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アンドリュー英王子の性的暴行疑惑 -金星/土星期に文字通り王子から乞食へ-

2022 5/13



2022年2月15日、英国のエリザベス女王の次男であるアンドリュー王子から性的暴行を受けたとして、米国人女性バージニア・ジュフリーが起こしていた民事訴訟は、王子が女性に1200万ポンド(約18億円)の和解金を支払うことで、決着したことを今年2022年2月のニュースが報じていた。



アンドリュー王子の買春スキャンダルは、2014年12月29日にフロリダ州ウェストパームビーチの地裁に対して、原告のバージニア・ジェフリーによって、アメリカ人実業家ジェフリー・エプスタインから、1999年から2002年の間、アンドリューを含む複数の男と性的関係を持つよう強要されたとする訴状が提出されたことによって浮上した。







アンドリュー王子は、2022年1月13日の時点で、審理却下請求が無効とされ、民事訴訟となり、軍の名誉職と慈善団体などのパトロン(後援者)の役職を女王に返上し、2019年以来の公務停止に加えて王室メンバーとしての公的地位を事実上全て失う事となり、今後は、メディアにおいて王族の敬称である「ロイヤルハイネス」(殿下)も使われないことになった。



2月17日付のニュースによれば、2月15日に18億円の和解金を支払うことで、和解に至ったという。



調べてみると、アンドリュー王子の転落が起こったのは、2019年11月19日放送の英BBCの番組ニューズナイトに出演した時で、この時が、金星/土星期である。







王族としての称号の剥奪、すなわち、まさに文字通りの意味で、「王から乞食への転落」であるが、金星/土星期、あるいは、土星/金星期が、乞食から王に上昇するか、王から乞食へと転落するかの危険な時期であるという、まさにその事例に合致していることが分かった。



この番組で、アンドリュー王子は、エプスタインとの親交について語り、エプスタインを娘の誕生パーティーに招待していたことを明らかにしたというが、エプスタインには、この時、既に未成年に対する性的虐待の容疑で逮捕状が出ていたという。



そして、インタビュー放映後に多数の企業がアンドリュー王子との協力関係の中断を決定し、アンドリュー王子が名誉総長を務めるハダーズフィールド大学で総長辞任を求める学生運動が起きたという。


2日後の21日、アンドリュー王子は王族としての公務から退き、230の後援団体からも身を退くことを明らかにしている。



金星/土星期になる前の2015年辺り、金星/木星期辺りは、まだ王室がアンドリュー王子の疑惑を否定する声明などを出しており、まだアンドリュー王子の転落は始まっていなかった。



アンドリュー王子の転落が始まったのは、まさに金星/土星期からである。



私は、金星や土星の配置を含めたどのような惑星配置がアンドリュー王子への告発を生み出し、そして、転落をもたらしたのかに興味を持った。



2014年12月29日の告発で、アンドリュー王子の買春スキャンダルが発覚した時、ダシャーは、金星/木星期である。



金星と木星は生来的吉星なのに何故、こんなに悪いことが起こったのかという初心者の疑問に対して、惑星の機能的吉凶の重要性を理解する為の事例の一つに採用できるかもしれない。



金星は、4、11室支配の機能的凶星で、7室で高揚する火星と絡んで傷ついている。







木星は6、9室支配で6室に在住し、一応、9室の支配星でもあるが、7、8室支配の土星と6室支配の木星が6室でコンジャクトして、6室で、6-8の絡みや、6-7の絡みなどが生じている。



6-8の絡みがある為、暴力的な支配と服従の犯罪的絡みが見られ、また6-7の絡みは、パートナーとの争いを示唆している。



マハダシャーロードの金星が機能的凶星で、悪い配置を持ち、アンタルダシャーロードの木星も悪い配置で、マハダシャーとアンタルダシャーは絡んでおらず、マハダシャーから見て、アンタルダシャーは12室目に在住しているということで、非常に良くない時期である。



この場合、アンタルダシャーの支配星が9室の支配星であることはほとんど役に立たない。



マハダシャーが機能的凶星である場合は、それと絡まないアンタルダシャーロードの時期は、トリコーナの支配星でも悪く、ヨーガカラカだと最悪だからである。




木星は6室の支配星だが、7、8室支配の土星と絡んで、まさに被害を受けた原告の米国人女性バージニア・ジュフリーの告発を表わしている。



7室の金星と火星は、月ラグナから見ると、7、12室支配の金星が、ラグナロードで6室支配の火星と3室でコンジャンクトしており、3室は食欲、性欲、睡眠欲のハウスである。



従って、マハダシャー金星期に性的欲望が噴き出したことがこの配置から推測される。



アンドリュー王子が、実際に告発されたのは、1999年から2002年の間の出来事で、この時のダシャーは、ケートゥ/金星⇒太陽⇒月⇒火星⇒ラーフ⇒木星⇒土星期辺りの出来事である。



主にマハダシャーがケートゥ期の出来事である。







ケートゥは9室に在住しているが、ディスポジターは、6、9室支配で6室に在住する木星で、7、8室支配の土星とコンジャンクトしている為、出生図のレベルでは、まさに被害者との間で、6-8、6-7の絡みが象徴するカルマを作っていた時期である。




ナヴァムシャではケートゥは8室に在住しており、ディスポジターの月は8室に在住している。







8室は結婚生活のハウスであり、カーラプルシャ(宇宙的身体)では、性器に該当するが、何か性的なニュアンスを帯びており、その8室支配の月にケートゥがコンジャンクトして失望などを表わしている。



更に2、3室支配の土星がアスペクトして、8室や8室の支配星を傷つけている。



これはおそらく公式な夫人との結婚生活に不満がある配置であるが、それが性犯罪に走らせた原因とも考えられる。



確認すると、この8室に在住するケートゥ期に移行したタイミングで夫人と離婚している。



離婚したことで、結婚生活が満たされなくなったか、あるいは、結婚生活が満たされない(失望した)ので離婚したということのどちらも説明できる配置である。




然し、その後、2004年7月からマハダシャーが金星期に移行しており、ナヴァムシャを見ると、金星は6、11室支配で2、3室支配の土星と3-11の星座交換をし、5、12室支配の火星とコンジャンクトしている。



