土星の魚座での逆行 -2025年7月13日13:01より-




2025年度 参議院選挙が7/3に公示されてから参政党の目を見張るような支持率の上昇が確認され、神谷宗幣の各地での選挙演説も1万人以上の観衆が集まり、大躍進を遂げている様子であった。


私も連日、新自由主義、グローバリゼーションを打倒する保守革命、国家社会主義的熱狂に浸されていた。


しかし、木星が7月13日13:01頃から魚座で逆行を初めて、水瓶座にダブルトランジットが形成されてから、少し冷静になって来た。





それは、れいわ新選組から参議院選挙に出馬する伊勢崎賢治の演説を聞いたことがきっかけであった。





伊勢崎賢治氏は、大学卒業後、インドの大学院に留学して、社会科学研究科で、ソーシャルワークなどを専攻し、その後、国際NGOに就職して活動し、笹川平和財団に転職して、調査役・主任研究員として中東和平に関わるといったように国際的な経歴の持ち主であった。


そして、その後、国際連合平和維持局ニューヨーク本部主催DDR特別運営委員会日本政府代表として、 国際連合東ティモール暫定行政機構上級民政官として、現地で、コバリマ県という地域で、県政を指揮したり、 国際連合で、アフリカやアフガニスタンで、軍閥、武装勢力の武装解除を指揮するなど、国際的なキャリアの持ち主である。


国際連合での職務というと、明らかに水瓶座の象意であり、山本太郎の5室支配で7室で水瓶座に在住する木星の表示体として、れいわ新選組に集って来た有力な人材である。


れいわ新選組の山本太郎に惚れ込んで、れいわから政治家として出馬したというのは、そういう意味である。


伊勢崎賢治氏は、ヘイトスピーチや扇動政治家を忌み嫌うリベラルな政治信条の持ち主で、実際の紛争の現場で、武装解除などを指揮した経験からリアリズムに徹した安全保障についての考えを持っている。


主権なき日本を憂いており、日米地位協定についての問題意識も持っている。


こうした現場のリアリズムに徹した伊勢氏が、やはり護憲の立場から、憲法9条を守り、戦争をしないで、安全保障を実現していくと主張している点には非常に冷静で、現実主義で、賢明な思想が見られた。



改めて、れいわの政策、山本太郎の演説などを聞いてみると、非常にまともで、理性的であると言える。



一方で、参政党の神谷宗幣は、7/15付の仙台市内の街頭演説で、宮城県の水道事業民営化について言及し、いつもの調子で、外資に売り渡したことについて批判した。


すると、宮城県から、「みやぎ型管理運営方式」について、完全民営化とは決定的に異なる官民連携事業で、県が最終的な責任を負って安心、安全な水を提供する取り組みであるとして、抗議が入ったようである。



事実の詳細を確認せずにヒートアップして、水道事業を外資に売り渡したと主張した点には、問題があったと言えるかもしれない。



参政党神谷代表「宮城県はおかしい!水道を外資に売却」発言 県が謝罪と訂正求める
2025/7/15 19:41 仙台放送

参政党の神谷宗幣代表が7月13日に仙台市内で行った街頭演説で、宮城県が進めた水道事業について言及しました。県は、この発言の中に事実と異なっているものがあるとして、神谷代表に対し謝罪と訂正を求める抗議文を提出しました。

参政党 神谷宗幣代表

「国がやらないから宮城県みたいに民営化しちゃうわけでしょ。おかしい宮城県は!水道なんてめちゃくちゃ大事なわけですよ。なんで外資に売るんですか。外資に任せるんですか。彼ら金儲けですよ」

参政党の神谷代表は、県の上下水道と工業用水の事業を民間が運営する「みやぎ型管理運営方式」について、このように発言しました。

これに対し、県は「誤った情報を発信し、県民に対して過度な動揺や不安を与えるようなことは、決して許されるものではない」として、15日、神谷代表に謝罪と訂正を求める抗議文を提出しました。

抗議文では「みやぎ型管理運営方式」について、完全民営化とは決定的に異なる官民連携事業だとして、県が最終的な責任を負って安心、安全な水を提供する取り組みとしています。

また、事業運営会社の共同出資企業には外資系企業も含まれているものの、「外資へ売った」とする事実はないとしています。

参政党本部は、仙台放送の取材に対し「抗議文は確かに受領している。本部でしかるべき対応をしている」とコメントしています。


少しでも外資に売るのは問題なのであるが、少子高齢化で、過疎している点もあり、水道事業の運営が、宮城県だけで運営していくのが厳しい為、苦肉の策として、「みやぎ型管理運営方式」を編み出したと思われる。



参政党の神谷宗幣の何でも国産で、日本人の手でという考えは、愛国民族主義的な理想主義なのであるが、既に日本人だけの手で回らなくなっている。



日本は日本人だけの手で運営すべきであるといった理想主義はいいのだが、実際には、日本人だけの手では回らなくなっていて、その現実を受け入れなければならない面も出て来ている。



