【追悼】長嶋茂雄 その2-闘病生活と一茂との確執-




前回記事で、既に言及はしているが、闘病生活と一茂との確執について焦点を当てて更に過去の時系列を検討してみたい。



闘病生活と一茂との確執


長嶋茂雄は、2004年3月4日に脳梗塞で脳梗塞で倒れて入院してからは、ずっと闘病生活が続いていた。


第2次巨人監督退任以降

(略)

2003年11月に行われたアジア選手権で初めて本格的に指揮を執り、中国・台湾・韓国に勝利して優勝しアテネオリンピック出場が決定した。しかし本大会を約半年後に控えた2004年3月4日、脳梗塞で倒れ入院。一命は取り留めたものの利き手を含む右半身に麻痺が残り、言語能力にも影響が出た。長嶋や周囲はオリンピックでの復帰を考えていたが、短期間での病状回復は不可能と判断され、一茂が「(アテネには)行かせられない」と記者会見を行ったため、肩書きはそのままだったが長嶋がアテネで指揮を執ることはできなかった。長嶋の代理としてヘッド兼打撃コーチの中畑清がチームの指揮を執ったが、結果は3位に終わった。

(wikipedia 長嶋茂雄より引用抜粋)

この時は土星/月/水星期だったが、土星は魚座ラグナにとって11、12室支配のマーラカ(二次的な)であり、月は5室の支配星で、水星は、7室支配のマーラカになっている。





マハダシャーロードとアンタルダシャーロードが、マーラカになっていることが分かる。


長嶋茂雄は、オリンピックでの復帰を考えていたが、一茂が「(アテネには)行かせられない」と記者会見を行ったため、肩書きはそのままだったが長嶋がアテネで指揮を執ることはできなかった。


この病気により、父親の仕事における自己決定権が、一時的に一茂に移譲されたことで勘違いが生じたのか、その後、一茂が、病気から回復して現場に復帰したい長嶋茂雄との間で、深刻なトラブルになっていったと考えられる。





一茂が、父親の仕事に口を出し過ぎて、父親の自己決定権をないがしろにし、阻害したのである。



長嶋茂雄が、脳梗塞で倒れた2004年からの残りの土星期は、一茂とのトラブルとなっていくのであるが、長嶋茂雄の肖像権やマネジメントの権利を利権のように思い始めた長嶋一茂の嫁の弟とその嫁が、一茂の背後で暗躍したのである。


(2009年に田園調布の自宅などに保管されていた長嶋茂雄の記念品や愛用品の数々を一茂が独断で福井県福井市にあった「スポーツミュージアム山田コレクション」に売却し、直後に一茂夫人が社長を務める「ナガシマ企画」が、「長嶋茂雄」を商標登録したことで、妹・三奈と一茂は断絶した)


それで、2009年6月に長嶋茂雄は、自身の肖像権管理やマネジメントの権利を一茂の個人事務所「ナガシマ企画」から、次女・三奈が代表を務める「オフィス・エヌ」に移管し、一茂との関係を切り捨てることにした。



その後、一茂は、長嶋家に存在しないものとして扱われている。



一茂氏は一度も出ず…長嶋家の“闇”が正月特番で浮き彫りに
2015/01/06 07:00 日刊ゲンダイDIGITAL

「今も壮絶なリハビリに取り組むミスターの姿には胸を打たれたし、三奈ちゃんとのエピソードには『へぇ』と思うものも多かった。94年のあの中日との10・8最終決戦の試合後に宿舎のベッドで父と娘が一緒に寝たなんて話は初耳だった。東京ドームの一室で再現された松井秀喜とのマンツーマンの素振りも、本邦初公開とうたうだけあって貴重ではあったよね」

 1月3日にTBS系列で放送された「独占! 長嶋茂雄の真実~父と娘の40年物語~」を見た古手の巨人OBの感想である。番組は、 テレビ初共演だという長嶋氏(78)と次女の三奈さん(46)が、スタジオでVTRを見ながら仲むつまじく掛け合う姿を軸に構成されていたが、「見終わったときには、拭いきれない違和感だけが残った。だって、2時間半に及ぶ番組の中で長男の一茂が一度も出ないんだから。VTRはおろか、名前すら紹介されない。ミスターと三奈ちゃんのほほ笑ましい関係が映し出されれば出されるほど、長嶋家の闇が浮き彫りにされた印象を受けた」というのだ。