この配置が非常に性的な煩悩にまみれた配置である。



6室支配の金星は、目下の立場にある女性、愛人を表わし、3室は食欲、性欲、睡眠欲の配置であり、しばしば性欲を満たす為だけの行きずりの関係なども表す配置である。



不倫のハウスなどとも言われている。





11室は、クラブやサークルを表わしており、これはジェフリーエプスタインの個人所有の島リトル・セント・ジェームズ島(エプスタイン島)におけるアメリカ国内外の著名な政財界の幹部たち御用達の買春クラブを表わしていると言えるかもしれない。



5、12室支配の火星が3室で金星とコンジャンクトする配置は、そうした欲望の実現に対して熱情を与える配置であり、5室は恋愛感情などを表わし、12室は性生活のハウスである。



従って、6、11室支配の金星が2、3室支配の土星と、3-11の星座交換をして、5、12室支配の火星とコンジャンクトする配置は、アンドリュー王子が、エプスタイン島での買春行為にのめり込んだ時期ではないかと考えられる。



つまり、米国人女性バージニア・ジュフリーに告発された1999年から2002年の間の出来事とは、アンドリュー王子がまだこうした生活にのめり込み始める最初のタイミングであり、配偶者との結婚生活の不満から徐々にこうしたことに関わるようになった時期であると考えられる。



出生図の配置から考えると、この時期に後々の告発につながるような恨みを買うような暴力的な行為があった可能性も考えられる。




その後、おそらく、アンドリュー王子は、2004年7月からマハダシャー金星期に入って、こうした買春行為にますます派手にのめり込むようになったのである。




以下の記事がそれを物語っている。



アンドルー王子は「セックス中毒」、元愛人ら暴露本で証言
執筆 Mashup Reporter 編集部 -2020-09-22 Mashhup Reporter
英国王室やスターのスキャンダルの裏側に迫る暴露本『Sex, Lies and Dirty Money by the World’s Powerful Elite(世界の権力者のセックスと嘘とダーティーマネー)』の著者、イアン・ハルペリン(Ian Halperin)氏はPage Sixに対して、英国王室のヨーク公アンドルー王子の元愛人らが、王子は「セックス中毒」「限界がない」など、様々な証言をしたと語った。
同書では、故ジェフリー・エプスタイン被告と親交のあったアンドルー王子を取り上げている。ハルペリン氏は、エプスタイン氏の紹介でアンドルー王子と知り合った十数名の元交際相手に聞き取りを行なったという。

同氏は「ほとんどの女性はアンドルーを完璧な紳士として描いており、彼女たちは、それは合意の上でのことだったと話している」と語った。1人の女性は「王子が極めて大胆な恋人で、ベッドでは限界がなかった」と打ち明けたという。この女性は「アンドルーは寝室で私の世界を変えてくれたけど、その後二度と彼からの連絡はなく、失望した」と話したという。

元愛人の1人は、アンドルー王子が常にチャールズ皇太子の2番手だったためにセックス中毒になったと話した。この女性によると、アンドルー王子は自分と兄の関係を、ウィリアム王子とハリー王子との関係に例えていたという。ウィリアム王子はチャールズ皇太子と同様、王室の器として見られていたが、自身とハリー王子は問題児で、これがプレイボーイの道に進むことになった。注目されることがなかったことで、美しい女性たちをベッドに連れて行くことが、彼を特別な気分にさせていたと、元交際相手は語ったという。

エプスタイン事件との関係についてハルペリン氏は、アンドルー王子が未成年の少女と性的関係を持ったという証拠をつかむことができなかったとしつつ、「エプスタインがアンドルー王子に少女を提供していたことは間違いなく、まさにそれこそ2人が友人だった理由だ」と述べた。また「彼は赤毛に対する執着が強く、エプスタインはスカウトを雇って、王子と会う前に、赤毛の美女を得るために街中を偵察させていた」と語った。

アンドルー王子はエプスタイン氏との関係は純粋なビジネス目的だったと主張しているが、ハルペリン氏は、王子が次第に故エプスタイン被告に恐れを感じ始めるようになったと主張。「エプスタインは人々の情報を入手し、それを当事者に不利になるよう利用していたこともあった」と述べ、「2011年に2人が最後に会った際、アンドルー王子はエプスタインに対し、自身のことについて決して暴露しないで欲しいと、土下座して懇願した」と語った。

エプスタイン事件の告発者の1人、バージニア・ロバーツ・ジュフレさんは、昨年NBCの番組で、17歳だった2001年に、ギレーヌ・マクスウェル被告のロンドンのタウンハウスで、アンドルー王子との性行為を強要されたと証言した。ジュフレさんは、その後もニューヨークにあるエプスタイン氏の自宅や、ヴァージン諸島にある物件でアンドルー王子と性行為を強要されたと話している。


このような記事によるエビデンスがなかったとしても、チャートの惑星配置からそのように推測することができる。








2014年12月29日に告発されるまでの10年間、おそらく、エプスタイン島の常連メンバーのようになって、派手に買春を繰り返していたと考えられるのである。




1999年から2002年に1度だけ偶発的に起こった出来事などではなく、マハダシャー金星期には、エプスタイン島の買春クラブの常連メンバーだったのである。









従って、そうした金星期の間の出来事は全く告発されずにアンドリュー王子自身も既に忘れていたかのようなケートゥ期(1999年から2002年)に犯した罪(播いた種)が跳ね返って来たということかもしれない。




写真から見ると、どことなくぎこちない感じであり、まだこうしたことに慣れていない感じがある。





こうしたことは度々起こることである。




意外な形で、意外な人物からの告発を受けるということである。




2004年頃からアンドリュー王子が派手に買春行為に耽っていたことからすると、10年以上前のケートゥ期の出来事であり、本人自身も忘れているような時の出来事である。




然し、カルマは意外な時に意外な形で降りかかってくる。







因みにアンドリュー王子は、1986年7月23日にセーラ・ファーガソン (ヨーク公爵夫人)と結婚しているが、この時、水星/金星期である。



然し、1996年の水星/土星期に離婚している。



水星は、7室の支配星である為、結婚をもたらしたが、6室に在住しているので意見の不一致があり、関係は結婚の当初から良くなかったと考えられる。



8室にケートゥが在住し、土星がアスペクトしていることを考えると、結婚生活も満たされたものではなかったと考えられる。



アンタルダシャーの土星期に離婚しているが、土星は6室の支配星と星座交換し、8室にアスペクトして傷つけている。



従って、パートナー関係も調和がなく、結婚生活も満たされない為、離婚したことが分かる。



その後、8室に在住して、8室の支配星とコンジャンクトして8室を傷つけているケートゥ期に移行する為、結婚相手がいない満たされない日々が暫く続いたことが考えられる。



そうした時にジェフリー・エプスタインと知り合うきっかけなどがあり、エプスタイン島の政財界の幹部御用達の買春クラブとの繋がりが生じたと考えられる。



既に言及しているが、このケートゥ期は、出生図ではケートゥが9室に在住し、ディスポジターの木星が6室に在住し、7、8室支配の土星とコンジャンクトして、6-7、6-8の絡みを生じている。



