お笑い芸人・とにかく明るい安村 が英オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント(BGT)」で決勝進出の快挙を成し遂げた。
優勝は逃したが、日本に凱旋帰国後も日本外国特派員協会で記者会見を開くなど、その世界的な活躍に海外からも注目されている。
とにかく明るい安村、“全裸ポーズ”を「世界中で!」 日本外国特派員協会で記者会見 2023年06月16日16時21分 JIJI.com お笑いタレント・とにかく明るい安村が16日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で記者会見を行った。英国のオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」で決勝進出を果たした安村。今後の抱負として「世界中で(持ちネタの)『全裸に見えるポーズ』をやりたい」と意気込みを語った。 同番組に出演した経緯を聞かれると「会社の意向」と明かし、「最初は観光気分だった」とも。一方で、過去に海外でネタを披露した際、好反応だった経験から、「僕のネタは言葉があまり関係ない。『もしかしたら(英国でも)いけるかも』と思っていた」などと話し、「(同番組では)お客さんが一緒に楽しむ感じがあって、すごくよかった」と振り返った。 さらなる海外進出に関しては「『さっぽろ雪まつり』でも(パンツ姿でネタを)やっているので、より寒い所で。アラスカとか、北極や南極でやりたい」とコメント。中でも米国では、「ブロードウェーが許してくれるなら(公演に)参加したいし、スーパーボウルのハーフタイムショーで『全裸に見えるポーズ』ができれば」と希望していた。 |
このとにかく明るい安村の活躍は、2023/5/21付の記事『輝かしい日本 -中身はボロボロ-』の中でも言及したが、日本の建国図の5室で高揚する太陽が象徴する日本文化の躍進に相当する。
日本の建国図で、9室に在住するケートゥ期に入った為、ディスポジターの太陽が5室で高揚する効果が顕現し、日本のお笑いという文化が、海外で、花開いたのである。
とにかく明るい安村の活躍は、この日本のマンデン図の5室を明らかに象徴するものである。
因みに英国は、牡羊座に象徴される国家である為、英国の「ブリテンズ・ゴット・タレント(BGT)」という人気番組で、ブレイクしたというのも偶然ではないのである。
英国は、世界で最初に産業革命を起こし、郵便制度などを世界で最初に創始するなど、「一番」という象意に溢れている。
牡羊座は、一番であることを誇る性質があるが、英国はまさに一番であることを誇る国である。
現在、世界を実効支配していなかったとしても、かつて一番であったというだけで、かなりプライドが満たされるのが牡羊座である。
牡羊座の5室で太陽が高揚しているからこそ、英国の番組で、日本のお笑い芸人がブレイクしたのである。
とにかく明るい安村のラグナ
因みに日本の建国図の5室牡羊座で高揚する太陽が象徴するならば、とにかく明るい安村のチャートでは、牡羊座が強調されていなければならないと思ったが、牡羊座には何も惑星が在住していなかった。
従って、せめてラグナぐらい入っていなければ、牡羊座との関わりが出てこない。
その為、牡羊座ラグナではないかと思いながらラグナを検討していたが、種々検討した所、やはり、牡羊座ラグナではないかと思われる。
結婚のタイミング
まず、とにかく明るい安村は、2012年2月12日に結婚を発表しているが、この時のトランジットを見ると、木星が牡羊座を通過し、土星が天秤座を通過して、牡羊座-天秤座軸にダブルトランジットが生じていた。
従って、単純に牡羊座ラグナか、天秤座ラグナと考えられるが、まず、ステージ上で、素っ裸になって、芸をするというキャラクター自体が、牡羊座のパーソナリティーである。
空気が読めない、自分で空気を作ってしまうキャラクターである。
タロットカードで、愚者のカードというものがあるが、このイメージに近いのである。
愚か者で、とにかく、猪突猛進的にこれから冒険に出発しようとする風来坊のカードであり、単純で、考えるよりも先に行動してしまう典型的な牡羊座を象徴するカードである。
お笑い芸人のとにかく明るい安村も、あまり難しいことは考えずに出演してみた所、英国人たちに大ウケして、本人もビックリしていた。
番組の司会者にインタビューされて英語もほとんど話せないにも関わらず、勢いだけで乗り切ってしまう所などもいかにも牡羊座である。
牡羊座ラグナと考えると、ラーフ/ケートゥ軸は、結婚生活の軸である2-8軸をトランジットし、8室をラーフがトランジットしていた為、結婚願望を示す配置である。
そして、結婚を発表した時、トランジットの太陽が、7室支配の金星の上を通過しており、月は、ラグナロードの火星(7室から見た7室の支配星)の上を通過していた。
不倫現場をスクープされる
2016年3月27日 7:45に週刊文春記者から不倫現場を直撃取材され、「週刊文春」4月7日号で、記事になっているが、この時のトランジットは以下である。
