女優・戸田菜穂について -朝ドラ『あんぱん』で注目-



最近、朝ドラ「あんぱん」で戸田菜穂が名演技をして注目されているらしい。


文春オンラインの記事では、”詩的な人生”と評価されていた。


ポエム(詩)と言えば、小泉進次郎の発言に対してこき下ろす時に使われるように最近は否定的な意味合いで使われることが多くなっている。


抽象的で、情緒的で、曖昧で、具体性に欠けているとか、そういった意味合いである。



24歳でショムニ、松井秀喜との破局、夫への惚気…「あんぱん」で涙の名シーンを演じた戸田菜穂(51)の“詩的な人生”とは
2025/05/27 文春オンライン
 
朝ドラ「あんぱん」を彩る豪華脇役陣のなかで、北村匠海演じる柳井嵩の伯母役の戸田菜穂(51)が脚光を浴びている。

「楚々とした着物姿を披露した初登場時は、意地の悪い育ての母かと思われたが、生みの親の松嶋菜々子とのバトルを通し、甥に愛情を注ぐ姿が視聴者に共感を持たれた」(放送記者)

 広島で歯科医を開業する父の元で育った戸田。高校生のとき、「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で3万4000人の中からグランプリに選ばれ芸能界入りを果たした。

「天真爛漫なアイドルっぽさと少し陰がある部分が同居する不思議な魅力があった。ホリプロはポスト山口百恵の期待をかけていました」(芸能関係者)

朝ドラヒロインでブレイク、視聴率は35.2%を記録

 事務所の先輩・鈴木保奈美主演のドラマに出演し17歳で女優デビュー。芸能活動の一方で、玉川大学に進学する。大学に通うことは親との約束だったという。

「朝ドラ『ええにょぼ』のヒロインを演じたのは1993年。大学を休学して役に没頭した。平均視聴率35.2%を記録して、一気にブレイクした」(テレビ誌記者)

 留年して大学を卒業後、24歳で出会ったのがドラマ「ショムニ」だった。

「戸田は主演の江角マキコのライバルで秘書課のリーダー役。コミカルな演技が話題を呼んで人気シリーズの立役者になった」(同前)

松井秀喜の渡米後も遠距離恋愛を続けていたが…

 30歳を目前に「女はバス停で服を着替えた」で映画初主演。「妖艶な女性も演じてみたい」と語ったとおり、ラブシーンも演じた。

 2005年、当時ヤンキースにいた松井秀喜とのルーブル美術館デートをスクープされた。

「巨人在籍時からの付き合いで、松井の渡米後も遠距離交際を続けていた。松井は交際を認め、父親も戸田を紹介されたことを明かしていたが、発覚から1年後に破局した」(芸能デスク)

 メジャー級の交際を経て、10年に医師と結婚。二女をもうける。

「戸田は夫を『優しい人で子育てもしてくれる』と惚気ていた」(女性誌記者)

 18年のドラマ「高嶺の花」では男を翻弄する悪女を演じるなど、母親になって以降は新境地を開拓。業界では「ユーティリティー女優」と呼ばれ評価は高い。

「『あんぱん』で夫のウイスキーを飲み、自分の子供を産めなかったことを涙で吐露する演技は、朝ドラ史上に残る名シーンになった」(演劇関係者)

 子供時分から俳句を嗜み、俳人との共著で『恋俳句レッスン』を出版、「NHK俳句」の司会をつとめたこともある。

 さて、戸田の次の“一句”は?

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年5月29日号)


しかし、逆に言えば、感情表現豊かで、女優としてはそれが感動的な名演技につながるようである。


戸田菜穂は、朝ドラなどで全国的な知名度を上げてから「清楚」「優等生」「上品」といったイメージが定着したという。


1990年8月の第15回ホリプロタレントスカウトキャラバンで、グランプリに選ばれたが、審査員のおすぎから「あなた、ちょっと暗い所があるの分かってる?」と辛口コメントをされたという。







また上京したての頃は、地方出身者で「こんなダサい子見たことない」と言われるなど、演技の勉強も全くないまま女優デビューとなったそうである。



このように戸田菜穂を形容するキーワードとして「詩的」「清楚」「優等生」「上品」「ダサい」といった言葉が登場したが、種々検討した所、戸田菜穂は魚座ラグナであり、これらの特徴は、魚座ラグナから来ていることが分かった。







