12室の隠遁生活、ジャイミニラージャヨーガ

先日、S君と久しぶりに会ったのであるが、昨年末に日本MAセンターの大晦日プージャで会って以来だった。それ以来、全く何の音沙汰もなく、あの人は今状態だったが、先日久しぶりに会ったのである。 

彼は獅子座ラグナで7室支配の土星が12室に在住し7室と12室で星座交換している。現在、12室に土星がトランジットしており、出生図上の土星が形成するカルマが噴出してくる時期である。 

従って、S君の場合は12室にダブルトランジットしている現在、12室の象意が特に強く出てくると思われるが、実際、最近は人とあまり会いたくなくなり、隠遁的な環境の職場で静かに働いている状況だとのことである。 

ところが彼は昨年の年末までは非常にアクティブで、自分の活動に大勢を誘ったりなど、活発に活動していた。この時は土星が獅子座に移行して、獅子座からみて10室牡牛座にダブルトランジットしていた時期である。従って、この時期、公に非常にアクティブになって活動したというのは非常によく分かる。 

然し、それが今年に入ってから急に何の音沙汰もなくなり、最近まで全く彼を見かけなくなっていたのである。 

土星は今年の1月10日から再び蟹座に逆行して、12室にダブルトランジットが形成されており、隠遁、沈黙、プライベートな個人生活の12室にテーマが移行したことがはっきりと分かる。 

プラサンナン氏は彼に今年の7月まで土星のプージャをすることを勧めたそうである。 
それは7月16日から土星が獅子座に移行してサターンリターンが終了する時までの期間を指しているのであり、土星が出生図上のカルマを噴出させるのはサターンリターンが終わる7月までという認識から来たアドバイスだと思われる。 

マハダシャー土星期を通して、土星のプージャをする事を奨めても良さそうであるが、実際にはトランジットの土星がリターンする時期を特別に出生図上のカルマが噴出する時期と見なしてのことではないかと思われる。 

S君は2007年4月14日からチャラダシャーが山羊座から水瓶座にシフトしたようである。そうすると、彼は水瓶座の1室でAKとPKが接合し、Amkも相互アスペクトしてジャイミニラージャヨーガを形成している。 

そして、土星が7月16日に獅子座に入室すると同時にDT(ダブルトランジット)が牡牛座10室に形成される。それが11月22日まで続いた後、今度は獅子座1室にDTが形成されるのである。 
目立つ立場での公の活動(10室)、そして、自己探求、自己実現など自分への関心(1室)。何か物事のスタート時期である。 

先日会った時にはあまり人と関わりたくないというように消極的な感じであったのであるが、本日4/18再び、彼と会ったのであるがだいぶ印象が変わっていた。(つまりチャラダシャーがシフトした後である) 

彼は一昨日突然思い立って、サイババのサイセンターに行ったそうである。そして、5月のウエサク祭に行くことを決めたらしい。つまり、4/14にチャラダシャーが山羊座から水瓶座に移行した直後のことである。 

もし、今のタイミングで何か肯定的なことが起こるとすると、チャラダシャーの移行の影響もあるのではないかと思われる。土星は19日まで逆行し、7月16日まではまだ獅子座に抜けないため、何か今後の展開を予想させるような出来事がチャラダシャーの移行と共にあってもおかしくはないのである。 


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