ラグナロードと、行為の10室の支配星が8室(不倫、不道徳、スキャンダル、中断、行き詰まり)を通過し、木星は、5室を通過して、土星が蠍座からアスペクトして、恋愛の5室にダブルトランジットしている。
月はパートナーの7室を通過し、12室に在住する5室支配の太陽の上をトランジットの太陽と水星が通過している。
12室はベッド上の快楽、性生活のハウスである。
因みに牡羊座ラグナである場合、7室支配の金星が10室に在住しているが、この配置は、パートナーとの交際が、一切、隠すことが出来ず、あらゆる人に知られ、見られることになる。
つまり、パートナーのことを一切、秘密にすることが出来ず、交際の事実などが、公になってしまう配置である。
そして、パートナーもろとも、公衆の視線に晒されるのである。
トランジットを見ると、この時、土星は、10室にアスペクトして、木星は獅子座で逆行して、10室にアスペクトし、10室と10室に在住する7室の支配星にダブルトランジットしていた。
三人兄弟の末っ子
とにかく明るい安村は、三人兄弟の末っ子であり、上に2人の兄がいるが、3室の支配星である水星と11室の支配星である土星が星座交換しており、兄弟姉妹の中で最年長か、最年少の配置である。
そして、11室には兄の表示体である木星がアスペクトし、木星は逆行している為、11室の支配星にも絡んでいる。
また11室支配の土星が乙女座で逆行して、11室にアスペクトバックしており、これも兄や姉に恵まれる人の典型的な配置である。
海外で芸を披露する配置
牡羊座ラグナだとすると、演劇、舞台芸術の5室の支配星が海外の12室に在住し、ラグナロードや、10、11室支配の土星と相互アスペクトして、1-5、5-10、5-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。
この太陽は、月から見た場合、10室の支配星で再び演劇、舞台芸術の5室に在住し、ラグナロードの火星と相互アスペクトして、1-10のラージャヨーガを形成している。
因みに何故、芸人になったかと言えば、ラグナから見て、3室の支配星と10室の支配星が星座交換しており、月から見て、3室の支配星と10室の支配星が相互アスペクトして、3-10の絡みがあるからである。
またラグナから見て、ラグナロードの火星が5室の支配星と相互アスペクトし、月から見て、ラグナロードの火星が3室の支配星とコンジャンクトしている。
ラグナから見ると、6室-11室で星座交換しているが、これは勝負強い配置であり、競争で、競り勝っていく配置である。
実際、「ブリテンズ・ゴット・タレント(BGT)」でも、落選したと思いきや、復活当選で、決勝に進出したのは、勝負強さを発揮した結果かもしれない。
ケートゥ/金星期
もし牡羊座ラグナで正しければ、現在、とにかく明るい安村は、ケートゥ/金星期であり、ケートゥは9室に在住している。
とにかく明るい安村は、日本では売れている芸人とは言い難い状況であったのであり、ネイキッドポーズ(裸のポーズ)は10年前のネタである。
今回、おそらく海外でブレイクしたのは、ケートゥが海外の9室に在住し、ディスポジターの木星が、9、12室の支配星で海外を意味するからである。
そして、木星は7室に在住しているが、7室も海外のハウスであり、10室から見た10室目のハウスであり、仕事の本質のハウスである。
アンタルダシャーの金星は、3、7室支配で、10室に在住しており、大舞台を表しており、月から見ると、7、12室支配でパフォーマンスの3室に在住している。
金星は、9、12室支配の木星から一方的にアスペクトされており、2-9、7-9のラージャヨーガ、ダナヨーガを生じている。
この場合、マハダシャーロードのケートゥのディスポジターの木星は、アンタルダシャーロードの金星の星座に在住しており、またケートゥは、プールヴァアシャダー(金星)に在住していることによって、金星が強調されるはずである。
金星は、ナヴァムシャでは月から11室の支配星で11室で定座に在住し、高揚するラーフとコンジャンクトして強力であり、ダシャムシャでも金星はムーラトリコーナの土星、定座に相当する強いラーフとコンジャンクトしている。
従って、アンタルダシャーの金星は非常に強いことが分かった。
金星は、D150チャートでは月から5室で高揚し、ディスポジターの木星は射手座でムーラトリコーナの座にあって非常に強い。
木星とラーフのナクシャトラ交換
更に細かい所を見ていくと、木星は天秤座のスヴァーティー(ラーフ)に在住し、ラーフは双子座のプナルヴァス(木星)に在住している為、3室のラーフ(※3室の支配星のように振る舞う)と、9、12室支配の木星はナクシャトラ交換して、9、12室の支配星は、3室の象意と強く結びついている。
そして、更に木星はスヴァーティー(ラーフ)に在住しているが、3、6室支配の水星はシャタビシャー(ラーフ)に在住しており、同じラーフを支配星とするナクシャトラに在住することによって、木星と水星は強く影響し合っていることが分かる。
その上で、木星は水星に一方的にアスペクトしているのである。
