ロサンゼルス山火事で、150平方キロメートル、日本の東京23区の4分の1の面積に匹敵する面積の住宅、家屋が火災に巻き込まれ、焼失したという。
ロス山火事の死者24人・行方不明16人に…高級住宅街パシフィック・パリセーズで延焼続く 2025/1/13 11:51 讀賣新聞 【ロサンゼルス=金子靖志】米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で発生した山火事で、地元当局は12日、死者が前日から8人増え、24人になったと発表した。少なくとも16人が行方不明となっており、犠牲者が今後も増える見通しだ。 地元当局などによると、4か所で起きていた山火事は1か所が鎮火し、12日時点で3か所となった。このうち、被害が最大となっているロサンゼルス西側にある高級住宅街パシフィック・パリセーズでの鎮火率は11%にとどまっており、延焼が続いている。死亡した24人の内訳は、パシフィック・パリセーズで8人、北側に位置するアルタデナで16人だった。 AP通信によると、捜査当局への行方不明者の報告が他にも数十件寄せられているという。 |
複数のハリウッドスターたちの豪邸も焼失したと伝えられている。
このロサンゼルスという高級住宅街が立ち並ぶエリアが何故、火災になったかは、アメリカの建国図にはっきりと示されている。
ロサンゼルスは、アメリカで最も不動産価格が高騰しており、アメリカの富裕層を象徴する街である。
アメリカの建国図の11室に惑星集中する太陽、金星、木星、火星はウォール街の金融財界人を始めとするアメリカの支配者階級、富裕層の象徴であるが、単純化すると、太陽はワシントンの政治エリート、木星や火星は銀行家や投資家、自己啓発セミナーの教師、ビジネスエリートなどを指し、金星はハリウッドセレブなどを表していると考えられる。
3、10室支配の金星は、まさに映画界、メディア界を支配するアメリカのプロパガンダの発信地である。
華麗な衣装に身を包み、アカデミー賞などで世界中から注目されるハリウッドスターたちはアメリカの富を象徴し、資本主義的な栄華の象徴でもある。
そのハリウッドが存在するロサンゼルスは、まさにアメリカの建国図で金星が象徴していたと言える。
ロサンゼルスで山火事が起こっている現在、ダシャーはラーフ/土星/金星期であり、プラティアンタルダシャーの金星が重要である。
金星は3、10室支配で、アメリカの映画界やメディアを表し、また月から見ると4室の支配星で、国土や建物、インフラを表している。
この金星が、火の惑星である火星とコンジャンクトし、土星からアスペクトされていることが、今回の山火事を表していたと思われる。
そして、この金星にアスペクトする火星も土星もチトラー(火星)に在住しており、やはり、火の惑星に関係している。
月から見ると火星は3室(4室から見た12室:不動産の損失)を支配して、4室支配の金星とコンジャンクトしており、これは国土や建物、インフラの損失を表している。
そして、その3室の支配星は火星で、しかもとチトラー(火星)に在住しているので、火災による焼失だったのである。
山火事が発生した2025年1月7日のトランジットを見ると、土星は水瓶座をトランジットしているが、水瓶座の20°51’付近であり、水瓶座の最後の方の度数であり、水瓶座において最大限の力を発揮するタイミングにある。
出生図の12室支配の月を通過しており、損失、出費を引き起こす配置である。
そして、国土の4室にアスペクトしているが、木星も牡牛座から国土の4室にアスペクトして、4室にダブルトランジットしている。
因みにウクライナ戦争が継続したこの2年間の間、土星は水瓶座を通過して、そこには12室支配の月が在住している為、やはり、巨額の軍事費をウクライナに提供して、アメリカには多大な出費が生じている。
今回の山火事による経済損失は20兆円と言われており、アメリカは多大な損失に見舞われることになった。
因みに4室にダブルトランジットが生じている為、今、アメリカには国土、建物、インフラといったテーマの出来事が生じている。
しかし、上述したようにダシャーを見ると、ラーフ/土星/金星期で、アンタルダシャーロードの土星が月から見た12室の支配星で、月から見た4室支配の金星にアスペクトしており、土星は、ラグナから見た6室の支配星で、4室支配の火星にもアスペクトしている。
またプラティアンタルダシャーロードの金星は、上述したように月から見た4室の支配星で、3室支配の火星とコンジャンクトし、12室支配の土星からアスペクトされている。
従って、ダシャーを見ると、傷ついた4室の象意が顕現するタイミングである。
そうしたカルマをダシャーの支配星が形成している所で、4室にダブルトランジットしている為、今回のような4室のテーマに関する否定的な出来事が起こっているのである。
因みに今回のロサンゼルスの山火事について読者の方から質問も受けたが、そのことを検討していた時にこのアメリカの建国図で4室にダブルトランジットしていることと、ドナルド・トランプが最近、グリーンランドの獲得に意欲を燃やし、軍事行動も辞さないなどと、侵略戦争を意味するような発言を行なったり、パナマ運河の返還を求め、メキシコ湾をアメリカ湾と改名すべきと主張したことの関連に気づいた。
