トランプの退任式とバイデンの就任式を見て、それから再び、バイデンのチャートを見ていた所、バイデンのナヴァムシャは天秤座ラグナではなく、乙女座ラグナではないかと気づいた。
バイデンに関して、これまでひどく大きな勘違いをしていたようである。
出生時間は、8:30で、非常に疑わしい時間である。
細かい数字を四捨五入したかもしれず、ラグナの度数は、蠍座10°08’であり、通常、誕生してから少し時間を経過してから時間を計測する為、出生時間というのは先に進んでしまうことが多くなる。
10°08’だと、0°~3°20’が蠍座の第1ナヴァムシャ、3°20’~6°40’が蠍座の第2ナヴァムシャ、6°40’~10°00’が蠍座の第3ナヴァムシャで、次の10°00’~13°20’の蠍座の第4ナヴァムシャに含まれている。
蠍座の第4ナヴァムシャは、ナヴァムシャでは蟹座から数えて、4番目の天秤座であるから、出生時間が8:30ではナヴァムシャは天秤座ラグナになるが、8’遡るだけで、ラグナは蠍座の第3ナヴァムシャ(アヌラーダ第2パダ)となり、ナヴァムシャのラグナは、乙女座になる。
出生時間にすれば、8:29:19にすると、ナヴァムシャのラグナが乙女座である。
つまり、41秒遡れば、ナヴァムシャのラグナは乙女座になってしまう。
このナヴァムシャのラグナが乙女座の可能性を疑うのが、最も優先されるべきであった。
この乙女座ラグナで検討すると、バイデンの過去の出来事がよく当てはまることが分かった。
これは、以前、『バイデン元米副大統領について』の中でも検討したが、その時にはナヴァムシャのラグナの乙女座の可能性は十分に検討せず、この時には気づけなかった。
例えば、バイデンは、ロースクールを経て1969年に弁護士となり、1970年にデラウェア州のニューキャッスル郡議会議員に選出されている。
この1969年-1970年は、太陽/土星⇒太陽/水星期であり、アンタルダシャーの5、6室支配の土星や1、10室支配の水星が乙女座ラグナから見て10室に在住している配置なら納得できる。
然し、天秤座ラグナで、4、5室支配の土星が9室に在住していたり、9、12室支配の水星が9室に在住している配置では説明が付かない。
この配置では、慈善活動や教育の仕事のような配置である。
政治家として公職に就いたのであれば、やはり10室の在住星や支配星の方が、説明できる。
10室は高い地位を表わしている。一方で、9室は10室を損失する地味なハウスである。
水星は1、10室支配で、10室で、バドラヨーガを形成し、5室支配の土星と1-5、5-10のラージャヨーガを形成している為、この時期に政治家になったと考えられる。
また1972年1月にデラウェア州の上院議員に当選しているが、この時は、月/月/木星期か、月/月/土星期辺りである。
この時も月が10室支配で9室に在住し、5室支配の土星や9室支配の水星とコンジャンクトしていたのでは政治家の仕事を表わしているようには見えない。
慈善活動や教育の仕事にしか見えない。
乙女座ラグナであれば11室支配の月が10室に在住し、10室の支配星とコンジャンクトしている為、政治家であることが説明できる。
土星はのアスペクトは責任の重い、ハードな仕事、火星の10室へのアスペクトは、管理職、権力を振う立場を表わしている。
高校、大学でアメフトに夢中になったということだが、おそらく16歳~22歳ぐらいまでで、1958年~1964年ぐらいまでである。
金星/土星⇒金星/水星期だが、アンタルダシャーの土星期に激しい格闘技系のスポーツをしたのは、3、8室支配の火星と5、6室支配の土星が10室で相互アスペクトしている為である。6-8の絡みが生じており、凄まじい闘争を表わしている。3室支配の火星はスポーツを表わしており、6室支配の土星もスポーツのハウスである。
天秤座ラグナだと、スポーツの3室や6室の象意が、アンタルダシャーの土星期や水星期には全く出てこない。
1966年に最初の妻ネイリア・ハンターと出会い、結婚しているが、1966年と言えば、主に太陽/月(1966/1/10~7/11)、太陽/火星(1966/7/11~1966/11/16)、太陽/ラーフ(1966/11/16~1967/10/11)にまたがっている。
もし乙女座ラグナであれば、マハダシャーの太陽は12室の支配星で12室に在住しており、これは結婚を説明しにくいが、天秤座ラグナでも同じである。
天秤座ラグナでは、太陽は11室の支配星になり、6室から見た6室目のハウスで、6室の本質のハウスであり、結婚に良い時期とは言えない。
月はケンドラの10室に在住し、火星は7室の在住星、そして、ラーフのディスポジターは、ラグナロード(7室から見た7室の支配星)の水星である。