この配置が表わす象意が、金星/木星期、あるいは、金星/土星期に噴き出したと言えるかもしれない。



6室に在住する土星は、目下の者への暴力を表わしており、この暴力の反発を受けたことになる。








金星/土星期の転落 -王から乞食へ-


アンドリュー王子が何故、金星/土星期に破壊的な転落が起こったかと言えば、出生図のラグナと月、ナヴァムシャのラグナと月から見て、金星と土星の両方が、機能的凶星だからである。





ナヴァムシャでは、金星は6、11室支配の機能的凶星で、マラカでもあり、2、3室支配の機能的凶星で、マラカの土星と3-11の星座交換している。



3室、6室、11室全てがトリシャダヤハウスである。



月から見ても4、11室支配の機能的凶星の金星が、7、8室支配の機能的凶星の土星と4-8の星座交換をしている。







アンドリュー王子は、王室メンバーとしての公的地位を全て失い、法的に認められた形で収入を得ることができない。



かといって、一般市民として、働く訳にも行かず、何も公務が出来ない状態で、他の王室メンバーの援助によって生活しなければならない立場となっている。



つまり、乞食、物乞いの立場になったのである。



これは金星/土星期や土星/金星期について言われている古典の言及が、見事に文字通りの意味で、機能している事例である。




(参考資料)

アンドリュー英王子、性的暴行訴訟で原告と和解 和解金と「多額の寄付」で合意
2022年2月16日 BBC NEWS | JAPAN

英王室のヨーク公アンドリュー王子(61)が、2001年に当時17歳のヴァージニア・ジュフリー氏(38)に性的暴行をしたとして、同氏からアメリカで訴えられている民事訴訟をめぐり、双方の弁護士は15日、両者が「大枠で和解」したと発表した。

ジュフリー氏は昨年8月、アンドリュー王子から2001年にニューヨークやロンドンなどで3回にわたり性的暴行を受け、「多大な精神的、心理的な苦痛と損害」に悩まされ続けているとして、アンドリュー王子を提訴した。

アンドリュー王子は一貫してこの疑惑を否定してきた。アンドリュー王子はエリザベス女王の三男で、王位継承権で9位。

ニューヨーク州南部地区連邦地裁のルイス・A ・カプラン判事宛ての書簡で両者の弁護士は、アンドリュー王子とジュフリー氏が「大枠で和解した」と説明。「ジュフリー氏が和解金を受け取ることで、訴えを取り下げる」と述べた。

また、アンドリュー王子はジュフリー氏が設立した被害者権利の慈善団体に「多額の寄付」を行うとしている。

アンドリュー王子は、性的人身売買の罪で訴追された米富豪ジェフリー・エプスティーン元被告(故人)と親交があった。ジュフリー氏は、エプスティーン元被告らを介して、アンドリュー王子と会ったとしていた。

エプスティーン元被告の被害者数人の弁護人を務めているリサ・ブルーム氏はツイッターで、ジュフリー氏の「勝利」だと和解を称賛した。

和解の共同声明の全文

ヴァージニア・ジュフリーとアンドリュー王子は、裁判所外での和解に合意した。

ジュフリー氏が和解金(額は非公表)を受け取ることで、訴えの取り下げを申請する。

また、アンドリュー王子はジュフリー氏が設立した被害者権利の慈善団体に多額の寄付を行う予定となっている。

アンドリュー王子はジュフリー氏の人格を中傷しようとしたことはなく、ジュフリー氏が確かな虐待の被害者として、そして公の場での不当な攻撃によって、被害に苦しんだことを認める

ジェフリー・エプスティーンが長年にわたり、数えきれない若い少女を性的に人身売買していたことは事実だ。

アンドリュー王子はエプスティーンとの交友関係を後悔するとともに、ジュフリー氏や他の被害者が、自分自身や他の人々のために立ち上がったその勇気を称賛する。

アンドリュー王子は、エプスティーンとの交友関係への後悔を示すため、性的人身売買という悪との闘いを支援し、被害者にも支援を行うと約束する。

ジュフリー氏の訴え

ジュフリー氏(旧姓ロバーツ氏)は、16歳の時からエプスティーン元被告の性的人身売買の被害者になったと訴えてきた。

ジュフリー氏は、アンドリュー王子を含む権力者の男性に「貸し出された」こともあると説明。アンドリュー王子については、17歳の時に、エプスティーン元被告の恋人のギレイン・マックスウェル被告(60)が所有するロンドンの邸宅や、エプスティーン元被告がニューヨークや米ヴァージン諸島に持っていた邸宅などで、性的に暴行されたと主張していた。

エプスティーン元被告は2019年、性的人身売買の罪で訴追され、裁判を待つ間に拘置施設で自殺した。一方のマックスウェル被告は昨年12月、少女たちを元被告に仲介した罪などで、ニューヨークの裁判所で有罪評決を受けた。

アンドリュー王子は、2019年にBBC番組ニューズナイトに出演した際、ジュフリー氏と会った記憶はないと述べた。また、同氏がアメリカとイギリスで王子とセックスをしたと訴えていることについて、そうしたことは「起きていない」と話した。

一方で、海軍を引退して事業を始めた当時には、エプスティーン元被告との関係から「非常に良い成果もあった」と話していた。王子はこの番組出演後まもなく、公務から離れた。

アンドリュー王子はジュフリー氏による民事訴訟の却下を求めていたが、今年1月に裁判所が継続を決めると、王室はアンドリュー王子の軍役職が女王に返還されたと発表。王子は「民間人として」裁判に臨むとされた。

また王室筋によると、アンドリュー王子は公的な場での敬称「His Royal Highness(殿下)」の使用もやめるとされた。

和解金はどこから?

