石田純一の都知事選出馬断念について

都知事選への立候補の意向を示していた石田純一が、出馬を断念したとニュースが報じている。

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東京都知事選 石田純一氏が出馬断念「いろいろとお騒がせしました」 理由は…「メディアのルールやおきて」
産経新聞 7月11日(月)18時11分配信

舛添要一前東京都知事の辞職に伴う知事選(14日告示、31日投開票)をめぐり、野党統一候補という条件での出馬の意向を示していた俳優の石田純一氏(62)が11日午後、東京都港区のホテルで記者会見し、「かねてより都知事選への意欲を示して参りましたが、正式に断念します。いろいろとお騒がせしました」として、断念する意向を表明した。

会見で石田氏は「きょうの午後12時ごろに決断した」と説明。断念した理由については「メディアのルールというか、おきてがありまして、不偏不党、中立、公平という立場に立って番組を差し替えたり、待っていただいたり、その部分のタイムリミットが11日でした」と明らかにした。

今月8日の記者会見で、石田氏は「野党統一候補であるならば、ぜひ出させていただきたい」と述べる一方で、「統一候補でなければ嫌だではなく、必要なんじゃないかと。他の方が出たら応援させていただきたい」と話していた。

都知事選をめぐっては、小池百合子元防衛相、増田寛也元総務相、宇都宮健児元日本弁護士連合会会長らが出馬への意欲を示している。
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石田純一が、何故、今のタイミングで都知事選への立候補をして世間から注目されたかと言えば、木星がまもなく乙女座に入室するからである。

その結果、山羊座と牡牛座に木星と土星のダブルトランジットが形成される。
そうすると、石田純一の月は牡羊座で正しいのではないかと考えられる。

IshidaJunichi_chart チャンドララグナが牡羊座であれば10室(仕事、大舞台)にダブルトランジットが形成されるからである。
また2室(スピーチ)には9室(慈善、奉仕)支配の木星が在住することになるが、その2室にもダブルトランジットが生じる。
従って、今、メディアによってその挙動が全国民から注目されており、そして、何か社会的に慈善的な教育的な内容のスピーチをしていた訳である。

つまり、都知事に立候補するにあたっての理念、子育てが安心してできる社会といった理想を語っていた訳である。
少なくとも月が牡羊座になければ今の木星が乙女座に入室していくタイミングで世間から注目を浴びるということはなかったはずである。
従って、月は牡羊座で確定ではないかと考えられる。
因みに月は出生時間が15:48:08以降だと、牡牛座に移動してしまう。
従って、出生時間は00:00:01~15:48:08までの間ということになる。
出生図を00:00:01で作成すると、ラグナが乙女座になるため、ラグナの取り得る範囲は、乙女座~双子座までの間ということになる。

この認識から出発して、石田純一のラグナを検討していたが、今の所、特定できていない。
過去の事象を検討しても複数のラグナで説明できてしまうような場合が多く、難しい印象である。

然し、過去の出来事とダシャーバランスを検討した結果、以下のことが分かる。
例えば、石田純一は、父親が元NHKアナウンサーの石田武氏で、4歳までアメリカ・ワシントンで育ったという。
ダシャーバランスを検討すると、ちょうどこの時期がマハダシャー太陽期に該当する。
そして、wikipediaを確認すると、早稲田大学商学部に進学し、作家で活動家・星川淳の妹の星川まりと1970年代に知り合って学生結婚したと書かれている。
1970年代はマハダシャー火星期である。
火星はチャンドララグナから見るとラグナの支配星(7室から見た7室)であり、月から見て7室に在住している。
そして、石田純一は、大学在学中に演出家となることを考えてアメリカへ留学したが、その留学期間中に離婚してしまう。
そして、1978年に大学を中退して、「演劇集団 円」の演劇研究所研究生となっている。
この演劇研究所の研修生になったタイミングが、マハダシャーラーフ期に入ったばかりのラーフ/ラーフ期である。
ラーフは月から見て10室に在住し、仕事をして、社会に出ていくタイミングである。
ラーフ期は出生時間が12:00で作成したチャートだと、1976年~1994年頃であり、ちょうどマハダシャーラーフ期にキャリア上の上昇があったことが分かる。