■存在しないものとされた長男・一茂

 長嶋氏には4人の子供がいる。もともと球界とは距離を置いている一般人の長女と元レーサーの次男はともかく、プロ野球のスーパースターだった父の後を追った長男の一茂(48)は、「長嶋茂雄」を語る上で欠くことのできない人物のはずである。にもかかわらず、長嶋氏の現役時代から監督時代まで丁寧に足跡をたどったシーンでも名前すら登場せず、04年3月に脳梗塞に倒れた長嶋氏が意識不明の状態で病院のベッドに横たわる再現VTRでも、病室にいるのは亜希子夫人(享年64)と三奈さんだけ。93年から4年間、一茂が父と同じ巨人のユニホームを着た事実も触れられなかった。まるで「存在しないもの」という扱いだったのである。

テレビ局関係者が嘆息する。

「長嶋さんと一茂さん、というより、一茂さんと三奈さんの絶縁状態が原因でしょう。現在、『長嶋茂雄』の肖像権や資産管理を行っているのは、三奈さんが代表を務める『オフィス・エヌ』という会社です。『オフィス・エヌ』、つまり、三奈さんがOKを出さなければ我々テレビ局もミスターの映像などは使えない。『オフィス・エヌ』はメディアに対して非常に協力的ですが、こと一茂さんが関わる番組に関してはそうではありません。一切、使用許可が出ないだろうと、こちらも自主規制せざるを得ないところがある。それほど2人の仲はこじれている。そんな異常な状態が今も続いているのです」

■現在も続く三奈さんとの“絶縁状態”

 兄妹の断絶の発端は09年、田園調布の自宅などに保管されていた長嶋氏の記念品や愛用品の数々を一茂が独断で福井県福井市にあった「スポーツミュージアム山田コレクション」に売却したことだ。

 大量に売り払った“お宝”の中には、07年に亡くなった亜希子夫人の私物も含まれており、これに長嶋氏と三奈さんが激怒。直後に、一茂の個人事務所で一茂夫人が社長を務める「ナガシマ企画」が、「長嶋茂雄」を商標登録したことで火に油を注いだ。もともと「長嶋茂雄」は「オフィス・エヌ」が商標登録をしていた。

「『ナガシマ企画』が商標登録を申請したのは、『オフィス・エヌ』の期限が切れたタイミング。これに、ミスターが長嶋茂雄の署名と家紋まで入った文書をマスコミに送り、『長嶋茂雄の肖像権管理、商品化権、広告宣伝および出演活動について、従来はナガシマ企画が関与することもあったが、平成21年5月15日からオフィス・エヌが責任を持って業務を行う』旨を知らせ、事実上の絶縁状を突きつける事態になったのです。その後、一茂がタレント活動で頼る芸能界の実力者が間を取り持ち、ミスターとは和解したといわれますが、“父親を守るのは自分しかいない”とする三奈さんと一茂は今も絶縁状態が続いているのです」(前出の テレビ局関係者)

 長嶋監督を巨人第1次政権から取材するスポーツライターの工藤健策氏がこう言う。

「長嶋さんを取り上げた3日の特番は見ませんでした。三奈さんが出演するということは、一茂さんのことは一切、触れられないだろうと思ったからです。そうなれば、長嶋さんと一茂さん、一茂さんと三奈さんの関係にイヤでも思いを巡らさざるを得ない。どちらに理があるのかはともかく、兄妹が角を突き合わせているという不幸な状態から早く長嶋さんを解放してあげて欲しい。長嶋さんを知る人はみな、そう思っているはずです」


子供の5室をラグナとした時の土星が7、8室支配の土星になっていることから、長嶋一茂の嫁とその家族(弟と弟の嫁)の表示体になっていることが明らかである。





5室をラグナとすると土星は7、8室支配で、8室に在住している為、一茂もこの嫁と嫁の家族には頭が上がらず、操られる立場となっていたことが分かる。



この11、12室支配で、6室支配の太陽と12室でコンジャンクトする土星の効果によって、長嶋茂雄は、自らの資産と尊厳を傷つけられ、家族(息子とその妻と妻の弟とその嫁)との骨肉の訴訟に入っていく。