陰謀論的な主張もそうなのだが、神谷宗幣の理想とする政治には、こうした現実の壁が付きまとっていくものと思われる。



本当はこうなる前に手を打たなければならなかったことでもある。



参政党の政策には、例えば、食料自給率100%といったものもあるが、直ぐには中々難しいことである。



参政党は、やはり、代表である神谷宗幣の日本を想う愛国心、民族愛によって牽引されているが、魚座や蟹座といった水の星座の象意として現れている。



例えば、魚座は、高い理想を持っているが、それが現実と乖離していて、理想を現実にするのに苦労する面も出て来る。







神谷宗幣は、インテグリティーがあり、その主張が完璧で、非の打ちどころがない点が特徴である。



これを私は、射手座ラグナのウッタラアシャダーやプールヴァアシャダーの特徴として挙げた(神谷宗幣はラグナがウッタラアシャダー)が、珍しく今回は、失言していた。


いや、3年前からやや過激な発言を所どころで繰り返してきたようだが、勢力を拡大するにつれて、それを訂正してきた。




私が、ここ数日、参議院選挙をウォッチングしてきた印象として、予想はしていたことだが、土星が魚座で逆行して、水瓶座へのダブルトランジットが生じ始めた途端にリベラル派の正当性が増して来て、より活気づいてきたように感じる。



まもなく、蟹座をトランジットする水星が、7/18頃から逆行を開始するが、既に水星は、「留」の状態、静止状態になりつつある。



土星の魚座での逆行と、水星の蟹座での逆行が元になって、保守の主張に何らかの失言や間違いなどが起こり、その言論が停滞したり、後退する可能性がある。




これは一時的な現象ではあるが、7/13に土星が逆行し始めて、昨日あたりから私もそれを感じ始めた。




つまり、一昨日ぐらいからリベラル政党をよりまともだと感じる機会が多くなり、保守政党に熱狂する気持ちが薄れてやや冷静になって来たのである。



こうした私の心の変化は、土星の逆行のタイミングに完全に一致している。



魚座への惑星のトランジットは、人を感情的にさせ、水瓶座への惑星のトランジットは、人を理性的冷静にさせるようである。



私自身、こうしたことを予想していたが、実際、その通りになっていることを確認できる。





神谷宗幣は、あと3年は代表を務めると公言しているが、土星が魚座を通過していく2年半は、参政党が躍進する重要な期間である。



魚座的な価値観が前面に出て来るタイミングである。



しかし、魚座的な価値観は、保守思想なのだが、献身的な魚座の道徳性に彩られている為か、全くファシズムやナチズムのような恐ろしい感じはしない。



むしろ、常識的で優しいイメージでごく普通の日本の大衆を象徴している。




蟹座は大衆を象徴する星座であり、感情的な存在である為、民族の歴史とか伝統とかそうした物語に魅かれる為、ポピュリズムという観点からは、圧倒的に日本の大衆を魅了しやすい政党である。



れいわ新選組もポピュリズム政党であると言われるが、それは消費税廃止という経済の面だけであり、外国人問題や人権といったテーマに関しては、より進歩的でリベラルであり、感情的な大衆よりもより理性的な知識人階級を惹きつける。







何故、ヒトラーはあれほど恐ろしい人間だったのかと言えば、蟹座(愛国民族主義)から見た行為の10室に該当する牡羊座に惑星集中し、火星が在住し、土星がアスペクトして、土星と火星の影響が見られ、更に蟹座に土星が在住し、火星がアスペクトして、蟹座にも土星と火星の影響があるからである。



2つの凶星が蟹座や蟹座の行為の10室に絡んでいる為、ナショナリズムが、民族浄化といった極端な暴力として現れたのである。



(例えば元キャスターで右翼で中国嫌いで有名な櫻井よしこのチャートでは、蟹座で土星と火星がヴァルゴッタマである)





神谷宗幣のチャートからは、そうした暴力的な要素は確認できない。




今回の参議院選挙で、参政党が躍進し、そして、次の衆議院選挙でも躍進して、自民党が過半数割れして、連立政権が誕生すると思われる。




その時、その政権に対して、参政党が主張する政策が、反映されていくことになる。




また以前も検証したが、国民民主党の玉木雄一郎が、総理大臣あるいは、重要閣僚になったり、連立政権においては、様々なドラマが展開すると予想している。







玉木雄一郎は直ぐではないが、2026年5月からチャラダシャーが牡羊座に移行することにより、連立政権入りする可能性が高い。







山本太郎は、12室支配の月が8室に在住しており、8-12のヴィーパリータラージャヨーガが成立しているが、ここに土星がトランジットすることによって、このヴィーパリータラージャヨーガの象意が顕現してくるタイミングであると言える。



最近、より過激なポピュリズム政党である参政党や、日本保守党、再生の道など様々な政党が出て来た為、山本太郎のれいわ新選組が、泡沫扱いではなく、きちんと扱われるようになってきたように感じられる。



特に外国人問題についてより過激な主張をする参政党が出て来たことで、まともな党として、丁重に扱われている傾向が見られる。



これはヴィーパリータラージャヨーガの効果かもしれない。









日本の建国図では、出生図やナヴァムシャで魚座で高揚する金星期に入っていくので、2030年からの次の20年は、日本人が、日本の伝統や歴史、民族の価値観に目覚めて、発展していく時期に入っていくものと思われる。



そして、その次に9室支配で、5室で高揚する太陽期が続く為、2030年からの次の26年間は、日本が復活し、繁栄していく過程に入っていくものと思われる。




今、その為の政治的激動の時期に入りつつある。



人々が、選挙に名乗りを挙げているのは、それが為である。





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