前回の選挙予測で小沢一郎の出生チャートから選挙で躍進すると書いたが、躍進するという表現ではなく、しぶとく生き残るという方があっているかもしれない。
小沢一郎の現在のダシャーは、おそらく土星/土星/金星期である。
このタイミングでプラティアンタルダシャーの金星が重要である。
2012年11月27日、小沢一郎は日本未来の党の結成と同時に「国民の生活が第一」を解党し、日本未来の党に党ごと合流した。
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小沢氏が「裏方」を強調 「嘉田氏は対国民、私は対候補者」
2012.12.12 15:59 産経ニュース
日本未来の党の小沢一郎前衆院議員は12日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で講演し、衆院選での嘉田由紀子代表(滋賀県知事)との役割分担について「国民へのアピールは嘉田氏がリードして行う。私は、自分の経験を生かして、(他候補の)相談に乗ったり激励したりすることだ」と述べ、自らは裏方に徹することを強調した。
嘉田氏に党代表就任を依頼したことについては「政治的なセンスと、(知事選で使っていた)死語になった『もったいない』という言葉に非常に感動した」と述べた。
沖縄県・尖閣諸島の国有化をめぐる中国との関係については、自民党が教科書検定基準の「抜本的な改善」を掲げていることを批判した上で、「中国もいつまでも反日教育をやっていては友好関係を保てない」と中国にも自制を求めた。
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そして、前面に滋賀県知事の嘉田 由紀子氏を立てて、自らは後ろにひいて選挙を戦うという姿勢である。
これは自民党時代から続けている自らは前面に立たないで、代りの人物を擁立して、自分がその背後から操るという戦術だといえる。
最近では華がある女性の候補者達を複数擁立して選挙を戦ったことにも見られた戦術である。
メディアも小沢ガールズとして囃したてた。
常に外部の候補者のエネルギー(フレッシュな魅力といったもの)を取り込んで、その候補者のふんどしで相撲を取るという戦い方は、3、10室支配で8室で高揚する金星が表わしている。
小沢一郎は前回も女性候補者に助けられたし、今回もまた助けられると言えるかもしれない。
その注目の嘉田 由紀子氏の出生図である。
出生時間が不明で当初、12時で作成してみたが、月と太陽が牡牛座に在住しており、牡牛座をラグナとすると、ラグナロードの金星が11室で高揚している。
小沢一郎の魚座の金星の表示体となっており、土星/土星/金星期に嘉田 由紀子氏を擁立したのは、そういう訳である。
今回、小沢一郎は、この嘉田 由紀子氏の力を借りて選挙を戦うことに決めたようである。
それは土星/土星/金星期だからである。
これはちょうど、橋下徹が石原慎太郎の力を借りて、今回の衆院選を戦うのと同じ図式である。
橋下徹もそうだが、8室が強い人物は、このように他人の力を借りることができる。
形としては、トップに立つ、石原慎太郎や、嘉田 由紀子氏が、橋下徹や小沢一郎のサポートを受ける形である為、上に位置するのだが、実際の力関係がどうであるかというと、それ程、単純ではない。
外面的には、橋下徹は代表の座を譲って、石原慎太郎が代表になったし、小沢一郎は、自分の党を解党して、嘉田 由紀子氏の党に参加したのである。
嘉田 由紀子氏は、おそらく現在、マハダシャー土星期である。
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嘉田由紀子 育児ノイローゼに胃がん摘出…次男語る激動半生
女性自身 12月6日(木)7時8分配信
「もともと学者志望だった母は博士号を取る前に子供ができたので、子育てと研究の両立にすごく苦労したと、何度も母自身から聞いています。母が26歳のとき兄が生まれ、当時両親は夫婦揃ってアメリカの大学に留学中でした。父は以前と変わらず大学に通えたのに、母は勉強したいのに家で子育てしなければいけない。それで『育児ノイローゼになりかけた』と言っていました」
そう語るのは、嘉田由紀子滋賀県知事(62)の二男で京大研修員の修平さん(33)。総選挙直前に「卒原発」を掲げて結党した『日本未来の党』の代表でもある嘉田知事。在学中に知り合った良平さん(64)と22歳で結婚し2児に恵まれた彼女だが、知られざる激動の半生があったという。修平さんがこう続ける。
「米国から帰国後、母は京大の研究室に戻ってきたんですが、なかなか子どもを保育園に預けることができずに苦労したそうです。当時、学生の身分だと、子どもを受け入れる保育園が京都にはなかったようです。滋賀に転居したのは琵琶湖の研究もありましたが、学生でも県内の保育園で子どもを預かってもらえたのが、いちばんの理由だったそうです」
