メイリアという女性のアーティスト(ソロ・ボーカリスト)がいることを知った。
興味深いのは日本ではそれ程、知名度が高くないも関わらず、中国でブレイクして、人気が出ているということである。
中国の2023年のオーディション番組「乗風2023」で大ブレイクしたようである。
日本の歌手MARiAさん、中国オーディション番組で大ブレーク 2023年5月26日 14:23 AFP BB NEWS 【5月26日 Xinhua News】中国の音楽系オーディション番組「乗風2023」にこのほど、日本の音楽ユニット「GARNiDELiA(ガルニデリア)」のボーカルリストMARiA(メイリア)さんが出演し、卓越したパフォーマンスで話題を呼んだ。中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ、Weibo)」では、「MARiAの人気断トツNo.1」「MARiA初舞台極楽浄土」「MARiAかわいい」など多くのキーワードがトレンド検索ランキングに登場した。 ガルニデリアは2010年結成の2人組ユニットで、14年にメジャーデビューした。現在はソロ活動も行うメイリアさんは、動画サイトで配信した「歌ってみた」「踊ってみた」などの動画が中国でも人気を集めていた。 新華社(Xinhua)の単独インタビューに応じたメイリアさんは「出会ってくれ、愛してくれるすべての皆さんとの縁を大切にしたい。もっとたくさんの人に私を知ってもらい、愛をくれた大好きな中国の皆さんに恩返ししたい」と語った。 メイリアさんは中国で「美依礼芽(メイリヤ)」と呼ばれ、2016年の時点ですでに一部のネットユーザーに知られていた。彼女が歌った「極楽浄土」のミュージックビデオが中国の動画配信大手、嗶哩嗶哩(ビリビリ、bilibili)で爆発的な人気を博すと、軽快な曲調と見る人を引き込むダンスに魅了された多くのネットユーザーが真似をし、国内アーティストの多くもコンサートやテレビ番組でカバーした。大まかな統計によると「極楽浄土」の二次創作動画はビリビリで11億回以上再生されている。 この「小柄で声が大きく、元気いっぱい」の日本人歌手は「乗風2023」でキュートな容姿とパンチの利いたハイトーンボイスで披露し、再び多くの中国の視聴者を沸かせた。ガルニデリアのビリビリ公式アカウントは、番組放送後の5月5日から18日の2週間でフォロワーを54万人以上増やし、14日のビリビリ生放送の視聴者数は1千万人を超えた。 メイリアさんが出演した番組には30歳以上の女性33人が歌声やダンスを競った。番組のため訪中したメイリアさんは他の出場者たちと友情を深め、多くの中国料理も味わった。気に入った料理を聞くとザリガニ料理を挙げ「すごくおいしいので、みんなにも食べてほしい」と大絶賛。日本の友人にも勧めたいと話した。 中国のファンについては「愛の深さと大きさに本当に驚き、感謝している」とし、「大変な毎日も皆さんの温かい言葉で乗り越えられる。言葉で伝えられず悔しいこともあるが、ステージのパフォーマンスでお返しできるようこれからも頑張る」と語った。 中国が大好きなので、中国と日本の文化交流の懸け橋になりたいと話すメイリアさん。今後については「中国の大きな会場でコンサートをしたい」とし、目標に向け努力を重ねていくと語った。 |
中国のバラエティー番組に出場のメイリアさんが「極楽浄土」で大ブレイク 2023-05-10 13:48:26 CRI 音楽ユニットGARNiDELiAのボーカリストのMARiA(メイリア)さんは先日、中国の人気音楽バラエティー番組「乗風2023」に登場し、初舞台では中国でも大ヒットした「極楽浄土」の中国語と日本語を混ぜた特別バージョンを披露し、驚異的な人気ぶりでした。7日の投票では、461万票の高い得票数で断トツ1位になり、楽曲の人気度も1位でした。その後、中国語歌詞入りの「極楽浄土」を熱唱する動画の中国版ツイッター微博での閲覧数は1000万回に迫り、フォロワーも275万人に急上昇し、ネットでも大きな話題になっています。