また土星は11、12室支配のマーラカ(二次的な)である為、長嶋茂雄は、健康を損ない、死の淵を彷徨うことになった。



この時、脳梗塞を発症したのは、1室=脳の表示体である太陽に土星がコンジャンクトしていた為である。







土星はナヴァムシャのラグナが蠍座であれば、3、4室支配の土星は、マーラカ(二次的に)として働く要素があり、しかも2室の支配星である木星もマーラカとなり得る配置である。


そして、土星は1室=頭、脳の表示体である太陽にアスペクトして傷つけている。



月もマーラカの2室に在住しており、水星も8、11室支配のマーラカ(二次的)である。





ジャイミニスキーム


チャラダシャーでは射手座/牡羊座/山羊座であるが、まず射手座は高い所からの転落を表す危険な星座であり、射手座には1室=頭、脳の表示体であるAKが在住し、ラーフとコンジャンクトし、GKの火星やケートゥからアスペクトされて激しく傷ついている。







サブダシャーの牡羊座はマーラカの2室であり、そこから見て、ラグナロードの火星が入院の12室に在住し、ラーフやケートゥからジャイミニアスペクトされて傷ついている。



またサブサブダシャーの山羊座には、マラカに相当するDKの金星が在住し、AKの月がそこから12室(入院)で、ラーフとコンジャンクトし、GKの火星とケートゥからジャイミニアスペクトされて激しく傷ついている。




またナヴァムシャにおいても射手座を検討すると、そこには1室の支配星に相当するAKと1室の表示体である太陽が、土星、ケートゥ、ラーフからジャイミニアスペクトされて、激しく傷ついている。




マハダシャー土星期に病気になって、家族との確執も経験し、自身の名誉や尊厳も傷つけられたが、その後、水星期になって、一茂と絶縁することによって、何とか尊厳を取り戻した。





(2015年1月3日 TBS系列「独占! 長嶋茂雄の真実~父と娘の40年物語~」より)




それが、この長島美奈と満面の微笑で、メディアに出演した姿である。(既に2022/2/12~マハダシャー水星期に移行していた)



既に述べたが、水星はダシャムシャで、10室でラージャヨーガを形成している為、仕事において何とか自己決定権と自らの尊厳を取り戻したのである。



しかし、水星期は、やはり魚座ラグナにとってマーラカの7室の支配星でもあり、それは死期がまじかに迫っていることも表していた。




そして、2025年6月3日、水星/木星/ラーフ期になって肺炎で亡くなったのである。




水星はマーラカの7室の支配星で、木星はマーラカの2室と星座交換し、更にマーラカの11、12室支配の土星(二次的に)からアスペクトされ、またラーフはディスポジターの木星が、同じようにマーラカによって傷つけられていた。




ジャイミニスキーム


チャラダシャーは、牡羊座/牡牛座/山羊座だったが、メジャーダシャーの牡羊座はマーラカの2室で、ラグナロードの火星が12室(入院)で、ラーフ、ケートゥからアスペクトされている。





サブダシャーの牡牛座をラグナとすると、AKは8室(致命傷、不治の病)に位置し、ラーフとコンジャンクトし、GKの火星、ケートゥからジャイミニアスペクトされて傷ついている。



サブサブダシャーは山羊座で、山羊座から見ると、AKは12室に在住し、ラーフとコンジャンクトし、GKの火星、ケートゥからジャイミニアスペクトされて傷ついている。



また山羊座には、7室の支配星=マーラカに相当するDKの金星が在住している。



肺炎で亡くなったのは、AKは月でもあり、月は4室の表示体として肺を意味し、ラーフとコンジャンクトし、GKの火星、ケートゥからジャイミニアスペクトされて傷ついていたからではないかと思われる。




