警視庁を名乗る詐欺師からの連絡に困惑したのも束の間、次なる試練が訪れた。
その日の夜、主に使用してきたメインのWindowsのデスクトップPCが起動しなくなったのである。
私はDeepLというクラウド上で翻訳してくれるツールを使っていたが、そのDeepLを使う際にローカル側にダウンロードしてインストールされたZero Installというアプリケーションがあり、それがWindows起動時に同時に立ち上がるのだが、領域が不足していますといったメッセージが出て、Windowsがシャットダウンするのである。
ネットで調べてみると、Zero InstallがWindowsの起動に影響を及ぼし、正常に起動が完了できないといった事例が他にも見られた。
それに対処して、何度もボタンを長押しして、再起動して、コマンドプロンプトモードで立ち上げて、Zero Installの起動ファイルを削除するなど試していた所、Windowsは全く起動しなくなった為、これはもう寿命だと諦めて、廃棄を決断した。
他の方の事例で、Windows10のマシンで出た症状では、’C:\Users\fcbar\AppData\Local\0install.net\interfaces\https%3a%2f%2fappdownload.deepl.com%2fwindows%2f0install%2fdeepl.xmlといったファイルを削除すると復旧したらしいのだが、その前にZero Installの起動ファイルを削除するといったことを行なっているうちに起動しなくなった。
因みに使っていたのは、Windows 7で、2014年前後に購入したマシンであり、CPUは第4世代のIntel Core i7で、当時としては32GBのメモリを搭載して、かなりスペックを良い状態にカスタマイズしたマシンだった。
そのように最初にスペックを良くしたおかげもあって、10年以上、全く問題なく快適に使えていたが、遂に寿命が来たようである。
使っているアプリケーションに不具合が出ると面倒である為、Windows 10にヴァージョンアップもせず、ずっとWindows 7を使い続けていたが、Microsoftがとっくにサポートを終了している為、パソコンの周辺機器のドライバや、またAdobe系の編集ソフトなどが、Windows 7だとインストールできないものが出ていて、不便が生じてはいたが、Adobeに関しては、古いソフトウェアなどを使用することで、何とか使い続けていた。
その為、特に問題なければこのまま使い続けていくつもりだったが、DeepL社が提供するアプリケーションが、問題を引き起こして、パソコンが起動できない状態に導かれたのである。
これは明らかにプラットフォーム側の支配であり、現在、水瓶座をトランジットする土星の影響だと思われた。
土星が現在、水瓶座の22度付近という高い度数をトランジットして、その影響力を増している為である。
土星は星座を出ていくタイミングで、水瓶座の土星としての結果を最大限に発揮する。
その結果が表れたと考えられる。
これはプーチンのロシアが、ウクライナ軍の越境攻撃などで、西側諸国から追い詰められているのと同じ理由である。
私の蟹座に在住する月から見て、土星は水瓶座8室を通過しており、アシュタマシャニで、特に中断、変化の象意を引き起こしているのである。
こうしたことが起こらなければパソコンを買い替えるつもりは全くなかったが、仕方なく、パソコンを新たに注文することにした。
現在の最新のパソコンは、第14世代のCPUで、10年経過して、かなりパソコンの性能が向上していることに驚いた。
色々調べてみると、私が使っていたパソコンよりも良いスペックのマシンが、3万円ぐらいで買えることが分かった。
随分、長い年月が過ぎて、パソコンも進歩していたようだ。
半導体の集積率が18ヶ月で2倍になり続けるという「ムーアの法則」によれば、10年というのは相当長い年月であり、パソコンショップの店員が、「随分、長持ちしましたね」と、驚いていたが、特に何の支障もなかったのは事実である。
こうしたことでパソコンが突然使えなくなったことで、代わりにノートパソコンでしのぎ、翌日9月5日にZOOM鑑定や個人レッスンのアポイントなどが入っていたが、それらは、このノートパソコンでしのいだ。
しかし、その翌日、今度は、そのノートパソコンの方も起動しなくなったのである。
ノートパソコンの方も10年まではいかないが、やはり、これもWindows 7で、長い年月が経過しており、相当、年季が入っていた。
その為、デスクトップと、ノートパソコンがほぼ同時に壊れて、全く使えるパソコンがなくなってしまった。
今週も来週もZOOMでセッションなどしなければならないので、速やかに2台購入しなければならなくなった。