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1979年 NHKドラマ『あめりか物語』(日系三世のタイ人の店員役)で正式にデビュー
1984年 昼ドラ「夢追い旅行」で準主役で出演
1985年から1989年にかけて放送されたクイズ番組『TVプレイバック』にレギュラー解答者に抜擢

※そのルックスと萩本欽一やザ・ドリフターズのメンバーにも臆することのない軽快な話術が受け、知名度が上がる

1988年にドラマ『抱きしめたい!』に出演

※以後、多くの「トレンディドラマ」に出演し、バブル期を代表する俳優として活躍

(wikipedia 石田純一より引用抜粋)
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そして、1988年に女優の松原千明と再婚し、1990年7月には女児に恵まれている。

この頃はちょうどドラマ『抱きしめたい!』に出演して、人気が出ていた時期であるが、ラーフ/金星期辺りである。
ラーフ/金星期は結婚をもたらすタイミングである。
然し、1991年10月に最初の妻との間に儲けた隠し子(いしだ壱成)が『女性セブン』にスクープされ、「隠し子」の存在が明らかになっている。
この時期は12:00で作成したチャートによれば、この時期は、ラーフ/太陽期辺りであるが、それまでのダシャーバランスが、12:00で作成したチャートで説明が出来ている。
太陽は5室支配で10室に在住し、ラーフと接合している。
因みに石田純一は、3人の子供をもうけており、子沢山である。

最初の子は、星川淳の妹、星川まりとの子、いしだ壱成で、2番目の子は、松原千明との子、松原すみれ(モデルとしてデビュー)、3人目は、プロゴルファー東尾理子との子(男児、女児)である。
従って、4人の子供とも別のパートナーとの間に生まれた子供である。
まず、5室の支配星にラーフが絡むと、ラーフは飽くなき欲望、過剰という象意があるため、多くの子供を持つのである。

然し、ラーフが5室の支配星に絡む場合、通常の子供とは別の意味合いが生じてくるのである。
つまり、別の女性との間に生まれた腹違いの子という象意が5室の支配星が、ラーフと絡むことによって生じたと考えられる。

そして、1996年10月に石田純一は、長谷川理恵との不倫が『フォーカス』のスクープを発端にマスコミから追及されている。
この時に川島なお美から聞いたという『不倫は文化』という発言が繰り返し報じられている。
そして、「不倫バッシング」によって、これ以降、一転して不遇の人生に転落したとされている。

ちょうどこの1996年10月は、マハダシャー木星期に移行した後のセカンドアンタルダシャーの木星/土星期である。
木星をラグナとすると、6室に火星、土星が在住し、8室に金星、水星が在住し、ラグナロードで、6室支配の金星が、8、11室支配の木星と1室-8室で星座交換している。
つまり、この時期に石田純一が不遇であったというのは、木星をラグナとすると明らかである。

1室-8室の星座交換は、相手にのめり込み、振り回されることを表しており、最終的に石田純一は、長谷川理恵に振られる形で、関係が終わっている。
この時期のことを振り返ると、確かに石田純一は、ワイドショーで、長谷川理恵との関係のことばかり質問され、仕事よりもワイショーで取り上げられることの方が多い印象であった。
石田純一にとって、マハダシャー木星期はよくない時期である。

そして、2009年にプロゴルファーの東尾理子と3度目の結婚をしているが、この頃がおそらくちょうどマハダシャー木星期の最後のタイミングであり、木星/ラーフ期辺りではないかと考えられる。
そして、その直後からマハダシャー土星期に移行している。
土星期に移行すると、土星は月から見て10、11室支配でラグナロードの火星と天秤座に在住して高揚し、1-10、1-11室のラージャヨーガを形成している。
因みにこの土星期になってからの2015年9月17日に石田純一は、国会議事堂前で行われた平和安全法制関連法案に反対する抗議活動に参加し、平和を訴えている。
このようにリベラルな政治活動に身を投じているのは、おそらく平和を愛好する天秤座で高揚する土星期だからである。
そして、今回、その延長線上として、都知事選への立候補についての発言となったのである。

