舛添要一が政治資金使途不明疑惑で辞任したことを受けて、自民党の小池百合子氏が2016年6月29日に記者会見を開き、7月の東京都知事選挙への立候補を表明した。
小池百合子の出生時間は分からないが、出生図を00:00:01で作成すると、ラグナは牡羊座で、現在、ラーフ期の終わりに近い、ラーフ/月期である。
また23:59:59で作成すると、ラグナは同じく牡羊座で、現在は、木星/金星期である。
12:00作成すると、現在、木星/木星期である。
従って、小池百合子は、ラーフ期の終わり頃から木星期の前半の間のいずれかの時期にいることが分かる。
因みに月はいずれにしても牡羊座に在住している。
チャンドララグナから見ると、ラーフは10室に在住しているため、小池百合子が政治家として公職についてきたこの数年間は、マハダシャーラーフ期であることにまず納得できる。
チャンドララグナから見た1室に在住する木星期とは考えにくい。
またナヴァムシャ(D9)や、ダシャムシャ(D10)において、ラーフから見た10室には太陽が在住している。
これがここ数年間、政治家として自民党の重要な役職について来たことを説明するものである。
従って、政治家として現役である小池百合子は、マハダシャーラーフ期である可能性が高い。
そして、現在、マハダシャーラーフ期であることが確定すると、出生時間が12:00になると、ラグナが乙女座となり、木星/木星期に入ってしまう。
従って、取り得るラグナの範囲が、牡羊座~乙女座の間のどれかになるはずである。
因みにそのようにラグナを絞り込んで見た上で、考えてみると、小池百合子は、牡牛座ラグナなのではないかと思うのである。
兵庫県芦屋市のお嬢様で、俗世間の一般大衆からは隔絶したセレブ的なカリスマ性を醸し出しているため、クリティッカーの可能性が考えられる。
いずれにしても月は牡羊座で確定であるため、牡羊座の性格を表しており、チャンドララグナは機能していることになる。
私は小池百合子のチャートを作成する前から彼女が牡羊座と関係があるのではないかと考えていた。
実際、チャートを作成してみると、牡羊座に月と木星が在住し、火星がアスペクトバックしている。
小池百合子の経歴を見ると、それは牡羊座のエピソードに溢れている。
例えば、wikipediaには生い立ちとして、以下のように記されている。
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高校卒業後、関西学院大学社会学部に入学するも、「国際連合の公用語にアラビア語が加わる」旨を伝える新聞記事をきっかけに、アラビア語通訳を目指すことにし、1971年9月に大学を中退してエジプトへ留学。カイロ市のアメリカン大学カイロ校でアラビア語を修めた後、カイロ大学に進学した。1976年10月、カイロ大学社会学部を首席で卒業(学位は社会学士)。エジプト滞在中にピラミッドを登り、その天辺で茶道の形式に則りお茶を点てたこともある。
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関西学院大学社会学部に入学したが、新聞記事をみたことをきっかけにアラビア語通訳をめざし、大学を中退して、エジプトに留学してしまう。
そして、カイロ大学社会学部を首席で卒業したが、エジプト滞在中にピラミッドの頂点で、茶道の形式に則りお茶を点てたという。
思い立つと即座にカイロに留学してしまうというスケール感の大きい行動力、そして、首席で卒業したり、ピラミッドの頂点でお茶を点てるなど、「No.1」や「初の試み」というものを好む牡羊座の性格そのものである。
そして、月から見て5室支配の太陽が3室に在住しているが、カイロ大学卒業後は暫くアラビア語の通訳を務めていたという。
太陽は牡牛座ラグナから見ると4室支配で2室に在住しているが、自分で通訳として出来高で稼いで生活していたことが伺える時期である。
2室支配の太陽期に通訳として起業した(2室)と考えると納得できる。
太陽のディスポジターである水星は5室の支配星で3室で金星、ケートゥと接合している。
ラグナからみた5室支配の水星がケートゥと接合しているので、通訳としての才能があることが分かる。
またこの頃、『PLO議長ヤーセル・アラファートやリビアのカダフィの会見では、コーディネーター兼インタビュアーを務めた(wikipedia)』と記されており、政治家や国家指導者など政治的な重要人物の通訳を務めていたことが分かる。
これは太陽がヴァルゴッタマで強く、また月から見て5室支配で3室に在住しているため、政治家(太陽)を相手にしたメディア活動をすることを意味している。
小池百合子は、1979年から日本テレビの「竹村健一の世相講談」という番組でアシスタント役を務めているが、この頃は太陽/木星期であり、やはり政治の番組である。
マハダシャーの太陽はディスポジターがメディアの3室に在住し、アンタルダシャーの木星は3室支配の月と12室で接合している。
また次の太陽/土星期も土星は5室に在住し、ディスポジターの水星が3室に在住している。
