実家の両親のカルマを見る ― 思いがけない時刻修正―

以前、鑑定の依頼者、あるいは、読者の方から、「(そんなにジョーティッシュの未来予測の精度が高いのであれば)チャートを分析してダシャーから自分の両親や家族の未来(例えば、寿命など)が分かってしまうのは悲しいことですね」と言われたことがある。


私はその時は両親の未来について考えるにはまだ若かったし、また両親の出生時間は分からなかったので、そうした問いかけは、まだ実感の沸かないことでもあった。


両親は、身近な存在でありながら遠い存在というか、チャートを詳細に吟味検討する対象とは捉えていなかった。


然し、最近、いろいろと自分のプライベートで起こった出来事から、この以前の指摘を実感しつつある。


あまりにも運命が見えすぎてしまうことはそんなに愉快なことではないのだ。



昨年、2020年1月から土星が山羊座に入室し、木星もその後、山羊座に入室し、土星と木星が山羊座にダブルトランジットし、今年2021年4月6日頃から木星が水瓶座に入室して、土星が単独で、山羊座をトランジットし始めた辺りから、私は実家に関わることが多くなってきた。


特に土星が単独で、山羊座にトランジットしてからがそうである。




私の出生図では、山羊座-蟹座の軸に9室(父親)の支配星と4室(母親)の支配星が在住しているからか、土星が山羊座をトランジットして、蟹座にアスペクトする時期は、実家の両親に関することで仕事をすることが多くなったのである。


ちょうど私の10室への土星のトランジットでもあり、仕事の負荷が高まる時期でもある。


例えば最近のエピソードとしては、実家が振り込め詐欺に近いようなことで被害に遭ってしまい、警察に被害届を出したり、相手方(詐欺の実行犯)に不当利得返還請求の申立てをするなどの法的手続き、その為の書類作成などに奔走していた。




この事件自体、巧妙な詐欺のスキームによるもので、私はその詐欺を見破ったが、現在、進行形の事件であり、これについてはいずれ書きたいと思うが、まだ詳細には書けない。


こうしたことがあった為、最近、詐欺の実行犯と接触し、不当利得の返還を請求したりといった対応で、非常にプレッシャーや負荷がかかっていた。



私の出生図では、10室に木星が在住しているが、通常、10室の木星とは、カウンセラーやコンサルタント、教師の配置であり、実際には、ジョーティッシュの対面鑑定をしたり、セミナー講師を務めたりといった形で現れているが、10室の木星は、”法律家”という典型的な象意もある。



この10室の木星に土星がトランジットしたタイミングで、私は、保全や支払督促の方法を調べて、書類を作成して、簡易裁判所に提出するといった簡単な法手続きをする羽目になった。


その際、簡易裁判所に問い合わせをして書き方を教わったが、最初は書類の作成について相談できる弁護士はいますかと言われたのだった。


但し、被害額から考えると弁護士への報酬が被害額を超えかねない為、何のために手続きするのか分からなくなってしまう。


従って、全て自分で行なうことにした。


甲乙丙といった略字を用いながら、法律的な体裁の書類をしたためて何とか、提出はすることが出来た。


今後、相手が異議申し立てをして来たら、裁判に突入する。


こうしたことを経験するとは思ってもみなかったが、ある意味、弁護士あるいは、司法書士に頼むようなことを自分で行なっているという意味で、最近、法実務を行なっていた。


これは非常に興味深いことである。



そうしたことをしている間に何気なくふと考えていたら、母親の出生図のラグナが蟹座であると分かってしまった。(掲載の許可をもらったので以下に示してみたい)






ポイントは、現在、山羊座から土星が天秤座にアスペクトし、木星が水瓶座から天秤座にアスペクトして、天秤座に土星と木星がダブルトランジットしているということである。


この天秤座へのダブルトランジットが、木星が水瓶座に移動した2021年4月6日から生じており、その2ヶ月前ぐらいからその効果は起こっていたのである。



蟹座ラグナからすれば4室(不動産)へのダブルトランジットである。



4室には、5、10室支配のヨーガカラカの火星が在住し、3、12室支配の水星が在住して、ケートゥがコンジャンクトし、7、8室支配の土星がアスペクトしている。


5、10室支配のヨーガカラカの火星が4室(不動産)に在住しているのは不動産運を示す良い配置だが、3、12室(出費)支配の水星が在住し、ラーフ/ケートゥ軸と8室(陰謀、悪意)支配の土星が絡んでいる為、4室は若干、傷ついている。