但し、2021年に購入しておいて、直ぐに壊れて起動しなくなったノートパソコンがあり、それをまず、修理して使うことにした。
それはWindows 10だったが、Windows 11にアップグレードできる。
診断するにもお金がかかり、部品がやられていたら交換で済むが、基板(マザーボード)までやられていたら、相当なお金がかかると言われて、そのまま放置してあったものである。
それはメモリー64GBにした良いスペックのマシンだった。
仕方がないので、それを診断してもらうことにしたが、SSDの接触が悪く、SSDを認識したり、しなかったりを繰り返しているため、SSDを交換すれば4万円ほどで修理できるということだった。
新品を買うよりは安く、またメモリー64GBにカスタマイズしたマシンであった為、廃棄するにはもったいなく、修理するという選択肢しかなかった。
デスクトップの方は、通販で、注文して、2日後に届いたが、Windows 11、CPUが第14世代Intel Core i7、メモリーが32MB、SSDが1TBで、これだけのスペックであれば、また当分使えっていけるだろうと思った。
早速、届いてからメーラーのセットアップ、Adobe系の編集ソフトのインストール、そして、ジョーティッシュのソフトとして、Shri Jyoti Starのver 9のアップグレード版と、Parashara’s Light ver 9のアップグレード版を購入して、インストールした。
印刷用のフォーマットも作り直して、翌日、それで、個人レッスンなどを行なって、何とか間に合ったと思っていると、レッスン中にWindowsが突然、シャットダウンしてしまった。
再起動して、レッスン終了までそれで行けたが、その後、しばらく使っていると再び、Windowsがシャットダウンし、最終的にWindowsを起動しても「デバイスを認識できないため、シャットダウンします」とメッセージが出て、シャットダウンしてしまうようになり、最終的に全く起動しなくなった。
それで、注文した店には、初期不良なので、無償修理するか、返金対応してほしいと営業時間外なので、メールを打っておいた。
突然のトラブルに困ったが、修理に出していたノートパソコンの修理が終わったと連絡が来たため、そのノートパソコンを受け取りにいき、それを持って帰って、再び、メールをセットアップし、アドビ系編集ソフトのインストールと、Shri Jyoti Starのver 9のアップグレード版と、Parashara’s Light ver 9のアップグレード版のインストールを行った。
翌日、またZOOMがあるので、これをやり終えないとどうしようもなかった。
このようにコンピューター2台が同時に壊れ、そして、新しく購入した1台も直ぐに起動しなくなるといったトラブルで、ここ数日間、パソコンを注文したり、修理に出したり、セットアップしたりを繰り返して、多大な時間を消耗していた。
おそらく、これは私の月から8室水瓶座を土星が通過しているせいであり、また今現在、私の牡羊座ラグナから見た8室にダブルトランジットしている為ではないかと思われる。
別に私は、パソコンオタクではなく、ブログで、自分が使用しているパソコンのことを語ってもそれほど、面白くないと思うが、パソコンが2台同時に壊れて1台も使えなくなり、新たに購入したパソコンが、再び壊れて、使えなくなったということが、非常に興味深い。
こうしたことは人生で初めてだが、水瓶座はプラットフォームとか、電子精密機器の象徴であり、そこを通過する土星が、私にこうしたシステム障害を引き起こして、行き詰まり状態を与えていることは明らかに思えた。
最近、世界的なシステム障害が発生し、空港の処理がストップして、大混乱が生じたことと同じである。
ただし、良いこともあった。
こうしたことでもない限り、私はコンピューターを買い替えることもなければ、Shri Jyoti Starや、Parashara’s Lightのバージョンアップも図ることはなかった。
ずっと古いバージョンを使い続けていたことだろうと思う。
この機会に壊れたパソコン、古くなったパソコンは、全て、リサイクルで無料で引き取ってくれる所に郵送して処分した。
こうしたことは、やはり、8室に土星がトランジットしていることが示すごとく、財産整理などの一部であり、家の残置物を撤去することと同じ範疇の活動なのかもしれないと思った。
古いものを片付けて、新しいものに更新する時が来たのである。
8室は行き詰まり状態を与える最も不幸なハウスであるが、その次の9室は最も幸福なハウスであり、ナチュラルゾーディアックでは、射手座に該当し、人生に跳躍を与えるのである。
このことはゾーディアックの性質として非常に興味深いものがある。
8室は最も不幸なハウスであり、9室は最も幸福なハウスである。