10日正午までのネット投票得票数は3000万票を超え、2位の790万票とは驚異的な差を作っています。 「極楽浄土」は2016年に中国の若者向けの文化を代表するbilibili(ビリビリ)で大ブレイクし、「ビリビリの宝物」と称されると共に、MARiAさんも2次元オタクに「オタクの女神」と呼ばれるほどでした。 同番組は勝ち抜き戦を通してアイドルグループとしてのデビューを目指すオーディション番組ですが、今年はシーズン4となり、中国内外から集まった33人の女性芸能人が競演により国際的な友好関係を築き、実力を磨いていくものです。MARiAさんが中国の番組の収録に参加するのは今回が初めてで、唯一の日本人出演者でした。 これからの同番組の第1公演で、MARiAさんはジェイ・チョウの名曲「花海」の日本語バージョンに挑戦し、異色のシンガー・龔琳娜(ゴンリンナー)とデュエットすることになっており、ますます注目を集めています。(閣、野谷) |
何故、海外でブレイクし、そのブレイクした国が中国だったのか、これも運命学的に決まっているのかは興味深いテーマである。
早速、メイリアのチャートを作成してみたが、直ぐに分かったのはラグナがおそらく天秤座であるということである。
MARiAとぽにきんぐだむ結婚 約2年の交際を経てゴールイン 2022/11/02 05:00 サンスポ 音楽ユニット、GARNiDELiA(ガルニデリア)のボーカル、MARiA(メイリア、30)とロックバンド、オメでたい頭でなによりのギター、ぽにきんぐだむ(36)が1日に結婚したことが分かった。 ガルニデリアはアニメ「うちの師匠はしっぽがない」のテーマ曲などアニメソングを数多く手掛け、世界中から支持を得る2人組。メイリアは「踊ってみた」の動画も話題で、中国版ツイッター「Weibo」では270万人のフォロワーを抱える人気歌手だ。「オメでた」は大型フェス「ROCK IN JAPAN FES」「氣志團万博」などに出演して注目を集めている。 2人は10年以上前に互いのニコニコ動画に動画投稿していたことで親交を深め、約2年の交際を経てゴールイン。メイリアは「心の底から愛せる彼に出会えた奇跡に感謝しております」、ぽにきんぐだむは「この先の人生をともに歩んでいきたいと心から思える存在です」とサンケイスポーツにコメントを寄せた。 |
サンスポの記事によれば、2022年11月1日に結婚したと記されており、この時のトランジットを見ると、天秤座ラグナであれば1-7軸をラーフ/ケートゥ軸がトランジットし、木星が魚座で逆行して、ラグナにアスペクトし、土星がラグナにアスペクトして、ラグナにダブルトランジットが生じている。
また結婚した2022年11月は、太陽、金星、水星もラグナ(7室から見た7室)をトランジットしており、天秤座ラグナであれば、このタイミングでの結婚が説明できる。
ルックスはいかにも天秤座で、アーティストとしては、ビジュアル系で、原色を多用したきらびやかな衣装で他人の視線を意識して魅せることを意図しており、他人からどう見えるかを気にする天秤座ラグナの特徴のように思える。
天秤座ラグナであれば、ラグナロードの金星がメディア、芸能の3室に在住し、仕事の10室支配の月とコンジャンクトして、1-10のラージャヨーガを形成し、3室で、アーティスト、芸能人に典型的な1-3、3-10の絡みが見られる。
そして、この3室には3、6室支配の木星がアスペクトバックし、更に3室との絡みを強めている。
そこに2-7室支配の火星も同室していることは、メディア、芸能活動が収入源となると共に結婚相手も同じ芸能界に所属している人であることを示唆している。
実際、結婚した相手は、同じ音楽業界のミュージシャンである。
結婚したのは、2022年11月1日で、月/土星期であることを考えると、ナヴァムシャのラグナは山羊座ラグナで月は7室支配で7室で定座に在住し、土星はラグナロードで5室に在住する配置などが考えられるが、はっきりとは断定できない。
少なくとも出生図のラグナは天秤座で間違いないと思われる。
何故、海外でブレイクし、しかもその海外は中国だったのか?
