私は以前、日記『ダシャーロードをラグナとする技法の重要度について』(2007年08月23日10:22)の中で、金星/金星/太陽/金星/火星期に、貰い物をしたり、セミナー代金を出してもらって、セミナーに参加したり、など棚から牡丹餅式な経験をしたことから、まもなく、やってくる金星/金星/火星期には私は不労所得や権利収入などを得るのではないかと自分のことを自己分析していた。
つまり、プラーナダシャーレベルの出来事を分析して、アンタルダシャー、プラティアンタルダシャーレベルの出来事を予測出来るという考えである。
そして、今月12月1日からついに金星/金星/火星期に入ったので、ようやくその検証が出来るのである。そして、ここでも見事に現在、起こりつつある事象と、ダシャーの象意が見事に一致していることが分かった。
マハダシャーの金星をラグナとすると、火星は4-9室の支配星で8室に在住している。
そして、ラグナからはラグナロードで8室の支配星でもあり、12室に在住している。
然し、私はこれまでの検証で、ダシャーロードをラグナとする技法が大変重要で、通常のラグナと同じかそれ以上に機能しているという考えでいるので、今回も4-9室支配の火星が8室に在住する効果が出るのではないかと予想していた。
私は最近、投資に手を出しており、それは金の商品取引である。
現在、サブプライム問題などに見られるように米国の経済が危機的状況にあり、米ドル安が進み、機軸通貨としての米ドルの地位が危うくなっている。つまり、基軸通貨の米ドルが世界経済を支配する体制が崩れようとしており、米国が勝手に刷りすぎたペーパーマネーの危機でもある。
従って、現在、実物経済が重要視されてきている。つまり、商品市場である。
このようなことが分かっていても資金がなかったので今まではこうした取引をすることが出来なかったのあるが、最近、また資金が貯まって来たので少しまたやってみようと思ったのである。
またそうした話をした所、自分もやってみたいという人が出てきたため、現在、そのビジネスパートナーの資金を運用して、その利益の3割を貰うという約束(契約)もしたのである。
そして、今12月の頭から数回取引をしてみたが、少し利益が出ており、おこずかい程度の金銭が稼げている。
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マハダシャーの金星をラグナとすると、火星は4-9室の支配星で8室に在住している。
そして、ラグナからはラグナロードで8室の支配星でもあり、12室に在住している。
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つまり、ラグナからもダシャーロードの金星からも火星は8室に絡んでおり、8室はパートナーのお金のハウスである。
そして、そのビジネスパートナーの資金を使って、投資をして利益を得ているのである。
これはどう考えても8室の象意である。
火星はラグナからみても月、太陽から見ても金星から見てもトリコーナの支配星で吉星なのであるが、その火星が金星からみて8室に在住するので、8室の良い象意が出てくるのである。それがビジネスパートナーの資金を活用した権利収入なのである。
火星は月、太陽から見て5室(投資)を支配して9室に在住して、投資から幸運が得られるという配置でもあるのである。総合して考えると、火星期というのは棚から牡丹餅式の仕事の収入以外のお金が入ってくる時期である。
そして、面白いことに投資の取引をした日付を調べると、12/6ぐらいから数回行なっているのである。私は12月5日から金星/金星/火星/ラーフ期に入っており、つまり、スクーシュマラーフ期に入ってから、取引が活発化している。つまり、ラーフは射手座に在住し、野心的に高い目標を追求する性質を帯びている。ラーフ期には世俗的な利益を求めて貪欲に活動するのである。
そして、ラーフは月、太陽からみて6室に在住している。6室は闘争のハウスであり、投機においては力を発揮する配置である。株式投資で利益をあげる人は6室が強い人が多いのである。その6室に在住するラーフに対して、木星がトランジットしており、非常に投機で勝つことの出来る時期のようなのである。
まさに金星/金星/火星/ラーフ期に入った私はそんな感じであった。
投資の5室にもダブルトランジットが出来ており、私は現在、そんな時期にいるのかもしれない。