魚座ラグナの人は、実際的でなく、夢見心地で、現実感に乏しい為、「詩的人生」などと言われてしまうのである。



例えば、魚座のレヴァーティーは、「消極的であっても常に注目を浴び、上品で穏やかで、玉の輿運がある」といった評価があるが、戸田菜穂にピッタリと一致している気もする。



ラグナがレヴァーティーかどうかはナヴァムシャのラグナも検討する必要があるが、まず、確実に言えることは、魚座ラグナであることは、過去の時系列から明らかである。



戸田菜穂の経歴


1990年8月 第15回ホリプロタレントスカウトキャラバン」において、約3万4千人の応募者のなかからグランプリに選ばれる・・・土星/金星

1991年 鈴木保奈美主演のスペシャルドラマ『五月の風~ひとりひとりの二人~』で、喫茶店のウェイトレス役として17歳で女優デビュー・・・土星/金星
同年フジテレビで放送の『葡萄が目にしみる』でドラマ初主演

1993年 NHK連続テレビ小説『ええにょぼ』でヒロインの朝倉(宇佐美)悠希役を務め、全国的に知られる・・・土星/太陽→月

2003年 『女はバス停で服を着替えた』で映画初主演し、それまでのおとなしいイメージを鮮やかに裏切る役に挑んだ・・・水星/水星

2005年 当時ニューヨーク・ヤンキースに所属していた野球選手・松井秀喜との交際が話題になり、パリ旅行時のルーブル美術館でのツーショット写真がフライデーに、また腕を組んだツーショット写真が他週刊誌に掲載された・・・水星/ケートゥ→金星

2006年 松井秀喜と破局(松井の父・松井昌雄は二人の結婚を示唆する発言もしていた)水星/金星

2010年3月 1学年年下の医師と婚約・・・水星/月

2010年10月17日 医師と結婚・・・水星/火星

2012年2月10日 第1子(長女)誕生・・・水星/ラーフ/水星

2014年4月7日 第2子(次女)誕生・・・水星/木星/土星


【その他】
妹は元女優の戸田麻衣子、弟はシンガーソングライターで歯科医師の戸田康平

ホリプロタレントスカウトキャラバンで、審査員のおすぎから「あなた、ちょっと暗い所があるの分かってる?」と辛口コメントをされた

高校3年生の夏休みから上京したが、地方出身者で「こんなダサい子見たことない」と言われるなど、演技の勉強も全くないまま女優デビューとなった


(wikipedia 戸田菜穂より引用抜粋)


結婚のタイミング


まず、2010年3月に医師と婚約しているが、魚座ラグナであれば7室に土星がトランジットし、木星が7室の支配星にリターンして、7室にダブルトランジットしていた。





表示体の金星や太陽、ラグナロードの木星や7室支配の水星なども7室の支配星である木星をトランジットしている。





2010年10月17日に結婚した時、木星は魚座に移動して、1-7軸に木星と土星がダブルトランジットしている。



婚約した時は、水星/月期で、結婚したのは、水星/火星期である。



水星は7室の支配星で、月は5室支配で8室に在住しており、火星は結婚生活の2室の支配星で、月から見た7室の支配星で8室に在住している。




出産のタイミング

2012年2月10日に第1子(長女)が誕生しているが、トランジットを見ると、土星が5室支配の月とコンジャンクトし、木星が牡羊座から5室支配の月にアスペクトし、5室にダブルトランジットを形成していた。


また直前まで木星は魚座から5室にアスペクトし、土星は天秤座から5室にアスペクトして5室、5室の支配星のいずれに対してもダブルトランジットしている。





ダシャーは、水星/ラーフ/水星期だが、サプタムシャでは、水星が9室の支配星で、ラーフはディスポジターの木星がラーフ/ケートゥ軸としてラグナロードと9室に絡んでいる。







また2014年4月7日には、第2子(次女)が誕生しているが、トランジットを見ると、土星がやはり5室支配の月とコンジャンクトして、5室にもアスペクトし、木星は双子座から5室支配の月にアスペクトして、5室にダブルトランジットしている。