このマハダシャー太陽期からメディアでの番組司会のアシスタントやキャスターとしての仕事が始まったことが分かる。
そして、続くマハダシャー月期になっても彼女のキャスターとしての仕事は続いていくが、この月期には、政治とは少し離れて、
1985年の月/ラーフ期に「マネー情報」という金融経済系の番組のキャスターを務め、1985年の月/土星、月/水星期にテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」の初代メインキャスターを務めている。
ラグナから見ても月から見ても、アンタルダシャーの土星は10室の支配星であり、月から見ると、土星は9、10室支配のヨーガカラカの時期である。
また水星は月から見て3、6室支配で、メディアの3室を支配し、ラグナから見ても2、5室支配で3室(メディア)に在住している。
このテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」は彼女のキャスターとしての知名度を大きく上げた番組であり、これはこの時期がラージャヨーガカラカの土星期であり、また月から見ても10、11室支配の土星期であったことが物語っている。
但し、彼女が当時、主要テレビ局の中で、最も目立たないテレビ東京でキャスターを務めたのは、マハダシャーロードの3室支配の月が12室(末端、隅)に在住しているからである。
そして、1992年7月、マハダシャー月期の終わり頃の月/太陽期になると、彼女は参議院議員(日本新党公認・比例区)に初当選している。
彼女のキャスターとしての知名度を生かすために擁立された形である。
この頃は、火星/火星期になる2か月前であり、まさにダシャーチッドラーにあり、マハダシャー火星期の象意が出て来たタイミングである。
火星期は7室の支配星の時期であるため、社会デビューの時期であり、火星は8、11室支配の木星からアスペクトされている。
従って、彼女は擁立されて政治家になったのである。
8、11室支配の木星は政治家として活動する有力者の支援を表しており、それに乗っかる形で擁立され、政治家になれた訳である。
因みに私はナヴァムシャのラグナを水瓶座に設定し、そのため、出生図のラグナを牡牛座クリティッカーの第3パダに設定した。
理由は、彼女は1975年のカイロ大学3年の頃に3歳年上の日本人留学生と結婚しているが、この時のダシャーが金星/水星期である。
ナヴァムシャのラグナを水瓶座に設定すれば、金星は7室に在住しており、水星はラグナ(7室から見た7室)に在住している。
従って、この時期に結婚したことが分かる。
水星はナヴァムシャで5室の支配星であるため、恋愛結婚だったのだろうと思われる。
ネットの情報によれば、『駆け落ち同然の結婚生活』であったと書かれている。
つまり、情熱的な恋愛をしたということである。然し、この結婚は2年半でスピード離婚に至っている。
金星/水星期の後、金星/ケートゥ期に移行したが、ケートゥは2室に在住し、つまり2-8の軸にラーフ/ケートゥが在住しており、結婚生活に問題が生じることを表している。
ケートゥは7室から見た8室に在住している。
元々この結婚はマハダシャー金星期の終わり頃の結婚であり、ダシャーチッドラの時期での結婚である。
結婚が長く続くかという意味で、不吉なタイミングであり、次のマハダシャーへの移行と同時に容易に変化する可能性のある結婚であったと言える。
結局、小池百合子が結婚しないで独身を貫いているのは、この2-8室の軸にラーフとケートゥが在住しているからだろうと思われる。
結婚生活に恵まれず、お互いの両親の反対などにも遭い、またそうした結婚生活運であるため、次第に結婚に興味が無くなったものと考えられる。
然し、7室に金星が在住し、7室支配の太陽が5室に在住しているのであれば、結婚しなくても恋愛はしているはずである。
この金星は9室支配で7室に在住し、10室支配の火星と1-7室の軸で相互アスペクトしているが、彼女が小沢一郎や小泉一郎の元で、彼らを師匠として政界渡り鳥として、活躍できたのはこの配置があるためではないかとも考えられる。
もしナヴァムシャのラグナがこれで正しければそのように解釈することができる。
またマハダシャー火星期は政治の道に入ってキャリア的な上昇が生じた時期であるが、ナヴァムシャのラグナを水瓶座にすると火星は10室の支配星であり、4、9室支配の金星や5室支配の水星、そして、ラグナロードの土星と絡んで、1-10、5-10、9-10のラージャヨーガを形成している。
また月から見ても7室支配の火星が5室支配の水星と10室に在住し、ラグナロードの金星、そして、9、10室支配のヨーガカラカの土星とアスペクトして絡んでいる。
従って、5-7、1-5、1-7、7-9のラージャヨーガを形成している。
また更にダシャムシャ(D10)を見ると、火星は10室支配でラグナに在住している。
従って、マハダシャー火星期に上昇したことが、ナヴァムシャやダシャムシャでも説明可能となる。