アンドリュー王子の弁護団は先に、年内に開かれる予定だった民事訴訟の審理で、陪審による裁判を求めると話していた。

王子の代理人は、共同声明以外に述べることはないとしている。イギリス王室バッキンガム宮殿も、この和解についてコメントを控えている。

和解金の額は明らかにされていないが、一部では数百万ポンド(数億円)に上ると報じられている。

一方で、アンドリュー王子が和解金をどのように調達するのか、疑問が浮上している。王子は王立海軍の年金と、エリザベス女王の所領であるランカスター公爵領からの収入を受け取っている。

英法律事務所リーズ・ソリシターズのケイト・マクナブ弁護士は、「和解金がどこから支払われるのか、その財布が公的なものか私的なものか、知りたいという要望は出てくるだろう」と話した。

反君主制団体「リパブリック」のグレアム・スミス氏は、納税者には和解金の出所を知る権利があると指摘している。

<分析>和解でも元には戻れず――ジョニー・ダイモンド王室担当編集委員

訴訟の継続が決まったその瞬間から、控えめに言っても、アンドリュー王子にとって事態は厄介な方向にしか進まなくなっていた。それでも今回の和解は、裁判で勝利する以外の道筋としては、かなり良いものだったと言える。

アンドリュー王子は、3月初めにも宣誓供述書を提出する予定だったが、それを回避した。罪も認めていない。今後は民事訴訟も、批判や証拠が示されることもない。

有罪とは認められていないので、無罪が確定した。つまり、あらゆる法的脅威から解放されたということだ。

しかしここ数年で、アンドリュー王子はかなりの打撃を受けている。小児性加害と未成年の人身売買で有罪となった人物との交友関係は、今後も常に王子の評価に響くだろう。民事訴訟を招いたという事実そのものも、それが正当だったかどうかにかかわらず、悪い影響を与えるだろう。

イギリス王室は今回の和解について、何の動きも見せていない。

メディアはその代わり、アンドリュー王子が軍の役職と慈善団体の後援者の役職を失ったとした、今年1月の発表に注目するよう言われた。

このことが、関係筋がここ数年示唆してきたことを裏付けている。アンドリュー王子は、元の王族としての生活には戻れないということだ。

<解説>ドミニク・カシアーニ内政・法務担当編集委員

今回の和解は突然降ってきたもののように思えるかもしれない。しかし、アンドリュー王子がこの訴訟で陪審員裁判まで闘うと考えていた弁護士は、ほぼいなかった。

驚くべきは、共同声明の文言だ。和解は間違いを認めることではないが、アンドリュー王子はこの文章内で、これまで繰り返してきた、何も悪いことはしていないという主張を繰り返さなかった。

当初、アンドリュー王子は自分の弁護団に、「根拠のない訴訟で(中略)王子から金銭を巻き上げようとしている」とジュフリー氏を批判させていた。

ジュフリー氏は、エプスティーン元被告をめぐる疑惑で多額の金銭を得たと批判され、王子に対しても「逼迫(ひっぱく)した状況」の中で「軽率に」訴訟を起こしたと言われていた。

だが、こうした主張は一切なくなり、繰り返されていない。共同声明で王子は、ジュフリー氏は虐待の被害者であり、その人格は疑問視されるべきではないと、32語を費やして認めている。

法廷でのドラマは始まる前に終わってしまったが、アンドリュー王子のこの言葉が何を意味するのかは、大衆が決めることになる。

(英語記事 Prince Andrew settles US civil sex assault case)
参照元:アンドリュー英王子、性的暴行訴訟で原告と和解 和解金と「多額の寄付」で合意
2022年2月16日 BBC NEWS | JAPAN
英アンドリュー王子、軍役職と「殿下」使用権を失う 性暴力疑惑での訴訟継続
2022年1月14日 BBC NEWS | JAPAN

イギリスのヨーク公アンドリュー王子(61)が、軍の役職と慈善団体の後援者の役職を女王に返上した。英王室バッキンガム宮殿が13日、発表した。

王室筋によると、アンドリュー王子は公的な場での敬称「His Royal Highness(殿下)」の使用もやめるという。

エリザベス女王の次男のアンドリュー王子をめぐっては、ヴァージニア・ジュフリー氏(38)が17歳の時に性的暴行を受けたとして、米ニューヨークで民事訴訟を起こしている。王子は一貫してこの訴えを否定している。

王子に近い人物によると、王子は「自分自身を弁護し続ける」と述べたという。

米連邦裁判事は12日、民事訴訟を継続する決定を出した。王子に近い人物は、「ジュフリー氏の訴えについて判断したものではない」と強調した。

民間人として裁判に

英王室は13日、声明を発表。「女王の承認と同意を得て、ヨーク公の軍との関係性と、王室としての後援者の役職は、女王に返上された」、「ヨーク公は引き続き公務に就かず、今回の訴訟では民間人として自己弁護していく」とした。

関係者によると、アンドリュー王子のすべての役職は直ちに女王に返上された。今後、王室の他のメンバーたちが引き継ぐことになる。

また、今回の問題は王室で大きな話題になっているという。

2020年3月に王室の公務から退いたサセックス公爵ハリー王子と妻のメガン妃と同様、アンドリュー王子は殿下(HRH)の称号は持ち続けるが、公的な場では使用しない。

10の軍役職を返上

アンドリュー王子は王立海軍に22年間所属。フォークランド紛争ではヘリコプターのパイロットとして従軍した。

今回、英軍最高レベルの歩兵連隊である近衛歩兵連隊の連隊長(Colonel of the Grenadier Guards)の役職のほか、9つの軍役職を返上した。

また、カナダやニュージーランドの軍の名誉職も失うことになる。

ただ、英王室によると、海軍中将の階級は維持されるという。

国防省の報道官は、アンドリュー王子が軍の役職を女王に返上したことについて、王室の問題であり、コメントはないとした。

一方、君主制に反対する団体は13日、アンドリュー王子の8つの軍の役職を剥奪(はくだつ)するよう女王に求める文書を発表。王立海軍、王立空軍、陸軍の退役軍人150人以上がこれに署名した。

署名者の1人は英PA通信に、「これで彼が軍と無関係になったことは喜ばしい」、「彼は今回の(訴訟の)ような状況に陥ることで(名誉職の)権利を手放した」などと話した。

英下院の国防特別委員会のトバイアス・エルウッド委員長は、BBCのポッドキャスト「ニューズキャスト」で、アンドリュー王子の軍役職の返上を歓迎。アメリカでの民事訴訟を前に、イギリス軍の名誉を守るために「必要なこと」だと話した。

一部の慈善団体などはすでにアンドリュー王子との関係を断っている。しかし、名門ゴルフクラブや学校、文化団体など数十の組織では、王子は王室後援者としての地位を維持し続けてきた。

