「幸福の科学」大川隆法総裁 逝く



速報で、幸福の科学の大川隆法が死亡したとのニュースが伝えられている。



大川隆法氏死去 「幸福の科学」総裁、66歳
2023年03月02日15時37分 JIJI.com

新興宗教団体「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法氏が2日、東京都内の病院で死去したことが分かった。66歳だった。

 関係者によると、大川氏は2月27日未明に東京都港区の自宅で心停止状態となり、病院に搬送。2日朝に死亡が確認された。

 幸福の科学のホームページなどによると、大川氏は1956年に徳島県吉野川市で生まれた。東京大法学部を卒業後、大手総合商社に入社。

86年に退社し、幸福の科学を設立した。2009年には、幸福の科学を支持母体とする「幸福実現党」を立ち上げた。

 幸福の科学は、映画や出版物などの大規模な広告で知られ、教団によると国内外に700カ所以上の関連施設がある。

(wikipedia 大川 隆法より引用抜粋)


大川隆法については、かなり以前にラグナを過去の出来事の時系列から検証し、牡牛座ラグナであると考えている。


以前の検証である為、ナヴァムシャのラグナまで、詳細に検討していないと思うが、出生図のラグナは牡牛座で間違いないと思われる。





現在、水星/ラーフ期であるが、マハダシャーロードの水星は、マラカの2室の支配星で、マラカの2室に在住している。


通常、牡牛座ラグナにとっての2、5室支配の水星は、トリコーナの5室を同時に支配する為、マラカとはならないが、然し、この場合、水星は、2室の支配星であるばかりでなく、2室の在住星であり、またトリシャダハウスの3室支配の月やラグナロードで6室支配の金星などとコンジャンクトして、2室がトリシャダハウスの影響により、マラカとしての凶意を発揮する。


通常は、敏感な中立惑星である2室の支配星は、トリコーナの5室の吉意の影響で、マラカとして働かないが、この場合は、マラカとして働いたと考えられる。


水星とコンジャンクトする3室支配の月や1、6室支配の金星も二次的なマラカであり、そうした他のマラカの影響も受けて、水星はマラカとしての性質を発揮したと考えられる。


また水星は、アールドラー(ラーフ)に在住しており、支配星のラーフは、マラカの7室に在住している。



アンタルダシャーロードのラーフは、マラカの7室に在住し、ディスポジターの火星は7、12室支配のマラカで、10室に在住し、9、10室支配の土星と7-10の星座交換をして、再び、土星は、マラカの7室に在住している。


また火星は、8、11室支配の木星と相互アスペクトしているが、8、11室支配の木星も牡牛座ラグナにとっての二次的なマラカである。


従って、ラーフのディスポジターである火星は、濃密にマラカと絡んでいる。



月ラグナから見ると、水星は2室支配の月とコンジャクトし、ラーフは6室に在住して、ディスポジターの火星は8、9室支配の土星と6-9の星座交換して、6-8の絡みが見られる。



8室の支配星がラーフによって傷つけられ、またディスポジターの6、11室支配の火星によっても激しく傷つけられている。



傷ついた8室はマラカとなり得る要素である。




ケンドラに4つの凶星


元々、大川隆法のチャートは、1室にケートゥ、7室にラーフと土星、10室に火星が在住して、ケンドラに4つの凶星が集中しており、健康を損ないやすい配置である。


ケンドラに在住する土星と火星は、7-10の星座交換をして、凶意を強めている。




因みにラーフ期に死亡したことは、そのディスポジターである火星が10室からラグナにアスペクトしていることで説明できる。



死因は分かっていないが、突然倒れるということは、例えば、脳梗塞などで突発的な容態の急変が生じた可能性が考えられる。



それは火星のラグナへのアスペクトで説明できる。







アンタルダシャーのラーフはラーフ/ケートゥ軸という形で、ラグナを傷つけており、コンジャンクトする土星もラグナにアスペクトし、ディスポジターの火星もラグナにアスペクトしているのである。



マハダシャーロードの水星は、ラグナの支配星である金星や1室の表示体である太陽とコンジャンクトしている。



頭とか脳の表示体は、1室や1室の支配星で、太陽も1室の表示体であるが、ダシャーの支配星がラグナ(1室)を傷つけている為、こうした頭、脳に関係する疾患が考えられる。




サルパドレッカーナ


因みに7室に在住するラーフと土星は蠍座の第1、第2ドレッカーナに在住しており、サルパドレッカーナ(蛇、逮捕監禁)に在住している。



7室に在住する土星は、9、10室支配のヨーガカラカで、仕事において良い配置だが、蠍座で、ラーフとコンジャンクトし、火星と星座交換している。



ラーフや土星が、ナチュラルゾーディアックで8室に位置する蠍座(霊能力)に在住し、ディスポジターの火星が、8、11室支配の木星からアスペクトされていることが、霊能力が開眼した理由である。



