米女優アン・ヘッシュ 交通事故で脳死判定


米女優のアン・ヘッシュが交通事故を起こして、昏睡状態に陥っていたが、脳を損傷し、脳死と判定されたことが、ニュースで報じられていた。



米女優アン・ヘッシュさん脳死判定 事故から1週間、意識戻らず
2022/8/13 7:22 AFPBB News

【AFP=時事】米ロサンゼルスで1週間前に交通事故を起こし重体となっていた米女優のアン・ヘッシュ(Anne Heche)さん(53)が、脳死と判定された。米メディアが12日、報じた。

ヘッシュさんは今月5日、ロサンゼルスの住宅に車で突っ込み、病院に搬送されて昏睡(こんすい)状態に陥っていた。

CNNによると、ヘッシュさんはすべての脳機能を失っており、回復の見込みはない。親族は生命維持装置を外さず、臓器提供の可能性を模索しているという。

ヘッシュさんは1990年代、『6デイズ/7ナイツ(Six Days, Seven Nights)』『フェイク(Donnie Brasco)』『ラストサマー(I Know What You Did Last Summer)』などの映画に出演。後に人気トーク番組の司会者となったエレン・デジェネレス(Ellen Degeneres)さんとの交際も話題になった。

米メディアは11日、ヘッシュさんが予備検査で麻薬の陽性反応を示したが、治療に使用された薬剤の可能性もあり、追加検査が行われていると報じた。


アストロデータバンクで調べると、アン・ヘッシュは、AAで、信頼できるデータであった。






何故、今のタイミングで、事故を起こしたか、その理由であるが、現在、ダシャーは木星/月/金星期である。


マハダシャーロードの木星は、乗り物の4室を支配して、ラグナに在住し、ラーフ/ケートゥ軸から傷つけられている。


アンタルダシャーロードの月は、11室の支配星で12室に在住している。


プラティアンタルダシャーロードの金星はマラカの2室を支配し、マラカの7室に在住して、ラーフ/ケートゥ軸から傷つけられ、4、7室支配のマラカの木星と相互アスペクトしている。



一見した所、4室の支配星と6室(事故)の支配星、あるいは火星との明確な絡みが見られない為、車の事故を起こしたというのが、簡単には説明出来ない。


4室の支配星や表示体の金星(乗り物)へのラーフ/ケートゥ軸のみの傷でしか説明できない為、出生図の配置をぱっと見ただけでは車の事故とは容易に判断できない。


然し、マハダシャー、アンタルダシャー、プラティアンタルダシャーの支配星が、マラカであったり、マラカと絡んでいたり、また12室と絡んでいることが確認できる。




よく見ると、マハダシャーとアンタルシャーの支配星である木星と月は、ウッタラパールグニー(太陽)に在住している。


ウッタラパールグニーの支配星は、太陽であるが、太陽は1室の表示体で身体を表わす表示体である。


この太陽は12室の支配星で、ラグナロードの水星とコンジャンクトし、3、8室支配のマラカの火星からアスペクトを受けている。


アンヘッシュは、事故で脳を損傷し、そのまま昏睡状態に陥り、その後、脳死と判定されている。







脳(Brain)の表示体は、1室や水星であるが、アンヘッシュの場合、水星は、ラグナロードでもあり、二重の意味で、脳を表示していた。1室は身体や脳を表示するハウスである。



その水星が12室の支配星とコンジャンクトし、3、8室支配のマラカの火星からアスペクトを受けており、激しく傷ついている。


これが事故(8室)で脳を損傷する理由になった配置である。


火星は3室も支配しているが、3室は8室から見た8室であり、8室の本質のハウスであり、3、8室支配の火星とは、まさに致命的な事故をもたらす惑星である。


身体に何かが起こる時、必ず、ラグナやラグナの支配星が関係しているというが、この配置が、脳の損傷をもたらした配置である。



マハダシャーとアンタルダシャーの支配星が、ウッタラパールグニー(太陽)に在住することにより、その支配星である太陽が活性化し、それでラグナロードの水星が火星や太陽と絡んでいるこの配置のカルマ(脳の損傷)が顕現したと考えられる。