然し、よいことばかりとは限らず、一つ悪いことは以前、バイクで転倒して強く打った手で重い荷物を持ったために手をひねって手首が回らなくなってしまったのである。
あわてて、病院に行くと、骨には異常はなかったが、筋(すじ)が痛んでいるのかもしれないとのことで、全治3週間、炎症止めの薬を飲みながらの治療となったのである。
ラオ先生は肉体に何かが生じる時は必ず、1室が絡んでいると言っているが、火星はラグナロードで8室を支配し、12室に在住して、土星からもアスペクトされているのである。これらのマイナスの効果もしっかりと現われているようである。
もう一つ、面白いのは最近、サイキック能力のある人に面会したのである。
アストラル界についての敏感な感受力を持っていそうな方であった。
この方は明らかにグルであり、私に何らかのことを教える役目の人のようであった。
そして、実際にセッションでいろいろと参考になる話を聞かせてもらったのである。
火星は金星から見ると9室の支配星で8室に在住している。
9室の支配星が8室に在住すると、ケラハー氏によると、グルからシャクティーパットを受けるなどの象意があるようである。つまり、8室は霊能力やクンダリーニなどを表すため、グルと霊能力が結びついた体験をするのである。
その方はヒーラーでもあるのでおそらく、9室支配の火星が8室に在住する効果ではないかと思われたのである。
そして、ラグナから見て8室の支配星が12室に在住しているので、やはり面会場所は密室(12室)であり、そこでいろいろサイキック能力を使ったセッションを受けたのであり、やはり、8室と12室の絡みとも取れるのである。
このようにしてみると、ラグナ、月、太陽、ダシャーロードの全てで示される象意が全て顕現していることが分かる。その中の一つということではないのである。
良いことも悪いことも含めて全てが顕現しているのである。足し算の原理である。
そして、現在、金星/金星/火星期であるから、今度は金星/火星期がやってくるのである。
それは私にとっては螺旋状の階段において、より上昇の弧上での体験となることが予想されるのである。おそらく投資にしても、そのようなグルとか霊的セッションのような体験にしても、もっとより大規模に出てくるものと思われる。
因みに現在、金星/金星/火星/ラーフ期であり、火星は金星から9室の支配星であり、ラーフも9室に在住している。このような訳で、グルのような教師に出会う時期でもあったのである。
木星がラーフにトランジットして、ダシャーロードに対するトランジットという効果も大きかったとも思われる。そして、そのようなセッションをするのにはお金がかかるが、それは投資で稼ぎ出した利益を用いているため、やはり、そのグルとのセッション体験自体も、棚から牡丹餅的な体験なのである。
このようにして、プラーナダシャーの出来事を検証して、予測していたことがほぼ的中したのであるが、内容はもっと充実しており、実際には私はお金とか、物をもらえるということだけを予測していたのであるが、実際にはハウスの絡みから予測できる全ての事象が顕現していたのである。
そういう観点で考えると、以前、日記『ダシャーロードをラグナとする技法の重要度について』(2007年08月23日10:22)の中で出会った高齢の女性も、非常に宗教に縁がある人物であったため、その女性との関わり自体も何か霊能力のあるグルとの接触に近かったのだと今さらながら気づいたのである。その高齢の女性は日本政界の裏事情などに非常に詳しく、いろいろと教えてもらったのであり、今思えば明らかにグルであった。
聖仙パラーシャラはプラティアンタルダシャーばかりでなく、時にはスクーシュマダシャーやプラーナダシャーも見るべきであると述べているが、当時コンピューターのなかった時代においてはそこまで計算することはとても大変な作業であったのである。現在、私たちはPCとソフトのおかげで、プラーナダシャーまで簡単に導くことが出来る。日々の出来事とダシャーを検証して、ダシャーがどのように働くのかを検証することこそ、ダシャーの働きを理解できるもっとも優れたフィールドワークなのである。
金星/金星/火星期の検証について
2007.12.10
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