ホストの売掛問題について ー6/8関係の最前線-
*イメージ画像(テレ東プラスより引用抜粋)
今月11月5日に新宿歌舞伎町で、ホストが客である20代の女性にカッターで刺される事件が発生した。
女性は、ホストに巨額の金を貢いで、人生を破滅させられたことに対する恨みの言葉を口にしていた。
また最近、”頂き女子りりちゃん”と称して、おじさんから金を巻き上げるマニュアルを販売するなどして、詐欺の幇助罪で、逮捕された女性(渡辺真衣被告)がいるが、警察の取り調べによると、そうして稼いだ巨額の金銭は、全てホストに貢いで使ってしまっていたことが判明している。
また新宿歌舞伎町の大久保公園で買春をしている女性たち(俗称:たちんぼ)の多くが、生活の為に行っていることもあるかもしれないが、ホストに貢ぐために行っている女性も多いことが明らかになっている。
この背景として、自己肯定感の低い女性たちが、ホストに通って巨額の金銭を使うと特別扱いしてくれる為、その場で現金がなくても、ツケで、高額のサービスを注文して、簡単に百万~数百万単位の借金をツケで作ってしまうという、売掛問題がある。
もし払えない場合、そのホストが支払うことになる為、迷惑をかけてはいけないと女性たちは、風俗などで稼いで、必死に返すということである。
また自分のオシのホストにNo.1の売り上げを挙げてもらいたいが為に無理をして、巨額のお金を使う女性も多いようである。
そして、そのお金も風俗で稼いだりするのである。
それは、ホストに喜んでもらって、ホストからの感謝や愛情などを得たいからだが、自己肯定感が低く、愛情に飢えているので、自分の生活を犠牲にして、必死になって行なうのである。
関西テレビの番組によれば、ホストクラブには客の女性をマインドコントロールする為のマニュアルが存在するのだという。
そのマインドコントロールから冷めてみると、おそらく冒頭の事件のようにホストがカッターで刺されるような事件にも発展したのである。
ホストは天秤座と蠍座のブレンド
ホストを表わす星座は典型的に蠍座である。
特に蠍座のアヌラーダは、男性だとホスト、女性だとホステスである。
そして、天秤座も多いようである。
天秤座ラグナで、蠍座の2室にも惑星が在住していて、出来高で売り上げを上げることに巧みなそうした天秤座と蠍座のブレンドが多いかもしれない。
まず、ルックスが良くなければならず、次に水商売との縁がなければならないという意味で、天秤座ラグナで2室蠍座に惑星集中しているようなチャートの持ち主が典型的なホストである。
天秤座ラグナで2室に惑星集中していたら、対面の接客サービスなどで出来高で巨額の金銭を稼ぐような配置であり、まさにホストの仕事に典型的な配置と言える。
その場合、天秤座ラグナから見た7室支配の火星が2室の蠍座に在住しているような場合は、相手の女性から常に貢がれるような惑星配置である。
逆に言えば、7室をラグナとした場合、ラグナロードの火星が8室蠍座に在住している。
女性はホストに貢ぎ、完全に支配されるが、ホストから完全に面倒を見てもらえるという関係性である。
朝から晩まで四六時中、ホストからLINEで連絡が来て、その動向を気にしてもらい、女性は完全にそのホストから心理的なケアを受ける。
ホストにとっては女性は完全な所有物となってしまう。
女性はお金を貢いで支配されることで満足感を得るのである。
ホストが天秤座ラグナで蠍座2室に惑星集中しているとすれば、逆に言えば、顧客である7室をラグナとすれば、8室に惑星集中しており、パートナーに依存し、支配される配置である。
そのようなホストと顧客の関係性として、そのような6-8の関係性が成立しているのではないかと考えられる。
天秤座はルックスが良く、女性であろうと男性であろうと、12星座中、最も美男子であったり、美人であったりする。
旧ジャニーズ事務所の男性タレントたちは、天秤座が多い印象である。
東山紀之は、先日、5チャンネルにあるデータで、チャートを作成した所、出生図が蠍座ラグナで、ナヴァムシャのラグナが天秤座である。
東山紀之は、ホストとしてもやっていけそうなくらいホストに似合っている。
旧ジャニーズ事務所の男性タレントたちのコンサートに熱狂して、舞台裏で出待ちをする女性たちを見ると、こうしたホストに狂う予備軍ではないかと思わされる。
秋元康プロデュースのAKBに狂う男性たちが、オシの女性タレントをNo.1にする為に何枚もCDを買うのと似ている。