またラーフ/ケートゥ軸も5室の支配星にトランジットしている。





ダシャーは、水星/木星/土星期で、サプタムシャを見ると、水星は9室支配で、木星は9室にアスペクトし、土星はラグナロードで、ラグナにアスペクトバックしている。




松井秀喜との交際と破局


遡る2005年には、当時ニューヨーク・ヤンキースに所属していた松井秀喜との交際が話題になり、パリのルーブル美術館でのツーショット写真がフライデーに掲載された。





2005年のトランジットを見ると、木星が7室乙女座をトランジットし、土星が蟹座から7室にアスペクトして、7室にダブルトランジットが形成されている。



またラーフ/ケートゥ軸が1-7軸をトランジットしており、お互いに結婚を考えたいたことが分かる。







そして、この場合、7室をラグナとした場合の8室にラーフがトランジットしていた為、松井秀喜の方が、結婚願望が強かったと思われる。



松井秀喜の父親・松井昌雄も二人の結婚を示唆する発言もしていたようである。



ダシャーは水星/ケートゥ期、水星/金星期辺りである。



水星は7室の支配星で、ケートゥのディスポジターも7室支配の水星で、金星は8室の支配星である。




しかし、翌2006年には破局するのだが、この時にはトランジットの土星は蟹座で逆行して、6室にアスペクトし、木星は天秤座から6室の支配星にアスペクトして、6室にダブルトランジットしていたことが分かる。






同時に7室にもダブルトランジットしていたが、ラーフ/ケートゥ軸も1-7軸に移動して、パートナー関係に変化をもたらし、相手への失望などを生み出したことが分かる。



2006年も水星/金星期であるが、金星は8室の支配星である為、松井秀喜の方が、同時進行で、別の相手と交際しており、戸田菜穂は、二股を掛けられていた可能性がある。



8室支配の金星の経験とは、二股を掛けられて愛人扱いされることである。




実際、松井秀喜は、現役時代、スポーツ・ジャーナリストのインタビューに対して、パートナーは2人いるとか、複数いるようなことを匂わせていた。



破局した2006年に、7室と6室に同時にダブルトランジットが形成され、しかも1-7軸にパートナー関係の変化を表すラーフ/ケートゥ軸がトランジットしていたことを考えると、別の相手が表れたことを意味している。




このように戸田菜穂のマハダシャー水星期とは、交際や別離、結婚などを経験したことが分かる。



通常、7室の支配星のマハダシャーの時期は、結婚をもたらすが、期間が長いため、しばしばその期間の間に何度か、結婚や交際を繰り返すことも少なくない。






遠距離恋愛のカルマ


魚座ラグナであれば、7室支配の水星が12室に在住しており、遠距離恋愛を表している。



私が以前から観察する所によれば、最初は遠距離恋愛ではなかったとしても途中から相手が遠方に出張などで引越しして、遠距離恋愛に突入するが、その後、関係が自然消滅したり、終わることも多い配置である。



実際、この場合も私の理論通りで、戸田菜穂は、松井の巨人軍時代から交際を始めていたが、途中から松井がヤンキースに移籍した為、遠距離恋愛に突入したのである。




またこの場合、戸田菜穂の方が、ニューヨークにいる松井秀喜に会いに行っていたということではないかと思われる。







松井秀喜のチャートを見ると、戸田菜穂と交際していた時期は、土星/水星期である。



メジャーデビューが2003年で、ちょうど土星/土星期に移行した直後だが、12室の支配星である土星期は、海外生活を表していたことが分かる。



そして、アンタルダシャーが7室支配の水星期の時に戸田菜穂と交際したのだが、この水星には12室支配の土星がコンジャンクトして、7-12の絡みがあり、やはり、こちらにも遠距離恋愛の絡みが確認できる。



