参政党分裂について – 神谷宗幣の政治キャリアにおける因縁-




最近、参政党創立時のボードメンバー5人が相次いで辞任し、参政党が分裂状態に陥っているという。


参政党創立時に地方を奔走して選挙協力してきた武田邦彦氏が、それを恨みに思ってか、youtubeで色々発信しているようである。


ボードメンバーだった赤尾氏や最近の参政党の、アドバイザーの赤尾由美氏が退任及び、公認取り消し、吉野敏明氏もアドバイザーを辞任し、また代表であった松田学氏も辞任した。


後任は、神谷宗幣副代表である。


参政党の松田学代表が辞任 神谷宗幣氏「私も辞任を視野に入れていた」
2023年8月30日 18:27 東スポWEB

国政政党「参政党」の記者会見が30日、国会内で開かれ、神谷宗幣副代表兼事務局長は松田学代表の辞任を発表した。

 神谷氏によれば、6月の通常国会終了後に党運営を巡って、松田氏と神谷氏との間で意見が対立したという。

「次の衆院選に向けての態勢を提案したが、(松田氏から)『もっと運営の問題だ』とご意見いただいた。寝耳に水だった。松田代表はずっと運営に関わっていたので、私と同じ側で説明してほしかったが、やり方はおかしいと言うので、不信感を募らせた」(神谷氏)

 その後の両者の溝は埋まらず、神谷氏は「私も辞任を視野に入れて、活動していた」と吐露。この日開かれた党運営の最高機関に当たるボード会議で、松田氏は混乱の責任を取るとして、辞任を表明した。

 残ったメンバーで神谷氏を新代表に選任した。合わせて元ボードメンバーでアドバイザーの赤尾由美氏の退任及び衆院選の公認取り消しも了承された。

 松田氏は元衆院議員で、神谷氏とともに参政党を立ち上げ、昨年の参院選で国政政党を誕生させた。自身は比例代表で落選していたが、党代表に就任。神谷氏とともに党運営に当たっていた。

 
 神谷氏は「自分が辞職すれば問題が解決するかなと思ったこともあったが、体制を維持していくにはすべて見てきた自分がやらないといけないのではないかと。私が抜けた場合は参政党が参政党でなくなる。仕事を続けていく決断をした」と話した。


そもそも参政党自体が神谷宗幣氏の個人技で創業したような政党である。


それに松田学氏を代表に担ぎ出して、他のボードメンバーにも協力を求めたのである。



松田学氏が、自分の意志や手腕で、参政党の代表になったようには見えない。


神谷宗幣氏が、独裁的な手腕と、能力で、創り上げたのが参政党である。


それは、見ていれば直感的に分かることである。



それで、以前、神谷宗幣のチャートは射手座ラグナに修正していたが、このチャートを見ると、改めて、この参政党分裂騒動が、理解出来る気がした。





射手座ラグナから見ると、7、10室支配の水星が10室でバドラヨーガを形成し、9室支配の太陽とコンジャンクトしている配置は、射手座ラグナにとっての最高のヨーガカラカであり、7-9、9-10のラージャヨーガを形成している。



しかし、その10室には6、11室支配の機能的凶星の金星や8室支配の月が在住して、6-8の絡みを生じており、そこにラーフがコンジャンクトして、12室支配の火星がアスペクトしている。



従って、10室は極めて、強い配置であるものの、激しく傷ついている。



特に女性の惑星である金星と月がそれぞれ6室の支配星と8室の支配星で、6-8の絡みを形成し、そこに12室支配の火星がアスペクトしているためか、神谷宗幣は、参政党内の女性の候補者と不倫、愛人疑惑といったものに晒されて、困惑を受ける場面が多い。