私の実家は、不動産業を行なっており、不動産の仲介や駐車場管理などを小規模だが、細々と行っている。


主にその実務を行なっているのは、私の母親である。



その実家で管理している駐車場の借主が、実家の不動産の看板が自動車にぶつかって傷がついたとの申告を行って来たのである。


それで、実家の母親は、その請求通りの不当に高額な金額を支払ってしまったのだが、調査の結果、後からその傷はでっち上げの虚偽の請求であり、詐欺行為による搾取ではないかとの疑いが浮上した。


疑いというよりもかなり詐欺行為であることは明白であるのだが、ここでは上述したように現在進行中である為、その詳細は記せない。


それで私がそれに対応することになったことは既に上記で示した通りである。



従って、不動産(4室)に関することで多大な損失が生じたのである。



それ以外に地元のライバル(商売敵)である不動産会社が、実家が管理していた駐車場の管理を譲るように主張してきたという問題があり、それにも現在、対応中である。


そのライバル不動産会社は、アパートの管理をオーナーと契約したので、そのアパートに付属した実家が管理している駐車場を一緒に管理したいと主張して来たのである。


その駐車場は、アパートと切り離す形で、オーナーの依頼で、実家が長年、管理してきた駐車場であり、アパートの住人とは別の人に貸したりして来た。


然し、最近、アパートの契約者に一緒に貸したいので、管理をこちらに移管して欲しいと言ってきたのである。



そのライバル不動産会社は地元では、非常に評判が悪く、地主からも不評で、オーナーと借主の両方から最大限の手数料を取り、また柄の悪い不動産会社であり、策を弄して、駐車場管理をおそらく全て奪い取るつもりなのではないかとも考えられる。


その駐車場の付近で、猫の餌がばら撒かれるなどの不審な事件が起こっており、実家の管理を難しくする不法な策略が弄されている疑いがある。




ここ最近の中国とアメリカの対立などに見られるが、山羊座-蟹座軸に木星や土星がダブルトランジットしている為に新自由主義で、弱肉強食で手段を択ばないで、自分の利益を掴み取ろうとする自己中心的な世相になっている。



その為、社会を見ても詐欺事件が後を絶たない。



ここ数日の詐欺事件を追ってみてもそうである。



特殊詐欺の受け子の女が、警察に長時間抵抗した末に逮捕された事件があったが、その警察に対する対応の仕方が、ふてぶてしい図々しさで、もし何もなかったら、どうしてくれるのかと警察に詰め寄り攻勢をかける有様である。警察にも慣れ切っていて、全く恐れたり、恥じ入る様子もない。



そういう詐欺をすることに全く罪悪感のかけらもない人間が徘徊している。



私が対応した詐欺師もそうしたふてぶてしい態度を示した相手で、そうした対応に慣れ切っている確信犯である。



今はそうした世相であるが、不動産業界というのは、その9割は違法だと思えと言われるぐらい、詐欺や不法な業者が徘徊している業界である。



そんな中で、実家の地元のオーナーさんたちが、別の不動産会社に管理を依頼していた所、会計上、おかしなことをされたので、実家に依頼して来たのが始まりで、現在、何カ所かの駐車場管理を任されている。



そうしたことで、コツコツと信頼を築いてきた実績がある。



そうしたことは他の地元の不動産会社にしてみれば面白くないのではないかということだった。



これから私がその暗躍している可能性のあるライバル不動産会社に挨拶という名目で乗り込んでいって相手と対面して睨みを効かせる必要があり、そうした意味で、非常にプレッシャーがかかっている。



そうしないと相手のやりたい放題になってしまう。(その後、相手の不動産会社に挨拶にいき、これまで通り、実家の方で管理していくということで、この問題は解決した)