性暴力疑惑めぐる訴訟

ジュフリー氏は、米富豪ジェフリー・エプスティーン元被告(故人)と親交のあったアンドリュー王子から、2001年にニューヨークやロンドンなどで3回にわたり性的暴行を受け、「多大な精神的、心理的な苦痛と損害」に悩まされ続けていると訴えている。

裁判所に提出した書類でジュフリー氏は、自らを性的人身売買の犠牲者だとし、エプスティーン元被告に虐待されていたと主張している。

また、別の男性有力者たちに「貸し出される」こともあったと説明。17歳の時、アンドリュー王子とセックスするよう差し向けられたと訴えている。

アンドリュー王子を訴えているジュフリー氏の弁護士デイヴィッド・ボイズ氏は、金銭的な和解だけでは不十分だとし、ジュフリー氏は自らの主張が正しいと証明されることを望んでいると、BBCに話した。

一方、王子の弁護団は、ジュフリー氏が2009年に米富豪のジェフリー・エプスティーン元被告(故人)と和解する際に交わした合意書を理由に、訴えは却下されるべきだと主張してきた。

エプスティーン元被告は2019年、性的人身売買の罪で訴追され、裁判を待つ間に拘置施設で自殺している。

ニューヨーク州南部地区連邦地裁のルイス・A・カプラン判事は12日、王子側の主張を退ける内容の46ページの決定文書を出した。

アンドリュー王子は、2019年にBBC番組ニューズナイトに出演。ジュフリー氏と会った記憶はないと述べた。また、同氏がアメリカとイギリスで王子とセックスをしたと訴えていることについて、そうしたことは「起きていない」と話した。

また、エプスティーン元被告やその恋人のギレイン・マックスウェル被告(60)との交友関係は一時的なものだったと説明した。王子はこの番組出演後まもなく、公務から離れた。

マックスウェル被告は昨年12月、少女たちをエプスティーン元被告に仲介した罪などで、ニューヨークの裁判所で有罪評決を受けた。

(英語記事 Prince Andrew loses military titles and use of HRH)
参照元:英アンドリュー王子、軍役職と「殿下」使用権を失う 性暴力疑惑での訴訟継続
2022年1月14日 BBC NEWS | JAPAN
英アンドリュー王子の民事裁判、年内に開かれる見通し 性的暴行疑惑めぐり
2022年1月13日 BBC News (WEDGE Infinity)

英王室のヨーク公アンドリュー王子(61)が、2001年に当時17歳の女性に性的暴行をしたとしてアメリカで起こされている民事訴訟で、年内に公判が開かれる見通しとなった。米連邦裁判事が12日、訴えの却下を求める王子側の主張を退けた。

昨年8月に訴えを起こしたのはヴァージニア・ジュフリー氏(38)。米富豪ジェフリー・エプスティーン元被告(故人)と親交のあったアンドリュー王子から、2001年にニューヨークやロンドンなどで3回にわたり性的暴行を受け、「多大な精神的、心理的な苦痛と損害」に悩まされ続けていると訴えている。

エプスティーン元被告は2019年、性的人身売買の罪で訴追され、裁判を待つ間に拘置施設で自殺した。恋人のギレイン・マックスウェル被告(60)は昨年12月、少女たちを元被告に仲介した罪などで、ニューヨークの裁判所で有罪評決を受けた。

アンドリュー王子の弁護団は、先に明らかになった、ジュフリー氏が2009年にエプスティーン元被告と和解する際に交わした合意書を理由に、訴えは却下されるべきだと主張していた。

しかしニューヨークの判事は、訴訟の継続を決めた。これにより、今年中に裁判が開かれる可能性が出てきた。

王子は一貫して、ジュフリー氏の訴えの内容を否定している。英王室は、進行中の訴訟についてはコメントしないとした。

原告の訴えについては判断せず

ニューヨーク州南部地区連邦地裁のルイス・A・カプラン判事は12日、46ページの決定文書を出した。訴えを却下するよう求める王子側の主張は、その中で明らかになった。

カプラン判事は今回の決定について、ジュフリー氏の訴えの正誤を判断したものではないと説明している。

ジュフリー氏は、デイヴィッド・ボイズ弁護士を通して声明を発表。訴訟を反故にしようとするアンドリュー王子の試みが失敗し、訴えの証拠が検討されることになったのは「喜ばしい」と述べた。

ジュフリー氏は裁判所に提出した書類で、自らを性的人身売買の犠牲者だとし、富豪エプスティーン元被告に虐待されていたと主張した。

また、別の男性有力者に「貸し出される」こともあったと述べた。

エリザベス女王の次男のアンドリュー王子は、2019年にBBC番組ニューズナイトに出演。ジュフリー氏と会った記憶はないと述べた。また、同氏がアメリカとイギリスで王子とセックスをしたと訴えていることについて、そうしたことは「起きていない」と話した。

また、エプスティーン元被告やマックスウェル被告との交友関係は一時的なものだったと説明した。王子はこの番組出演後まもなく、公務から離れた。

王子の弁護団はこれまで、ジュフリー氏が損害賠償請求をめぐってエプスティーン元被告と2009年に和解した際、元被告と関係のある人物を訴えないと裁判所も交えて合意したことを強調してきた。

オンラインで開かれた弁論で弁護団は、ジュフリー氏の訴えの対象とならない人物に王子も含まれているとし、訴えを却下するよう求めた。

これに対しジュフリー氏の弁護士は、訴えの対象から外れるのは和解の関係者だけであり、「第三者」は含まれないとした。

カプラン判事は今回の決定において、ジュフリー氏の訴えは「法的に不十分」だとするアンドリュー王子側の主張を退けた。

判事は、ジュフリー氏が和解した時の合意の効力が王子にも及ぶかは「あいまいだ」とし、現段階では検討できないとした。

また、「ジュフリー氏の訴えの真実性を疑おうとする被告の努力は、裁判では容認されるだろう」が、今回の決定では考慮しなかったと説明した。

さらに、ジュフリー氏とエプスティーン元被告の合意にある「関係者」が誰を意味しているのか、現時点で裁判所が決めることはできないとした。

アンドリュー王子の弁護団は、カプラン判事の決定を不服として上訴することができる。ただしそれにはカプラン判事の許可が必要で、専門家らは今回の決定の文言からみて許可は出ないだろうとみている。