党員たちから嫉妬されたり、批判を受けたりすることが非常に多いのである。



参政党・神谷宗幣副代表 金銭搾取や愛人疑惑に「ふざけんなよって感じです」
2023年2月1日 22:54 東スポWEB

 参政党の神谷宗幣副代表(45)が1日、都内で開かれた参政党のイベントで、他党からの攻撃や元党員らからの訴訟されたことでの現状を話した。

 統一地方選の立候補者へ向けた講演で、神谷氏は「参政党が盤石でない状態で攻撃されていて、(統一地方選に)立ってくださる方は勇気と覚悟を持ってやってくれている」と話した。

 参政党を巡っては、一部から「カルト」や「詐欺集団」などと批判にさらされ、先月末には現役の党員や元党員から損害賠償訴訟も起こされた。

 毎日がトラブル対応だと苦笑した神谷氏は「楽をするんだったら参政党に入る必要はありません。僕もやりたくてやっていない。(参政党を作って)裏でカネを取っているとか、愛人と遊ぶためにやっているとか、いろいろ言われるが、ふざけんなよって感じです。(国会議員を)辞めたほうがよっぽど遊べるし、カネもたまる。なんのためにやっているか。子供や孫のために良い日本を残すため」と訴えた。


9室支配の太陽と10室支配の水星の射手座ラグナにとっての最高のヨーガカラカを形成し、更にラグナから見ても月から見ても、バドラヨーガを形成する強力な配置の一方で、10室に激しい傷が見られるのが、神谷宗幣の政治キャリアの因縁であると分かる。



ラグナが射手座で正しければ、現在、マハダシャー木星期の最後のアンタルダシャーである木星/ラーフ期である。



アンタルダシャーのラーフは、この10室を傷つけている惑星で、6室、8室、12室の支配星と絡んで傷ついている。



参政党は、票を伸ばして、参議院に1議席獲得し、神谷宗幣が自ら議員となった。



政治活動としては、政党を創業し、自ら議員として、議席を獲得したのであるから、大成功であるが、しかし、こうした党内の意見の不一致などによって、メンバーが分裂してしまうような出来事も起こっている。



これは神谷宗幣の出生図の10室の傷が示すカルマである。




今後の参政党


今後、参政党がどのように変化していくかということだが、おそらく、神谷宗幣の個人商店のようになっていくはずである。



土星は2、3室の支配星で、9室に在住し、ダシャーロードの土星から見ても2室に惑星集中しているからである。



2室は起業のハウスであり、アルタハウスであることから、富や蓄財、所有を求めていく傾向が強くなる。



また3室は食欲、性欲、睡眠欲のハウスであり、幾分、物質的な価値を追求したくなる面も出てくる。つまり、エゴが出てくるのである。







こうした土星が、理想主義の9室を傷つけている配置となっている。



土星から見て2室に惑星集中していることは、自分が創業した政党の中に全てを所有することを表わしている。



政治献金も人材も候補者たちも党員たちもである。



参政党を5人のボードメンバーと共に立ち上げた時は、党を民主的に運営し、政治献金を受けつけず、政党は会費だけで賄い、組織を設けないという方針だった。



何よりも国民一人一人が政治に参加してほしいという理想主義を表明していた。



然し、自分が参議院選で、比例当選し、国会議員になると、段々理想主義はどうでもよくなったのである。



それが、マハダシャー木星期の最後のアンタルダシャーの木星/ラーフ期である。



これらのダシャー/アンタルダシャーの惑星は、現在、神谷宗幣の5室(思想、考え)をトランジットしている。



木星とラーフはグルチャンダラヨーガであり、道徳からの逸脱、背徳を表わしている。



従って、神谷宗幣は考えが変質したのである。



ダシャーの推移においても、ちょうど予定調和的にマハダシャー土星期に移行しようとしており、既に土星期の効果が始まりつつあるのである。




そうすると、神谷宗幣も洗練潔癖な理想主義的なことばかり言っている訳には行かなくなったのである。



また国会議員になって、国会で、代表質問などが出来る立場に味をしめ、もっと自分が主体となって党勢を拡大したいと思うようになった。



民主的な党員たちとのコミュニケーションを止めて、共産党のような組織を構築し、その頂点に君臨して、自らの独裁体制を築きたいと考えるようになった。



最初の方針をやめて、政治献金などを集めたいと思うようになったのである。



これが神谷宗幣のマハダシャー土星期に向けての変質の意味である。



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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 秀吉先生、