そして、小池百合子は参議院議員として初当選したが、翌年、参議院議員を辞職して、衆議院議員に立候補して当選している。
この時期が、火星/ラーフ期である。
ギラギラとした政治的カリスマ性を見せ始めた頃である。
ラーフは月から見て10室に在住し、ラグナロードの火星や7室支配の金星からアスペクトされ、ラージャヨーガを形成している。
またラーフはラグナから見て9室に在住し、ラグナロードの金星と2、5室支配の水星からアスペクトされて、ラージャヨーガを形成している。
従って、この火星/ラーフ期は強力である。
それは続く、マハダシャーラーフ期にその強さが更に証明されている。
ラーフ期になると、彼女は更に政治的キャリアを積み重ね、以前よりも脂ぎった政治的な権力とカリスマを獲得している。
例えば、彼女はラーフ/ラーフ期に入った2000年4月に自由党が分裂した時に小沢一郎に就いて行かず、保守党結党に参加している。
この保守党結党は、自民党に合流するための布石である。
そして、保守党公認で衆議院議員の3選を果たした後、2002年12月のラーフ/木星期に自由民主党に入党している。
その後、自由民主党で以下のような役職を歴任している。
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2003年9月22日 環境大臣(ラーフ/木星)
2004年9月27日 内閣府特命担当大臣(ラーフ/木星)
2006年9月26日 内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)(ラーフ/土星)
2007年7月4日 防衛大臣(8/28辞任)(ラーフ/土星)
2008年9月 自由民主党総裁選挙に立候補し、落選(ラーフ/水星)
2009年10月 自由民主党広報本部長就任(ラーフ/水星)
2010年9月 自由民主党総務会長就任(ラーフ/ケートゥ)
2012年12月 自由民主党広報本部長就任(ラーフ/金星)
2013年4月 ルノー社外取締役就任(ラーフ/金星)
2013年6月 日本ウエイトリフティング協会の新会長に就任(ラーフ/金星)
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この間、衆議院議員を5選(3選~8選)しており、政治家としてのキャリアを積み上げている。
因みに彼女が国家安全保障問題担当や防衛大臣などの軍事関係の役職に就いたのは、ラーフから見て火星が10室に在住しているからである。
10室の火星は職業における警察、もしくは軍隊関係者を表している。
因みに2007年7月4日に防衛大臣に就任した際に以下のような騒動が生じている。
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防衛事務次官更迭問題
2007年に防衛大臣に就任した小池は、内閣総理大臣補佐官時代からの懸案であった防衛省の「情報保全」システムの確立を理由に、防衛事務次官守屋武昌を退任させ、警察庁出身の官房長西川徹矢を防衛事務次官に起用する人事案を作成した。しかしこの人事情報が防衛省中枢からマスコミに漏洩され、更に守屋が小池の頭越しに内閣総理大臣安倍晋三や内閣官房長官塩崎恭久に対して直接、人事案の撤回を直訴。塩崎が小池に対し、人事案の再考を求める事態に発展した。小池は人事案の撤回を迫られ、安倍・塩崎らは守屋留任でも西川でもない「第三の(人事)案」を小池に要求して事態の収拾を図り、守屋同様防衛省プロパー(他省庁からの出向ではない、生え抜きの防衛官僚)である人事教育局長増田好平を後任の事務次官に起用する「第三の案」で決着させ、マスコミは「痛み分け」「けんか両成敗」などと評した。なお守屋は事務次官を退任後、国会での証人喚問の後に逮捕、起訴された。小池は「オンナの直感で『これはよろしくない』と思った」と述べた。
(wikipedia 小池百合子より引用抜粋)
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つまり、この時期はラーフ/土星期であるが、土星は月から見て10、11室支配で6室(障害、敵)に在住している。
従って、防衛省の「情報保全」システムの確立を理由に事務次官の守屋武昌を退任させる人事を行った所、守屋氏がその人事案に反発し、人事情報が防衛省中枢からマスコミに漏えいされ、守屋氏が安倍晋三や官房長官の塩崎氏に人事案の撤回を直訴する騒動に発展したのである。
つまり、部下(6室)の反発に遭遇している。
しかし、結局、守屋氏は辞任となり、その後、国会での証人喚問の後で、逮捕、起訴されている。
従って、小池百合子は闘いの末に敵を粉砕したということができる。
6室に在住する凶星は敵を戦って勝てる配置であり、敵を粉砕する配置であると言える。
(元々は6室のケートゥに関して言われるのが「敵の粉砕」であるが、6室の土星でも同じような象意が生じると考えられる)
また自民党の広報本部長に就任したのは、ラーフ/水星期やラーフ/金星期であるが、水星も金星もラグナからみて3室に在住している。