つまり、木星は3室に在住するラーフと、3室支配の水星の両方にアスペクトして、芸能活動に深く関係しているのである。
マハダシャーケートゥ期にケートゥのディスポジターである木星が、海外という象意を導き出しながら、同時に海外での芸能活動という形で、3室の象意を活性化していたことが分かる。
そして、3、6室支配の水星は、10、11室支配の土星と6-11の星座交換をして、強く土星と結びついており、その土星は、ラグナロードの火星や5室支配の太陽と、1-5、5-10、5-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成しているが、これは6-12軸で形成されており、典型的に海外での活躍を意味している。
とにかく明るい安村は、決勝まで進み、最後は大がかりな舞台装置やアシスタントなども付けてもらい、お笑い芸というよりも、むしろ、演劇、舞台芸術、エンターテイメントの5室の象意を表していた。
このように注意深く見ると、木星、水星、ラーフがナクシャトラレベルで結びつき、更に水星と土星が星座交換することで、太陽、火星、土星が形成するラージャヨーガやダナヨーガの効果が、ケートゥ期にも引き出されてくるのである。
そして、アンタルダシャーの金星は、ディスポジターの土星が、太陽、火星、土星が形成するラージャヨーガやダナヨーガの効果を引き出すのである。
更に金星はシュラヴァナ(月)に在住しており、月は8室で減衰しており、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果や、ニーチャバンガラージャヨーガの条件も満たしており、この月の象意も働いたと考えられる。
そして、10室に在住する金星には、月がジャイミニアスペクトしており、月と金星のコンビネーションは、ジャイミニにおけるラージャヨーガである。
また金星は10室でケンドラに在住しているが、木星は7室でケンドラに在住しており、ケンドラに2つの吉星が在住して、ケンドラサンバンダという形で、お互いに影響し合っている。
更にウパチャヤハウスである3室にラーフが在住し、6室に火星と土星が在住して、ウパチャヤに凶星が3つ在住している。
ケンドラに吉星、ウパチャヤに凶星というチャートを保護する要素が綺麗に適用されるチャートである。
また6室の火星も敵を粉砕する強い配置で、3室や6室の凶星は、英語がしゃべれなくても勢いで乗り切るような強さとして発揮されたと考えられる。
ラーフは水星の星座で強くなり、ケートゥは木星の星座で強くなるが、ラーフとケートゥは、それぞれ定座以上の強さを発揮していたことも分かる。
従って、細かい所を見ていくと、とにかく明るい安村のチャートは、非常に強いチャートと言うことができる。
マハダシャー水星期の下積み
しかし、2021年12月以前のマハダシャー水星期は、水星は3、6室支配であり、月から見ると、8、11室支配の機能的凶星であった。
土星と星座交換して強いと言っても、水星自身は機能的凶星であり、また6-11の星座交換も特にヨーガを形成している訳でもない。
従って、マハダシャー水星期は、下積み芸人生活であった。
マハダシャー・ケートゥ期、そして、金星期
今回、「ブリテンズ・ゴット・タレント(BGT)」で披露した裸のポーズ芸は、10年前のネタであり、それなりにブレイクしたようだが、日本においては芸人として大ブレイクとまでは行かなかった。
しかし、そうした過去の使い古された芸が、海外で再び、脚光を浴びたのは、9室で非常に強いケートゥ期が来て、そのディスポジターの9、12室支配の木星が、海外運を示しつつ、芸能活動(3室)に恩恵を与えたからである。
そして、それは日本においてよりも、より大きな幸福感と成功をもたらした。
9室は11室から見た11室目のハウスであり、11室の本質のハウスであり、成功、称号という象意も持つからである。
ケートゥ期は7年続くため、とにかく明るい安村は、今後も海外で、脚光を浴び続けると思われる。
従って、まだこれで終わりではないはずである。
そして、ケートゥ期が終わると、金星期が来るが、この金星期は、金星が10室に在住し、ナヴァムシャやダシャムシャでも金星は強い配置にある為、これをきっかけに金星期には、もっと中心的で、目立つ芸人になっていくのである。
とにかく明るい安村が、アイドルとコラボすることが多く、それも多数のアイドルと共演することが多いのは、7室支配の金星が10室に在住し、逆行の木星からのアスペクトを受けているからである。
日本のお笑い芸人全てが、英国でウケる訳ではなく、やはり、英国人の国民性と合致した単純で、分かりやすく、素直な牡羊座タイプのストレートな芸が受けるのである。
とにかく明るい安村は、運命的に日本の建国図のケートゥ期(ディスポジターの太陽が5室牡羊座で高揚)と連携して、予定調和的に英国で、ブレークしたのである。
暫く、ケートゥ期が続くので、海外での活動をもっと広げた方がいいかもしれない。
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