5室の支配星が10室に在住する配置の意味


因みに5室の支配星が10室に在住する配置は、5室から見るとラグナロードが6室に在住する配置となる。





従って、父親にとっての栄光が、子供にとっては奮闘し、苦労しなければならない配置なのである。



月は6室で、ラーフとコンジャンクトしており、父親がスーパースターであることは、子供にとっては、大変なことなのかもしれない。





一茂のとっての父・長嶋茂雄



長嶋一茂にとって、父の死は、金星/土星/金星期に起こっている。







9室をラグナとすると、金星は5、10室の支配星で、ラグナに在住し、6室の支配星や8室の支配星とコンジャンクトしている。



そして、9室から見て、ラグナロードで、マーラカの2室支配で、マーラカの2室に在住し、同じく、4、11室支配のマーラカの火星(山羊座ラグナにとって傷ついた4、11室の支配星はマーラカとなる)とコンジャンクトしている。



金星は6室の支配星で、9室に在住している為、父親との確執を表し、また土星も9室の支配星で、12室の支配星とコンジャンクトしており、父親の損失を表している。



6-9の絡みは、父親が亡くなったことで、父親と関わらざるを得なくなり、父親との確執が生じたのである。




一見、長嶋一茂のチャートを見ると、父親の9室で、2、5室支配の水星や、1、6室支配の金星、4室支配の太陽が在住して、1-2、1-5、4-5のラージャヨーガを形成しており、父親運が良さそうである。




しかし、月ラグナから見ると、2、9室支配の火星が12室で、11、12室支配の土星とコンジャンクトして激しく傷ついてることが分かる。



9-12の絡みで、父親の損失を表し、2室の支配星(両親、家族)が、12室で、土星から傷つけられることで、家族関係の破綻と損失を表している。



長嶋一茂は、名誉毀損裁判で、出廷した際に「もともと長嶋家はバラバラで、母の生前も6人が揃って旅行に行ったことも、食事だってそろってしたことは一度もないです」と、家族について衝撃的な証言をしているが、家族が冷え込んでいて壊れていたことをこの配置からも伺い知れる。



下記のように長嶋茂雄が一茂を球場に連れて行って、試合後、忘れて帰ってしまったという以下のエピソードは、笑えないエピソードである。



「一茂さんが子供のころ、ミスターが球場に連れて行ったあと、試合後に忘れて帰ってしまったという笑い話がありましたが、あながち笑えるエピソードでもなかったようですね。茂雄さんの憔悴は、妻として、また母として長嶋家をずっと支えてきた亜希子さん(享年64)が2007年に亡くなったことも大きいでしょう」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

(長嶋茂雄さん死去、命日は3日、享年は89(野球)最後までミスターすぎる「運命の旅立ち」2025/6/3 10:27 週刊女性PRIMEより引用抜粋)


9、10室支配のヨーガカラカの土星が10室でシャシャヨーガの配置は、一茂自身のキャリア運を良くし、また9室の支配星が、10室でシャシャヨーガであることは、父親が社会的に有名な人物であることを物語っている。



しかし、上述したように月から見た場合、その配置は、父親の損失や評価の損失、家族の崩壊や損失を表していたのである。







9室は父親を表し、10室は職場の上司を表すが、職業人としての父親も表している。



そうすると、9、10室支配で10室に在住する土星は、父親が職場の上司でもあったことを表している。







1993年に長嶋茂雄は監督に復帰し、一茂もヤクルトからトレードで巨人軍に移籍し、長嶋茂雄の下で、選手として4年間、活動した。



しかし、一茂は、その4年間で成績を残せずに「暴言事件」や「パニック障害」も引き起こし、1996年秋に田園調布の実家で、父親から「残念だけれど、お前はもう来季の戦力に入ってない」と告げられるのである。



9、10室支配のヨーガカラカの土星が10室でシャシャヨーガを形成する配置は、父親が社会的に活躍していることなどを表し、また父親が職場の上司でもあったが、月から見て、11、12室支配の土星が9室支配の火星と共に12室に在住している為、その父親から、戦力外通告という形で、酷評され、選手としての資格を失い、現役引退につながった。



それは父親の損失と、評価の損失を同時にもたらす経験であった。



長嶋一茂のラグナから見た土星と月から見た土星の落差は、こうした物語を物語っている。



月ラグナから見ると、父親の表示体である太陽が敵を表す6室の支配星になり、3、8室支配の金星と11室でコンジャンクトして、6-8の絡みを形成する配置は、父親を見下して、骨肉の争いを演じる配置である。



