街頭占い

3月28日から私はインターネットを活用したビジネスを学ぶスクールに通っている。

そのスクールについては詳しく後で詳しく紹介するかもしれないが、

これから木星が牡羊座に入室するというタイミングになって、私には主に2つの大きな出来事が起こっており、今後、1年間の過ごし方を決定しそうである。(あるいは私の場合、木星が物事の始まりの1室に入室する為、木星が公転する今後12年間とも言えるかもしれない)

1つは、

1.インターネットを活用したビジネスのスクールに通い始めたということ

もう1つは、

2. 以前、勤務していた会社から連絡があり、そこで働き(アルバイト)始めた

ということである。

面白いことにその以前、働いていた会社は民事再生申請をして、再出発するのであり、
”物事の開始”に相当する。つまり、牡羊座である。

私は今までに何度も職を変えてきているが、その度に新しく立ち上げたり、新規にスタートする事業などで働くことが多かったのは、その為であると、私はインド占星術の理解が進んでから気づいたのである。

そのスクール自体もアントレプレナー精神旺盛のスクールであり、牡羊座的魅力に溢れた会社であって、まさに新しいことを始めるという企画が、このビジネススクールの内容なのである。
講座を受講している人たちも皆、個性的でアントレプレナー精神旺盛で、独立志向が強い人が多いのであるが、それは牡羊座に縁がある人が集まってきているからである。

実際、その講座の参加者数人に出生データを聞いて、チャートを作成してみた所、牡羊座に木星と土星が在住しているとか、牡羊座で太陽が高揚している人とか、牡羊座に縁がある人が多い模様である。

今後、更に出生データを聞く機会も増えてくると思うので、牡羊座に木星が入室する効果との関連について更に分かってくるものと思われる。

そんなことで、私はインターネットを用いたマーケティングやビジネスをクリエイトする考え方などを学んでいるのであるが、4月8日の講座で、面白い授業内容があった。

それは受講者が4人1組でグループを作って行なう実習で、始めに提供された\1,000を使って、2時間でそれを増やしてくるというミッションであった。

何でも後から聞いた話によれば、これはスタンフォード大学で実際に行なわれていた実習だそうである。

同じような実習を私は『ユダヤ人大富豪の教え』本田健著の中でも読んだことがあった。

正確には忘れてしまったが、本田健が知り合ったユダヤ人大富豪から、少額の資金を渡されて、いつまでにこれをいくらにまで増やしてくるようにと課題を提供されるのである。そのテストをパスしないと、彼はそのユダヤ人大富豪から金持ちになる為の秘密を教えてもらえないということだったと思う。

そんなことから、私はその課題を真剣に受け取って、挑戦としてとらえたのである。

少なくとも最初の元手である\1,000を多少なりとも増やさなければ面目が立たないと考えた。

それで、昼間の東京にグループの仲間と繰り出して行ったのであるが、近くに神保町の古本屋街があったので、そこで古本を\50とか\100で安く仕入れてそれを道行く人に売りさばいて、それで稼いだらいいのではないかと思い、それでまずは古本屋に行ったのである。

いわゆる、せどりという、よくブックオフなどで本を仕入れてヤフーオークションなどで売るという最近流行のビジネスを街頭で即興でやってみるしかないと思ったのである。

近くに八百屋があったので、そこで安い野菜などを仕入れて街頭で売るという方法も考えて、八百屋に行って聞いてみたが、いらないのでただであげるようなものは何もないと言われたのである。

そんなこともあり、せどりぐらいしか方法がないのではないかと思われた。

然し、古本屋の本棚を見ていても\100の欄にはあまり直ぐに売れそうな本はなさそうに思われた。

そこで作戦を変更して、文房具店で、しおりのようなものを仕入れて、それで私が街頭で路上占いを\100で行なって、それで稼ぐという作戦を他のメンバーの人たちにも協力してもらって始めたのである。(しおりに\100で占いをしますと宣伝文句を書いて、鑑定結果もそのしおりに書くというサービスである)

私は自分の運営するサイト(鑑定家)で告知して対面鑑定などを行なっていて、今までに鑑定を受けた人も相当いるのであるが、実際に街頭の人に自分から声を掛けて、「\100で占いをやってみませんか」と誘いをかけても、なかなか皆、簡単には応じてくれないのである。

