アンドルー王子が王室追放へ -エプスタイン事件「機密解除」 -



最近、性的人身売買の罪で、起訴され獄中で自殺したジェフリー・エプスタインに関する訴訟の数百ページの文書が機密解除され公開されたようである。


ジェフリー・エプスタインと交友があった人物として、ナオミ・キャンベル、レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ブルース・ウィリス、故スティーブン・ホーキング博士、故マイケル・ジャクソン、デビッド・カッパーフィールドなど有名人の名前も新たに登場している。


また既にドナルド・トランプの名前が挙がっていたことは知られているが、英国のアンドルー王子の名前が、機密文書に69回も言及されており、新たに衝撃が走ったと東スポWEBの記事が伝えている。



アンドルー王子が王室追放へ エプスタイン事件「機密解除」が王室を直撃!
2024年1月5日 20:10 東スポWEB

米富豪の故ジェフリー・エプスタイン氏の事件で、〝関係者〟とされる名前が機密解除により公開されたことで、米前大統領ドナルド・トランプ氏ら超大物の名前が挙がっており米財政界や芸能界が激震している。

 同氏の友人で未成年女性の買春スキャンダルにより英王室から〝無期限謹慎中〟のアンドルー王子は機密文書に69回も名前が言及されており、新たな衝撃が走っている。英紙サンが5日に報じた

 エプスタイン事件とは、米投資家で大富豪だったエプスタイン氏が1990年代半ばから10年以上にわたり、米ニューヨークやフロリダ州パームビーチの自宅で数十人の少女らを性的虐待し、財政界や芸能界の多くのセレブたちに児童買春をさせたとして起訴され、有罪判決を受けた性犯罪事件のことだ。同被告は2019年8月に拘置所で自殺した。

 エプスタイン氏と親しかったアンドルー王子は、94年から04年の間にこの事件に関与していたとされており、2年前には性的虐待の告発者ヴァージニア・ジュフリーさんに和解金として数百万ポンドを支払っている。その直後に王室の役割を剥奪され、エリザベス女王によって公務から追放された。機密文書ではジュフリーさんは当時17際だったとされ、関係を持った当時未成年だった他の女性の証言も記載されている。

 今回、機密文書が明らかになったことで、チャールズ国王には「アンドルー王子をロイヤルロッジから撤退させ、王室の称号と役割をすべて剥奪すべき」と求める声が強く上がっており、厳しい処罰を下すのは必至。機密文書は全米の財政界、芸能界を激震させているが、アンドルー王子の王室メンバーとしてのキャリアもこれで完全に絶たれることになりそうだ


アンドルー王子が、事件に関わったのは、1994年~2004年の間だが、その当時に未成年の少女との性的交渉を持った疑惑が、2014年12月29日の金星/木星期に浮上している。







木星は、訴訟の6室の支配星で、7、8室支配で、6室に在住する土星とコンジャンクトしている。



ここで頭に思い浮かんだのは、ダウンタウンの松本人志の性加害疑惑のことである。







松本人志の場合も土星が木星にアスペクトして傷つけており、土星が大きな役割を果たしている。



獅子座ラグナや、蟹座ラグナにとって、土星は、7室を支配した上で、ドゥシュタナハウスの6室や8室を支配する為、何かパートナー関係において、相手からの訴訟や批判に晒されたりして、場合によっては、人生を棒に振るような致命症を負いかねないのである。



特に土星が、他の惑星を激しく傷つけており、その惑星のダシャーが来たような場合には要注意である。



アンドルー王子は、次の金星/土星期に入った後の2019年11月にBBCのインタビューを受け、そのインタビューでの受け答えで、エプスタインに深く関与していることが決定的となり、多くの企業との協力関係を中断し、王族としての公務から退き、230の後援団体からも身を退くことになっている。





BBCが2019年11月19日に放送したNewsnightのインタビューでアンドルーがエプスタインとの親交について語り、原告女性と会った記憶も無いと語ったことが被害者への配慮に欠けると社会的な非難を受けた。アンドルーはこのインタビューで娘のベアトリス王女の18歳の誕生日パーティーにエプスタインを招待していたことも明らかにしたが、この時すでにエプスタインには未成年に対する性的虐待の容疑で逮捕状が出されていた。

インタビュー放映後に多数の企業がアンドルーとの協力関係の中断を決定し、アンドルーが名誉総長を務めるハダースフィールド大学でも総長辞任を求める学生運動が起きた。21日、アンドルーは王族としての公務から退き、230の後援団体からも身を退くことを明らかにしている。

(wikipedia アンドルー王子より引用抜粋)



金星/土星期の洗礼を受けた形である。



今度は土星それ自体が、7、8室支配のアンタルダシャーロードとして、6室で、6室支配の木星とコンジャンクトしている。



その後、アンドルー王子は、金星/水星期に入った後の2022年2月に告発していた女性に対して、金銭的解決を済ませた上で、生前のエリザベス女王と王室復帰に関して話し合いを続けていたという。


まだこの時点では、王室に復帰できることに望みを抱いていたようである。



しかし、2023年5月に戴冠式を控えたチャールズ国王が、バッキンガム宮殿にメスを入れ、アンドルー王子追放のプロセスを更に推し進めた。



2023年1月に内務省が年間300万ポンド(およそ5億円)におよぶ24時間武装警備を王子からはずし、その費用を王室が負担することになり、バッキンガム宮殿内にあるアンドルー王子のオフィスが閉鎖され、公職から退いた王子のスタッフチームも解体し、住所として使用することも許可しないことになり、1月25日には、アンドルー王子が名誉としていたグレナディアガード(近衛歩兵連隊)大佐の地位が、カミラ王妃に贈られたという。



