ベンジャミン・ド・ロスチャイルド男爵(57歳)が心臓発作で死亡


ロスチャイルド財閥の創設者であるマイアー・アムシェル・ロスチャイルドの7代目の子孫で、ベンジャミン・ド・ロスチャイルド男爵が心臓発作で死亡したとニュースが伝えている。

1953年に父親のエドモンド・デ・ロスチャイルドが創設したエドモンド・ド・ロスチャイルド・グループを継承した人物で、銀行業の他、車やヨットを所有して、プロのセーリングチームを結成するなどの趣味があり、ブドウ園など農場の経営なども行なっていたようである。


銀行業の相続人ベンジャミン・ド・ロスチャイルド、57歳で死去
1953年に父が始めた銀行帝国を監督していたベンジャミン・ド・ロスチャイルドが心臓発作で死亡した
by JOSEPH PISANI APビジネス・ライター
2021年1月17日 10:30 abcNEWWS

ニューヨーク–1953年に父が始めた銀行帝国を監督したベンジャミン・デ・ロスチャイルドが死去した。57歳であった。

彼が会長を務めていたエドモンド・ドゥ・ロスチャイルド・グループによると、ドゥ・ロスチャイルドは金曜日の午後、スイスのプレグニーの自宅で心臓発作のため死亡したという。

1997年以来、ベンジャミン・ドゥ・ロスチャイルド氏は父の名を冠した銀行グループを率いていた。現在、エドモンド・ド・ロスチャイルド・グループは、1,600億ユーロ(1,900億ドル)相当の資産を運用しているという。

フォーブス誌は、デ・ロスチャイルドの純資産を15億ドルと推定しています。ド・ロスチャイルド氏は、ヨーロッパの銀行を300年近く経営してきたロスチャイルド家の末裔である。

エドモンド・ドゥ・ロスチャイルド・グループは、彼の死を発表するプレスリリースの中で、ドゥ・ロスチャイルドは金融、セーリング、車、ワインに情熱を注いでいたと述べています。彼はまた、アドルフ・ド・ロスチャイルド財団病院に関わる慈善家でもあった、と同社は述べています。

妻のアリアンヌ・ド・ロスチャイルドと4人の成人した娘たちによって遺されています。

アストロデータバンクによれば、出生データは、AAで信頼できるデータであった。


早速、チャートを作成してみると、ラグナは牡羊座のアシュヴィニーで、4室蟹座で2、7室支配の金星と5室支配の太陽がコンジャンクトし、10室からシャシャヨーガの土星がアスペクトしている。





この配置が、車やヨットやブドウ園の経営を趣味とする配置である。


車もヨットもブドウ園も皆、4室の金星で表される趣味である。


4室に絡む土星は、農業を表わすが、金星が4室に在住している為、ブドウ園経営で、高級ワインを作っていたということである。


父親が創設したエドモンド・ド・ロスチャイルド・グループを継承し、2019年3月に100%個人所有のグループにしたようである。


この辺りは、蟹座(個人主義、家族主義)が強調されている形である。



金星は乗り物の表示体であるが、それが乗り物を表わす4室で、水の星座に在住する場合、船、ヨットが趣味になるようである。



K.N.ラオが蟹座ラグナで、4室支配の金星が魚座9室で高揚しているチャートを見て、船を作る趣味を持っていることを的中させたという記事があったが、金星は、乗り物の表示体で、しかも水の星座に絡むと、船舶やブドウ園などの趣味を表わすのである。


このベンジャミン・ド・ロスチャイルドの家族の富は、2019年度のフランスの資産家のリストで22位、スイスの資産家のリストで43位、フォーブス2019の世界長者番付リストで1349位にランクされており、ロスチャイルド家の中で最も裕福なメンバーの一人と見なされていたという。


このような蟹座的な人物、家族的な勢力が、世界の支配者なのである。



ベンジャミン・ド・ロスチャイルドは、1999年1月23日にアリアンヌ・ド・ロスチャイルドと結婚している。





この女性がロスチャイルド家と近い人間なのか分からないが、通常はロスチャイルド家は、伝統的に外部の人間の血を入れない主義である為、非常に結束も固い、大家族集団である。