従って、結婚の時期を表わしている。
もし天秤座ラグナだと、月は10室支配で9室に在住するが、9室は結婚にはよくないハウスである。何故なら7室から見た3室だからである。
アイヤーの理論では、7室から見た3室は結婚をダメにするハウスである。つまり、9室は結婚にはよくないハウスと言える。
火星は7室の支配星だが、離婚の6室に在住し、ラーフのディスポジターも9、12室支配で9室に在住しており、結婚と関係ないことが分かる。
バイデンはこの1番目の妻と娘のナオミ・バイデンを自動車事故で失っている。
このように配偶者に悲劇が起こったのは、7室で、8室支配の火星と6室支配の土星が相互アスペクトして、6-8の絡みが7室に生じているからである。
これが配偶者の悲劇的死をもたらしたと言える。
また娘も同時に亡くなっているが、それは5室(子供)支配の火星が6室を同時に支配し、3、8室支配の火星と相互アスペクトしているからである。
自動車事故が起こったのが、1972年12月18日であり、月/火星/ケートゥ期である。
マハダシャーの月は、3、8室支配の火星からアスペクトされた傷ついた5室支配の土星(子供)とコンジャンクトしている。
また月は7室を妻のラグナとした場合の5室の支配星(子供)で、乗り物の4室で、土星、火星、ラーフ/ケートゥ軸と絡んで激しく傷ついている。
アンタルダシャーの3、8室支配の火星は妻の7室に在住し、5室支配の土星(子供)と相互アスペクトしている。
プラティアンタルダシャーのケートゥは、3、8室支配の火星から傷付けられた5室支配の土星(子供)からアスペクトされている。
またバイデンは、2015年5月31日に長男を脳腫瘍で亡くしている。この時のダシャーが木星/金星/火星期である。
この長男の死も大々的に報じられており、このバイデンの妻、娘、息子の死は、世間的に広く知られているトラウマ的悲劇となっている。
バイデン米副大統領の長男が死去、脳腫瘍で 46歳 2015.05.31 Sun posted at 13:52 JST CNN.co.jp ワシントン(CNN) ジョー・バイデン米副大統領の長男でデラウェア州司法長官を務めたボー・バイデン氏が30日、脳腫瘍(しゅよう)で死去した。46歳だった。 米ホワイトハウスが同日夜に発表した。 ボー氏は2006年から2期8年にわたってデラウェア州の司法長官を務めた後、次期州知事選に出馬する意向を示していた。長官在任中の08年には米軍部隊とともにイラクにも赴いた。 10年に軽い脳卒中を起こしたものの、後遺症は残らなかった。しかし13年の休暇中にめまいなどを訴えて倒れ、脳腫瘍と診断された。手術で摘出したが今年春に再発し、メリーランド州の病院で治療を受けていた。30日の夕方、親族に見守られて息を引き取った。 ボー氏の母で副大統領の前妻、ネイリアさんは1972年に交通事故で死亡した。一緒に車に乗っていた子どもたちのうち、1歳の妹も亡くなったが、当時2歳だったボー氏は弟とともに助かった。 父ジョー氏はその直後に上院議員に就任したが、息子たちの子育てにも時間を惜しまなかったという。同氏は77年に現在の妻、ジルさんと再婚した。 ボー氏には妻との間に2人の子どもがいる。ジョー氏は30日、ボー氏をしのんで「仕事上の業績ばかりでなく、夫として父親としての自分、息子や兄としての自分を省みる姿勢を忘れなかった」「私の父はかつて、子育てが成功したことは子どもが自分を超えた時に分かると話していた。ボーはまさにその言葉通りの息子だった」と述べた。 |
これは5室の支配星を含めた土星と火星の6-8の絡みが、7室や10室で形成されているからである。
10室は有名になるハウスであり、あらゆる人から知られ見られる、どこにも隠れることの出来ない舞台を表わしている。
長男が亡くなったのは、木星/金星/火星期であったが、木星のディスポジターである月は火星と土星から傷つけられており、金星は土星からアスペクトされ、火星は、3、8室支配で、5室支配の土星(子供)と相互アスペクトしている。子供に悲劇が起こることを表わしている。
妻と娘の悲劇があった後、1977年にジル・バイデンと再婚しているが、1977年は、月/土星(1975/12/23~1977/7/23)、月/水星期(1977/7/23~1978/12/23)にまたがっている。
もし乙女座ラグナであれば月と土星は10室に在住し、水星はラグナの支配星(7室から見た7室の支配星)で、結婚のタイミングとして納得できる。
4-10軸の在住星は、2-7軸ほどの優先順位はないが、結婚しやすい時期である。