(英語記事 Andrew to face civil sex assault case, judge rules)
参照元:英アンドリュー王子の民事裁判、年内に開かれる見通し 性的暴行疑惑めぐり
2022年1月13日 BBC News (WEDGE Infinity)
英アンドルー王子に非難と失笑、性的疑惑の幕引き図るインタビューが裏目に
2019年11月18日 19:15 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ 米国 北米 ]

【11月18日 AFP】英エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の次男で王位継承順位第8位のアンドルー王子(Prince Andrew、59)が、2001年に当時17歳だった少女に性行為を強要したとされる疑惑を英BBC放送のインタビューで否定したことで、猛烈な非難を浴びている。「破滅的」なインタビューだったとの指摘もある。

 これまでも疑惑を否定してきたアンドルー王子だが、メディア取材に応じたのは16日放映のBBCインタビューが初めて。しかし、疑惑騒動に幕引きを図るための広報的な賭けは、裏目に出た。

 アンドルー王子を告発したのは、バージニア・ジュフリー(Virginia Giuffre、旧姓ロバーツ〈Roberts〉)さん。性的搾取を目的とした未成年少女の人身取引の疑いで逮捕・勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)被告の被害者の一人だ。2001年にロンドンと米ニューヨーク、エプスタイン被告の所有していたカリブ海の島で計3回、アンドルー王子からセックスを強要されたと主張している。

 インタビューでアンドルー王子は、ジュフリーさんに会ったという「記憶がない」と主張した。ジュフリーさんと性行為に及んだとされる点についても「絶対に、一度たりとも起きなかったことだと言い切れる」と述べた。

 疑惑の焦点の一つとなっている2001年3月の夜は、娘のベアトリス王女(Princess Beatrice)を連れてピザ・レストランへ行き、その後はずっと自邸で子どもたちと過ごしていたと説明。また、ロンドンのナイトクラブでジュフリーさんと一緒に汗をかくほど激しく踊ったという点については、フォークランド紛争(1982年)に従軍したことからくる体調不良のせいで当時は汗をかけなかったと答えた。

 さらに、自身がジュフリーさんの腰に手を回して、エプスタイン被告の友人と一緒に写っている写真については、「写真の写真の写真」だと発言し、ねつ造された可能性を示唆した。

 そして、エプスタイン被告とは「親しくなかった」が「滞在するのに便利だった」から被告宅に滞在していたと繰り返し主張。2008年に18歳未満の少女に売春行為をさせた罪で禁錮1年1月の有罪判決を受けたエプスタイン被告が出所してきた直後に、米ニューヨークの被告宅に数日間にわたって滞在したのは、自らの「地位にふさわしい」方法で友情を終わらせるためだったと述べた。

■「流砂にはまったよう」な「破滅的」インタビュー

 だが、一連の釈明は失笑を買い、王子は良識にもエプスタイン被告の被害者への共感にも欠けていると非難が殺到。新聞各紙もそろって否定的に取り上げている。

 広報コンサルタントのマーク・ボルコフスキー(Mark Borkowski)氏は、王子のインタビューについて「流砂にはまった人を見ているようだった」「これほど破滅的な代物は、今まで見たことがない」と評した。

 英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)は、王室関係者の情報として「バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)の中に懸念が生じている」とし、エリザベス女王の側近らとチャールズ皇太子(Prince Charles)の間で、アンドルー王子のインタビューをめぐって見解が割れていると伝えた。同紙によると、アンドルー王子の広報顧問1人が2週間前、BBCのインタビューに応じるべきでないと助言した後に辞職していたという。

 以前BBCで王室報道を担当していたピーター・ハント(Peter Hunt)氏は、チャールズ皇太子について「勇気を持って、アンドルー王子に公人としての立場から引退するよう忠告すべきだった」との見方を示した。
参照元:英アンドルー王子に非難と失笑、性的疑惑の幕引き図るインタビューが裏目に
2019年11月18日 19:15 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ 米国 北米 ]
少女性的虐待疑惑でアンドルー英王子を提訴 米女性
2021年8月10日 13:32 発信地:ニューヨーク/米国 [ 米国 北米 ]

【8月10日 AFP】英国のアンドルー王子(Prince Andrew、61)から未成年の時に性的虐待を受けたとして米女性が9日、米ニューヨーク州マンハッタン(Manhattan)の連邦地裁に訴えた。

 訴えを起こしたバージニア・ジュフリー(Virginia Giuffre)さん(38)は、未成年の少女らを性的目的で人身取引したとして起訴され勾留中に自殺したジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)元被告によって、未成年の時に性交目的で「貸し出された」と主張している。

 訴状によると、ジュフリーさんはエプスタイン被告から「定期的に虐待を受けた他、有力者に性的な目的で貸し出された」。その中の一人がアンドルー王子だったという。

 ジュフリーさんは20年以上前、18歳に満たなかった時に、エプスタイン被告の元交際相手で、英国人ソーシャライト(社交界の名士)、ギレーヌ・マクスウェル(Ghislaine Maxwell)被告のロンドンの自宅で、アンドルー王子から性的虐待を受けたという。訴状では「エプスタイン被告、マクスウェル被告、アンドルー王子は未成年者だった原告の意思に反して、アンドルー王子との性交を強要した」とされている。

 ジュフリーさんはまた、ニューヨークのエプスタイン邸や、米領バージン諸島(Virgin Islands)にあるエプスタイン被告が私有していた島でも、アンドルー王子から虐待を受けたと訴えている。

 アンドルー王子はジュフリーさんとの性行為を激しく否定し、会ったこともないと語っている。だが、アンドルー王子をめぐる疑惑は、英王室にダメージを与える恐れがある。

 エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の次男であるアンドルー王子は、エプスタイン被告との交友関係をめぐり、2019年に王室の公務から退いている。
参照元:少女性的虐待疑惑でアンドルー英王子を提訴 米女性
2021年8月10日 13:32 発信地:ニューヨーク/米国 [ 米国 北米 ]
自分はアンドリュー英王子に「売られた」と 死亡の米富豪を訴えた女性
2019年9月21日 BBC NEWS | JAPAN

性的人身取引で起訴され勾留されていた米富豪ジェフリー・エプスティーン被告(66)がニューヨークの拘置所内で急死した問題で、被告を訴えている女性の1人が20日放送の米NBCニュース番組で、英王室のアンドリュー王子と17歳で性行為をさせられた自分は、王子に「人身売買」されたのだと発言した。

(編集部注・ Jeffrey Epstein被告の姓は、日本語メディアで「エプスタイン」と表記されることもありますが、BBCでは当人を知る関係者たちの発音に近い「エプスティーン」と表記しています)