またそうしたことの他に実家の家では、防水シートの耐久年数が30年で、そのメンテナンス時期が来たということで、建物の外壁の修復工事を行なうといったイベントも起こっている。



それもかなり高額な工事であり、本当は安い業者もあるのであるが、大手の正規の事業者にやってもらうというこだわりがあり、そうした工事も確定した。



そのように現在、実家には、4室をテーマとする不穏な出来事や出費が起こっている。




【イベント】

1. 駐車場契約者の詐欺の請求に対して修理代を支払う(現在、不法利得返還請求中)
2. ライバル不動産会社からの管理移管の要求(管理を取得する為の暗躍の可能性も考えられる)
3. 建物外壁工事(修復工事)




蟹座ラグナから見ると、5、10室支配のヨーガカラカの火星が4室に在住し、10室牡羊座にアスペクトバックしている為、不動産業、不動産賃貸業に向いているのである。



(その際、子供を表わす5室と仕事の10室を支配する火星が10室の牡羊座にアスペクトバックしているが、子供とは私のことである。私が牡羊座ラグナなので、鉄砲玉として、詐欺師や不穏な輩と対決しなければならないのだ)




然し、4室には3、12室支配の水星がケートゥとコンジャンクトし、7、8室支配の土星がアスペクトしている。



従って、12室支配の水星に8室支配の土星がアスペクトしている為、陰謀や悪意による何らかの敵対者がおり、多大な出費が生じている。



この場合、ケートゥは、誤診や裏切りを表わしており、これまでの駐車場契約者の心変わりによる裏切り、そして、こちらで詐欺であることを見誤るなどの誤謬を意味している。



つまり、詐欺を働いた駐車場契約者は3年程契約しており、特に今まで問題は起こしていなかった。



然し、この詐欺行為などが跋扈する厳しいご時世になって、詐欺を働くことを目論んだのであり、それはケートゥの裏切り行為に該当する。




今後は、現在、入手している証拠を使って、相手方(詐欺師)を追いこんでいくと共に裁判となった場合でも徹底的に闘っていく予定である。



私はこの犯人が有罪になるのかどうか、現在の警察、司法制度でどのくらいまで詐欺の加害者を追及できるのかを実験する場と考えている。



以前、私はインドに旅行した際に小包の梱包と送付の手続きを手伝ってくれたホテルのボーイが詐欺で、荷物を送って来ないことがあった。



その際、インドの知人を通じて、何度も相手のホテルに押しかけて、荷物を送らせると共に謝罪をさせたという実績はある。



但し、その場合でも荷物は全て返って来た訳ではなかった。



今回はどうなるかである。




このように最近の実家に起こった出来事、私の肩にかかってきた負荷、そして、天秤座へのダブルトランジットと4室(不動産)との関連から、実家の母親が蟹座ラグナであることが分かってしまった。



そうすると、ヴィムショッタリダシャーを見ると、現在、マハダシャー水星期であり、水星期は、2015年11月から始まっている。



私は覚えていないので母親に確認してみると、確かに2016年以降、出費の機会が増えているということであった。



例えば、実家で3年程前に自動車事故によって、車が大破して、車の買い替えを行なっているが、自動車(4室)のことで、やはり多額の出費が生じている。



それは2018年頃であり、水星/ケートゥ期である。



水星とケートゥは、4室(自動車)で絡んでおり、8室支配の土星のアスペクトや火星とも絡んでおり、自動車事故による出費を表わしていたのである。




その自動車事故は、父親が起こした事故であり、車が大破して、救急病棟に入院したが、一命を取りとめた大変な出来事でもあった。



家族がこのことで奔走しなければならなかった出来事である。



従って、更に付け加えれば、4.のような出来事も母親のチャートにおいて12室支配のマハダシャー水星期になってから起こって来ている。



【イベント】

1. 駐車場契約者の詐欺の請求に対して修理代を支払う(現在、不法利得返還請求中)
2. ライバル不動産会社からの管理移管の要求(管理を取得する為の暗躍の可能性も考えられる)
3. 建物外壁工事(修復工事)
4. 父親の自動車事故で車が大破して入院費用や車の買い替えなど多額の出費が生じる