広報本部長というのは、主にメディアとの接触をする立場であり、アンタルダシャーが3室と絡んでいることで納得できる。
また一つ重要な出来事として、小池百合子は2005年に過労が原因で入院し、2006年4月14日に退院して公務に復帰している。
この頃はやはりラーフ/土星期であり、土星は月から見て10室支配で奮闘(struggle)の6室に在住している。
土星は6室から12室(入院)にアスペクトしており、この時期に過労が原因で入院したことを表している。
トランジットの土星は蟹座を運行し、トランジットの木星は乙女座を運行して、ラグナからみて5室と9室、月から見て6室と10室にダブルトランジットが生じていた。
6室は病気を表し、9室は仕事の損失のハウスであり、仕事を休む時期である。
また小池百合子がラーフ/木星期に重要閣僚を歴任できたのは、おそらく木星が11室の支配星だからである。
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2003年9月22日 環境大臣(ラーフ/木星)
2004年9月27日 内閣府特命担当大臣(ラーフ/木星)
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11室は社会的称号や肩書き、政治家であれば、閣僚としてのポストを表している。
従って、そうした肩書きが11室支配の木星期に得られたが、木星は牡牛座ラグナにとっては8、11室の支配星であり、
棚から牡丹餅的に与えられるものを表している。
実際、このポストは小泉純一郎に取り入ることで与えられたのであり、小泉純一郎に忠誠を尽くすことによる報酬(8室)である。
従って、小泉純一郎の顔色を伺いながらの活動であり、但し、月から見て9室支配であったため、この時期、クールビズなどを導入して、日本の国民に大きな影響を与えた頃である。
環境大臣としてかなり画期的な政策を実施できた頃であり、啓蒙的な活動(9室)であったと考えられる。
このように見て来て、小池百合子はほぼ牡牛座ラグナで間違いないのではないかと思われる。
それでは、何故、今回、小池百合子は2016年6月29日に東京都知事選挙への立候補を表明したのかということである。
それは、まず、まもなく木星が乙女座に入室していくためである。
正確に言えば、2016年8月16日から木星は乙女座に入室するが、2ヶ月前の時点で、既に乙女座への入室の効果が始まっている。
乙女座には月から見て10、11室支配のヨーガカラカの土星が在住しており、トランジットの土星は蠍座から10室にアスペクトしているため、月からみた10室にダブルトランジットが生じている。
またラグナから見ると、木星は9室の支配星にトランジットし、土星は9室にアスペクトしているため、9室にダブルトランジットしている。
まず、小池百合子は現在、新しい仕事に就く(10室)流れと、仕事を辞める(9室)流れの2つが顕現していることが分かる。
つまり、衆議院議員を辞めて、都知事に就任したいという形で、それは表れている。
そして、上記に示した検証が正しければ、現在、小池百合子は、ラーフ/月期である。
月は3室支配で、8、11室支配の木星と接合しており、良くない配置である。
これは、肩書きやポストを欲し、上司との確執が生じる配置である。
実際、小池百合子は、自民党東京都連会長の石原伸晃氏に相談もせずに先手を打って、記者会見を開き、出馬を表明してしまった。
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自民・小池百合子元防衛相が出馬表明 「崖から飛び降りる覚悟で挑戦したい」
2016.6.29 11:11
自民党の小池百合子元防衛相(63)=衆院東京10区選出=は29日午前、国会内で記者会見し、東京都の舛添要一前知事の辞職に伴う都知事選(7月14日告示、31日投開票)への立候補を表明した。
小池氏は「自民党議員として出馬の決意を固めた。都政の信頼回復、停滞の解消、希望あふれる未来の首都・東京の構築のため、崖から飛び降りる覚悟で挑戦したい」と述べた。
舛添氏による政治資金の公私混同問題を受け、自民党都連会長の石原伸晃会長ら幹部は国会議員の都知事選出馬に否定的だが、小池氏は「すべての国会議員がグレー、黒なのか。圧倒的多数は政治資金のルールにのっとっている」と述べ、問題ないとの認識を示した。
小池氏は今後、都連や党本部に支援を要請。自民党の公認や推薦を得られない場合の出馬の可否については「流れを見極める」と述べるにとどめた。
小池氏は、任期切れが2020年東京五輪・パラリンピックの期間と重なることを踏まえ「足を引っ張るわけにはいけない」と述べ、五輪前の3年半後に辞職する考えを示した。閣僚や自民党幹部などの役職を歴任した実績を強調し、舛添氏が打ち出した韓国人学校の増設に向けた都有地の貸与方針白紙化などを訴える。
自民党都連所属の小池氏には、一部の都選出国会議員から待望論が出ていた。都連は6月中に結論を出す方向で調整を急いでおり、前総務事務次官の桜井俊氏の擁立論が強まっているが、党本部としての対応は決めていない。民進党の動向も注目される。