但し、この場合、7室の支配星が12室に在住している訳ではないため、どちらかと言えば、相手が会いに来てくれることを意味している。



7-12の絡みは、相手が遠くにいることを表している。



結局、女優としてのキャリアを歩んでいる戸田菜穂は、松井のニューヨーク生活を支えることが出来ず、会いに行くことだけでも負担となり、破局したのである。



これが7室の支配星が12室に在住する意味である。



会いに行くだけでもお金がかかり、経済的負担となって、途中で交際自体を断念せざるを得ない。




松井秀喜と戸田菜穂は、同じ1974年生まれで、同じ魚座ラグナで、土星と木星の配置も同じであり、かなり似たもの同士である。







月の位置関係も5-9の関係で、感情的にも非常に調和が取れており、師匠と弟子のように教え合う関係性であり、縁ある相手で、同志のような存在であったが、結婚生活を支え合える関係性かと言えば、それはまた2-8軸など別の要素が必要になる。





第15回ホリプロタレントスカウトキャラバン・グランプリ受賞


戸田菜穂は、1990年8月の第15回ホリプロタレントスカウトキャラバンで、約3万4千人の応募者の中からグランプリに選ばれ、これがきっかけとなって、芸能界入りした。






通常、このように受賞して、称号を得るような場合、11室の象意が活性化しているはずである。







トランジットを見ると、1990年8月は、ラーフ/ケートゥ軸が11室をトランジットし、土星が射手座で逆行して、11室にアスペクトし、また双子座の11室の支配星にもアスペクトし、木星は蟹座2°付近をトランジットして11室にアスペクトし、直前まで、11室の支配星ともコンジャンクトしていた。



つまり、11室にダブルトランジットが形成されており、受賞のタイミングである。



ダシャーは土星/金星期であり、土星は11室の支配星で、金星は11室に在住している。



マハダシャーもアンタルダシャーも11室に絡んでいる為、このタイミングで受賞したことが明確に説明できるが、金星は3、8室支配の機能的凶星で、土星は11、12室支配の機能的凶星である為、この時期に良いことがあったのはおかしい気もするのである。





土星/金星期あるいは金星/土星期 -王が乞食になり、乞食が王になる-



土星/金星期は、王が乞食になり、乞食が王になる時期であり、通常、土星や金星が機能的凶星化するような時期は、王が乞食になるような転落が生じやすいと考えられる。



しかし、戸田菜穂は、たまたま本屋でオーディション雑誌「De View」(デビュー)を見て、「ホリプロタレントスカウトキャラバン」のオーディションを知り、応募してみたが、親には「絶対に受からないから」と説得して承諾書のハンコを押してもらい、受かるわけないと思いながら、約3万4千人の応募者の中からグランプリに選ばれてしまった。


本人も驚いたと思うが、まさに乞食がいきなり王に成り上がるようなシンデレラストーリーである。







何故、土星/金星期に王が乞食になるという否定的な象意が起こらなかったかであるが、土星/金星期という場合にアンタルダシャーロードの金星は、マハダシャーロードの土星の星座に在住しており、この場合、金星は土星の制御下に入り、土星が優勢に結果を与えることになる。



また土星/金星期は、しばしば土星/土星期のように働くと言われている。



土星は4、7室支配の水星と星座交換して強く、また1、10室支配の木星からのアスペクトを受けて保護されている。



また月ラグナから見ると、土星は4、5室支配のヨーガカラカであり、9室に在住して、9室支配の水星と5-9の星座交換をして、非常に吉祥な配置となっている。



土星はケートゥとコンジャンクトして傷ついているように見えるが、このケートゥはケンドラに在住して、トリコーナである1室支配の木星からのアスペクトを受けている為、ラージャヨーガを形成している。



従って、ケートゥとのコンジャンクションは、ヨーガカラカであるケートゥに接続していると考えていいのである。



従って、この土星はかなり良い配置とみなすことが出来そうである。




ナヴァムシャ


またここでナヴァムシャを検討するが、ラグナを魚座レヴァーティーに設定すると、ナヴァムシャのラグナの取り得る範囲は、射手座~魚座の4通りである。



この中で、女優になりそうなのは、5、10室支配のヨーガカラカの金星が5室(演劇、舞台芸術)に在住する山羊座ラグナである。







この山羊座ラグナに設定する場合、婚約した2010年3月や結婚した2010年10月17日は、水星/月期、または水星/火星期である。



水星は月から見た2室の支配星で7室に在住し、月はラグナから見た7室の支配星である。



また月は、ダシャーラグナの水星から見た7室に在住している。



また火星は、月ラグナから見た7室の支配星で、ラグナロードの金星とコンジャンクトしており、またダシャーラグナの水星から見てもラグナロードで7室に在住し、7室支配の金星とコンジャンクトしている。