81年に琵琶湖研究所の主任研究員となった嘉田知事。修平さんが小学生になると研究に没頭し、帰りが遅くなる日も増えたという。修平さんが中学に進学した92年、嘉田知事は琵琶湖博物館の開設準備室員となる。それと前後するように体調に異変が起こった。胃がんだった。
「手術で胃の約3分の2を摘出しています。確かにそのときは大変でした。博物館の開館準備で毎日、朝早くから深夜まで働きづめでしたから……」(修平さん)
子育てに加え、博物館の準備に奮闘する余り、体に負担がかかってしまったようだ。しかし、退院後も研究への情熱は冷めることがなかった。そんな“研究畑一筋”の彼女に一大転機が訪れたのが、06年の滋賀県知事選だった。夫をはじめとして家族のほとんどが反対するなか出馬し当選。離婚は2年後、修平さんが結婚式を終えた数日後だった。
「私の結婚で息子2人が一本立ちし、親としての役割を終えたタイミングでの離婚となりました。父の単身赴任も4~5年続いていましたし、父は“政治に足を踏み入れるべきではない”という意識が強かった。逆に母は使命感を持つなら政治に足を踏み入れるしかないと思っていたんです」
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嘉田 由紀子氏は、wikipediaによれば、1973年に京都大学の農学部を出て、アフリカやアジアの経済発展を社会開発や環境の面から研究するため留学したが、指導教官より日本の農村研究を促され、1974年、一時帰国して琵琶湖湖畔に於ける農村生活の形態変化について研究しながら海外での調査研究も継続したという。
1981年には大学院農学研究科博士後期課程を修了し、琵琶湖研究所員として琵琶湖周辺の農村生活、ホタルダスや水環境カルテなどを調査研究している。
月、太陽からみて9、10室支配の土星が4室(農業)に在住している為、従って、農学部を出て、琵琶湖湖畔に於ける農村生活の形態変化についてフィールドワークをしたのは、この配置から来ている。
2006年頃に「もったいない」を合言葉に、新幹線新駅の建設凍結、県内に計画されているダムの凍結見直し、旧志賀町に予定している廃棄物処分場の中止などを主張して滋賀県知事選挙に出馬して、政治家になったのは、土星からみて太陽が10室に在住しているからである。
政治家になったのは、おそらく自分が長くフィールドワークをして来た琵琶湖周辺の自然環境や土地(4室)に対する責任感のためである。
月、太陽からみて9、10室支配で4室に在住する土星期に自然環境を守るための大きな仕事を為したと言える。
これはダルマ(9室)とカルマ(10室)を支配するラージャヨーガカラカの土星の吉祥な働きによるもので、それが4室で働いたということができる。
土星は獅子座に在住しており、この獅子座の土星に木星がアスペクトして、獅子座にダブルトランジットが生じている。
従って、土星期には小沢一郎との縁が非常に強くなってくる。
日本の国土全体への責任の為に原発ゼロ社会を目指すという理想を掲げて、未来の党を立ち上げた。
その党に小沢一郎も加入して共闘するというのは、そうした惑星のつながりを見ると理解することができる。
嘉田 由紀子氏は、22歳の頃に結婚しており、その時ちょうどトランジットの土星は、牡牛座をトランジットし、土星は射手座に入室した直後であった。
もし獅子座ラグナであれば、結婚した1972年は、土星がラグナロードにトランジットして、ラグナ、月から見た7室にアスペクトし、木星が月からみた7室にアスペクトして、ラグナロードの太陽にアスペクトし、更に射手座から7室支配の土星にアスペクトしているため、結婚のタイミングが説明できる。
ダシャーはラーフ/水星期であり、ラーフは8室で結婚の表示体である金星と接合し、アンタルダシャーは2室支配の水星であった。
その前のラーフ/土星期は、アンタルダシャーの土星は7室の支配星で1室に在住している。
1981年に胃がんになり、胃の3/1を摘出する手術を受けているが、この時は、土星と木星がマラカの2室をトランジットして、8室にもアスペクトしており、逆行などして、肉体の1室にもダブルトランジットしていた。
1室には6室支配の土星が在住しており、木星と土星は1室から7室に在住する8室支配の木星にもアスペクトした可能性があるため、8室の支配星に対するアスペクトも生じている。
従って、この時、木星と土星はマラカの2室、7室、8室、8室の支配星にダブルトランジットしていたと言える。
これは体調が不良となって手術を受けたり、生活に中断が生じる配置である。致命的な時期であったと言える。
ダシャーを見ても、この1981年は、木星/木星期に入った辺りである。
木星は8室の支配星で7室に在住して6、7室支配のマラカの土星からアスペクトされており、月、太陽から見ても8室の支配で土星からアスペクトされている。木星は肉体の1室にアスペクトして絡んでいるため、肉体に影響が出る時期である。
木星/木星期の次に木星/土星期が続く為、手術をした後も2年ぐらいは闘病生活が続いたものと思われる。
