プーチンのウクライナへの首都への進撃は、ウクライナ軍の激しい抵抗に遭っていると伝えられている。
ニュースの報道などによれば、プーチンは国内問題を抱えており、焦りがあったとの情報が見られる。
プーチンのウクライナへの侵攻は、『戦略的判断ミス』であるとの見方も出ている。
土星が山羊座をトランジットし、木星が水瓶座をトランジットする今は、プーチンのチャートの12室にダブルトランジットが生じ、足を引っ張られたり、損失をもたらされる時期である。
この12室は思考、判断力の5室から見た8室(混乱、行き詰まり)であり、判断ミスを犯す可能性が考えられる。
プーチンがマハダシャー水星期になってから、この暴挙を行なったことは非常に興味深い。
水星は蠍座ラグナにとっては、8、11室の支配星で5室から見た8室(判断力の混乱)に在住しており、11室の支配星である為、貪欲で、野心的であり、陰謀、悪意を抱く機能的凶星となっている。
この8、11室支配の水星は、悪意や貪欲さを持った人間が関わってくることを意味し、プーチン自体の性質も悪意や貪欲にする。
プーチンの周辺の人物が、皆、信用ならない人物であったり、周辺諸国のリーダーたち全員を信用できないと感じているかもしれない。
プーチン大統領が24日に行った演説の中で、以下のように述べている。
『ソ連が解体され能力の大部分を失った後も、ロシアは核保有国の一つだ。最新鋭兵器もある。われわれに攻撃を加えれば不幸な結果となるのは明らかだ。』 (「ロシアは核保有国」「攻撃を加えれば不幸な結果に」プーチン大統領の演説要旨 2022/2/25 07:14 産経新聞より引用抜粋) |
これは追い詰められて焦っている人間が発している言葉のように思われる。
プーチンは近隣国に攻撃されるのではないかという過度の被害妄想に陥っており、それは、アラブの春などでも、アメリカが民主化運動などにCIAの要員を潜伏させてきたことを考えると、現実である面もあるかもしれないが、過剰な怖れとなっている。
従って、これまで冷静さを失うことのなかったプーチンが、ここに来て、あたかも焦りから判断ミスを犯したような軍事行動を取ってしまったことを表している。
おそらくプーチンにとって、生き残っているオルガリヒを初めとした側近の人間たちは全く油断ならない人物なのである。
プーチンにとって、心休まる居場所は、牡羊座のバラニーに在住する木星が象徴する諜報機関のみである。
プーチンのチャートの強力な配置は、2、5室支配の木星と1、6室支配の火星の2-6の星座交換である。
この木星は、牡羊座のバラニーに在住しており、諜報機関の人材が全て、プーチンの弟子であり、部下として、プーチンの思い通りに行動することを表している。
この木星がラグナロードの火星と星座交換して、プーチンを保護していると共に12室に在住する8、11室支配の水星にアスペクトして保護している為、プーチンは2024年に引退した後も諜報機関の人間によって、守られると考えられる。
また先日、別の記事で書いたように8室の支配星が12室に在住し、また月から見ても8室と12室が星座交換して、ヴィーパリータラージャヨーガを形成している。
これは、貪欲な人々との裏取引き、裏協定などによって、ぬくぬくと便宜を得続ける配置である。
小池百合子と全く同じ配置である。
この5室支配でバラニーに在住する木星は、基本的に人を信用しない。
特に5室の支配星が6室に在住する場合、自分の間違った偏見で事実を捻じ曲げる傾向として現れる。
しかもバラニーは猜疑心が強く、決して人を信用しない為、ウクライナが決して、ロシアを攻撃する意図がないにも関わらず、それが信じられないのである。
従って、ウクライナが西側諸国の後押しを受けて、ミサイル配備システムを持てば、核弾頭を乗せてそれを発射する可能性というものを実際に考える。
出生図のラグナは完全に蠍座で正しいため、出生図をチャラダシャーで検討すると、現在は、魚座のメジャーダシャーで2024年10月まで続く。
この魚座のメジャーダシャーにおいては、GKの火星が10室に在住し、土星、太陽などからアスペクトされており、軍事的な冒険をすることを表している。
然し、2024年10月から水瓶座の時期に移行すると、AmKの土星と太陽は8室に位置する為、それで引退なのである。
マハダシャーの水星も8室の支配星であり、またダシャムシャでも8室に在住していれば、引退の時期を表している。
プーチンのスタンスや手法は、ヒトラーに似ている。
ヒトラーは、民族が存亡の危機に立たされた場合、他国への侵略も正当化されるという論理を駆使していた。
またヒトラーが、チェコの北部、ドイツ・ポーランドとの国境を接する一帯(スデーテン)が、ドイツ人居住者が多かったことから、併合を要求し、1938年のミュンヘン会議で英仏が容認し、ドイツに割譲されている。
西側諸国の融和策によって、領土を獲得していくが、最終的には侵略戦争を開始している。
今のアメリカや西欧の弱腰の態度は、当時の融和策に似ている。
但し、アメリカが参戦すれば、世界大戦になってしまう恐れもあり、中国が漁夫の利を得て、台湾に侵攻する可能性が出てくる。
プーチンもクリミアを併合し、ウクライナ東部のロシアとの国境地帯のルガンスク、ドネツク、マリウポリなどの親ロシア系住民が多い地域を武装勢力が実行支配している。
プーチンも徐々に譲歩を迫り、最終的には、ウクライナ侵攻に打って出た。