木星は8室の支配星であり、明らかに霊能力を表している。







火星はプールヴァバードラパダー(木星)に在住して、木星のアスペクトを受けている為、木星の影響を強く受けている。



このヨーガカラカの土星がサルパドレッカーナに在住していることは重要であり、またこの土星のディスポジターである火星が、8室支配の木星から強く影響されていることは重要である。



牡牛座ラグナにとって、8、11室支配の木星は機能的凶星であり、木星は宗教やグルの表示体だが、これが8室を含んで機能的凶星化している為、通常は宗教的な事柄であまり良い経験が得られない。


宗教家から騙されたり、洗脳されたり、支配されたりしやすい配置である。


大川隆法が、何らかの霊存在からの声が聞こえて、その声を霊言として伝えるチャネリングの才能は、何らかの質の低い霊存在によって、支配、洗脳され、その霊存在のメッセージを伝言するという仕事をさせられたことを意味していると考えられる。またチャネリング自体が質の低い活動と考えられている。

その束縛は、過去世から来る因縁であり、土星やラーフが、サルパドレッカーナ(蛇)に在住していることがその因縁を表しているように感じられる。


大川隆法が、エンターテイナーとしての活動や思想家としての活動は、そこそこ好感が持てるものの、霊能活動に関しては、非常に質の低い霊に憑りつかれていたと考えられるのは、こうした配置から説明できる。



実際、大川隆法は双子座に惑星集中し、月ラグナから見ると、水星はバドラヨーガを形成し、月から見た5室支配の金星にこのバドラヨーガの強い水星がコンジャンクトしている。



従って、近代合理主義社会を推進してきた理性の原理をよく理解し、民主主義や人権といった価値をよく理解できる知性を意味している。



然し、質の低い低級霊に憑りつかれていたことで、質の低い活動に陥ったと考えられる。



幸福の科学は、霊能力に抵抗力のない非常に多くの人々を魅了したが、選挙に打って出ても一人として、当選できないのはその辺りに原因がある。



社会的に一般的に受け入れられている訳ではなく、特殊な人々を囲い込んでいるといってもいいかもしれない。



霊能に弱い情報弱者を相手にするようなビジネスであり、霊能に抵抗力のない人々の数は、日本においては非常に多いため、かなりの信者を獲得することが出来ているのである。



霊言を必要とする信者に質の悪い霊存在からのメッセージを伝えて、共依存の関係に陥っているというのが、サルパドレッカーナ(蛇)の意味かもしれない。






因みにサルパドレッカーナは、「蛇の呪い」と解釈し、絡みついてくる逃れられないカルマを意味するが、サルパドレッカーナは、蟹座の第2、第3ドレッカーナ、蠍座の第1、第2ドレッカーナ、魚座の第3ドレッカーナに在住し、全て、水の星座の中にある。



水の星座は、感情情緒を表わし、また火→土→風→水のサイクルの最後のエレメントで、モクシャ(解脱)を意味している。



強い感情を伴う何らかの過去世の因縁をその経験を通して、浄化しなければならないのである。



あるいは、浄化に失敗して、更にカルマを積み増す可能性もあり得る。



またマハダシャー土星期は、主に最初に結婚した木村恭子との結婚生活の時期で、教団の運営をこの妻と一緒に行った時期であるが、土星は、9室や10室の支配星でもあり、自分が仕事で関わる人や思想や考え方において影響を受けるようなメンターとなる人物を表している。



然し、配偶者との関係も、仕事上の人間関係なども全て、サルパドレッカーナ(蛇、逮捕監禁)の象意が現れたと考えられる。





ナヴァムシャ


ナヴァムシャのラグナを特定する為に結婚、離婚、再婚の時期を調べてみると、以下のようなタイミングであった。




1988年4月10日 木村恭子と結婚・・・・木星/太陽

2010年から大川きょう子(木村恭子)と離婚協議開始・・・・土星/木星

2012年 大川きょう子と離婚・・・・土星/木星 or 水星/水星

2012年 教団職員の近藤紫央(大川紫央)と再婚・・・・水星/水星



木星期に結婚し、土星期に離婚し、水星期に再婚していることから、木星や水星が7室やラグナの支配星となる魚座ラグナ、双子座ラグナ、乙女座ラグナが考えられる。



そして、土星期に離婚していることを考えると、土星が6室の支配星で12室に在住する乙女座ラグナの可能性は十分あると考えられる。







そうすると、水星/ラーフ期は、アンタルダシャーのラーフは3室で減衰しており、ディスポジターの火星は3、8室支配のマラカで、12室支配の太陽とコンジャンクトし、2室の支配星と相互アスペクトしている。



またラーフは月から見た2室に在住し、ディスポジターの火星はマラカの7室に在住している。



そして、火星は1室の表示体である太陽とコンジャンクトし、月ラグナから見たラグナとラグナロードにアスペクトしている。




大川隆法が最も輝いた時


大川隆法は、1986年10月6日、木星/金星期に幸福の科学の事務所を東京都杉並区に開設し、1989年11月、木星/月期に書籍『仏陀再誕』を出版し、1991年7月15日、木星/ラーフ期に東京ドームで行われた大川隆法の「御生誕祭」で、自身が「エル・カンターレ」、仏陀の生まれ変わりであると宣言している。