このように獅子座ラグナにすると、ある程度、過去の事象を説明することができる。
滋賀県知事に立候補して当選した時期のダシャーが獅子座ラグナで検討すると、ほぼ土星/太陽期になるため、獅子座ラグナで正しいように思われる。
木星期は結婚した後、子育てと研究生活を両立し、更に結婚生活も維持していたが、元夫とは2008年に離婚している。
ダシャーは土星/月期である。
土星は6室の支配星で月は12室の支配星(7室から6室目)で、6室支配の土星からアスペクトされている。
トランジットの土星はラグナに在住する6室支配の土星にリターンし、木星は射手座からラグナにアスペクトして、6室の支配星に対して、ダブルトランジットが形成されている。
従って、離婚のタイミングである。
従って、獅子座ラグナの可能性が高いと考えられる。
獅子座ラグナであるとすると、現在、ダシャーは土星/ラーフ期である。
ラーフは8室に在住して、10室支配の高揚する金星と接合し、9室支配の火星からアスペクトされている。
従って、ラーフはケンドラの支配星とトリコーナの支配星と絡んでいるため、ラージャヨーガを形成している。
また両側を吉星に囲まれている為、シューバカルタリヨーガである。
更にラーフのディスポジターである木星は7室に在住して、5-7室のラージャヨーガを形成している。
従って、土星/ラーフ期は強い時期である。
嘉田 由紀子氏は、滋賀県知事の現職を続けたまま、未来の党を立ち上げ、衆院選を戦おうとしているため、
二足のわらじをはいているとの批判も出ている。
実際、嘉田氏は、政党運営について分からない為、『未来の党』本部事務を『国民の生活が第一』事務局に委任したと報じられている。
つまり、完全に党運営を小沢一郎に頼っているということであり、それこそがまさに8室に在住するラーフ期の象意である。
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未来、党運営は小沢氏頼み…生活に委任致します
日本未来の党(代表・嘉田由紀子滋賀県知事)では29日、同党への合流を決めた「国民の生活が第一」の小沢一郎代表頼みの党運営が、結党2日目にして鮮明になった。
「私は政治家としての小沢さんを尊敬している。小沢さんの力を日本の政策実現、未来のために使わせていただく」。嘉田氏は29日夜に行われたインターネット番組の党首討論で、小沢氏の話題を自ら切り出し、こう言い切った。
未来の党は当初、「小沢氏が表に出てくると、嘉田さんのクリーンなイメージが壊れてしまう」(嘉田氏周辺)として、“小沢色”を薄めることに努めていた。嘉田氏も29日朝のフジテレビ番組では、「私が責任を持って表に出て行くので、役員として小沢さんに出ていただくことは考えていない。小沢さんも『ここで自分はしっかりとひく』と言っている」と反論した。
その一方で、嘉田氏はこれまで、政党を運営した経験はなく、実務にあたるスタッフもそろっていない。嘉田氏がこだわる「卒原発」の政策作りなどを除いては、小沢色を隠すことは困難だった。嘉田氏は28日、「生活」に対し、「『未来の党』本部事務を『国民の生活が第一』事務局に委任致しますのでよろしくお願いいたします」と文書で依頼。29日には小沢氏に近い森裕子参院議員を副代表に起用すると表明し、選挙実務を名実ともに小沢氏らに委ねた。これに伴い、代表代行だった飯田哲也氏を副代表に事実上、格下げし、担当は原発・エネルギー政策とした。
(2012年11月30日14時33分 読売新聞)
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まさに小沢一郎と、嘉田 由紀子氏は、お互いがお互いに頼っている状態である。
小沢一郎のチャートにおいて、ダシャーは現在の状況をよく説明できている。
トランジットの木星は牡牛座で逆行し、土星は天秤座を順行しているため、牡羊座と天秤座にダブルトランジットが生じている。
牡羊座は、両者にとって9室であり、10室を損失するハウスである。
また天秤座は努力の3室である。
今のトランジットはそれ程、良いとは言えない。
然し、ダシャー、特に小沢一郎のプラティアンタルダシャーは金星期であり、高揚する強い金星のダシャーである。
ただし、それは8室に在住している。
小沢一郎も本当は8室の象意を幸せに感じていないに違いない。
本当は自分で前面に立ちたいのだが、嘉田 由紀子氏に頼らないと話題性や、注目を集められないと読んでいるのである。
つまり、小沢一郎はマハダシャー土星期に入ってからの逆風は基本的に同じままであり、もう評判が今後、よくなる事はあり得ない。
この選挙は小沢一郎がまだ影響力を維持できる最後の選挙になるのではないか。
その後、来年からはチャラダシャーの蟹座が待っている。
従って、蟹座に移行した後、小沢一郎の政治生活に根本的な変化が訪れることが予想される。
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