これは蟹座ラグナで、3、12室(出費)支配の水星が4室(不動産、自動車)に在住し、5、10室支配のヨーガカラカの火星、ラーフ/ケートゥ軸と絡んで、7、8室(突然の災難)支配の土星からアスペクトされる配置がもたらしたものだとはっきりと分かる。


この父親の自動車事故が起こったのは、私の出生図で、土星が9室(父親)をトランジットしていたタイミングであった。


またラーフ/ケートゥ軸は、私の4-10軸(蟹座-山羊座)をトランジットし、山羊座10室には9室の支配星である木星が在住している為、9室(父親)の支配星にケートゥがトランジットするタイミングであった。


つまり、これは父親というテーマでの責任(土星)や変化(ケートゥ)が生じることを意味している。



父親に関しても出生時間は分からないのであるが、何年も同じ家族をやっていると自然に分かってしまうものである。



それで典型的な山羊座ラグナであるということはうすうす分かっていた。





父親にとっては、乗り物の4室を支配する火星にラーフ/ケートゥ軸がトランジットし、また乗り物の表示体である金星に土星がトランジットしていたタイミングである。


そして、土星は入院の12室をトランジットしており、そして、ケートゥは身体を意味するラグナをトランジットしていた。


山羊座ラグナにとって、傷ついた火星はマラカとして働き、1、2室支配の土星は、マラカの2室を支配して、マラカの7室に在住し、火星と土星が1-7軸で、相互アスペクトしている。


その火星と土星に対して、ラーフ/ケートゥ軸がトランジットしたタイミングである。



ヴィムショッタリダシャーでは、ラーフ/金星期で、マハダシャーは凶星のラーフであり、アンタルダシャーの金星は5、10室支配のヨーガカラカであるが、凶星のマハダシャーの時期にそれと絡まないヨーガカラカのアンタルダシャーの時期は、非常に悪いという原則が当てはまっている可能性がある。


あるいは、ラーフは金星の星座に在住しており、アンタルダシャーの金星の制御下に入るため、金星が主に結果を与えるとも考えられる。



金星は月から見ると、7、12室支配のマラカで、マラカの2室に在住しており、ラーフから見ると、1、6室支配の金星が8室に在住して、そこに土星がトランジットしていた形である。



ちょうどこの自動車事故を起こした時期、私の父親は、体内に塩分が吸収できないで出ていってしまう症状を抱えており、健康状態が著しく悪化しており、瀕死の状態であったと言ってもいい状況であった。


但し、当時は、その原因が分からず、自動車事故で、緊急入院して検査をすることで、初めてその症状の理由が分かったのである。


この塩分を吸収したり、余分な塩分を体外に排出したりする機能は、腎臓の働きであるが、金星は腎臓の表示体である為、このラーフ/金星期にこの症状に陥っていたのである。


自動車事故で緊急入院して検査した結果、この父親の症状の原因は、塩分が吸収できないことによって生じており、それで薬で塩分を補うようにした所、症状は劇的に改善した。


従って、ある意味で、自動車事故が、命を救ってくれたといってもいいのかもしれない。



2005年からマハダシャーラーフ期に入っている為、ラーフ期はそのディスポジターである金星が結果を与える時期でもある。


従って、こうした傾向は、2005年ぐらいから徐々に進行していたのである。


金星が司る腎機能やホルモンなどの内分泌系などが著しく弱っており、それで、健康状態が徐々に蝕まれていったのである。



このようにラグナが分かると、事故のタイミングばかりでなく、健康問題まで、例えば、その症状が発病する前の段階の潜伏期の始まりまで医者よりも詳しく分かってしまう。





因みに自動車事故の起こったラーフ/金星期をD4(不動産、住まい)で見ると、金星は3室に在住し、D16(乗り物)を見ると、ラーフは8室に在住して、8室の支配星とコンジャンクトし、金星は12室に在住している。