これは木星期の出来事で、ダシャムシャでは木星はラグナに在住しており、木星期の繁栄がよく説明できる。



1991年頃、560万人だった信者数が、1995年には1000万人を突破し、教団の力の最盛期だったと言えるかもしれない。その後は、2009年の段階で、信者数は1100万人だとされており、信者の伸び率は頭打ちになっている。



木星期の終わりから土星期の初めにかけた1991年~1995年頃が最も教団が繁栄した時期である。ちょうど、大川隆法が「エル・カンターレ」を唱え、仏陀の生まれ変わりであると宣言した後の4年間ぐらいに該当する。



マハダシャー土星期に移行すると、1995年頃にストップ・ザ・ヘア・ヌード運動などを起こし、景山民夫や小川知子らの広告塔によって、大いにメディアを賑やかしたが、土星は9、10室支配のヨーガカラカで、蠍座アヌラーダ7室に在住し、10室に在住する火星と星座交換しており、社会的に目立って、物議を醸す抗議運動などを起こしている。



大川隆法自身は表に出て来なくなった時期であり、ナヴァムシャで、土星が12室に在住していることで説明できそうである。




そして、この土星期は、幸福実現党を結党して、政界に進出しようとした時期でもある。



土星をラグナとすると、10室の支配星が太陽になり、しかも10室支配の太陽が8室に在住している為、信者の力を頼みとして、政界に進出しようとしたのである。



ナヴァムシャが乙女座ラグナのチャートでは、木星期に教祖として、繁栄した理由がよく説明できる。




大川隆法は、三千冊を超える著作を刊行し、自身の出版社やプロダクションも抱えて、多数の映画も制作している。



メディアに強かったが、出版の5室支配の水星が、双子座2室で、水星、月、金星、太陽とコンジャンクトし、ラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している為である。



月ラグナから見ても5室支配の金星が、ラグナで、バドラヨーガの水星とコンジャクトし、1-5、4-5のラージャヨーガを形成している。



2室に惑星集中する配置は、創業社長の配置であり、一代で大企業を築いて、出版社から芸能プロダクションまで抱え込んだことを説明する。



大川隆法は、これまでに3500回を超える講演、講話を行なってきたというが、それはラグナから見た2室(スピーチ)に水星、金星、月、太陽が惑星集中している為、話すのが好きだからである。



話をすれば、それを信者たちが霊言集や講演・講話禄としてまとめて出版してくれる為、効率良く出版をすることが出来たのである。



wikipediaには、「2022年12月発刊の書籍『地獄の法』で著作が3,100冊を突破したと記されており、講演がそのまま全て本になっているイメージである。



大川隆法の死を悼む


大川隆法のラグナは、2009年ぐらいに牡牛座に修正して、その後、その動向を観察し続けてきた。



大川隆法は、妻と離婚して、教団職員の近藤紫央(大川紫央)と再婚するなどのスキャンダルから、芸能界を引退して「幸福の科学」の芸能プロダクションに所属した清水富美加の騒動や、長男が、幸福の科学と決別宣言をし、父親である大川隆法を批判し、霊能力が嘘であることを暴露するなど、様々な話題を振りまいて、我々、一般市民を楽しませてくれた。



昨年2021年の12月頃、私は、宗教オタクの友人に誘われて、さいたまスーパーアリーナで行なわれたエル・カンターレ祭大講演会「地球を包む愛」にも参加したのである。



それは信者しか参加できないイベントで、外部の人間は参加できないイベントだったが、特別に参加させてもらって、イベントの様子を見学してきた。



総来場者約1.4万人、全国・全世界約3500カ所にも同時中継されたとするビッグなイベントだったが、冒頭で、教団のプロダクションに所属する歌手の奉納曲映像「天御祖神の降臨」が上映され、宗教のイベントというよりも、シアターでミュージカルでも見ている気分になった。



因みに幸福の科学の教義は、ブラヴァツキーの神智学の影響を受けながら、最初の立ち上げの頃からは、色々と微妙に改訂され、変化してきているようである。



その辺りは、『現代オカルトの根源:霊性進化論の光と闇』大田 俊寛著に詳しく書いてある。



その教えの内容は別としても、あれだけのビッグな舞台を演出できるというのは、エンターテイナーとして有能であった。



全国各所に存在した支部は、ギリシャのパルテノン神殿のような西洋古典芸術の装いで、我々を大いに楽しませてくれた。



政治においては、中国脅威論を唱え、保守論客として、日本の安全保障について深く懸念する愛国者だった。



そして、霊言は、お笑い芸人の芸の一種と考えればいいのかもしれない。



私は、大川隆法をエンターテイナーとして高く評価していただけに今回の死は残念である。




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