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それに対して、面子を潰された都連会長の石原伸晃氏は明らかに不快感を示して、電話に出ず自分を出し抜いた小池百合子を批判し、前岩手県知事で元総務相の増田寛也氏を擁立することを決定した。
小池百合子は、都連会長から出馬を辞退するように説得される前に先手を打って出馬を表明し、後から追認せざるを得なくなることを狙ったものと考えられる。
いかにも牡羊座の月らしい強引な手法である。
現在のラーフ/月期はそのような状況が生じるような時期であると言える。
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【東京都知事選】「小池百合子氏は電話に出ない」自民・石原伸晃都連会長が批判
2016年6月29日 22時38分 産経新聞
自民党東京都連会長の石原伸晃経済再生担当相は29日、都連会合後の記者会見で、東京都知事選(7月14日告示、31日投開票)に出馬表明した小池百合子元防衛相と連絡が取れず、都連執行部に無断だったことを明らかにした。
会見の詳報は以下の通り。
--小池氏が今日記者会見して立候補の意思を表明した
「テレビでは拝見したが、実は事前にそういうご相談…そういうお話があるということがありまして、私お電話したんですけども、残念ながらお電話に出られなかったので、どういうご意思を持たれて立候補されたかということについては承知してない」
--出馬表明をどう受け止めているか
「執行部一任のとき小池氏はいらっしゃった。当然党の組織なので、立候補されるというのならば、役員が今日はそろっているが、先ほど確認したら残念ながら全員に何のお話もなかったわけでございます。ですから正直申しまして、どういうことなのかと。残念ながら今日の会議でもそれを承知しているかたはいらっしゃいませんでした」
--桜井俊元総務事務次官が出馬要請を固辞した理由の一つになったとの見方はあるか
「党本部、あるいは官邸、東京都連が手分けをして、さまざまな方がさまざまな方にお話をしている。現時点ではまだ都議の皆さん方に、あるいは国会議員に対して、推薦者を諮り、それを党本部に上奏する段階には至っていません」
--小池氏が出馬した場合勝てると思うか
「本人がどういう枠組みで出られるかとか、私どもは全く相談を受けておりません。本人がいらっしゃった段階で執行部に一任をいただいている。現在手分けしてさまざまな方にさまざまな議員がお話をさせていただいているのが現状だ」
-感情としては戸惑いか、怒りか
「私どもは同士なので、普通ならば誰かにお話があるわけですよね。全く知らないかただったら『じゃあ私やります』って話はあると思うが、それが全くありません。どういうお考えなのかなという気はする」
(平沢勝栄衆院議員)「補足すると、私のところには会見5分ほど前に電話がありました。『今から会見で出馬表明します』とそれだけ」
--小池氏の行動は信義則に反するのではないか。党としての対応は
「一任を頂戴し、(都連の)内田茂幹事長、あるいは萩生田光一官房副長官、平沢氏、菅原一秀衆院議員…皆さんが、どんな方がよくて、どういうことをお願いしようかということも考え、個々に動いている。現時点においては残念ながら(候補が見つかっていない)。皆さんに「こういう方を推薦させていただきたい」とまず諮ります。順番からいったら。都連で決まったら、今度は党本部にあげるわけです。そして最終的には谷垣禎一幹事長が決断される。なので都連と党執行部の挙げられる方が違うことも、知事選はあるわけですね。公明党の皆さんにも諮らなければいけない。今日の段階では、まだ全然そういう段階までいたっていない。ですから、今日はそういうことを進めていくと再確認し、都連は一丸となって決まった候補を応援していこうということで、全員で拍手をして散会になった」
--ニュアンスが知りたい。自民党として小池氏を公認する可能性はないといえないのか
「それはちょっとご本人に聞いていただかないと…ご本人から私どもに『都連で推薦してください』という話は残念ながら現時点では来ておりません」
--これから小池氏と話す予定はあるか
「しつこいようだが、候補者の選定の方法というのは、都連でさまざまなチャンネルでさまざまな方にさまざまな方が接触している。現在も接触中だ。その結果、幹部会を招集する。幹部会は規約に書いてあるメンバーだ。そこで『この方でいこう』ということが決まった段階で、国会議員会議あるいは都議会議員会議にお諮りする。そこで賛同を得た場合、党の幹事長にご報告する。党の幹事長がその方をどう考え、また連立与党の公明党に諮り、そこで話がまとまればその方が候補者になる。党執行部が『ダメだ』というときは違う候補者。それは過去の都議会議員選挙の中の歴史でそういう決め方をしている。そういう上からいくと、何もお話がない以上、私どもは残念ながら何もお話しすることがないというのが現状だと思う」