ヴァージニア・ジュフリー(旧姓ロバーツ)さん(35)は、ヨーク公アンドリュー王子とロンドンで初めて会った夜のことをNBCに語り、王子を「虐待」に「参加」した当事者だと述べた。

「浴室で暴行された」

ジュフリーさんは当時、ロンドンの民家で王子と一緒に写真を撮っている。8月末にニューヨークの連邦地裁で、自分は民家の浴室で王子に暴行されたと証言した。

これに対してアンドリュー王子は、ジュフリーさんとの間に「いかなる形でも性的接触や関係」はなかったと否定している。すでに英王室は、王子に対する告発内容は「虚偽で、一切の根拠を欠いている」とコメントしている。アンドリュー王子は、エリザベス女王の3人目の子供。

性的人身取引の罪で無実を主張し、公判を控えていたエプスティーン被告は8月10日朝、ニューヨーク市マンハッタン南部のメトロポリタン矯正センター(MCC)で死亡しているのを発見された。自殺が原因とされている。

被告は今年7月、未成年者の性的人身取引と共謀の罪で起訴されていた。ニューヨーク連邦地検の訴状によると、被告は2002~2005年、ニューヨーク市マンハッタンとフロリダ州に所有する邸宅に未成年を引き入れていた。被害者の最年少は14歳で、数百ドルと引き換えに性行為を強いられていたという。

被告は過去には、アンドリュー王子のほかドナルド・トランプ米大統領、ビル・クリントン元大統領など各国各界の有力者との交友関係で知られていた。

ジュフリーさんは、エプスティーン被告による被害を訴えている複数の女性の1人。被告は未成年の自分に、アンドリュー王子を初めとする複数の有力者と性交するよう命令したと証言している。

「王子様に会うのよ」と言われ

ジュフリーさんは20日放送のNBC番組「デイトライン」で、同じように被害を訴える女性5人と出演した。自分は、後に大統領になるトランプ氏所有の米フロリダ州のリゾート「マール・ア・ラーゴ」でロッカールーム係として働いていた時、エプスティーン被告の友人だったギレイン・マックスウェルさんに勧誘されたと話した。

マックスウェルさんは、イギリスでメディア王国を築いたものの、乱脈経営の実態が死後に明らかになったロバート・マックスウェル氏の娘。エプスティーン被告の事件をめぐっては、一切の不正に関わっていないと主張している。

ジュフリーさんはNBCに対して、「初めてロンドンに行ったときは、ものすごく若くて。ギレインに起こされて、『今日は王子様に会うのよ』と言われた」と話した。

「その時点では、その王子に自分が人身売買されるんだとは、知らなかった」

「エプスティーンにすることを彼にも」

ジュフリーさんによると、ロンドンの「クラブ・トランプ(Club Tramp)」に連れて行かれると、そのVIP室でアンドリュー王子からウオッカらしい酒を渡された。

王子と一緒に踊った後、王子とマックスウェルさんと17歳のジュフリーさんは3人一緒に、マックスウェルさんの家に戻ったという。

ジュフリーさんによるとその時点でマックスウェルさんに、「(王子は)一緒に家に来るから、エプスティーンにするのと同じことを彼にしてあげて」と指示された。家に着くと、暴行は浴室で始まり、寝室に移動したという。

「失礼な真似とかはなくて、『ありがとう』とかそういう優しげなことを言ってから、いなくなった」と、ジュフリーさんはアンドリュー王子について話した。

「王室の人まで関係してるなんて、信じられなかった」

「王子も自分も事実を知っている」

ジュフリーさんはこれまでに、アンドリュー王子に計3回、性的に暴行されたと発言している。1度はニューヨークのエプスティーン宅で、もう1度はカリブ海にあるエプスティーン被告の別邸でのことだったという。

アンドリュー王子についてジュフリーさんは、「そんなことは一切なかったと否定しているし、今後も否定し続けるでしょうが、本人は本当は何があったか知っているし、私も本当のことを知っている」と述べた。

和解金や損害賠償金が目当てなのではないかという憶測については、これを否定し、すでに時効が成立しているため法的な請求はできないのだと話した。

「使い捨て」

アンドリュー王子は、裕福なヘッジファンド経営者だったエプスティーン被告と1999年に初めて会ったと話している。エプスティーン被告が自分の一番の親友と呼んだギレイン・マックスウェルさんは、様々な社交の場で王子と一緒に写真に収まっている。

エプスティーン被告とマックスウェルさんは、英南東部ノーフォークにある女王の地所でキジ狩りに一緒に参加している様子も、撮影されている。

2001年から2011年までイギリスの国際貿易担当特使を務めていたアンドリュー王子は2010年、ニューヨークのセントラルパークでエプスティーン被告といるところを撮影された。

当時の被告は2008年に、未成年を売春に勧誘・斡旋(あっせん)した罪で有罪を認めた後で、アンドリュー王子はこの際も被告との交流を批判された。

NBCの番組は、エプスティーン被告に虐待されたと話す英女優アヌーシュカ・デ・ジョルジオウさんにもインタビューした。デ・ジョルジオウさんは、虐待が原因で自分は「沈黙し、孤立し、物事を隠し、自分を恥じる」ようになったと告白。しかし、同じように被害を主張する女性と知り合うことで、お互いに「とても特別なきずな」を築くことができたと話した。

「ジェフリーは私たちのことを、使い捨て可能なものだと思っていたし、全員をポイと捨てたんです。でもまだ立っているのは誰か、見れば分かるでしょう」

(英語記事 Prince Andrew 'was an abuser', says Epstein accuser)
参照元:自分はアンドリュー英王子に「売られた」と 死亡の米富豪を訴えた女性
2019年9月21日 BBC NEWS | JAPAN
エプスタイン元被告の元交際相手に有罪評決 未成年性的人身売買など
2021年12月30日 9:56 発信地:ニューヨーク/米国 [ 米国 北米 ]

【12月30日 AFP】米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告(勾留中に自殺)による少女への性的虐待事件で、元被告に少女をあっせんしたとして、英国人ソーシャライト(社交界の名士)で元交際相手のギレーヌ・マクスウェル(Ghislaine Maxwell)被告(60)に29日、有罪評決が言い渡された。