これらの分割図でも上手く説明できるようである為、かなり出生図のラグナの度数まで、ナヴァムシャのラグナ辺りまで絞り込めたのではないかと思われる。



また私の母親のサプタムシャ(D7)から私の誕生した時のダシャーを調べてみた。





ダシャーは、ラーフ/ケートゥ/金星期だったが、ラーフはディスポジターの水星が9室(5室から5室目:子供の本質)に在住し、ケートゥは9室に在住し、金星は5室(子供)に在住している。






また父親のサプタムシャ(D7)を見ると、金星/木星/土星期だったが、金星は9室の支配星で、木星は9室に在住し、金星と木星は星座交換して、土星は5室の支配星で、金星とコンジャンクトしている。



プラティアンタルダシャーまで正確に機能していることが分かる。



従って、出生図のラグナばかりでなく、ナヴァムシャのラグナも特定出来たのではないかと考えている。



サプタムシャが機能していて当たり前ではあるが、親のサプタムシャから自分の誕生を調べるというのも複雑な気分である。





実家の両親の出生時刻を調べたいと思ったことはなかったが、どうしても自動的に思考が働いて、ふと電車の中などで考えていた時に正しいラグナを導き出してしまった。





きわめて単純なことは、私の出生図において、4室の支配星で、4室のプシュヤに在住する月は、私の母親のラグナを意味しており、ラグナはおそらく蟹座のプシュヤである。



従って、ナヴァムシャのラグナは獅子座、乙女座、天秤座、蠍座のどれかに絞り込まれる。




そして、9室支配で10室シュラヴァナに在住する木星は、私の父親のラグナであり、私の父親のラグナはおそらく山羊座のシュラヴァナである。





そうした観点で、実家の両親のラグナを修正して、色々見てみると、これまで見えなかったことが色々見えてくる。



例えば、私の父親のナヴァムシャでは、木星と土星とラーフ、ケートゥが高揚しているが、火星、水星、太陽は減衰しているなどの非常にユニークなチャートで、ニーチャバンガラージャヨーガなどが複数出来ている。



こうしたことを家族のチャートの中に見るのは、非常に複雑な気分であるが、自分の両親の中に何か一人の全く未知の人格を再発見したような不思議な感覚である。



私は比較的、実家の両親とは距離を置いていて、我が道を行くスタイルであり、両親は身近で遠い存在に思っていたが、然し、土星が10室をトランジットした途端に実家のことで奔走しなければならない負荷が生じ、またその過程で、実家の両親のカルマというものに直面する機会が出来た。



分析の対象ではない相手が、急に分析の対象となり、主観的な相手が客体化し、それと同時に自分が家族の危機に対処する中で、家の将来に対する責任も引き受けなければならないという一つの通過儀礼(イニシェーション)のような出来事であった。



以前、読者の方から言われた「(そんなにジョーティッシュの未来予測の精度が高いのであれば)チャートを分析してダシャーから自分の両親や家族の未来(例えば、寿命など)が分かってしまうのは悲しいことですね」という言葉を考え直してみると、家族のカルマが、ありありと見えてしまうことは、憂鬱にさせる要因である。



然し、それと同時に今まで分からなかった謎であったものが、ようやく明らかになったという感じも抱いている。



こうしたことは若い時には分からなかったし、また出生時間が分からなかったので、余程のことがない限りは分からないままであるはずのことである。



しかし、今、特定の年齢になり、またジョーティッシュのスキルも上達して、本来なら分からないはずのラグナが分かるようになった。



これは年齢を重ねることによる成熟であり、報酬でもある。



プライベートなことを書きたい訳ではなく、本来、隠しておきたいことであったが、家族のチャートのカルマが詳細に分かった場合に生じる心の変化や、また年齢を積み重ねたことによる心境の変化などを書いておきたかった。



ラグナを特定することで、これまで分からなかったことが分かるようになり、また主観にどっぷりと浸かっていた家族に対しても客観的な別の見え方が生じてきたのである。



家族のホロスコープを詳細に吟味したことによって自分と運命共同体である家族について初めて冷静に客観的に見ることができ、真実の姿を垣間見た気がする。



それがラグナを特定した瞬間に起こったことである。




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