つまり、最も不幸なハウスから、最も幸福なハウスに移行するのが、8室から9室への移行である。
一見、8室の不幸は不必要に思えるが、9室において飛躍するための前段階でもあるのである。
つまり、人生が行き詰まり、停滞し、混沌が生じた中で、人は深い苦悩の状態に陥るが、その混沌の中で、1つ1つ問題を解決していくことで、今度はそれが跳躍のチャンスにつながっていくのである。
深い苦悩や絶望状態、混沌状態は、実は、それを解決していく中に次なる跳躍のまたとないチャンスが隠されている。
それは実は不幸ではなく、チャンスであり、次なる幸福の一部なのである。
そう考えると、行き詰まり状態、深い苦悩の状態に対する全く異なる見方が生じ、行き詰まり状態や、深い苦悩の状態が、主観的に全く、不幸に感じられなくなるのではないかと思われる。
むしろ、これから良いことが起こる兆候として、むしろワクワクさせる試練だと考えることができる。
例えば、「プロジェクトX」とか、会社の創業者が成功するまでの軌跡などのドキュメンタリーなどを見ると、そうした8室から9室への転換ではないかと思われるエピソードが多々見られる。
成功の前に必ずどん底があり、行き詰まりや苦悩の状態がお約束のようにあるのだが、人生というものはゾーディアックの性質上、そのように設計されているのである。
私の過去のブログの記事の中で最も読まれているのが、「8室の効能」であり、この記事を読んで参考になったという感想を読者の方から時々頂いている。
やはり、8室というものが単なる不幸だけであったら、何の意味もないのである。
8室が存在する以上、そこには意味があり、ゾーディアックの性質上、人生での行き詰まり状態から次なる跳躍に移行するための緊張点として、準備されているのである。
人は必ず、このポイントを通過しなけれならず、ここを通過することによって、次元の違う跳躍に結び付く。
つまり、今、8室の象意で苦しんでいる人、8室惑星集中などで、8室の象意が満載な人も、その人生は、非常に意味深く、重要な人生であり、次の跳躍の為の準備である。
8室は非法則のハウスであるが、法則の一部でもある。
別の言葉で言えば、8室の不幸とは、幸福の一部なのである。
ニーチェは、『ツァラトゥストラはこう語った』の中で次のように書いている。
「Seht, er springt zurück; aber seht ihr nicht, daß er nur Anlauf nimmt?」 「見よ、彼は後ろへ飛び退いている。しかし、君たちは見ていないのか、彼がただ助走をつけているだけだということを。」 (見よ、彼は退いていくではないか、否、彼が退くのはこれから跳躍しようとするものの習わしなのである) |
よく使われてきた「夜明け前が一番暗い」(The darkest hour is just before the dawn)という諺も同じような意味かもしれない。
コップに半分入った水があるとして、それをもうこれしか水が残っていないと考えることもできるし、まだこんなに水が残っていると考えることもできると、自己啓発セミナーで繰り返し教えられている。
現象には意味はなく、それを意味づけているのは人間の主観であり、幸福や不幸という意味付けも人間の主観が色付けしているにすぎないという考え方である。
それならば主観を発明して、自分で人生に積極的、肯定的な意味を与えていこうというのが実存主義の考え方である。
ポジティブシンキングなどとも呼ばれ、一定の効果はあるかもしれない。
しかし、8室という最も不幸なハウスの次に9室という最も幸運なハウスが来ることは、認識論ではなく、運命学の話であり、神(宇宙)がゾーディアックの性質として、人生にそのような法則、仕組みを与えているのである。
だから主観の科学などを駆使するまでもなく、これは人生の法則なのであるから、誰にでも約束されたプロセスである。
因みにネットで、「システム障害」というキーワードで検索してみると、富山大学附属病院で9月12日朝からシステム障害が発生しているというニュースが見られた。
診療が一切できない状態に陥っているようである。
土星が水瓶座を通過する今は、システム障害に悩まされる人が多くなる。
考えてみると、マイナンバーカードでシステムの不備が多々見つかって、混乱を招いたことも、この土星が水瓶座を通過する象意だと考えられる。
土星が単独で水瓶座を通過し、木星のアスペクトがない場合、システムに関する試練が多くなるようである。
現代社会は、コンピューターシステムに依存している為、それらが機能しなくなると、社会の機能がストップしてしまう。
そうしたリスクを体感させられる時期であり、私自身も今回は、自分自身の生々しい体験としてそれを実感している。
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