そこには幸福や心の平安を表す4室の支配星や配偶者を表す7室の支配星が含まれている為、常に母親、配偶者などを巻き込みながら、心の平安がない不幸な争いを表している。



そして、金星は月から見た3、8室の支配星で、相続を表す8室の支配星であることを考えると、それが6室の支配星と絡んで、6-8の絡みを生み出していることから、骨肉の相続争いをもたらしたのである。



これは既に2009年6月に長嶋茂雄が、自身の肖像権管理やマネジメントの権利から一茂を排除したことで、既に相続争いは明確になっている。



一茂は、既に相続人として排除されたことを悟っているのか、「(相続は)全部放棄している。もめたくないので。きょうだい4人いるが、すでに3等分だと言っている」とテレビ番組で語っていた。



亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係
2025/06/04 06:00 日刊ゲンダイDIGITAL

「ミスタープロ野球」巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが3日、肺炎のため亡くなった。89歳。長嶋さんの棺を乗せた車は同日午後1時20分頃、自宅に到着し同乗した長男でタレントの一茂(59)は報道陣に頭を下げた。

 この日、自宅にはソフトバンクの王貞治球団会長(85)が弔問に訪れ、一茂は長嶋さんの次女でスポーツキャスターの長島三奈(56)とともに王氏を見送っていたが、SNSでは長嶋さんを追悼する声のほかに聞こえてくるのが、長嶋さんの遺産や相続についてだ。

 喪主を務めるのは、かねてより一茂と”不仲説”が報じられていた妹の三奈だからだ。

 長嶋さんには、大田区田園調布の自宅や世田谷区の土地、マネジメント会社の「オフィスエヌ」名義の不動産など約20億円の資産があると報じられていた。だが、第一子である一茂はたびたび「相続放棄」を口にしていた。例えば、2017年には、テレビ番組で「(相続は)全部放棄している。もめたくないので。きょうだい4人いるが、すでに3等分だと言っている」と答えている。

「今回、一茂さんの過去の発言が再び注目を集めていますが、法律上は、生前の相続放棄は法的に効力がありません。基本的には、相続の権利は死後に効力が発揮されるので、一茂さんが撤回すれば認められます。また、遺留分は生前放棄できますが、これも法的手続きが必要。果たして、一茂さんが手続きしているのか。長嶋さんの『遺言書』の有無も不明ですが、今でも多額の財産が遺されているはずですから、揉めてもおかしくありません」(相続問題に詳しい税理士)

■関係悪化は「長嶋茂雄」の商標権騒動から?

 一茂と、三奈をはじめ長嶋家との関係が悪化したのは、09年6月に長嶋さんの肖像権管理やマネジメントが、三奈が代表を務める「オフィスエヌ」に移行してからとされている。それまでは、一茂の個人事務所が権利をもっていたが、「長嶋茂雄」の名前を商標として出願していたことが明らかに。それに対し、長嶋さんや三奈側が無効を主張していた問題が報じられた。

 21年11月25日発売の雑誌『ゲーテ』の連載では、一茂は〈父とは、もう13年会っていない〉〈生きているうちに父と会うことは、もう二度とないだろう。父だけでなく、妹達や弟とも10年以上顔を合わせていないし、連絡もとっていない〉などと綴っている。

家族とは距離を置いていたようだが……。

「一茂さんは不動産や株式投資をしているほか、初期投資6000万円かけて東京・麻布十番の会員制バーを経営していたほど経済的に成功しています。ハワイの別荘と日本と行き来しながら、タレントとしては複数のレギュラー番組を抱える売れっ子でもあります。ただ、このバーはオープンからわずか1年で閉店していますし、飲食業は苦戦しています。とはいえ、経済的に困っているわけでもなく、複数の番組で『相続放棄』を口にしていましたから、遺産で揉めたくない想いは強いのでしょう。もっとも、先の連載では〈日本中の長嶋茂雄ファンのなかで、僕こそが一番の長嶋茂雄ファンだ〉とも語られていましたから、絶縁といわれた中でも父親を尊敬していたことが伝わります」(女性誌編集者)

 三奈とは久々の再会だったのだろうか。今後の家族関係にも注目が集まりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 長嶋一茂といえば、自宅の壁に“落書き”された騒動が有名だが、その原因は江角マキコだったことは今も記憶に新しい。


このように一茂のチャートからは父親との確執、家族の確執を読み取ることが出来る。


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