メリンダ・ゲイツ元夫人のチャート -双子座と射手座の典型的なカップル-

ビル・ゲイツとメリンダ夫人の離婚について検討した所で、この二人の写真を見ていて、どうしても気になることがあった。



ビル・ゲイツは根暗な生真面目な男で、頭脳明晰だが、メリンダ元夫人は、明るく活発で活動的であり、アグレッシブな印象で、全く対照的なのである。


あるいは、ビル・ゲイツとメリンダ夫人が一緒に写っている写真では、常にメリンダ元夫人の方が、夫を押し退けて、自分が一歩歩み出るような印象がある。


このメリンダ・ゲイツ元夫人の印象から、おそらく典型的な射手座ラグナのパーソナリティーではないかと思われた。



従って、その第一印象を元にラグナを射手座に設定して、結婚した1994年1月1日を検証してみた所、このラグナで正しそうである。





ちょうど結婚した1994年1月1日のダシャーを見ると、ケートゥ/ケートゥ期で、マハダシャーケートゥ期に移行した直後である。


ケートゥはラグナに在住している為、そのディスポジターの1、4室支配で6室に在住する木星が結果を与える時期である。


ラグナロード(7室からみた7室の支配星)である為、結婚の時期であったことははっきりと分かる。



また月から見ると、ケートゥのディスポジターである木星は2、5室支配で7室に在住している。


従って、結婚のタイミングである。



トランジットを見ると、結婚した1994年1月1日は、木星が天秤座から双子座7室にアスペクトし、土星が水瓶座から7室支配の水星にアスペクトして、7室にダブルトランジットを形成している。


従って、結婚のタイミングである。



それ以外の惑星、太陽、水星、火星、金星などもラグナ(7室から見た7室)をトランジットしており、ビル・ゲイツの側では、7室にトランジットの惑星が集中していたことが分かる。


因みにラグナロードの木星に対してもラーフ/ケートゥ軸がトランジットし、チャンドララグナから見た1-7室の軸にラーフ/ケートゥ軸がトランジットしている。



従って、トランジットから見ても結婚のタイミングと言うことができる。





因みにケートゥ期に結婚していることから、今回は、ナヴァムシャのラグナを双子座に設定し、ケートゥをラグナの在住星とした。



ラグナロードの木星が6室に在住していることから、ヒーラーの配置であり、目下の者に献身する配置である。



また射手座ラグナの場合、金星は6室支配で7室に在住している。




このマハダシャー金星期は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団で、ビル・ゲイツと共に主に慈善活動をした時期である。



この二人で、慈善活動をしていた頃の写真を見ると、常にメリンダ元夫人の方が、上司で、ビル・ゲイツの方が部下のような印象がある。







メリンダ元夫人の方が、完全にビル・ゲイツを目下の者のように扱っている印象である。



このような印象が多少でも生じるのは、射手座ラグナにとって6室支配の金星が双子座7室に在住しており、それがビルゲイツ(双子座ラグナ)の表示体だからである。



月から見た場合は、ラグナロードの火星が8室に在住し、7室支配の金星が8室に在住して、ラーフとコンジャンクトする配置であり、メリンダ元夫人は、ビルゲイツの富や収入に完全に頼る立場で、そのビルゲイツの保護下にいるような印象なのだが、射手座ラグナから見ると、そうしたビルゲイツを自分の目下の部下のように扱ってしまう。



二人の関係性は、そうしたちぐはぐさがあるのである。



これはどんなカップルも抱える問題であったり、関係性の隠された秘密の部分である。







ナヴァムシャのラグナを双子座に設定すると、金星は5、12室支配で9室に在住することになり、慈善活動には良い配置である。



金星は、水瓶座に在住しており、水瓶座は財団やNGO、NPOといった第3セクターを使って、公益事業、公共事業を行なう博愛の星座である。



このマハダシャー金星期は、もしこの双子座ラグナで正しければ、金星がトリコーナの9室に在住しているので、純粋な目的があり、事業を通じて学びを得ていた印象である。





然し、2020年8月30日からマハダシャー太陽期に移行しており、この太陽期に移行したことで、離婚の象意が出たのではないかと考えられる。




もしナヴァムシャのラグナが双子座であれば、太陽は3室の支配星で、10室に在住し、6、11室支配の火星とコンジャンクトし、2室(結婚生活)支配の月を傷つけている。



またチャンドララグナから見ると、太陽は12室の支配星で、3、8室支配の火星と共に7室に在住し、7室を傷つけることになる。



3室の支配星の時期は、欲望に囚われる時期であり、金星期から太陽期への変化というものは、活動の質が低下することが考えられる。



太陽は自我を表わす為、より自己主張することにつながり、謙虚さや評価を求めないといった態度を失わせる。



従って、こうした配置の変化が、「人生の次の段階で夫婦として共に成長できるとは思えなかった」といったビルゲイツの発言につながった可能性がある。







メリンダ・ゲイツ元夫人のチャートのナヴァムシャのラグナが本当に双子座かどうかについてはまだ検討の余地はあるが、例えば、牡牛座ラグナでも説明出来るかもしれない。



牡牛座ラグナであれば、ケートゥ期はディスポジターの水星が7室に在住している為、この時期に結婚したことが説明でき、またその次の金星期は、ラグナロードの金星が10室で水瓶座に在住している為、この配置をビル&メリンダ・ゲイツ財団での活動と考えることも出来る。



但し、その次のマハダシャー太陽期は、何故、離婚したのか、分かりにくい配置とも言える。


4室支配の太陽が、7、12室支配の火星と共に11室に在住する配置が、離婚の配置とは思えない。



もし出生図のラグナがムーラに在住している場合は、牡牛座ラグナか、双子座ラグナの可能性ぐらいしか考えられない。



また例えば、ナヴァムシャのラグナが射手座の可能性はあるかどうかも考えたが、その場合、金星は、6、11室支配で3室に在住しており、こうした配置で慈善活動を行なうかどうか疑問である。



もし双子座ラグナであれば、木星は8室で減衰しており、パラシャラの例外則でラージャヨーガ的な効果が期待でき、ディスポジターの土星と星座交換している為、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。



いずれにしても出生図のラグナは、射手座ラグナであり、ビルゲイツとの微妙な関係性やビルゲイツと対等に張り合う感覚は、双子座と射手座の対等で、対照的な関係から生まれたものである。




ビル・ゲイツとメリンダ元夫人を見て、どうしてもメリンダ元夫人の方が、豪快で、男性的に見えてしまうのは、射手座が火の星座で、支配星の木星も男性の惑星だからである。



一方で、ビル・ゲイツの双子座ラグナは、風の星座で、支配星の水星は、性別としては、中性の星座である。











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