何かのキャッチセールスとか、あるいは宗教団体への勧誘と思って不審に感じるのかもしれない。なかなか直ぐに鑑定に応じる人はいない状況である。

私は実習中に自分の実力というのはこの程度なのかと感じたものである。

実際に街頭で歌や楽器演奏などを行なって、そのサービスでお金をもらって、それだけで暮らすことのできる大道芸人のようなたくましい人間こそが、システムに依存しないで、真の人間力で生きる本物の実力を備えた人間なのではないかと思うのであるが、私はまだそこまで行っていないと強く感じたのである。

私は凡人である。街頭で見知らぬ人に声を掛けてもほとんど誰も相手にしてくれない普通の一般人であるというその冷酷な事実を突きつけられた感じである。

然し、それでもめげないで声を掛けていると、1人の女性が鑑定を受けてくれた。
その女性は年数は忘れたが、4月15日生まれだったので、おそらく生まれた時の太陽は牡羊座に入っているはずである。

そこで私は外見上地味に見えたその女性にあなたは非常に控えめに見えますが、本当は真の強さというものがあって、物事をよく考えずに衝動的に始めるといった企業家精神がありますよと伝えたのである。また太陽が高揚しているということは父親とか権力者とか目上の人間から好かれたり、恩恵を与えられることが多いですよ・・・などと、まず牡羊座で高揚する太陽から考えられる性格などの特徴を伝えたのである。

そして、その次には太陽をラグナとして、今は、太陽からみて土星が6室、木星が12室をトランジットしているので、昨年のあなたは、運気が低下気味で、出費も多く、あまり人前に出て積極的に活動する感じではなく隠遁していたような状態で、土星が6室に入室しているので人とのトラブルや議論も多かったと思いますが、今年の5月以降は、木星が1室に入室して高揚する太陽に接合するので、5月以降はいろいろと良いことがありますよ、そして、11月からは土星も天秤座に移動するので、対人関係で発展があり、人生がよくなっていくので、今年の5月や11月のタイミングで、人生がよくなりますよ、今年はよい年ですと伝えることとなた。

その女性は聞きながら、感心していたが、結果的によい予想となったので、おそらく喜んで帰っていったと思われる。

これが太陽とトランジットの木星や土星を使った簡単な予言占星術である。

アセンダントと月の位置までは、天文歴やコンピュータなどを使わないと簡単には出せないので、街頭で即興でやるような場合は、○月○日といった日付だけ聞いて、それで太陽の位置を出して、性格などの特徴をとらえた上で、今度は太陽をラグナとして、木星や土星のダブルトランジットがどこに形成されているかを見るのである。

これでもかなり役に立つ情報が得られるはずである。

更に生まれた時の西暦などから、出生図上の木星や土星の位置まで割り出すことが出来れば、この人は今、人生のどんな周期にいるのかということが分かるはずである。

これは自分の出生図上の土星や木星の位置から逆算する方法と、ある程度の土星と木星の西暦上の位置を覚えてしまうという2つのやり方があると思われる。

私の場合は1973年生まれなので、土星が双子座に在住しているが、例えば、15年後は土星は対向の射手座にいるはずである。あるいは7年半前は土星は射手座と双子座の中間地点である魚座にいたはずである。

といったように暗算が得意な人なら、土星と木星の位置を話している間にも計算して割り出すことが出来るのである。

あるいは、これはラグナにおいても可能であって、毎年のその月の日の出の時刻が大体、分かっていれば、その人の出生時間がその日の出から、どれだけ時間差があるかによって、ラグナの場所を割り出すことができる。

例えば、2011年4月15日の東京での日の出の時刻は、5:09であるが、これは例えば、何年遡っても100年や200年そこらではそんなに変わらないはずである。

アヤナムシャを検討したとしても、72年に1°なので、今から72年前でも4分ぐらいしか日の出の時刻は変わらないのである。

ラグナは、24時間(120分)で360°移動するため、1星座(30°)分移動するのは、2時間(120分)かかる。従って、ラグナが1°移動するのにおよそ4分かかる。

120(分)÷30°=4(分)