何故、海外でブレイクしたのかということだが、おそらく、この3室で形成される1-10、1-3、3-10の絡みに外国を表すラーフ/ケートゥ軸が絡んでいるからであり、また何故、中国で高い評価を受けたのかを考える場合、中国の建国図との関連を見ると納得できる。
中国の建国図は、ラグナや月が山羊座のシュラヴァナに在住しているが、メイリアのチャートの山羊座のシュラヴァナには土星と太陽が在住している。
評価を表す11室支配の太陽と、拠点やクリエイティブな活動を表す4、5室支配のヨーガカラカの土星が、山羊座のシュラヴァナでコンジャンクトして、5-11のダナヨーガを形成しており、そこに海外を表す9、12室支配の水星がコンジャンクトしている。
おそらく、こうした配置が海外でのアーティスト活動やそれによる高い評価を表し、そして、山羊座のシュラヴァナであることが、中国でのブレイクをもたらしたと考えられる。
そして、中国の建国図では、5、10室支配のヨーガカラカの金星が10室天秤座で、マラヴィアヨーガを形成しており、この配置が天秤座にラグナや月を持つアーティストと中国との関連を表している。
因みにこうしたメイリアたちの背後に群がる中国のファンたちを見ると、そこには中国の若者に広がる「寝そべり族」と同じニュアンスが感じられる。
稼ぎより自分の時間を優先する自由人たちである。
それはまさに中国の10室に在住する金星が象徴するかのようであり、そこには強面の共産党の面影はない。
中国は2043年からマハダシャー金星期に入っていくが、その金星期の中国というのは、こうしたアーティストとそれに群がる若者たちのイメージであり、共産党が指導する全体主義のイメージではないのである。
ヨーガカラカとしての3室ラーフ -ラーフ、ケートゥのラージャヨーガー
メイリアが何故、海外で成功したのかということを考えるには3室にラーフ/ケートゥ軸が絡んでいることがポイントであると書いたが、仮にラーフ/ケートゥ軸が3室に存在しなかったらどうなっていたかを考えることには意味がある。
その場合、メイリアは海外ではなく、国内で、平均的なアーティストとして、ある程度の成功は収めていたかもしれないが、大ブレイクとまではいかなかったかもしれない。
ここでは3室に在住するラーフがラグナロードの金星や10室支配の月とコンジャンクトして、ヨーガカラカとなっていることに注目すべきである。
ラーフはトリコーナとケンドラの両方の支配星と絡む場合、ラージャヨーガとなる。
ラーフは確かに凶星として、3室を傷つけ、また3室に在住する1室や10室の支配星を傷つけるが、ラーフ自身はヨーガカラカとなって強力にラージャヨーガを顕現させる。
だからこそ、海外での大ブレイクとなったのである。
これはラージャヨーガとなったラーフの恩恵である。
凶星として3室で形成されるラージャヨーガを傷つけた要素は、本来、国内で成功したかったのに海外での成功になってしまったということかもしれない。
つまり、普通の意味での成功に”海外”という違った象意を添えてしまったのである。
しかし、国内で平均的な成功を収めるよりも海外で桁違いの大ブレイクをする方が、より魅力的かもしれず、そういう意味ではラーフは明らかにラージャヨーガなのである。
例えば、7室でトリコーナとケンドラの支配星が、ラージャヨーガを形成して、そこにラーフが絡んで、ラーフもラージャヨーガだとして、外国人と結婚して、パートナーからの幸福を享受するとする。
本来、日本人と結婚したかったが、外国人になってしまったというのが、ラーフがもたらす要素である。
しかし、平均的な日本人と結婚するよりも外国人との結婚で、全く平均以上の結婚の恩恵を享受した方がよいかもしれない。
ラーフの影響はそれを凶星の影響と考え、傷をつける要素として考えるかどうかはその人それぞれの主観に影響されるが、ラーフがラージャヨーガとなっている場合は、明らかにそれは平均以上の恩恵や高揚感を与えて、そのラーフが接続する惑星の絡みに大ブレイクをもたらすのである。
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