--桜井氏には出馬を打診したのか
「さまざまな方にさまざま方がやっているとしか言いようがございません。それを公表するつもりはございません」
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現在のラーフ/月期というのは、3室支配の月が8、11室支配の木星と接合するため、同僚たちの妨害などに遭って中断に追い込まれやすい時期であるが、月は、月から見た場合には4室の支配星で支配の木星やラグナロードの火星と絡んで、ラージャヨーガを形成している。
現在のラーフ/月期は、アンタルダシャーの月が8、11室支配の木星と絡み12室支配の火星と6-12室の軸で絡んでいるため、競争心を剥き出しにした同僚たちの妨害に遭う時期である。
但し、舛添要一が辞任したのは2016年6月21日であり、公職選挙法によれば、50日以内に再選挙を行うとなっていることから、最大でも8月前半までには行われるはずである。
すると、小池百合子は8月16日からラーフ/火星期に移行するのである。
火星はラーフから見て10室に在住し、マハダシャーがキャリア上の上昇をもたらし、政治家への転身をもたらしたことを考えるとラーフから見て4、11室支配で10室に在住する火星期は上昇の時期である。
またジャイミニのチャラダシャーを見ると、現在は魚座/蟹座の時期であり、蟹座にはAmkとDKが在住して、ジャイミニラージャヨーガを形成し、ナヴァムシャでも蟹座から見て10室にAmkとPKがアスペクトしている。
またダシャムシャでも蟹座から見た10室にDKが在住し、PKの火星とAmkの水星と木星がアスペクトして、ジャイミニラージャヨーガを形成している。
従って、魚座/蟹座の時期は明らかに上昇の時期である。
小池百合子は、都知事選に立候補して、当選する可能性は十分あると考えられる。
そして、ラーフ期に得たものはラーフ期に全て失うと言われているが、彼女はマハダシャーラーフ期にまさに小沢一郎と袂を別って、自民党の中で活動して来たのであり、そこで得た肩書きや人脈など全てを捨てて、また新しい環境に移行していくことを意味しているのである。
従って、ラーフ/火星期というのは、マハダシャーラーフ期の最後のアンタルダシャーであり、彼女にとっては木星期に移行する前段階であると位置づけられる。
小池百合子氏「閣僚ポスト用意」で都知事選出馬取りやめ説(2016年7月4日 16時30分 東スポWeb)という情報も出ていたようだが、小池百合子ははっきりと、自民党から公認を得られなくても出馬する意向を示している。
一つ気になるのは、上昇するはずのラーフ/火星期が1年ぐらいと非常に短い期間なのである。
これをどのように考えればいいかである。
現状ではラーフ/火星期に移行すると、ラーフ/月期の低迷期から抜け出して、上昇が始まると考えられる。
都連が推している増田寛也氏のチャートも見てみるが、月は獅子座に在住している。
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1972年 – 東京大学入学
1976年 – 国家公務員上級甲種試験合格
1977年 – 東京大学法学部卒業。建設省入省
1982年 – 千葉県警察本部交通部交通指導課長
1986年 – 茨城県企画部鉄道交通課長
1993年7月5日 – 建設省河川局河川総務課企画官
1994年7月1日 – 建設省建設経済局建設業課紛争調整官
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出生時間が00:00:01なら現在、木星/土星期であり、23:59:59なら土星/土星期である。
従って、現在、マハダシャー木星期で木星/土星期~木星/ラーフ期までのいずれかの時期にいると考えられる。
12:00で作成したチャートだと木星/太陽期であり、木星から見て太陽は6室支配で10室に在住している。
そして、まもなく木星が木星から見た10室にアスペクトし、土星が逆行して、射手座にアスペクトしているため、木星からみた10室にダブルトランジットしている。
そして、2017年から土星が射手座に入室していく。
射手座には太陽が在住しており、獅子座の月から見るとラグナロードで5室に在住しており、木星から見ると6室支配で10室に在住している。そして、その太陽に土星が通過していくのである。
この木星から見た10室の太陽は都知事の職務を表していると考えることもでき、土星の太陽への通過は、職務上でハードワークとなり、批判を受けることを表しているようにも思える。
たまたま12時で作成したチャートではあるが、このチャートが東京都知事を務める可能性がありそうなチャートを示している。
月は獅子座であるため、月からみた10室にダブルトランジットが生じるため、それで今、世間から注目を受けている訳である。
従って、都知事選の行方は分からなくなった。