プラティアンタルダシャーの金星もレヴァーティー(水星)に在住しており、支配星の水星は、やはり、ラグナロードで、火星や太陽と絡んで脳の損傷を表わすカルマを示している。



そして、アンタルダシャーロードの月は、ウッタラパールグニーに在住しているが、ローヒニーに在住する太陽とナクシャトラ交換をしている。


これによって、アンタル月期は、12室支配で、傷ついたラグナロードの絡みに参加しているこの太陽の象意と緊密に結びついており、これを顕現させたと考えられる。


またマハダシャー木星期は、ディスポジターの水星がやはり傷ついている為、木星期は、半分ぐらいは、ディスポジターの傷ついた水星の象意が表れると考えるべきである。



そして、マハダシャーロードの木星、アンタルダシャーロードの月、プラティアンタルダシャーの金星は、相互に絡んでいないのである。


これは非常に良くないが、木星から見て、月は12室であり、月から見て、金星は8室である。



従って、ダシャー解釈の原則から見て、マハダシャーとアンタルダシャーが絡んでおらず、マハダシャーロードの木星が、4、7室支配の機能的凶星であるため、主にこのマハダシャーロードの木星の機能的凶意が噴き出したと考えるべきである。





ナヴァムシャ


そして、ナヴァムシャを見ると、木星は事故の6室を支配し、マラカの7室で減衰している。






月はラグナロードで、事故の6室に在住し、事故の表示体である火星とコンジャンクトし、7、8室支配のマラカで、災難、破局を表わす8室支配の土星からアスペクトを受けている。




プラティアンタルダシャーの金星が最も重要であるが、金星は乗り物の表示体で、乗り物を表わす4室を支配し、火星と土星からアスペクトされて傷ついている。



この金星は、月から見ると、6、11室支配の機能的凶星で、マラカでもあり、事故の6室を支配しており、乗り物の4室に在住している。ここで4-6の絡みが見られる。


そして、12室支配の火星や2、3室支配のマラカの土星からアスペクトを受けている。




従って、ナヴァムシャを見ると、金星が二重の意味で乗り物の表示体になっており、事故の6室と絡んで、マラカの土星や火星からのアスペクトを受けて、激しく傷ついていることが確認できる。




ショダシャムシャ(D16)


乗り物運を見るショダシャムシャ(D16)を見ると、木星はラグナロードで、4室支配で、マラカの2室で減衰し、月は8室の支配星で、金星は6、11室支配のマラカで、ラーフやケートゥとコンジャンクトして3室で傷ついている。





アンタルダシャーやプラティアンタルダシャーに8室や3室が絡んでくることが確認できる。




このように木星や金星が、今回の車の事故に関して、大きな役割を果たしたことが分かるが、金星や木星は、彼女にハリウッド女優としてのキャリアをもたらした惑星でもある。



金星は月から見て、3、10室の支配星で魚座8室で、高揚し、5室支配の木星からのアスペクトを受けている。



またラグナロードで、10室支配の水星が3室支配の火星と相互アスペクトする配置も芸能活動やメディアの世界で活躍する配置である。



然し、その同じ惑星が、事故の可能性や健康問題などを表わしていたのである。



また金星の傷は、愛情問題なども引き起こしたと考えられる。




このように起こった出来事を確認した上で、リバースエンジニアリングのようにその出来事が起こった理由をダシャーで解読して、納得はするが、これを最初から何もない状態で判断する場合、中々大変である。



やはり、上記のように多くのステップが必要なことが分かる。



惑星が在住するナクシャトラの支配星が、どのような絡みを生み出しているかまでチェックして、時間をかけて、チャートを凝視しないと気づかなかったり、見逃してしまうことも多い。



このように読解が難しいことは良いことだとも思える。



容易に分からない為、多くの人は分からないままであって、それでいいのである。



分かったとしてもあまりたいして役には立たない。












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