これが天秤座ラグナだと、月と土星は9室に在住し、水星は9、12室の支配星で9室に在住している為、結婚のタイミングではないと分かる。
このように見て来ると、明らかにバイデンのナヴァムシャは乙女座ラグナである。
そうすると、今度の米大統領選挙に対する見立ても変わって来るのである。
バイデンは木星/ラーフ期にトランプと米大統領選を戦って、不正選挙を疑われながら、大統領に当選した。
ホワイトハウスにトランプ陣営のデモ隊が突入して、バイデンの不正に対して猛抗議を受けて、厳戒態勢の中、大統領就任式が行われた。
国歌斉唱するレディー・ガガ
(※レディーガガは、イルミナティー、フリーメイソン(双子座)のシンボルを多用することで有名であり、双子座で、土星、火星、ラーフ、6室、8室が絡んでいるバイデンとの縁を感じさせる)
バイデンは、選挙期間中も演説会場は、ガラ空きであり、過去の大統領選挙から見てもかなり人気のない大統領候補だった。
また選挙期間中から、息子のハンター・バイデンがウクライナのエネルギー会社から賄賂をもらっている疑惑などが報じられていた。
またセクハラ疑惑なども報じられた。
これは明らかにナヴァムシャの10室が傷ついている為である。
10室に在住する月は通常は状態が良ければ人気を表わす配置だが、土星、火星、ラーフから激しく傷つけられている為、不人気であり、しかも世間に悪名を轟かす配置となっている。
土星と火星の6-8の絡みは、犯罪を免れない配置であり、この絡み5室の支配星も絡んでいる為、息子の汚職を表わしている。
ラーフは手段を選ばない行為を表わしており、そこに土星と火星の6-8の絡みがある為、不正選挙に手を染めたのである。
然し、ラーフはケンドラの10室に在住して、トリコーナの支配星である5室支配の土星とトリコーナとケンドラの支配星である1、10室支配の水星とコンジャンクトして、ラージャヨーガの条件を満たしている。
ラーフのディスポジターの水星も1、10室支配で5室支配の土星とコンジャンクトして、1-5、5-10のラージャヨーガ及び、バドラヨーガを形成して、非常に強力な配置を示している。
従って、不正投票というなりふり構わない汚い手段を使って、ウォール街(双子座)の後押しを受けて、大統領に当選出来たのである。
悪運が強いというよりも彼自身が、ウォール街(双子座)の最も貪欲で汚い人々と強いつながりを持っている悪人そのものだからである。
それが10室(行為)でのラーフ、土星、火星、6室、8室の絡みである。
この10室の激しい傷つきが、バイデンの不正を表わしており、バイデンの背後にいる勢力を物語っている。
またこのことから考えると、彼の最初の妻、娘、息子が亡くなった悲劇は、彼の過去世の不徳によるものではないかと考えられる。
5室は前世の功徳を表わすハウスであり、5室の傷つきは、彼の前世の悪い行いを表わしているのである。
彼は、マハダシャー木星期の間、2期8年に渡って、オバマ政権で、副大統領を務めている。
実は、オバマの背後で、オバマを操って、全てを指揮して来たのは、バイデンだとも言われているのである。
木星は4、7室支配で、11室に在住し、4室は政治家としての議席、副大統領としての座を表わしており、7室は10室から見た10室の支配星である為、公の仕事を表わしている。
また木星は11室で高揚しているが、11室は高い地位、称号、役職を表わしており、それが副大統領としてのポジションを表わしていたのである。
この木星のディスポジターである月が10室で、土星、火星、ラーフなどから激しく傷つけられている為にオバマ政権の頃から隠れて悪事を行なってきたのである。
もし天秤座ラグナだと、木星は3、6室支配で10室で高揚しているが、副大統領としての高いポジションにいるようには見えない。
10室の木星は、通常は、教師とか法律家の配置であり、しかも3、6室支配の場合、苦労が多く、質の悪いサービスを行なっている印象である。
乙女座ラグナに設定すると、何故、バイデンが、なりふり構わない不正選挙で、苦しみながらも悪運の強さを発揮して、勝利を掴み取ったのかを理解することが出来る。
天秤座ラグナだと、その辺りが全く理解出来ない。
私はこれまでバイデンが天秤座ラグナだと考えて来た為にバイデンが、マハダシャー土星期になったら、何か慈善活動や社会改革でも行なうのではないかといった勘違いをしていたのである。
因みに私は今回、ナヴァムシャを乙女座に修正したが、ダシャムシャ(D10)はそのまま天秤座ラグナで正しいのではないかと考えている。
木星/ラーフ期に大統領に就任出来たのは、やはり、ラーフがダシャムシャのラグナに在住し、ディスポジターの金星が11室支配の太陽と11室でコンジャンクトして、1-11のダナヨーガを形成している為ではないかと考えた。
