Youtube番組 『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい』 ディレクターの三谷三四郎氏について





先日、『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい』というyoutube番組のディレクターである三谷三四郎氏の出生時間が分からなくて残念だと記した所、読者の方から、連絡を頂き、出生データが、1987年2月17日であると教えて頂いた。wikipediaには載っていなかったが、それ以外のまとめサイトに載っていたようである。

『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい』は、登録者数100万人以上の人気番組だが、テレビのディレクター上がりの三谷三四郎氏が、芸能人や変わった経歴を持つ人々をインタビューして、それらの人たちの壮絶であったり、奇想天外な人生を鮮やかに浮かび上がらせるのである。


タイトルのサムネイルに色々過去の下品な人生経歴が記されており、見る者をひきつけ、こんな人生があるのかと意外な人生談に驚くことばかりである。


私も週刊誌の情報を頼りに芸能人のラグナを検証するなど、ゴシップ、噂話、きわどい話などは、非常に重視している。そこに人間の真実が隠されているからである。


三谷三四郎氏が、インタビューすると、出演者たちは皆、自分の人生を詳しく語り始め、どんな芸能誌などにも決して載っていないような情報が得られる。


それで、以前から興味深く見ていたが、何故、三谷三四郎氏がインタビューすると、こんなに出演者たちが、嬉しそうに流暢に自分を語るのか、その辺りの秘密をホロスコープ的に探りたいと思ったのである。







確かに人は自分を語りたいものである。


自分のことを聞いてくれる人がいれば、うれしくなっていくらでも話す人がいるのは確かである。


しかし、それだけではないと思われる。


相手から信頼されなければ全く話したくないという場合も出てくるからである。


三谷氏が、あまりエゴがない人間である為、その点で、相手が好感を持ち、多くを語るのではないかと思ったりもした。


芸能人たちが出演するのは元々三谷氏が、テレビディレクターであり、芸能人との親交があるということも大きい要因の一つである。


それで、テレビに出るような感覚で、番組に出演するのである。


同じ業界で生きてきた人間で、常に現場にいた人間として信頼を得ているということはあると思われる。



また非常に好奇心旺盛で、聞き上手であることが挙げられるが、例えば、聞く能力ということであれば、シュラヴァナを思い浮かべた。


シュラヴァナに惑星の在住があるかどうかなどを確認したいと思った。


またその他、聞き上手であることから、カウンセラー的な要素がチャートに認められるのかどうかについても興味深く思った。



しかし、wikipediaには1987年生まれとしか書いていなかった為、チャートが作成できないと残念に思っていた。

ところが、別のサイトにしっかりと、生年月日が載っていたようである。


そこで、チャートを作成して検討したところ、おそらく、三谷三四郎氏のラグナは、天秤座ラグナである。







天秤座ラグナだと思ったのは、三谷三四郎氏のファッションがいかにも天秤座のラフで、リラックススタイルだったからというのもある。







カメラを持って、T-shirt、半ズボンといったスタイルは以下にも、遊び好きで、エンターテイメント好きな天秤座の特徴を思わせる。



天秤座ラグナに設定すると、ラグナロードの金星が3室(芸能、メディア)に在住することや、10室支配の月が、3、6室支配の木星と相互アスペクトして、3-10の絡みが生じていることなどが、芸能の仕事を説明していると思われる。



その際、3室支配の木星は、6室魚座でラーフとコンジャンクトしている為、グルチャンダラヨーガを形成しており、壮絶な人生を歩んでいる人々、社会のはきだめのような世界で、生きてきた底辺の人たちにスポットライトを当てている。


ラーフはアウトカーストであり、とにかく普通でない人たちばかりで、伝統的な倫理や道徳の観点から逸脱した人々ばかりである。


そして、魚座だからか、非常に不器用に生きている人が多い。



10室の支配星が木星と相互アスペクトしている為、カウンセラーの要素があり、それで、カメラを回しながら質問し、熱心に相手の話に耳を傾けることによって、「傾聴」となり、相手は話しているうちにカタルシスを得て、癒しを得るのである。