30歳ぐらいの人を街頭で即興で占うのにほとんど歳差運動というのは考慮する必要がないのである。生じたとしても時間にして2分程度の違いである。街頭占いにそれ程の精度は考慮しておらず、およその時間でおよその惑星の位置を把握していけばいいだけである。

だからほとんど考慮する必要がないため、ある程度、毎年の日の出の時刻を暗記してしまえば、後は、ラグナは計算で導き出すことができる。

4月15日生まれで朝のAM9時頃生まれた人は、5:09が日の出なので、日の出の時刻にラグナが太陽の位置にあったとすると、5:09にはラグナは太陽と同じ牡羊座にあったと考えられる。

それから4時間ぐらい経過しているから、ラグナは双子座にあった可能性が高いと考えられる。

私は暗算が遅いので、ここまで計算はしないが、ここまでやればラグナの可能性まで考慮することができる。


話が脱線したが、そんなことで、私が所属するグループの人に協力してもらって、街頭占いをして、何とか元手である\1,000を増やそうとしたのである。

それで近くに明治大学があるので、そこの食堂に学生が大勢いるはずだから、その学生たちに占いをしてみたらどうかという提案があり、私たちは早速、明治大学に向かったのであるが、正門近くでたむろしていた学生達の1人に占いをすることが出来た。

この学生は双子座にラグナがあったので、まずは、双子座の性格について説明し、双子座は風の星座であり、いろんなことに広く浅く興味を持ち、また物事を全く無から作り出すというよりも、むしろ、いろんな既存の情報を組み合わせて、新しいものを創造していくことが得意なのではないかという説明をした。例として堀江貴文のように情報通で、既存のものを組み合わせることが得意な事例というものを説明した。

また双子座をラグナとして、木星と土星のダブルトランジットが4室、10室に形成されている為、今は忙しい時期で、引越しなども考えていたり、活動が盛んになる時期で、また5月や11月のタイミングで、7室に木星と土星がダブルトランジットするので、パートナーの出現なども考えられるという話をした。

実際には太陽ラグナだけでは、正確な鑑定は難しいというのが本当であるが、しかし、雑誌やTV番組の星占い程度の余興としてならば、十分ではないかと思われる。

そんなことで、結果として2人ぐらいにしか街頭占いはできなかったが、それでも、非常に面白い実習であり、人間の実際の能力が試される真剣勝負として、非常にスリルがあり、チャレンジ精神や、企業家精神が刺激されたのである。


今後は、占いの能力を開発する真剣勝負のプログラムとしてやってみても面白いのではないかとも思われた。例えばコンピュータや天文歴などを全く持たずに、ノートと鉛筆だけで、街頭の人に声を掛けて、占いをするという企画である。

コンピュータを使えないという制約された状況では、なんとか暗算などして、惑星の位置などを割り出そうと努力するので、それが非常に訓練の場として役に立ちそうである。


この実習中に、面白い体験があったのであるが、それは、東京都知事選に立候補して、選挙運動中の渡邉美樹さんと街頭で会い、握手したという出来事である。

神保町付近で街頭占いの声掛けをしていると、オレンジ色の鮮やかな選挙活動用の上着を着た渡邊さんが若いボランティアスタッフたちと一緒にこちらに歩いてきたのである。

私は街頭で占いを勧めて声掛けしていたので、ちょうど、通りかがった渡邉美樹さんにも声をかけて、5分だけでも\100で占わせて欲しいと伝えた。

ボランティアスタッフたちが、急いでいるのですいませんと言い、渡邊さんも困惑しつつも笑顔を絶やさずにどうしようかと迷っていたのかもしれないが、先に行こうとした渡邊さんの手を離さずに、私はワタミのファンです、どうか、5分だけでも占わせてください、私たちは今、実習中で2時間で稼がなければなりません、と食い下がった。

しばらく握手の手を押したり引いたりしたが、ついに渡邊さんはボランティアスタッフたちと共に先に行ってしまった。

渡邉美樹さんは、はっきり言って非常に人がよい温順な性格のようだ。
自分が率いるワタミ代表としては、部下に対して、非常に厳しく接するようだが全くそんな印象は受けなかった。人の良いお父さんといった印象である。