民族主義、主権国家というものは、国際機関など超国家機関が全く頼りにならない場合、最終的には自らの軍事力が頼りになる。
外交的な解決の最後の手段が戦争である。
プーチンは、ウクライナ全域を攻撃し、最終的にルガンスク、ドネツク、マリウポリなどの現在、支配地域となっている一部の地域を全域に拡大し、ウクライナから撤退する場合にその辺りを落としどころとする考えかもしれない。
ディール(駆け引き)においては、最初、高めの値段を言っておいて、後で、相手に多少譲歩し、自分の望みの金額を獲得するが、それと同じで、プーチンはウクライナ全域に攻撃を仕掛けて、撤退し、ルガンスク、ドネツク、マリウポリなどの支配地域の拡大という戦利品を獲得するつもりではないかと考えられる。
プーチンのチャートを見ても戦争犯罪人として裁かれる様子が全く出ておらず、引退後も、ぬくぬくと背後で力を持ち続けるように思われる。
ロシアの次の選挙は、2024年である為、次の選挙で、プーチンは再選しないと考えられる。
このプーチンの戦争を見て、変わらざるを得ないのが、日本である。
このロシアによるウクライナ戦争を見て、ロシアが北方領土を日本に返還するつもりなどないことが分かるのである。
経済協力していればいつか日本に北方領土が返還されるのではないかという甘い考えは全く通用しないことが分かる。
プーチンが日本から経済協力を引き出す駆け引きを行なってきたことが分かる。
日本のマンデン図でも2022年12月からケートゥ期に入ってゆき、ケートゥのディスポジターである太陽は5室の牡羊座で高揚している。
以前からこのタイミングが日本の愛国民族主義が高まる時期であると考えて来たが、国家は国民が自力で守らなければならないという国防に関する意識が高まっていくと考えられる。
あの英雄だったプーチンが・・・
プーチンは、国内からオルガリヒを追放し、新自由主義のアメリカの資本家階級(新世界秩序グループ)と戦う英雄として、スピ系の人からは崇拝されている。
ドナルド・トランプと並び、アメリカのディープステイトと闘う英雄と見なされている。
今回の軍事作戦もスピ系の人によれば、プーチンは、ウクライナに潜伏するハザールマフィアを討伐する目的があるのだという。
スピ系の人々の問題点は、あまりにも人物を理想化し過ぎる所で、プーチンやトランプが世界を救う為に戦っているなどといった壮大なファンタジーを作り上げてしまう。
プーチンにしてもトランプにしても権力者としての自分の欲望から行動しているだけである。
プーチンは、三国志の曹操のように怜悧で、冷静沈着、アメリカと互角に渡り合う武将として、尊敬も集めていたが、焦りから判断力を失い、またダシャーが8、11室支配の機能的凶星の水星の為、識別力を失い、貪欲な11室を支配しているだけに軍事侵攻を『親ロシア系住民をジェノサイドから守るため』とか、『平和維持活動』と呼ぶなど、詭弁が目立ち、欲望から判断能力を失い、自らを騙してしまった可能性が高い。
これらの詭弁によって、自らを欺き、欲望を理性よりも優先したのである。
それが蠍座ラグナにとっての8、11室支配の水星期の危険性である。
コメント
コメント一覧 (2件)
昨日テレビ報道で触れられていて私も少し前のこととして憶えていたプーチンの健康問題に
「パーキンソン病の疑い」というのがあります
イギリスBBCかどこかがその可能性を示唆したのですが
ルカシェンコ大統領との首脳会談の際にプーチンは左手の方で椅子のひじ掛け下の支えを握りしめる様子が映像に残っており
やはり海外世論がそれをプーチンのパーキンソン病の進行と見たようです
(何もしていないと手先が震えるため力を込めてごまかそうとしている所作だと見なされたと思われます)
私の方はまだまだマンデン的占断力がないため今般の一大事をジョーティッシュし切れないでおりますが
個人的にウクライナ侵攻に対し発言しているロシア人のラグナ検証を試みました
https://www.kamura-ayasuke-jortish-daisuki.com/post/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E4%BE%B5%E6%94%BB%E3%81%AB%E5%A3%B0%E3%82%92%E6%8C%99%E3%81%92%E3%82%8B%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E4%BA%BAlgbt%E5%B0%8F%E5%8E%9F%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B9%E6%B0%8F%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%8A%E6%A4%9C%E8%A8%BC
よろしければご覧下さい
以上
パーキンソン病というのは、あり得ると思います。
パーキンソン病の原因は、大脳の下にある中脳の黒質ドパミン神経細胞が減少することで起こるということで、神経細胞の問題ということであれば、水星が表示体となります。
水星が8、11室支配の機能的凶星で、蠍座ラグナにとってはマラカでもある為、健康問題を引き起こします。
パーキンソン病は難病、奇病ということになっており、ドパミン神経細胞が減少する理由自体は分からず、原因不明の疾患で、まさに8室の象意が現れています。
プーチンは、自分の健康問題にも直面して、尚更、冷静な判断が出来なくなったとも考えられます。