つまり、三谷三四郎氏は、凄腕のカウンセラーである。



そして、魚座のラーフが象徴する不器用なアウトカーストの人々に耳を傾け、献身的にサポートするのである。







通常、カウンセラーは、相手に共感できるぐらいまで、近づきながらも、相手と一体化するほど、感情移入しないように注意しなければならない。



そうでなければ、相手の不幸話を聞いたりしているうちにストレスを抱え込んでしまうからである。



おそらく、ラグナは天秤座のスヴァーティーだと思われるが、スヴァーティーは「自由の戦士」の異名を取り、自分が自由でいたい為、相手から一定の距離を取るが相手と関わっていたいが、相手と一体化したくはないということで、対人関係において、微妙な距離を取るナクシャトラである。



そうしたスヴァーティーの感覚が、こうした人の話を聞くのに最適な距離を保つことに貢献したのではないかと思える向きもある。



9室支配の水星と11室支配の太陽が5室でコンジャンクトして、5-11のダナヨーガを形成する配置、しかもそれがナチュラルゾーディアックで11室(友達、同僚)に相当する水瓶座で形成されているということが、幅広い人脈、交友関係を可能にしたのだと思われる。



その為、出演希望者たちは、口コミの紹介や募集への応募という形で、絶えないようである。




当然、それはyoutubeのアクセス数などにも反映される要素で、youtubeという動画プラットフォームで、多くの視聴者を獲得して、成功している理由でもある。



動画のサムネイルには、出演者たちの過去の下品な経歴について、一切の忖度や自主規制なしで、赤裸々に書き連ねられているが、これは2室に4、5室支配の土星が在住し、2室支配で、牡羊座でルチャカヨーガを形成する強い火星が、2室にアスペクトバックして、
2室に土星と火星が絡んでいる為である。



一切の忖度や自主規制なしに赤裸々な真実をストレートに表現するという力強さはこれらの惑星が与えているのである。


10室支配の月が12室で、ケートゥとコンジャンクトしている為、芸能界、テレビ局の制作現場という華やかな世界にいたにも関わらず、アシスタントディレクターとして、現場で、裏方の隠れた仕事を行なってきた。



それは、下座の行であり、自分が主演スタートして舞台の中央に立つのではなく、むしろ、製作者側として、主役の芸能人たちを陰で支えて来たのである。



そうした仕事の仕方を続けたきた為、 『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい』でも、やはり、主役は人生を語る出演者たちなのである。



彼らに気持ち良く、人生を語ってもらい、カタルシスを得てもらうというのが、三谷氏の仕事なのである。




ナヴァムシャの配置などを見ると、木星が高揚し、金星、土星などがムーラトリコーナで強く、非常にポテンシャルの高い強い配置をしていることが分かる。



こうした配置が、おそらく、『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい』 で成功した理由なのである。





三谷氏は、大学卒業後、ADの仕事を開始したのが、2006年頃で、ダシャーがラーフ/ケートゥ期辺りである。



その後、直ぐにラーフ/金星期に入り、多くの場合、社会デビューを表わすダシャーを経過している。



ラーフは、3、6室支配の木星と共に6室に在住し、10室支配の月と相互アスペクトしている為、ADとして、制作現場で、ディレクターや出演者たちにサービスし、献身する日々だったと思われる。



そして、ちょうど2016年8月からマハダシャー木星期に移行した後の3年後の2019年の木星/土星期にフリーディレクターに転身し、コロナ禍で、テレビの仕事が激減した為、YouTuberになっていくのであるが、その際、東野幸治MCのテレビ番組『その他の人に会ってみた』(TBSテレビ)で、観光地などで変わった一般の人を見つけてインタビューする作業がとても楽しかった為、番組終了した後も、このスタイルでやっていきたいと思ったことが、YouTuberになっていくきっかけだったという。



つまり、何ら無理にYoutuberになろうと奮闘した訳ではなく、自然にYoutuberになる道が開けてきたようである。




ちょうど木星期のセカンドアンタルダシャーの木星/土星期であり、土星は、4、5室支配のヨーガカラカで、起業の2室に在住している。



そして、新しい仕事は、人々にインタビューして、人生を語ってもらう仕事で、出演者の話を聞くことが仕事で、つまりは、カウンセラーの仕事が始まったということである。



その仕事が、10室支配の月と相互アスペクトする木星期に始まったことは示唆に富んでいる。



つまり、三谷氏は、Youtuberになると同時にカウンセラーになったのである。







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