その選挙活動は非常に清々しく爽やかだった。

私は以前から渡邉美樹氏のファンで、居酒屋和民(ワタミ)では、何度、楽しませてもらったか分からない。

サブプライムショック以後、経済的に低迷しているので最近はそうではなくなったが、それ以前は、ワタミは、サラダなどを注文すると、自前の農場で取れた自然の野菜を大量に食べさせてくれたことを覚えている。

居酒屋とファミリーレストランが合体した誰でも家族でも気軽に立ち寄って食事が出来るというコンセプトも好きである。居酒屋で酒を飲むだけでなく、ご飯セットなどできちんと食事が出来るという所が良いところで、食事のつもりで酒を飲まない人でも気楽に入れるという所が非常に良い。

そんなことで、渡邊美樹氏と街頭で出会ったのは、非常に思いがけない出来事であった。


渡邊さんのチャートは、出生時間が分からないので、0:00:01で作成してみると以下のようなチャートである。

<a href=”http://blog-imgs-17.fc2.com/j/y/o/jyotish007/watanabe_miki_chart.gif” target=”_blank”><img src=”http://blog-imgs-17.fc2.com/j/y/o/jyotish007/watanabe_miki_chart.gif” alt=”watanabe_miki_chart.gif” border=”0″ width=”300″ height=”205″ /></a>

※出生時間によって、月や水星の位置は前後に移動する場合も考えられる


渡邊美樹さんは和民(ワタミ)社長として有名であるが、既に社長を辞めて会長となった後は、その会長も2011年2月15日に辞任している。

それに先立って、おそらく政府の教育再生会議の委員に起用されたりした時期ぐらいから、教育に関心を持ち出して、教育事業を行なう財団法人の理事になったり、NPO法人の理事長を務めたり、郁文館学園の理事長になったりして、理想的な教育のあり方に関心を持ち続けている。

一時期、渡邊美樹さんは、ワタミグループの目標は外食産業部門で売上げ1兆円を達成することだと言っていたが、今ではそんな面影は全く見られない。

彼の心の中で大きな心境の変化があったのではないかと思われる。

その心境の変化はおそらく水星期の末期である水星/木星期に訪れたか、あるいは、マハダシャーケートゥ期になるタイミングで訪れたはずである。

出生時間を0:00:01~23:59:59で設定してみると、マハダシャーのとり得る範囲は、水星か、ケートゥか、金星である。
おそらく、和民を創業して事業の拡大に積極的に取り組んだのが、マハダシャー水星期ではないかと思われる。

この水星期に事業を拡大して1兆円という高い目標を掲げたのは、水星に火星、太陽、ラーフが絡んでいたからである。

然し、次のケートゥ期に入ると、ケートゥは木星の星座に在住し、ディスポジターの木星は蠍座に在住して、ケートゥの在住する魚座自室にアスペクトバックしている。

これはケートゥが木星の象意を強く帯びることを表している。

魚座のケートゥは木星と強く絡んで、教育に関する理想主義を表しているのである。

それで、渡邊美樹氏は、突然、和民(ワタミ)の事業自体への興味が薄れ、高齢者の福祉サービス事業などに乗り出したり、教育活動に熱心になるなど、いろいろ自分の理想に合致する活動に方向転換してきているようである。

従って、和民(ワタミ)の会長さえも辞めて、東京都知事に立候補したのである。

それは東京都知事になることで、彼の理想とする良い教育を行ないたいからである。

現在、渡邊美樹氏は、和民(ワタミ)の取締役最高顧問として、まだ和民(ワタミ)に席を置いてはいるが、全てを捨てて、自らの教育に関する理想を追求したいという気持ちになっているのである。

そうした渡邊美樹氏の現在の心境と行動パターンは、魚座に在住し、木星からアスペクトバックされているケートゥがよく表していると思うのである。

ビジネスの手法を学習している途上に路上で渡邊美樹氏に出会ったことは偶然ではないと私は考えている。

それはいくら事業が大きくなって、それで稼ぐことが出来たとしても、事業とは、自分のやりたいことでなければならないということである。

自分が創業した和民(ワタミ)の会長という座を手放してまでも彼は自分の新たなる理想である教育事業に自分のこれからの人生を費やすことに決めたのである。

それはこれから起業する者にとっては非常に示唆的である。自分がやっていることが単にお金を稼いだり儲けるための活動ではなく、真に自分の理想や目的を追求する為の、自分がやりたい活動なのかということである。


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