アンドルー王子は、バッキンガム宮殿から追い出され、完全に公務から追放されたことになる。



このことが起こったのは、金星/水星期である。



水星は3、12室の支配星で2室の支配星と共に8室に在住し、7、8室支配の土星のアスペクトを受けている。



こうしたことは、公務からの追放を表わしているが、今回、エプスタイン事件の文書が機密解除され、機密文書に69回も名前が言及されていたことで、「王室の称号と役割をすべて剥奪すべき」との厳しい意見が出た模様である。







アンドルー王子のチャートを見ると、現在、金星/ケートゥ期で、今年2024年7月からマハダシャー太陽期に移行するが、太陽は2室の支配星で、両親や実家の家系を表わしており、王室の家系を表わしている。



その2室の支配星が、3、12室支配の水星と共に中断、行き詰まりの8室に在住し、7、8室支配の土星からのアスペクトを受けている配置は、完全に王室との関係が中断、断絶してしまうことを表わしている。



ロイヤルファミリーから追い出され、王室との関係が、重大な行き詰まり状態に陥ってしまう。



それこそが、「王室の称号と役割をすべて剥奪された」状態である。






既に上述したが、アンドルー王子の太陽、水星、木星などが、7、8室支配の土星から傷つけられている為、金星/木星 → 金星/土星 → 金星/水星 → 金星/ケートゥと、ずっと、厳しい状況に直面して来ている。



土星は、性的人身売買の罪で告発してきた女性の表示体であり、アンタルダシャーの木星、土星、水星、ケートゥ(ディスポジターは木星)は、全て土星の傷を受けている。



そして、この土星は、2室支配で、3、12室支配の水星と共に8室に在住する太陽期にも、その厳しい力を発揮していくのである。



獅子座ラグナや蟹座ラグナにとって、土星はパートナーの表示体であり、また太陽や月などの王室を表わす惑星に対して、土星は臣民を表わす惑星である。



王族に試練を与えるのは、臣民であり、一般の国民である。



国民の厳しい審判が下れば、王族は、最悪の場合、ギロチンにかけられて処刑される危険性もあるのである。



獅子座ラグナや蟹座ラグナにとって、土星は最大の試練であり、それは、パートナーや目下の存在(部下、愛人、臣民など)からもたらされる可能性が高い。



日頃から、パートナーや目下の存在との関係に注意して、良好な関係を築いておかなければ、忘れた頃に足をすくわれることになる。




アンドルー王子は、これまではマハダシャー金星期で、4、11室支配の金星と5、10室支配のヨーガカラカの火星が7室に在住して、4-5、5-11のダナヨーガを形成している為、王室の称号と役職を維持して来たのである。



金星期の後半に土星の影響を受けたアンタルダシャーの時期でも告発を受けながらも称号と地位は維持してきたが、金星/土星期になってそれらは剥奪されることになった。



次の金星/水星期は、水星が12室の支配星である為か、告発した女性に対して示談金を支払ったが、このアンタル水星期には公務から追い出されるプロセスが更に進行し、そして、金星/ケートゥ期の今、ケートゥのディスポジターは、7、8室支配の土星とコンジャンクトする6室支配の木星である為か、エプスタイン文書が機密解除されて、再び、この事件が蒸し返された。



そして、アンドルー王子の名前が、機密文書に69回も言及されていたことが新たな衝撃を持って世間から受け止められ、「王室の称号と役割をすべて剥奪すべき」との厳しい意見が出始めたのである。



そして、この流れが、2室支配で、3、12室支配の水星と共に7、8室支配の土星からアスペクトされる太陽期につながっていく。



この太陽期は、明らかに「王室の称号と役割をすべて剥奪された」状態を意味している。







太陽は、ダシャムシャでは、12室支配で8室に在住しており、8室の在住星であることから、仕事(公務)の行き詰まりを意味している。



ナヴァムシャでは、9室支配でラグナに在住しており、その前の金星期が、5、12室支配の火星と共に3室に在住している配置と比べると、さすがに襟を正して、行動を改めるように見える。




若き日の放蕩生活


4、11室支配の金星は、5、10室支配のヨーガカラカの火星と共に7室に在住しているが、この金星と火星は性的な惑星の絡みであり、7室に在住することで、性的関係を意味している。



月ラグナから見ると、食欲、性欲、睡眠欲の3室で、ラグナロードの火星と7、12室支配の金星がコンジャンクトしており、王様の放蕩三昧を表わしている。



金星と火星はナヴァムシャでも3室に在住している。



ネットフリックスの大ヒット作「ザ・クラウン5」によれば、アンドルー王子は、20代で「好色アンディー」と呼ばれるほど、女優やモデルを引っ換え取っ替えて夜な夜な遊びまくり、正に独身貴族を地で行くプレイボーイ振りを満喫したという。



しかし、その金星と火星のディスポジターである7、8室支配の土星が、着々とこうした試練の準備をしていたと言える。




エプスタイン事件の機密解除によって、再び性的人身売買がクローズアップされている状況は、松本人志にとっては厳しい風当たりではないかと思われる。













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