 
但し、何故、今回、出馬断念につながったかと言えば、まず月から見た10室にはダブルトランジットが形成されていると言えるが、元々出生図では10室支配の土星に8室支配の火星が接合し、10室にアスペクトしている。

従って、元々、石田純一の10室(行為)は物事の中断(8室)の象意を持っているということである。
そして、石田純一のマハダシャーロードである土星は10室の支配星であるが8室をトランジットしている。
ダシャーロードのトランジットが重要であるが、そのダシャーロードの土星が8室をトランジットしている。

これは仕事の中断を表している。
従って、石田純一が都知事選への立候補を検討していることを発表するや否や、スポンサー各社が猛反発して、CMの打ち切りや違約金の請求や損害賠償の請求が始まったのである。

従って、そうした意味で断念せざるを得なかったのだと思われる。
またこうした傾向は、既に2015年9月17日夜に国会議事堂前で行われた平和安全法制関連法案に対する抗議活動に参加した際に既に始まっていたようである。

トランジットの土星は2014年11月頃から既に蠍座に入室しており、こうした動きが始まっていたと言える。
そして、木星が乙女座に入室すると、月から見た12室にアスペクトし、土星は12室支配の木星にアスペクトしているため、12室にダブルトランジットが生じている。
従って、今現在、CMスポンサーからの違約金の請求などが始まって莫大な損失(12室)がもたらされたということである。
このように主に10室と12室へのダブルトランジットが確認でき、また10室や10室の支配星には8室の支配星が絡んでおり、また現在、10室支配の土星が8室をトランジットしている。

 
因みに石田純一は、チャンドララグナだけでなく、出生図のラグナも牡羊座に設定すると、過去の出来事が説明できることが多いため、現在、検討中である。

天王星が牡羊座に入室してから、例えば、牡羊座に月が在住している小池百合子もそうだが、牡羊座に月を持つ、石田純一にしても、何か自分の力で政治を変えたい、世直ししたいという願いを強く持ったようである。

そして、実際に実行に移したようである。
これは改革、革新を表す天王星が牡羊座に入室したためである。
そして、天王星が牡羊座に入室すると、ヒトラーやムッソリーニが天王星が牡羊座に入室した1930年代に台頭してきたように国家社会主義の台頭、カリスマ的リーダーの登場が予見されると前に書いたが、小池ゆり子や石田純一の立候補といった現象もこれに該当すると考えられる。

石田純一にしても戦争反対を唱える左翼的活動家の支持を背景に都知事選への立候補を検討したのである。
これは、大衆の支持を背景にして、独裁者、カリスマ的指導者が登場する形式と同じである。
安倍政権は、この石田純一の立候補をかなり警戒していたようである。
然し、安倍晋三は蟹座ラグナであり、行為の10室が牡羊座に当たるため、10室に天王星が在住したということは、

安倍晋三自身が、こうした独裁者の台頭に該当する訳である。
何か国家社会主義的な政策を打ち出してくるのは、間違いないのであり、憲法改正論議が活発化することが予想される。
何故なら、ヒトラーが台頭した時も次々と政府の権限や自身の権限を強化して、独裁的な体制を築いていったからである。
大衆の支持を背景にそうしたことを合法的に行う訳である。

従って、参議選の結果は、自民党が大勝した訳であるが、それは、安倍晋三に憲法改正への道が開かれたと言える。
つまり、日本という国家は、伝統的に国家社会主義的な国である。
天王星の牡羊座への入室は、そうした意味で、保守である自民党を活気づけたということができる。

然し、上述したように左翼的な勢力も今回、石田純一に期待したようにカリスマ的リーダーにその役割や仕事を期待していくことが考えられる。
いずれにしても、天王星が牡羊座に入室するということは、個人主義、独裁者、カリスマ的指導者といったものの到来をもたらすのである。

それには右も左も関係ない。
つまり、社会はカリスマ的リーダー同士の激突となるのである。

今回、石田純一が、都知事選へ立候補したため、出生図のラグナを検討していたが、まだラグナを特定するには至っていない。

然し、チャンドララグナはおそらく牡羊座であり、牡羊座をラグナとすると、現在、社会的に注目されたが、立候補を断念した理由が見えてくる。

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