今後のジョー・バイデンについて - 大統領としての2期目はあるのか?-
それでは、ジョー・バイデンが、マハダシャー土星期にどうなるかであるが、土星期になると、バイデンには健康問題や認知症の問題が出て来て、大統領を途中で降板する可能性が出て来る。
何故なら、出生図で、土星はマラカの3、4室支配でマラカの7室に在住し、ラグナ(身体)や1室(身体)の表示体である太陽にアスペクトしているからである。
太陽は10室の支配星でもあり、土星のアスペクトによって、ハードワークで仕事の責任が重くなったり、仕事の中断を表わす配置でもある。
また太陽に対する土星のアスペクトは批判を受けることを意味している。
土星は逆行している為、月(生命力)やラグナロードの火星(身体)にもアスペクトしている。
月から見ても土星は、10、11室支配で、マラカの2室に在住している。
そして、土星は5室(知性、判断力、識別力)支配の木星にアスペクトし、月から見た5室支配の太陽にもアスペクトしている。
土星はスピーチの2室支配の木星にもアスペクトしている為、記憶力や判断力に影響が出て、スピーチも支離滅裂になる可能性がある。
そうすると、大統領の職務を継続する資質が疑われて、副大統領のカマラ・ハリスに交代ということになるのである。
私はカマラ・ハリスのチャートを見て、彼女が現在、ヴィムショッタリダシャーがラーフ/水星期であり、2021年7月からヨーギニダシャーもラーフ期に移行することに注目していた。
ラーフは彼女のダシャムシャのラグナに在住しており、キャリア上の上昇を表わしている。
あるいは、大統領に交代しなかったとしても、バイデンの健康状態が不安視される中で、彼女の重要性は増していくはずである。
バイデンの土星は、ナヴァムシャでは、5、6室支配で10室に在住し、3、8室支配の火星と相互アスペクトして10室を傷つけている為、何らかの不正疑惑が噴出して、また大統領任期中にも息子の汚職疑惑などが再び、ぶり返してくると考えられる。
大統領の罷免を求めるリコール請求なども出される可能性もあり、バイデン批判が激しくなり、泥沼の闘争になっていく可能性がある。
土星は、8室の表示体であり、通常は、中断を表わす為、そうすると、バイデン政権は、行き詰まると考えられる。
土星は5室の支配星であり、5室は10室から見た8室の支配星であり、仕事、職務の中断を表わしている。
土星期に移行するのは、ちょうど2022年9月以降である為、新月図などによれば、その頃、世界的な経済不況(大恐慌)などに見舞われる可能性もある。
そうした状況の中で、バイデンが一期目の途中で、辞める可能性も十分あり得ると思うのである。
あるいは、何らかの形で、行為の質を根本的に変えなければならない。
例えば、最近、ジャスティン・ビーバーのダシャムシャを見ていて、気づいたことであるが、ダシャムシャで5室支配で9室に在住するダシャーの時期は仕事を中止するということである。
ジャスティン・ビーバーは、マハダシャー木星期に移行した後の木星/土星期に突然、世界ツアーの中止を発表したのであるが、それは教会に通い、これまでの悪行の数々を悔い改めて、神の庇護の下に生きていく為という理由であった。
つまり、本業であるミュージシャンとしての活動を中止して、慈善活動や宗教活動に身を投じたのである。
出生図で木星は5室の支配星で9室支配の月と共に12室(隠遁生活、教会)に在住している為、明らかであるが、ナヴァムシャを見ても木星は5室支配で9室に在住し、ダシャムシャを見ても木星は5室支配で9室に在住している。
その他、別の事例でもダシャムシャで、9室の在住星の時期に慈善活動やボランティア活動、教育活動に従事した事例なども見ている。
従って、もしバイデンのダシャムシャが5室支配で9室に在住しているのであれば、それと似たような象意を考えなければならない。
あるいは、バイデンのダシャムシャもナヴァムシャのラグナが乙女座に移動するのと同時に乙女座に移動するのであれば、ラーフは2室に在住して、3、8室支配の火星からアスペクトされる為、そうした配置で、大統領に就任出来るとは考えにくい。
今回、バイデンのナヴァムシャのラグナを乙女座に変更したが、それが正しい場合でもまだダシャムシャのラグナの問題が残っている。
然し、ナヴァムシャのラーフが10室に在住していると考えることで、バイデンが何故、大統領になれたかをより理解しやすくなった。
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