その場合、握手会などでファンの男性たちと身近に接することが、店でホステスと対面するかのような環境を作り出しているのである。
「ホストバブル」という言葉
こうした売掛けで、ホストたちが最近、莫大な利益を上げていることについて、「ホストバブル」という言葉さえ生まれているようである。
それは、ホストたちに風俗などで稼いだお金を必死に貢ぐ女性たちの存在があって初めて可能になっている。
こうしたことが社会問題になり、ネットで議論されるようになったのは、あまりにもホスト業界が、「ホストバブル」で潤っており、逆に言えば、大勢の犠牲者となる女性が生まれているからである。
それはトランジットを見て、納得することが出来た。
2023年11月26日付のトランジットを見ると、天秤座から見て7室牡羊座に木星がトランジットし、土星が水瓶座からアスペクトして、牡羊座にダブルトランジットが生じ、更にラーフも牡羊座/天秤座軸をトランジットしていたからである。
天秤座ラグナのホストたちにとっては、出会いのチャンスが高まる時期であり、恋愛感情を利用して、売掛けを行なう顧客が増えるということである。
それも7室にラーフがトランジットして、ダブルトランジットも形成されていた為、過剰に売掛けを行なう顧客が増えていたということである。
そして、ポイントは、木星が逆行しているので、木星が蠍座にアスペクトして、土星が水瓶座から蠍座にアスペクトして、蠍座にダブルトランジットが生じているのである。
蠍座は、7室から見ると8室であり、まさに顧客となる女性たちが、ホストにのめり込み、依存していくハウスにダブルトランジットが生じている。
そして、2023年11月26日付のトランジットでは、火星、太陽、水星などもトランジットして、まさに7室をラグナとした場合の8室に惑星集中していることが分かる。
つまり、今、まさに顧客の女性たちは、天秤座ラグナのホストたちに依存し、支配され、貢いでいるのであり、その見返りとして、自己肯定感を得るという歪んだ関係性を育んでいる。
こうして報じられているホストバブルの現状は、今まさに起こっている出来事なのである。
これが仮にホストが天秤座ラグナでなく、蠍座ラグナであったとしても同じことである。
蠍座から見て、6室はサービスを提供する目下の顧客(愛人)であり、その6室にダブルトランジット及び、ラーフがトランジットしている為、その顧客が溢れかえっている状況を表わしている。
6室にダブルトランジットが生じている為、中には顧客からの批判を受けて、カッターで刺された人も出てきたということである。
そして、6室の牡羊座から見ると、やはり8室蠍座にダブルトランジットしている為、蠍座ラグナのホストに対する依存によって、ホストバブルが生じているのである。
つまり、ホストは、蠍座あるいは天秤座ラグナ、もしくはそれらのブレンドだが、そこから見て、6室や7室にダブルトランジットが生じる時期は、恋愛感情を利用して、売り上げを上げるホストたちにとっては商売繁盛のタイミングである。
ダブルトランジットとラーフが重なることで、それが社会現象になるまでに過激さを増したということである。
まもなく、ラーフ/ケートゥ軸が、2023年11月29日から魚座/乙女座軸に移動する為、こうした売掛け問題が若干、沈静化していく方向性にある。
何故なら、予定調和的に国会の答弁でそれが取り上げられ、立憲民主党の塩村文夏参院議員が、売掛け問題について質問し、松村祥史 国家公安委員長が、ホストクラブに警察がどのように指導できるか検討すると回答したからである。
ホストクラブの中には自主的に売掛けを禁止する所も出始めたということである。
ラーフがフレームアウトすることによって、若干、過剰性は無くなっていくが、しかし、依然として牡羊座にはダブルトランジットが生じている為、当分、これは続きそうである。
労働者が皆、大企業や工場に務め、同じようにサラリーをもらって生きていた時代、一億総中流で、貧富の差が少なく、市場原理が今よりも厳しくなかった時代には、これはあまり問題化しないが、今は、市場原理が拡大し、会社を辞めて、皆、フリーランスで生きる人が増えてきた時代である。
貧富の差も拡大しており、弱肉強食の風潮が支配的である為、人間と人間の一対一の関係の中で、金銭の絡む6-8の支配と服従関係の中で、巨額の金銭が、一方から一方へ簡単に移動してしまうという恐ろしい時代である。
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