日が8日しか違わない同い年の方だったので個人的に注目させられました
    偶然ナヴァムシャの配置図も私とかなり似ていて表現者として触発されたような感銘を覚えました

    以降の彼に大きな変化が生じた時に
    そのダシャー展開やトランジットを私自身のナヴァムシャと対比できる貴重な研究対象になった人でした

    ウクライナの戦い自体はあと何年でも続くと言われており
    彼は国際的にも重要な発話者となって思想家のような生涯を送るのではないかと思います
    • 同じ年であると木星や土星、ラーフ/ケートゥ軸などが同じ場所にある為、似たもの同士、同級生といった感覚はあると思います。

      木星期はまだ始まったばかりである為、ウクライナ戦争がきっかけとなり、おそらく木星期の間、西側の自由や民主主義の価値観の伝道師として活躍すると思います。

      この記事で書きたかったことは、木星のリターンのタイミングが、霊的な発達、成長にとって重要な飛躍やバージョンアップの時期であるということです。

      木星の配置の性質で、その貢献の分野が確定し、また木星のダシャーが更に訪れている場合、長期に渡って、その木星によって示される貢献や使命が続くということです。

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