ロスチャイルド家は、複数存在するが、いざという時の団結力は強い。


因みに明治維新の時に幕府側がフランスのロスチャイルドの支援を受け、薩長側がイギリスのロスチャイルドの支援を受けており、ロスチャイルド家の手の平の上で、踊らされていたという話は有名である。


これと似ているのが中国人であり、中国も大家族主義であり、日本でビジネスをする中国人は、皆、家族で日本にやって来て、家族のメンバーを通じて、ビジネスを展開する。


華僑などの考え方、生き方は、ユダヤ人にそっくりである。


もし中国が世界覇権を取ったら、おそらく、こうした中国版ロスチャイルド家のような人間が非常に力を持ってくると思われる。



このアリアンヌ・ド・ロスチャイルドと結婚したのが、金星/金星/木星期である。


金星はラグナと月から見て7室の支配星で、木星は7室と7室の支配星にアスペクトしている。


ナヴァムシャでは、金星は2室に在住しており、プラティアンタルダシャーの木星は8室に在住している。


2-8室の軸が強調されている形である。



この配置は、家同士の結婚、結婚生活が重視される場合の結婚である。


両親など親族の事情で、結婚がまとめられる為、2-8軸が強調されるのである。


お見合い結婚などもそうである。



このナヴァムシャは、そうした結婚を物語る配置でもある。



このベンジャミン・ド・ロスチャイルド男爵が、2021年1月15日にスイスのプレニーにある自宅で57歳の若さで、心臓発作で突然死したのである。


非常にミステリアスで、陰謀理論が好きな人は、何か今のアメリカの政治状況の混乱などとの関連を推測するようである。



2021年1月15日は、太陽/土星/木星期であり、太陽は心臓の表示体で、5室の支配星として二重の意味で心臓の表示体である。


その太陽が、2、7室支配のマラカの金星と絡み、土星からアスペクトを受けている。





太陽は、月から見ても7、12室支配で、マラカの7室を支配する金星と、コンジャンクトし、月から見て3、4室支配のマラカの土星からアスペクトを受けている。


マハダシャーロードの太陽とアンタルダシャーロードの土星は、相互アスペクトして、この心臓発作の象意を作りだしていたと考えられる。


そして、プラティアンタルダシャーの木星は9室の支配星で12室から太陽にアスペクトしている為、保護をもたらす配置だが、土星から一方的なアスペクトを受けて傷ついている。


もしかすると心臓が弱く治療を受けるなどしていたかもしれないが、木星は12室に在住して、土星や火星からアスペクトを受けて傷ついている為、あまり保護者として役には立たなかったと考えられる。


ナヴァムシャではマラカの2室を支配する太陽が、7、8室支配のマラカの土星からアスペクトを受けている。


ナヴァムシャでは、ラグナロードの月が3室で、マラカの7、8室支配の土星とコンジャンクトし、火星からもアスペクトを受けている。


太陽は身体の表示体でもあり、それが7、8室支配のマラカの土星からアスペクトされている。


プラティアンタルダシャーの木星は8室に在住しており、太陽にはアスペクトしていない為、保護者として全く役に立っていない。



このように見ると、ベンジャミン・ド・ロスチャイルド男爵は、明らかに心臓発作で死んだように見える。


何か陰謀による暗殺とか、そうした類の出来事ではないことがよく分かる。



ロスチャイルド男爵も普通の人間であり、ジョーティッシュの運命学の法則に支配されているのである。



ところが、陰謀理論が好きな人は、このロスチャイルドの死を何かアメリカの政治との関連があるのではないかと疑う傾向があるようである。



そうしたブログがいくつか見られる。



有名で力のある人物は、このように必ず、神話が独り歩きし、陰謀理論のようなものによって、物語が作られていくのである。



そういう傾向には注意が必要である。

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