従って、結婚のタイミングを説明することが出来る。



山羊座ラグナから見て、水星は6、9室支配で11室に在住する為、結婚の象意としては、はっきりしない為、蠍座ラグナの可能性も考えたが、しかし、それだと、出生のラグナが、レヴァーティーではなく、ウッタラバードラパダーになってしまい、また女優としての仕事運や才能が説明できなくなる。



また山羊座ラグナだと、この土星/金星期にシンデレラストーリーが生じたことが説明できるのである。



山羊座から見て、ラグナロードで2室支配の土星が受賞の11室に在住し、5、10室支配のヨーガカラカの金星と相互アスペクトすることで、1-5、1-10、2-5のラージャヨーガやダナヨーガを形成し、更にそこに4、11室支配の火星や9室支配の水星、7室支配の月が加わることによって凄いことになってくる。



5-11軸で、非常に強力なラージャヨーガやダナヨーガが複数成立し、火星や土星は定座にアスペクトバックして強く、金星も定座に在住して非常に強い。



この牡牛座で高揚する月と定座の金星がコンジャンクトする配置は最高の配置であり、ジャイミニスキームであれば、月と金星の絡みによるジャイミニラージャヨーガとなっている。



この素晴らしい配置があったからこそ、土星/金星期に乞食が王になるようなシンデレラストーリーが生じたのである。



彼女はグランプリを受賞して高校3年生の夏休みから上京したが、「こんなダサい子見たことない」と言われながら、演技の勉強も全くないまま女優デビューとなったのであり、まさに文字通りの意味で、乞食が王になったようなものである。







そして、この配置があったからこそ、出生図で、土星と金星が、ラグナから見て、それぞ11、12室支配の機能的凶星であったり、3、8室支配の機能的凶星であったりしても、乞食から王に上昇出来たのである。



また出生図においては月から見て土星が4、5室支配のヨーガカラカで、9室支配の水星と5-9の星座効果をしている配置も非常に強力に働いたと考えられる。



この月から見た5室の強さと5室への惑星集中が、女優としての格調高い活動(5室:演劇、舞台芸術)を意味していた。



彼女はタレントではなく、本格派女優であり、主にドラマや映画、舞台に出演することだけを目的としており、バラエティー番組に出演することが目的ではない。




ダシャムシャ


そして、このようにナヴァムシャが確定すると連動して、ダシャムシャも確定するが、ダシャムシャのラグナはおそらく牡牛座で間違いないと思われる。





牡牛座ラグナに設定すると、ラグナロードの金星は9室に在住して、3室(メディア、芸能)にアスペクトし、9、10室支配の土星は3室(メディア、芸能)に在住して、ラグナロードの金星と相互アスペクトして、1-9、1-10のラージャヨーガを形成している。



また月ラグナから見ても土星は9室支配で2室に在住し、5室支配の金星と相互アスペクトして、5-9のダナヨーガを形成している。



土星期に女優デビューし、ドラマや映画でも主演デビューして、更に水星期に入っても数多くの作品に出演しているが、それは水星が2、5室支配で11室に在住し、また月ラグナから見てもラグナロードで、10室に在住しているからである。




従って、戸田菜穂は、出生図のラグナが、魚座レヴァーティー第2パダで、ナヴァムシャのラグナが山羊座、ダシャムシャのラグナが牡牛座である。









ラグナが魚座のレヴァーティーである場合、冒頭で言及した「詩的」「清楚」「優等生」「上品」「ダサい」といった形容は、魚座のレヴァーティーの象意であると分かる。



「ダサい」のは外面的に飾らないで純粋だからである。



箱入り娘的に育てられていて、世俗の汚らしいものに汚されていないので、純粋でかつ田舎者風のダサさを備えていたということだろうと思われる。



同じ魚座ラグナの飯島直子も魚座ラグナで、飾らないタイプであるが、ラグナに土星、火星、ラーフが在住している為か、当初は、地方のヤンキーのようなイメージであった。これもデビュー当時、純粋だった証である。(スーパージョッキーなどで司会をしていた頃)