つまり、今現在、米国は4室にダブルトランジットしている為、国土をテーマとする出来事が生じるのである。
トランプがアメリカの国土の拡張に意欲を燃やすのは、その表れである。
しかし、このトランプの主張は、欧州各国から非難を浴び、炎上したのである。
ちょうど、ロサンゼルスが燃えているようにである。
ドナルド・トランプのチャートでも土地、不動産の4室にダブルトランジットが生じており、しかも木星が牡牛座で逆行している為、4室支配の火星にもダブルトランジットしている。
一国の次期、大統領として、インフラ(パナマ運河)や国土(グリーンランド)の獲得に言及したのは、その為である。
しかし、その主張が国際社会のルールやNATO諸国の権利などを無視した自己中心的なもので、感情を剝き出しに示したものであったのは、4室で月が新月で、減衰して、ラーフ/ケートゥ軸と絡んで、ちょうど月蝕を形成しているからである。
月蝕は月が暗くなり、全く見えなくなる現象で、大衆のパニック状態を意味するが、ドナルド・トランプが、ポピュリズムを背景に大衆の感情的な怒りや主張を原動力にそのエネルギーを上手く活用して大統領に上り詰めたことを考えると、これは理解できる。
トランプの主張は、アメリカの大衆が抱く、自己中心的な望みを体現している。
ジャイミニスキーム
因みにチャラダシャーでは、現在、水瓶座/乙女座である。
水瓶座から見て4室支配のMKの金星は、3室(4室の損失:4室から見た12室)の支配星で、金星とコンジャンクトし、12室支配の土星からジャイミニアスペクトされて4室の支配星が激しく傷ついている。(この辺りはパラシャラのスキームで、月ラグナから見たロジックと同じである)
乙女座から見ると、4室に3、8室支配の火星と6室支配の土星が、ジャイミニアスペクトし、更に4室支配の木星にも3、8室支配の火星がコンジャンクトし、6室支配の土星がジャイミニアスペクトしている。
更に金星はMKでもある為、同じようにMKも3、8室支配の火星と6室支配の土星からジャイミニアスペクトされている。
因みに双子座は、世界の金融センターであるウォール街を象徴する星座であり、その双子座と、双子座に在住する惑星に3、8室支配の火星と6室支配の土星がアスペクトしている為、何かウォール街の大暴落が起こるとしたら、この乙女座のサブダシャーの時期だと思われる。
乙女座と乙女座から10室双子座に8室の支配の火星と6室支配の土星が絡み6-8の絡みが生じて、ダシャーの星座と、そこからの10室を激しく傷つけている。
つまり、2025年1月6日~2025年8月7日(水瓶座/乙女座)の間に米国株式市場の崩壊が起こるはずである。
そして、それはトランジットの土星が3月30日に魚座に移動して、この双子座と乙女座にジャイミニアスペクトするタイミングがトリガーとなる。
トランジットの土星のイングレスはその2ヵ月前から効果を発揮する為、おそらく1月30日には、それが始まると考えられる。
つまり、もう間もなくであり、このロサンゼルスの山火事が終わるか、終わらないうちに始まるのである。
アメリカの株式市場の崩壊
このロサンゼルスの富裕層の豪邸が燃えたという出来事は、前兆学的には、アメリカの富が虚構であることを示しているように思われる。
つまり、アメリカの富は株高だけに支えられており、実体はないのである。
そして、まもなく、2025年3月30日からトランジットの土星がアメリカ建国図の8室に移動するが、これでアメリカは行き詰まりに陥ると思われる。
これが以前から述べているようにアメリカの株式市場の暴落、恐慌への突入のタイミングである。
そして、ドナルド・トランプも獅子座ラグナである為、就任したばかりのドナルド・トランプの執政の行き詰まりのタイミングでもある。
この2025年3月30日は、土星ばかりでなく、ラーフ、金星、水星、太陽も8室をトランジットする為、まさにアメリカの政治エリート(太陽)からビジネスマン(水星)から、ハリウッドセレブ(金星)から、労働者、一般大衆(土星)、移民、外国人(ラーフ)まで、アメリカ国民全体が行き詰まりに陥るタイミングである。(この土星が魚座に移動するタイミングは、2025年のアメリカの新月図とほぼ同じである)
アメリカが崩壊する記念すべきタイミングになるものと思われる。
今回のロサンゼルスの山火事は、その前兆であり、その下準備と言えるかもしれない。
20兆円の経済損失をもたらしたこの大災害が、アメリカの投資家たちのマインドに深く影響を及ぼすことが考えられる。
投資意欲が減退し、この大災害の傷跡がじわじわとアメリカの株式市場に影響をもたらすのは、時間の問題と言えるかもしれない。
まさか、このように始まるとは思ってもいなかったが、このロサンゼルスの火災の影響は、引き金の一つになることはタイミング的に言って間違いないと思われる。
そして、これは2025年に起こることのまだほんの序の口、最初のきっかけに過ぎない。
そして、これから何が起こるかについては、私は昨年、各地で行った講演『2025年の日本と世界』の中で、詳しく解説している為、まだ視聴頂いていない方は、是非、ご検討下さい。
コメント