 12人の陪審員は六つの罪状のうち五つについて、マクスウェル被告を有罪とした。最も重い未成年者の性的人身売買は、40年以下の禁錮刑を科される可能性がある。その他の罪は禁錮5年または10年となっており、英新聞王だった故ロバート・マクスウェル(Robert Maxwell)氏の娘である同被告は、残りの人生を刑務所で過ごす可能性がある。

 米ニューヨーク・マンハッタンの連邦地裁で評決が読み上げられると、静かに座っていたマクスウェル被告はゆっくりマスクを外して水を飲んだ。

 世間の注目を集めた事件の評決を下すために、陪審員は丸5日間を審議に費やした。量刑言い渡しの日時は未定。
参照元:エプスタイン元被告の元交際相手に有罪評決 未成年性的人身売買など
2021年12月30日 9:56 発信地:ニューヨーク/米国 [ 米国 北米 ]
コートニー・ラヴ、かつて英アンドリュー王子が自宅を訪れたことがあるとする報道について釈明
2019.9.17 NME JAPAN

コートニー・ラヴはかつてイギリスのアンドリュー王子が事前の予告なく、ロサンゼルスにある自身の自宅を訪れたことがあるとする報道を否定している。

『ザ・サン』紙は先日、アンドリュー王子がかつて護衛と共に午前1時にコートニー・ラヴの自宅を訪れ、「楽しい時間を過ごしにきた」ことがあると報じている。

『ザ・サン』紙によれば、かつてニルヴァーナのカート・コバーンと結婚していたコートニー・ラヴはアンドリュー王子の訪問について「現実とは思えなかった」とした上で、エリザベス女王の顔がプリントされたマグカップで一緒にお茶を飲んだだけだと語ったという。

しかしながら、コートニー・ラヴは今回、米富豪のジェフリー・エプスティーンからアンドリュー王子を紹介されたとする『ザ・サン』紙の報道を否定した上で、当該の記事を全面的に否定している。コートニー・ラヴは先日、少女らに対する性的搾取の容疑で起訴され、その後拘留施設内で自殺したジェフリー・エプスティーンが所有していたノートに自身の名前が記されていたことが報じられていた。

「ジェフリー・エプスティーンからアンドリュー王子を紹介されたという話は、完全なるでっち上げよ」とコートニー・ラヴはインスタグラムで綴っている。「エプスタインのことは知らなかった。ヨーク公爵殿下のアンドリュー王子が友人たちと一緒にお茶を飲みに来たことがある、ただそれだけよ。その他は単なるでっち上げで、ゴシップでしかないわ」

『ザ・サン』紙は当該の記事の中で、コートニー・ラヴが次のように語ったと報じている。「ベッドに入っていた午前1時にインターホンが鳴ったから、ふわふわのスリッパと部屋着を羽織って出てみたら、エリザベス女王の次男が護衛と一緒に立っていたの。一切事前に知らされることなくよ」

「共通の友人に私の住所を教えてもらったらしく、ハリウッドで楽しい夜を過ごしたいと思ったと言っていたわ。私なら楽しい時間を彼に提供できると思われたみたい。彼はセックスがしたかったみたいで、すごく誘惑してきたわ」

『ザ・サン』紙はコートニー・ラヴの発言として次のように続けている。「私の人生で起きてきたことの中でも、最も現実とは思えなかった出来事のうちの一つであることには違いないわ」

一方、イギリス王室に近しい情報筋も『ザ・サン』紙の報道を否定して、『デイリー・メール』紙に対してコートニー・ラヴは大人数のグループがいた中でアンドリュー王子と写真を撮ったに過ぎないとコメントしている。コートニー・ラヴとアンドリュー王子は2000年にカリフォルニア州で行われた映画『グリンチ』のワールド・プレミアで初めて会ったとされている。
参照元:コートニー・ラヴ、かつて英アンドリュー王子が自宅を訪れたことがあるとする報道について釈明
2019.9.17 NME JAPAN
アンドリュー王子の女性の好み
2008年06月30日 Britain

チャールズ皇太子の弟・アンドリュー王子がアメリカの元スーパー・モデル、アンジー・エヴァーハートと一緒に居るところをパパラッチされてしまいました。

ちなみに二人が乗っているのは、イギリスの名車、アストン・マーチンのクラシック・カーで、230台しか製造されず、今、もし新品で買うとしたら、およそ1千600万円ほどだとか。

話は元に戻って、アンジー・エヴァーハートなんて、最近全く名前も聞かなくなっていたので、すーーーーーっかり記憶の彼方に消えてましたけど、ナオミ・キャンベル、リンダ・エヴァンジェリスタ等の元祖スーパー・モデルが活躍した時代、彼女もそこに名前を連ねていたのを思い出しました。THE MAIL紙では、「下着モデル」と紹介されていましたが・・・しかし、なんでまたアンドリュー王子と・・・?

実はこのふたり2003年から断続的に付き合っているらしく、最近、婚約者のアメリカ俳優ジョー・ペシとの婚約を解消したアンジー・エヴァーハート、またもやアンドリュー王子の元へ戻ったとのこと。

ベアトリス王女の元アメリカ人BFのパオロ・リウッツォによると、2005年にパオロがイギリスからニューヨークに帰国する際、アンドリュー王子から、同じくニューヨークに住むアンジーに渡して欲しいと、1万ポンド(約2百万円)を手渡されたそうです。

その1万ポンド何に消えたかというと、当時、当時の婚約者と破局を迎え、同棲していた家を出なくてはならなくなったアンジーの身の廻り品を持ち出すに使われたそうです。え?元スーパーモデル、お金に困ってる?

しかしです、アンドリュー王子ってのは、こういうセクシーでカラダを張って生活している女性が好みなのでしょうか?
ファーギーと結婚する前に付き合っていたのは、やはりアメリカのポルノ女優のクー・スタークだったじゃないですか!!

記憶違いかもしれませんけど、ふたりとも裸で写っている写真ってありませんでしたっけ?
クー・スタークがソファに裸で横になっていて、その後ろにアンドリュー王子が立っている写真。

ファーギーを選んだのは、少しは堅気になろうと思ったのか、魔がさしただけなのか。
アンジーとファーギーの共通点を唯一あげるとしたら「赤毛」ということくらいのもの。

まとめると多分、この王子様は、赤毛でセクシーで人前でも裸をさらけ出すだけの根性のある人が好きなんだわ。そうよ、そうだわ、だってファーギーもまだ結婚している間に、バカンス中のプールサイドで浮気現場(現場ですよ、現場!)を撮られてますものね。
参照元:アンドリュー王子の女性の好み
2008年06月30日 Britain

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