ロシアの太陽イングレス図を検討する



今年2022年のロシアのヒンドゥーニューイヤーチャートは双子座ラグナで8室で6室支配の火星と8室支配の土星がコンジャンクトしている。



この新月図は太陽と月が魚座で重なった(新月となった)タイミングが、2022年4月1日で、それ以降の1年間、つまり、次に魚座で太陽と月が重なるタイミングまでの1年間を予測するものである。


8室に土星と火星が在住する配置は、ロシアが4月1日以降、欧米の経済制裁やロシアの銀行のSWIFTからの排除などによって、国内が非常に混乱していくことを表している。


8室には国の支配者、大統領、首相、王、独裁者の死、政府の終焉、重要閣僚の死、飢饉や疫病による国民の死といった象意がある。


この配置は、2020年にイタリアの新月図に現れた配置であるが、イタリアはコロナの被害が非常に大きく、「飢饉や疫病による国民の死」といった象意は表れている。


今回は、コロナではなく、自らの国の独裁者が狂った侵略戦争を始めたことにより、ロシアが経済制裁を受けて、国民生活が大混乱に陥ることを示していると考えられる。



この新月図を今、ロシアと戦闘状態にある隣国ウクライナの首都キエフで作成してみると、ラグナは牡牛座となり、土星と火星は9室に位置して、モスクワで作成した新月図とは全く異なるチャートとなる。



9室には、国際法、司法・訴訟といった象意があり、今、ウクライナが侵略戦争を受けていることで、必死にEUに加盟しようとしたり、国際司法裁判所にロシアを提訴したり、ウクライナの正当性を訴える活動などを示しているのではないかと考えられる。


ロシアの新月図は明らかに独裁者に翻弄される国民の苦しみを表しているが、マンデン事象を占う方法に新月図の他に太陽のイングレス図といったものも存在する。



太陽が毎月、星座にイングレス(入る)するタイミングのチャートが、次の星座に太陽が移動するまでの1ヶ月の前兆が表れるという考え方になる。


特に山羊座、牡羊座、蟹座、天秤座などに太陽がイングレスするタイミングは、次の4半期を占う為の手がかりとなってくる。




そこで、今年2022年に太陽が山羊座にイングレスしたタイミングのチャートを作成してみると、以下のようなチャートとなった。





ラグナロードの火星が8室で定座に在住し、4室支配で高揚する月と相互アスペクトしている。


更にこの火星や月には、ラーフ/ケートゥ軸が絡んでおり、ラーフとケートゥは高揚している。


因みに国土を表わす4室支配の月が所有の2室で高揚し、高揚するラーフとコンジャンクトする配置は、外国の領土への所有欲を表しており、ラグナロードの火星がこの月と相互アスペクトしていることによって、領土獲得の欲求を更に表わす配置であるが、8室でケートゥとコンジャンクトすることは、それは不道徳な行いであり、国家全体としての行き詰まりであり、誤謬であるように見える配置である。





因みにこの配置はどこかで見た配置だと思ったら、大阪で精神科クリニックに放火して、火災を起こし、犯人が自殺した事件のマンデン図と全く同じである。


月と火星が、チャンドラマンガラヨーガを形成し、月は高揚してラーフも高揚し、火星も定座で高揚するケートゥとコンジャンクトしている。



こうした配置が、何かプーチンを狂人にさせた配置ではないかと思われる。


プーチンは蠍座ラグナで、月は牡牛座である為、まさにこうした配置が、プーチンを放火犯の男性と同じように非合理的でやけくそな行動をもたらした可能性を考えさせる。


この山羊座に太陽がイングレスしたチャートが、今年1月に入ってからの向こう3カ月の状況を表している。







その後、水瓶座と魚座への太陽イングレス図も作成してみたが、魚座へのイングレス図が、ラグナロードの金星が7室支配の火星と共に4室で、4、5室支配の土星とコンジャンクトする配置となっている。




この魚座へのイングレスが生じるのが、3月14日以降であるが、この配置からは、何かロシアが、ウクライナのキエフを占領するのに成功したように見える配置である。





次の牡羊座への太陽イングレス図を見ると、ラグナロードの火星が11室(獲得、利得)に在住して、2、7室支配の金星とコンジャンクトして、11室でダナヨーガを形成しており、外国の領土を獲得したかのような配置に見える。


土星も10室でシャシャヨーガを形成しており、強い配置となっている。



私はウクライナには勝って欲しいと思っていたが、魚座への太陽のイングレス図は、軍隊を象徴する火星が4室で高揚しており、キエフの市内にロシア軍が入場しているように思える配置である。ラグナロードの金星と7室支配の火星が4室でコンジャンクトしている為、キエフでの市街戦や戦闘を表しているかもしれないが、ロシア軍がキエフに入って占領するようにも見える。



いずれにしても2022年3月14日の太陽の魚座イングレス図は、戦局がより進行することを表している。



だが、プーチンの侵略が軍事的に成功しても、経済制裁は続く為、ロシア国内の経済や人々の生活は今年、大混乱になっていくと考えられる。



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