    私も共通配置があるので、コメントさせて頂きます。

    まず、私は、ラーシでは、6室支配の月が蠍座10室で減衰しています。
    これは、よく出てくる敵を粉砕する配置ですよね…

    それと、この月は、蠍座で高揚するケートゥと同座、さらには、火星は8室乙女座なのですが、逆行のため、獅子座在住の効果を発揮して、そこから蠍座にアスペクトしているので、火星も自身の支配宮に在住してルチャカヨーガのようになってます。
    (この火星の解釈は正しいですかね?)

    それで、月が何重にもニーチャされて強力です。
    この10室の月は、何かと目立ち、周りの人々から注目されたり、
    そして、年上の(10室)女性(あるいは 女性的な粘着気質の人)(月)から粘着される(敵)けれども、最終的には勝つ(ニーチャ)というのを、私は人生で何度も経験しています。

    それで、この神谷さんとの共通点ですが、
    私はナヴァムシャが射手座ラグナで、月と金星がこの方と同じく10室なんですね。

    それで、ここで6−8支配星が同座でヴィーパリータ、さらに、この10室支配星の水星はラグナに在住していて、この10室で減衰する6−11支配の金星をキャンセルしています。
    加えて言うなら、このラグナ在住の水星は自室にアスペクトバックしてバドラヨーガ的な効果を発揮し強力です。
    (この記事とはここは関係無いですが、私はこの強力の水星のおかげか、水星期は大発展を遂げて、試験を受けて奨学金でアメリカ留学しました)

    ということで、私はラーシでもナヴァムシャでも女性が敵で、粘着されるが、最終的に勝つ、という配置を持っています。

    ナヴァムシャの減衰する金星は、6−11支配ですが、どうも私の経験からする感覚だと、6室(敵)に打ち勝つ、のと、11室(評判)を落とすが、最終的に挽回する、というような経験をしますので、どうやら、2つ支配している時は、どちらの効果も出るんだなぁ…という感じです。

    私の場合、敵対する婆さん(マンションの元理事長)にデマを流されたのですが、最終的には、彼女の正体を晒し、暴くことに成功しましたので。
    (私は彼女の正体を暴くために、わざと彼女の行為をエスカレートさせたり、時には、彼女の言うことを信じさせるように周りの人々に仕向けて、一旦彼女の味方に付けたりしたのです笑)

    まぁ、そんな感じで、ご報告致しますね。
    • 確かに6室の支配星が10室で減衰する配置は、敵を粉砕する配置です。


      ですから6室支配の金星が10室で減衰する神谷宗幣も色々と批判を受けながらも結局はそれを乗り切って生き残っていくと思います。


      ナヴァムシャの月と金星が10室で神谷宗幣の出生図の配置と同じというのはかなり参考になります。


      それは、神谷宗幣が泥臭い、闘争の中で生き残っていくことを確証する材料になると思います。


      つまり、10室が強いが、傷ついており、色々な困難を経験するが、しかし、結局は、批判を受けながらも参政党を自らの個人商店のようにして、独裁体制を築いていくのだと思います。


      政治というのは権力を意味しており、権力は汚いものであり、政治も汚いものだということかもしれません。


      参議院議員に当選して、権力を得た後、色々考えが変わってきたのだと思います。


      お金を集める必要性も感じて来たのかもしれません。


      自分のエゴを参政党の党勢の拡大によって、満たしたいと思うようになったのです。


      これは人間として、全く想定できる普通のあり方だと思います。


      次のマハダシャーである土星が2室の支配星で、土星から見て、2室に惑星集中しているからです。


      2室が強調されていることは、もっとお金を集めたくなることを表わしており、所有し、蓄積することを表わしています。


      彼の場合、月ラグナから見て、6室支配の土星が12室に在住して、ヴィーパリータラージャヨーガも形成しており、


      最初は敵に苦しんでも最終的に敵がいなくなったり、協力者となるという象意も持っています。
  • 最近、神谷宗幣の公設秘書の方が自殺したとのニュースが報道されました。

