堀江貴文の好調な今 -ムクタヨーガの発現-




最近、堀江貴文の好調な今をyoutubeで見かけるようになった。



経済エンタテイメント番組「リアルバリュー」で、センター席に座り、経営者たちのリーダーとして振舞っている。





また自身がプロデュースする高級焼肉店「WAGYUMAFIA」も成功しているようである。





最近、フジテレビが性接待疑惑などの不祥事で凋落し、株主による経営再建策が検討される中で、社外取締役に堀江貴文を起用することへの待望論なども出ていた。



2005年、堀江貴文がニッポン放送株を大量取得し、フジテレビの経営権の取得を模索したが、当時、堀江と対立し、フジテレビ側に立って、ホワイトナイトを名乗り出たSBIホールディングスの北尾吉孝が、「堀江君に悪いことをした」と当時の判断が、間違っていたことを認める発言などもあり、堀江貴文の先見の明が再評価される動きも出て来た。



つまり、逮捕されて、どん底に陥った状況から再び、王者として、完全復活を遂げたような形である。



しかし、「リアルバリュー」の出演者たちは、手掛ける事業が、飲食サービスであることが納得がいかない様子で、本当はIT、メディア、コンピューターサイエンスなどの分野で、世界的なビジネスを切り開くことが期待されているようであった。







また番組内で、出演者にプライドを傷つけられて、感情を爆発させるようなシーンも見られた。




私は、以前、堀江貴文のマハダシャー月期は、あまりパッとしないと書いた記憶があるが、それはまだムクタヨーガなどを理解していない時で、やはり、現在の状況を見ると、ムクタヨーガが間違いなく発現しているようである。







出生図では、月はラグナロードでラグナで定座に在住し、木星は6室に在住して、ムクタヨーガが成立している。



ムクタヨーガ

ムクタは「王冠」を意味し、月と木星に関わる非常に好ましいヨガです。簡単な定義は、木星が定座や最高星位にある月から6室または8室に位置していることです。その名の通り、人は “王冠をかぶる “ことになります。比喩的に言えば、その人が自分の努力の分野で大きな名声と高い地位を獲得し、賞や名誉を勝ち取ることを意味します。

Mukuta Yoga

Mukuta means “Crown” and is another highly favorable yoga involving the Moon and Jupiter. The simple definition is Jupiter falling in the 6th or 8th house from the Moon in its own or exaltation sign. As the name implies, the result is that one will “wear the crown.” Metaphorically speaking this means that a person achieves great renown and a high position in their field of endeavor and wins awards and honors.
(『Graha Yogadeepika Volume One』マークボニー著より引用抜粋)




ナヴァムシャでも月は11室支配で4室に在住し、4、7室支配の木星と4-11の星座交換をしている。



出生図でもナヴァムシャでもムクタヨーガが形成されており、このヨーガが発現した結果が今の状況ではないかと思われる。



ムクタヨーガは、浮き沈みの激しいヨーガであり、一歩間違えば(例えば、月が弱い時)、貧困で永続的骨の折れる、全ての人に嫌われて永久に不安定な運勢に転じてしまう。



堀江貴文の場合、どん底からの復活は、まさにムクタヨーガの発現である。






飲食業などサービス業を手掛ける理由


しかし、ナヴァムシャやダシャムシャを見ると、ITやメディア事業などから、飲食、サービス業にシフトした理由がよく分かる。



堀江貴文がニッポン放送株を大量取得し、フジテレビの経営権を取得しようとした2005年頃は、金星/ラーフ期で、社会的成功の最初のタイミングであり、社会デビューの時期でもあるが、金星はナヴァムシャで水瓶座(銀行)に在住し、ダシャムシャでも双子座(株式市場)に在住している。







リーマンブラザーズと提携し、ライブドア社がまず「MSCB:転換価額修正条項付き転換社債)」を発行して、リーマンブラザーズに買い取ってもらったが、それはライブドアの社債を、将来ライブドアの株式に転換できる社債で、ライブドア社の株式が下落しても下落した時の金額で、株式に転換できる為、損しない内容になっている。


その上で、リーマン・ブラザーズが、ライブドアから株式を借りて、市場で空売りし、株価が下がった所で、転換社債を株に転換して、下落幅の利ザヤを稼いだ。



堀江貴文はMSCBの発行で、約800億円の資金を調達し、リーマン・ブラザーズも社債をライブドア社の株式に転換して、出資した約800億円と、下落した時の利ザヤ分の利益を上げた。


損したのは、株価の下落によって、損切りした一般投資家だけである。


つまり、堀江貴文は、一般投資家の損をリーマン・ブラザーズに献上することで、約800億円の資金を得た。



このような複雑なスキームを使って、ニッポン放送株の買収資金を取得した。



相場操縦のテクニックで、合法的ではあったが、検察に睨まれて、これは、2006年1月23日の証券取引法違反(偽計取引および風説の流布)の容疑による逮捕や翌月の有価証券報告書の虚偽記載の容疑での再逮捕につながった。(因みに逮捕されて刑務所に収監された時期は、金星/水星期で、アンタルダシャーロードは12室(監禁、投獄)の支配星だった)



これらは、当時、「別件逮捕」や「国策捜査」との指摘も為された。



これを行なったのが、ナヴァムシャで水瓶座に在住したり、ダシャムシャで双子座に在住する金星期だったが、これらの星座は銀行システムや株式市場の表示体であり、金融の仕組みを用いた金儲けだった。







一方で、月は、水の惑星で、出生図で水の星座に在住し、ナヴァムシャでは、水の星座である蟹座で高揚する木星と星座交換する月で、月は4室に在住している。







またダシャムシャでは月は、3室支配で4室に在住しているが、4-10軸における2、5室支配の水星と4室支配の太陽との間での4-5のラージャヨーガに含まれている。



3室の支配星である為、NewsPicksの番組や冒頭で言及した「リアルバリュー」への出演などメディア、芸能事業であり、また水星や太陽と絡んでいる為、経済活動に関わっている。



以前、自民党から出馬して、天皇制の必要性にも言及するなど、国家権力に挑戦的だったが、「リアルバリュー」では、わさびチャレンジという企画で使うわさびが天皇家御用達の品であることに言及したり、他の回では、ポーカービジネスを行なってる起業家に対して、所轄の行政機関(警察庁など)に文書や口頭で事前照会した方がいいと勧める場面もあった。



つまり、ダシャムシャの4-10軸で相互アスペクトするこの水星と太陽のラージャヨーガに含まれる3室支配の月は、国家権力、検察などに対立しない経済活動を表している。



いずれにしても堀江貴文は、金星期と月期では、行なう事業内容に大きな違いが生じていることが分かる。





アーシュレーシャ -マニアを生み出す-


現在、マハダシャー月期で、ラグナロードの月がラグナの蟹座で、アーシュレーシャに在住している。



従って、アーシュレーシャの性質が前面に出て来るはずだが、月期になってから、堀江貴文が、高級焼肉店「WAGYUMAFIA」を開業したのは、明らかにマニアックなアーシュレーシャの特徴である。



非常に物事をマニアックに追求する結果、特定の事柄に専門性を有するようになるのだが、堀江貴文の場合、それは和牛だったようである。



本人が肉好きで、和牛が好きであることが、和牛の専門性を得させ、「WAGYUMAFIA」の開店につながった。



これは、お笑い芸人・アンジャッシュの渡部建が、食通であった為、グルメ番組などに出演していたことにも見られる。



やはり、月期になってからの堀江貴文にもこの傾向が見られる。





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