小池百合子は、マハダシャーラーフ期からマハダシャー木星期に移行すると、政治を辞める可能性もあると考えられる。月から見て9、12室支配で月に接合している木星は、政治的な地位を求める程、野心的ではないのではないかと思うのである。
木星はラグナからみて12室に在住しており、教育に携わったり、海外に留学するような配置である。
小池百合子があれだけ野心的に生きてきたのは、月からみて10室に在住するラーフの配置によるものだと考えられる。そのラーフ期が終わるのであれば、自民党の中で出世しようという野心も終わるはずである。
この小池百合子のマハダシャーラーフ期の最後のアンタルダシャーであるラーフ/火星期は1年間しか続かないため、これが都知事への就任を表しているのか疑問である。
(資料)
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都知事選はすでに勝負アリ!小池百合子の驚くほど見事な“作戦勝ち”
2016年7月2日 7時0分 現代ビジネス
■「崖から飛び降りる覚悟」
老獪な小池百合子元防衛相の“作戦勝ち”だった。小池氏は6月29日午前、国会内で記者会見し、東京都知事選(7月14日告示・31日投開票)出馬を表明した。
「都政の信頼回復、停滞の解消、山積する課題解決のため崖から飛び降りる覚悟で挑戦したい」と語ったが、肝は「崖から飛び降りる覚悟」というフレーズであった。
小池氏が出馬決意を自民党都連(会長=石原伸晃経済財財政・再生相)に対して事前に相談しなかったことから、石原氏を始め都連幹事長代行の萩生田光一官房副長官らは激怒した。そして自民党都連のドン、内田茂元幹事長ら都議団も「寝耳に水」と驚きを隠さなかったし、不快感を露にした。
当然、小池氏はこうした反応を織り込んでいた。出馬しても自民党の推薦は受けられない。それどころか除名される可能性も少なくない。
しかし、小池氏はワースト・シナリオ(=自民党除名)対策をきちんと用意していたのだ。当事者は絶対に認めないが、小池氏は密かに民進党の枝野幸男幹事長に同党の支持を求め、内諾を得ていたというのだ。
■小池氏出馬の内幕
思い出して欲しい。小池、枝野両氏は、1993年7月総選挙で細川護煕元首相が率いた日本新党から立候補・初当選を果たした「同志」なのだ。
たとえ自民党が桜井俊前総務事務次官を口説き落とし自民、公明両党推薦で出馬していたとしても、小池氏は細川、小泉純一郎元首相コンビの支援を受けて都知事選を戦う意思を固めていたとされる。
その場合、都政の抜本的改革だけでなく、2020年東京五輪の予算・規模の見直しから原発再稼働反対、さらにはアベノミクス批判まで公約に掲げることになる。これが、「崖から飛び降りる覚悟」なのだ。
小池氏が、東京五輪組織委員会会長の森喜朗元首相と折り合いが悪いこと、そして第1次安倍内閣の防衛相時代、安倍晋三首相の不興を買ったことは周知のことである。それだけではない。小池氏は、石破茂地方創生相のグループ「水月会」のメンバーでもある。
ここに来て安倍官邸と自民党執行部は、小池氏に事実上の「反安倍」を前面に出して都知事選を戦われることが今後の政権運営に与えるマイナス効果を無視できなくなったのだ。こうして潮目は変わり、一夜明けた30日なって自民党内に「小池氏出馬容認論」が出てきたのである。
究極のブラフでもってひっくり返した小池氏の作戦勝ちに終わった。そして同氏の次期東京都知事はほぼ間違いない。
ここで見過ごせないのは、都知事候補選びに官邸サイドが強くコミットしていなかったにしても、安倍首相の側近の一人である萩生田官房副長官が舛添要一前知事の辞任劇以降、小池氏容認に至るまでの“騒動”を掌握できていなかったことである。
安倍首相の必ずしも本意ではない小池氏推薦は、現在の「安倍1強」体制に与える影響が少なくない。安倍官邸主導ですべてを決めてきたこれまでの「実績」に小さいとはいえ「傷」をつけてしまったのは事実である。
■自民が負ける1人区は6県に留まる
それはともかく、7月10日投開票の参院選である。
勝負はすでについた。自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党のいわゆる「改憲勢力」で参院3分の2に届く勢いである。
焦点とされた32の1人区でも、自民党候補が野党統一候補に敗れるのは岩手、宮城、山形、福島、長野、沖縄の6県に留まる可能性が高い。
民進党の岡田克也代表の地元・三重も現職の芝博一候補(野田佳彦政権の官房副長官)が自民新人の山本佐知子候補(故山本幸雄元自治相の孫)に頭ひとつりードされている。三重敗北になれば、岡田氏は9月の代表選出馬見送りとなる。
参院選後の内閣改造・自民党役員人事は7月25日以降、8月上旬までに実施される。注目は谷垣禎一幹事長の後任と石破地方創生相の去就であり、岸田文雄外相と二階俊博総務会長は共に幹事長に強い意欲を持っている。
「二階幹事長」の場合、官邸側は同氏に権力が集中することを嫌い、「岸田幹事長」の場合、外相の後任難に頭を悩ますことになる。
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小池百合子氏が都知事選への出馬表明「飲食代は自腹、やせ我慢でいく」