しかし、タレントとして売れて来ると、ファッションなども洗練されてきて、見違えるような成熟した大人の女性といった雰囲気になっていった。



自分でそうなりたいと思ったというよりも周りがそのように仕立てていったのである。



魚座ラグナは、純粋で精神性が高い為、外面を飾り立てるようなことは考えず、純粋でダサくいられるのだと思われる。



これがもし天秤座ラグナだったりすると、高校ぐらいから化粧を覚えて、茶髪にしてみたり、ガン黒にしてみたりして、外面を飾り立てるのではないかと思われる。




そして、この魚座ラグナだと、4室にラーフ/ケートゥ軸と11、12室支配の土星が在住し、月も8室ケーマドルマヨーガになる為、心に寂しさや抑うつ的な暗さを抱えることになる。



ホリプロタレントスカウトキャラバンで、審査員のおすぎから「あなた、ちょっと暗い所があるの分かってる?」と辛口コメントをされたり、文春オンラインの記事でも「天真爛漫なアイドルっぽさと少し陰がある部分が同居する不思議な魅力があった。ホリプロはポスト山口百恵の期待をかけていました」(芸能関係者)と評価されていたことが明らかにされているが、それはこの配置から来ていると思われる。




他に彼女には弟と妹がいて、妹は元女優の戸田麻衣子、弟はシンガーソングライターで歯科医師の戸田康平であるとのことである。



3室には弟妹の表示体である火星が在住して、弟妹の存在を示唆し、また3室支配の金星が11室に在住する配置は、兄弟姉妹の中で、最年少か、最年長となる配置であり、K.N.ラオによれば、これは60%の確率で、機能しているという。



実際、彼女は長女である為、この原則は機能している。



また戸田菜穂は、ウィキペディアによれば、かなり古風な趣味を沢山持っている。




俳句が趣味で、小学5年生の国語の授業で俳句を詠む機会があり、クラスの中で1番に選ばれたことで興味を持ち始めた。24歳の頃から「東京俳句クラブ」に所属し、以降月1ペースでメンバーたちと俳句を詠んでいる。2010年に俳句の本を出版した。趣味は他にガーデニング、映画鑑賞、読書、音楽鑑賞、三味線、小唄。また、上記の通り大学時代に学んだことからフランス語を得意としている他、一時期ボクシングを習っていたことがある。

(wikipedia 戸田菜穂より引用抜粋)


例えば、俳句や三味線、小唄といったものがそうである。


こうした古風な伝統芸能、家元制度がありそうな趣味は、3室支配の金星が山羊座(伝統、家父長制的)に在住していることがもたらしたと考えられる。


またフランス語を得意としているのは、知性の表示体である水星から見て、ケートゥ(外国語)が5室に在住しているからである。


ボクシングを習っていたのは、9室(師匠、トレーナー)支配の火星(格闘技、暴力)が3室(スポーツ)に在住しているからである。




女優デビュー、初主演、全国的な知名度を得る


彼女が1991年に女優デビューして、ドラマ初主演し、そして、1993年のNHK連続テレビ小説『ええにょぼ』でヒロインを演じて、全国的に有名になっていった時、トランジットの土星は、10室や11室を通過していた。



ある人のキャリア上のピークは、10室や11室でやってくるというのは、覚えておくべき原則である。



特に土星が10室や11室をトランジットしていく時期は、そのような時期になる。



1991年や1993年のトランジットを確認すると、土星が11室をトランジットして、11室にダブルトランジットが形成されていることが確認できる。








今後のキャリアについて


そして、戸田菜穂のヴィムショッタリダシャーの推移を見ると、2018年12月からケートゥ期に移行し、現在、ケートゥ/水星期で、ケートゥ期の最後のアンタルダシャーである。



次の金星期へのダシャーチッドラに入っていると言える。



それで、今、再び、朝ドラ『あんぱん』で注目され始めたのである。







ケートゥ期が7年間続いていたのであり、ここ最近、あまり露出が少なく、地味に仕事をして来たのはその為ではないかと思われる。







金星期は、2025年12月20日~の20年間である。



金星は上述したようにナヴァムシャやダシャムシャで強力なヨーガを形成しており、その為、今後、女優として息の長い活躍をしていくものと思われる。












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