サッカーの日本代表の監督が岡田氏に決定したようである。
私はこれを知って岡田氏は8室が強いのではないかと思ったのである。
岡田氏は1997年に加茂監督が不祥事を抱え、W杯予選中に結果を出せずに突然、監督を更迭されたことにより、コーチから繰り上がって監督に就任したのである。
従って、前任者の死、失脚(更迭)によって棚から牡丹餅式に監督の地位を得たのであり、それで、ほとんど期待もされていなかったのだが、W杯出場を決めたのである。
延長戦で投入されたフォワードの岡野が得点を決めてそれがVゴールとなり、岡田氏と控えの選手たちがグラウンドに走り出すというあの感動的なシーンはサッカーファンであれば誰もが覚えていることと思われる。
ここには人の死によって棚から牡丹餅式に利益を得るという8室の象意が見られるのである。
そして、今回もオシム監督が脳梗塞で入院したことにより、岡田氏が代表監督に就任したのである。これも突然の出来事で、岡田氏も全く予期していなかったことと思われる。
私はそこで、彼はおそらく、8室が強く、10室や太陽とも絡んでいるのではないかと思ったのである。それは彼は代表監督に就任して、日本のナショナルチームの指揮官に就任したからである。これから、彼の一挙手一等足が注目され、彼の発言や意思決定がマスコミによって、世間一般に流され、彼はほとんどプライベートがなくなるのである。皆に見られ知られる注目を浴びる大舞台に立ったのである。
ヴィムショッタリダシャーの仕組み上、人生には同じようなカルマ的出来事が繰り返し発現するという公式のようなものがあるが、大事なことはこれらは螺旋状に上昇しながら繰り返すということである。
前回の場合は、コーチの立場から繰り上がって監督に就任したのであるが、今回は前回W杯出場を決めたという実績やクラブチームでの監督経験などもあり、監督としての実力や評判がある程度確立した状態で、日本サッカー協会常任理事の全会一致で代表監督に就任したのである。
棚ぼた式に監督に就任したと言っても前回とはレベルが異なるのである。
岡田監督も貫禄がつき、監督としての風格を備え、より上昇の弧上で、同じ象意を経験しているように思われる。
前回、コーチから繰り上がった時は、全く期待されていなかったにも関わらず、それでもW杯出場を決めて結果を出し、人々から注目され、名声を得て、「岡ちゃん」とあだ名までつけられて人気を得たのであるが、今回も彼が就任したことは意外なことであり、期待をされたというよりも、ほとんど仕方なく選ばれたという印象なのである。
オシム氏が病気で辞任した中途半端な後任に、諸外国のナショナルチームの監督を経験した有名な人物を招聘するわけにもいかないために、理事会も後任に頭を悩ませる中で、仕方なく、この中途半端な期間を繋いでくれる便利な存在として選ばれたような印象である。
このような時に適任なのが岡田氏だったわけである。今回、岡田氏はたまたま浪人中で、監督などは何も引き受けておらず、このような緊急事態で難しい人選において、しかもある程度の経験もあるということで、最も選択しやすい適任者だったのである。
もともと今回は予期しない緊急事態なのであるから、法則(9室)から逸脱しているのであり、8室が強そうな岡田氏が監督に就任するのはこのような時なのである。
岡田氏自身も前回同様、今回も全く予期していない出来事だったと思われ、まさに突然の出来事によって、日本代表に就任したのである。8室とは変化を表し、予測ができない出来事なのである。
予測ができることとは法則(9室)の範囲内にあるのであるが、予測を超えたことは8室の象意なのである。従って、全く予測できない突然の出来事によって変化がもたらされるのである。
8室は予測が出来ないのであるが、物理学で言う不確定性原理がこれである。
現代物理学では速度と位置は同時には分からないのであって、電子の位置は確率的にしか分からないと言われている。然し、ジョーティシャは、この予測できない8室の出来事を予測できるのであり、結局、8室もより深いレベルでは法則の一部分なのである。現代物理学では分かりえない、カルマなど、通常の物質界上の因果関係を越えた世界を扱う、ジョーティッシュにおいては8室も法則の一部分である。
そして、8室とはパートナーのお金を表すのであるが、日本サッカー協会(財団法人)との契約により、代表監督に就任して報酬を得るのであるから、やはり8室の象意が見られるのである。
契約とはビジネスパートナーとの間に結ぶ2者関係の取り決めである。
(資料)
岡田監督就任を決定 サッカー日本代表
2007年12月4日 朝刊 (東京新聞)
日本サッカー協会は三日、常務理事会を開き、脳梗塞(こうそく)で入院中の日本代表イビチャ・オシム監督(66)の後任として、岡田武史元監督(51)の就任を決めた。七日の理事会に報告後、契約を交わし、岡田監督が誕生する。
日本人監督は、岡田氏自身が務めていた一九九八年以来。会見した川淵三郎会長は「一番厳しいときに監督を引き受けてくれた」と述べた。常務理事会では、全会一致で岡田氏の就任を決めたという。岡田新監督は、早ければ今月中に新たな日本代表候補選手を発表し、合宿する。来年二月から始まる二〇一〇年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のアジア3次予選に向け、準備に入る。一月二十六日の強化試合チリ戦が初戦となる。
岡田新監督は一九九七年、コーチから昇格。予選を勝ち抜き、九八年W杯フランス大会でチームを率いた。
サッカー日本代表・岡田監督就任について
2007.12.09
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