2016年06月29日 13時34分 JST ハフィントンポスト (THE HUFFINGTON POST IN ASSOCIATION WITH THE ASAHI SHIMBUN)
舛添要一前知事の辞職に伴う都知事選について、自民党の小池百合子元防衛相が6月29日に記者会見を開き、「自民党議員として出馬の決意を固めた」「東京で初めての女性知事を目指す」と立候補の意向を表明した。
■韓国人学校への都有地の貸し出しは「白紙へ」
小池氏は、舛添前知事が進めていた韓国人学校への都有地の貸し出し問題について問われると「答えはシンプル。白紙とするべきだと考えております」と、当選した場合は計画を撤回する方針を述べた。
舛添前都知事が追求された政治資金の公私混同については「テレビ東京の池上彰さんの番組でも説明したが、飲食代は誰と食べて、どんな会議内容なのか分かりにくいのは事実」と述べた。その上で、「飲食代は計上しない。自腹、やせ我慢でいく」と「会議代・飲食代にまつわる政治資金上の問題はおこらない」という認識を示した。
■自民党内は現時点で候補を一本化できず
ただ、自民党内で候補の一本化は未だ図られていないようだ。自民党内からは桜井俊・前総務事務次官に出馬を期待する声もある。
小池氏は、仮に自民党から公認・推薦が得られなかった場合について、「これからの情勢を見極めながら決めていきたいと思います」と判断を保留した。その上で、「党のしかるべき方にご相談をした。いろいろな方々とご相談したいと思います」と述べたが、自民党東京都連から支援を得る了承は、現時点で得られていないことを明かした。名前が取り沙汰されている桜井氏については「事務次官までつとめられたたいへん立派な方」と評した。
この日、萩生田光一官房副長官は午前の会見で「東京都連執行部に何ら相談もなく出馬の意思を表明することにやや違和感がある」「正直ビックリしております」と、小池氏の出馬表明について疑念を呈した。
■元ニュースキャスター、小池百合子氏とは
小池氏は衆議院東京10区選出、当選8回の63歳。カイロ大学卒業。テレビ東京のニュース番組「ワールドビジネスサテライト」の初代キャスターなどを経て、参議院議員に当選。その後、衆議院に鞍替えし、これまでに環境相や防衛相、自民党の総務会長などを歴任した。環境相時代には「クール・ビズ」の旗振り役を担った。
この日の会見では国政経験などをアピールした上で、「2020の東京オリンピック・パラリンピックの成功はもとより、ポスト2020をにらんだ新しい東京を創造する」と語った。経済政策については、「成長戦略のけん引役にならねばならない。アベノミクスを東京から発信していく」と、安倍政権との連携を図る意向を述べた。
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小池百合子氏「閣僚ポスト用意」で都知事選出馬取りやめ説
2016年7月4日 16時30分 東スポWeb
東京都知事選立候補を表明している自民党の小池百合子元防衛相(63)が3日、都内で知事選用のポスター撮影に臨んだ。
2日にはテレビ番組に出演し「自民党に推薦してもらうのが第一」と語り、「仮定の話だが(都連が別の候補者を推薦する場合)、あらゆる形で出馬をする覚悟を決めている」とした小池氏。
都連に相談もなく勝手に出馬表明した小池氏だが、都連内部にはこの“男前”な覚悟を見せた小池氏で良しとする声もあった。それでも、“小池嫌い”の勢力も、やはり侮れなかった。3日には自民党都議団が都内で総会を開き、岩手県知事や総務相を務めた増田寛也氏(64)を党として擁立するよう都連に申し入れることを決めた。都議団の幹事長は「増田氏とともに都政を歩みたい」と述べた。
小池氏は5日にも石原伸晃都連会長(59)と会談する見通しを示したが、ある永田町関係者は「これで小池さんは大臣ポストと引き換えに出馬を取り下げるというシナリオを発動させる可能性が高くなったのでは」と指摘する。
2012年の自民党総裁選で石破茂地方創生担当相(59)を支持して以降の小池氏は安倍政権で冷遇されっぱなしだ。「今回の都知事選では、党の推薦を持っていなくても知名度の高い小池さんは、少々、地味な増田さん相手だと十分、勝負になる。しかも、小池さんは党を離れて無所属での出馬となるでしょうが、この流れだと同情票も取り込めます」と同関係者。
都知事のイスも決して遠いものではないようだが「小池さんもそこまでして自民党と戦う気が本当にあるかどうか。党内に“小池あり”の存在感を示し、出馬を取りやめることでポストを得られれば十分すぎるほどの成果では」とも。混迷を極めた“小池の乱”も落ち着くところに落ち着くか。
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小池百合子の都知事選出馬について
2016.07.05
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