    その秘書の方は、神谷宗幣からパワハラを受けていたとの情報が、一緒に働いていた方の証言から分かったそうです。

    武田邦彦や赤尾由美は、この秘書の方から相談を受けていたそうです。

    藤村晃子さんと言う方の巫女ねこちゃんねると言うyoutubeにて、かなり詳細に語られてました。

    神谷は秘書の方に、3分間ずっと怒鳴りつづけることもあったそうです。

    やはり、このニュースからしても、秀吉先生のラグナ修正が正しかったのではないかと思えます。

    と言うのは、火星が双子座29度40分にあり、ラグナが射手座29度40分近くにあると、神谷の特徴に合致するからです。

    神谷は火星が示す通り、行動力や実行力がある人物ですが、パワハラと言うのも火星が示すことだからです。

    そうなると、秀吉先生の時刻修正通りにD9やD10のラグナも正しく、D1のラグナも火星のほぼ180度真逆の位置にあることで、今回の事件も納得がいきます。

    また現在、ヴィムショッタリダシャーがマハーダシャーが木星期から土星期に切り替わるタイミングです。

    元参政党支持の方々が、今回の事件から神谷批判の声を一層高めたことと合致します。
    • 神谷宗幣の性格が、ラグナやラグナロードに絡む火星によって特徴づけられるというのは確かにそうだと思います。

      秘書は部下の6室が表わすと思いますが、6室支配の金星が減衰していることは、あたかも金星が6室で減衰していることと同じように自分の部下を徹底的に使い倒す配置です。

      秘書に多大な負荷をかけ、そして自分のストレスの発散の場にもしていたのかもしれません。

      この配置の場合、乙女座に象徴される人物は神谷宗幣の暴力に適わないことを意味します。

      徹底的に痛めつけられて、自殺に追い込まれたのかもしれません。

      同じような配置として、イアン・ソープも射手座ラグナで6室支配の金星が10室で減衰していましたが、アスリートとか競技で相手に勝たなければならないような立場の人はいいと思います。

      敵を粉砕する勝利者の配置です。

      あるいは、独裁者が自分の部下の粛清をするといった場合にも発揮されそうですが、倫理的に問題のある配置です。

      6室は、単独でトリシャダハウスで、ドゥシュタナハウスでもある為、勝利したとしてもカルマも積み増している印象です。

      あと減衰する6室の支配星が8室の支配星とコンジャンクトして、ラーフや火星によって激しく傷つけられています。

      それで部下の6室が激しく傷ついていることによって、部下が自殺に追い込まれたと思います。

      6-8の絡みは、犯罪を免れ得ない配置であると言いますが、6-8の絡みが行為の10室に在住し、10室の支配星に連結していることもあってか、神谷宗幣のパワハラは犯罪に近いものになったと思います。

      また6-8の絡みを形成しているのが女性を意味する月と金星で、しかも女性の星座である乙女座に在住している為、女性の秘書が痛めつけられて亡くなったということだと思います。

      神谷宗幣は、自分の部下や党の候補者の女性に対するセクハラ的な批判も受けていますが、パワハラでなければセクハラにも容易になり得る配置です。

      神谷宗幣は、ラグナロードが木星で、ラグナにアスペクトバックしていることもある為か、第一印象として、外見的、人物的には非常に好印象を与えますが、しかし10室の激しい傷から、行為において非常に闇が深く、身内の人間から敵対者が多く出て来ています。

      これまでは木星/ラーフ期ということで、マハダシャー木星期の最後のアンタルダシャーということで、ダシャーチッドラに入っていることもあって、土星期の影響を徐々に発揮してましたが、今年に入って本格的に土星期になった衝撃はやはり激しいと思います。

      公設秘書の自殺によって、それが決定的なものになったと思います。

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