読者の方から以下のような質問を頂いた。
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(質問)
いま巷では明日5.11に大きな地震があるのではないかといわれていますがどのようにお考えでしょうか?
4.12も地震が取り沙汰されましたが、何もおこりませんでした。
ただ彗星や太陽の磁気から見たシャク暦でみると4.12は何でもありませんが5.11はトリガー日のようです。
http://www.menokami.jp/wp/?page_id=1805&year=2015
仕方ないので、これから水と簡易コンロのガスボンベを買いに行くつもりです。
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通常、地震はマンデンアストロロジーの分野であり、地震が起こる時というのは、土地の4室や4室の表示体である月にトランジットの土星や火
星、(あるいはラーフ、ケートゥ)などの凶星が絡むタイミングなどが考えられる。
例えば、月が傷ついている時には何かが起こるとM.S.Meta氏の「Time tested techniques of Mundane Astrology」(P.52-53)にも書かれている。
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Moon
It is one of the luminaries and is as important as lagna. Any affliction to it causes undesirable results.
It is lord of the 4th sign of the zodiac Cancer or Karka. Its Nakshatras are Rohini (4), Hasta(13) and Shravan(22).
Moon Represents
People in general or common men especially women and signifies welfare of the nation as a whole, matters of public interests and
public opinion, business, agriculture, liquids, milk, groceries, fishing industry and navigation, pearls, water transport, nursing
profession, air hostesses, merchants, textile industry, travel agencies and salesmen, innkeepers, places of eating and taking rest
and all kinds of water transport, sailing, yachting etc. Seaports, ships, oceans rivers and places located near them, agriculture,
plant life and dairy farms, persons doing social service and those who are active in the welfare activities of the nation.
In minerals it represents silver and pearls.
In commodities it signifies rice, milk, honey, salt, fruits and flowers.
When Moon is heavily afflicted in the horoscope it would mean important changes are going to take place which may produce
extremely bad results for the country. At the time of major calamities like war and earthquakes Moon has a major role as it serves
the purpose of igniting the events. In Vedic astrology great importance has been attached to Moon. The planets influencing Moon
decide the good or evil results. Many evil aspects on Moon are harmful for the generay welfare of the country.
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月は一般大衆を表し、またナチュラルゾーディアックでは4室の支配星でもあり、土地、国土の表示体でもあるということが重要である。
そして、以下の部分が重要である。
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「When Moon is heavily afflicted in the horoscope it would mean important changes are going to take place which may produce
extremely bad results for the country. At the time of major calamities like war and earthquakes Moon has a major role as it serves
the purpose of igniting the events. In Vedic astrology great importance has been attached to Moon. The planets influencing Moon
decide the good or evil results. Many evil aspects on Moon are harmful for the generay welfare of the country.」
(訳)
月がホロスコープの中で激しく傷ついている時、国家にとって極端に悪い結果が起こるかもしれない重要な変化が起こることを意味する。
戦争のような大きな災厄や地震が起こる時、月はそのイベントを引き起こす目的に仕えるような主要な役割を持つ。
ヴェーディック占星学において、大きな重要性が月に与えられている。月に影響する惑星が良い結果や悪い結果を決定する。
多くの凶星が月にアスペクトしていることは国家の一般的な福祉にとって有害である。
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日本の建国図において、5月11日は、ダシャーは、水星/ケートゥ/水星/火星/土星であるため、第4、第5レベルに火星と土星が来ており、一応、地震などの事象が現れやすいダシャーにはなっている。
土星は4室にアスペクトし、火星は4室の支配星にアスペクトしている。
トランジットを考える時、ダシャーロードのトランジットが重要である。
そうすると、今は、マハダシャーロードで、プラティアンタルダシャーロードである水星が、日本の建国図の8室支配で6室に在住する月に接合
し、更にスークシュマダシャーの火星と、プラーナダシャーの土星も8室支配で6室に在住する月に接合したり、アスペクトして絡んでいる。
またアンタルダシャーロードのケートゥは4室に在住する減衰する水星に接合し、その水星は2、3室支配の逆行の土星からアスペクトを受け、
6室支配の金星と接合している。
そもそも日本は国土が四季折々の自然に囲まれて、美しいが、地震が多い国家であるのは、この日本の建国図の4室が象徴していると言われている。
4室で金星が高揚しているが、それが6室の支配星であり、また4室で水星が減衰し、2、3室支配の土星からアスペクトされ、更に4室の支配
星である木星も12室支配の火星からアスペクトされています。強い金星やまたニーチャバンガを形成する水星の恩恵で、国土が美しいが、傷つ
いているので、地震や災害も多いということである。
非常に興味深いのは、質問者の方が「水と簡易コンロのガスボンベ」を買いに行くことを検討している程、非常に不安になっているという点で、
この今の日本の建国図は非常に的確に機能していることが分かる。
つまり、8室支配で6室に在住する月は傷ついており、12室支配の火星からアスペクトされており、逆行する土星からもアスペクトされている
ので、かなり傷ついており、その月に対して、今、土星と火星がトランジットし、更に水星もトランジットしており、更にケートゥは4室をトランジットして、5月11日のダシャーを形成する水星/ケートゥ/水星/火星/土星の全ての惑星が4室や月に絡んでいる。
月の傷つきは、大衆のパニックを表している為、今、おそらく、質問者の方と同じように「水や簡易コンロのガスボンベ」などを買いに行こうと
している人が大勢いるのではないかということが推測できるのである。
また読売オンラインや毎日新聞の記事によれば、火山性の地震が続いており、「初の警戒レベル2 大涌谷周辺に避難指示」を出しているという
ことであり、既に一般大衆がパニックになりかけているという点で、非常に今の状況が日本の建国図から読み取れることが分かる。
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箱根山、火山性地震続く…引き続き警戒呼びかけ
2015年05月08日 01時08分 読売オンライン
水蒸気爆発の可能性が高まっている箱根山(神奈川・静岡県境)では7日も火山性地震が続き、気象庁によると、12回が観測された。
噴火警戒レベルが「1(平常)」から「2(火口周辺規制)」に引き上げられた6日以降、地震の回数は減っているが、同庁は「火山活動はす
ぐ沈静化するものではない」と引き続き警戒を呼びかけており、8日には3日ぶりの現地調査を実施する。
噴火警戒レベルの引き上げを受け、神奈川県箱根町は6日、大涌谷おおわくだに周辺の半径約300メートルの想定火口域を避難指示区域とし
た。県は7日、緊急対策会議を開き、ホームページなどで箱根山に関する情報発信を強化することを決定。黒岩祐治知事は「人的被害はゼロ、風
評被害はゼロをしっかりと実現したい」と述べた。テレビ会議で参加した箱根町の山口昇士のぶお町長は「長期化を心配している。観光産業への
影響を最小限にしなければならない」と語った。
県警も6日、203人態勢の警備本部を設置。誤って避難指示区域に入った人の避難誘導のため、ヘリによる監視などを行っている。
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箱根山:初の警戒レベル2 大涌谷周辺に避難指示
毎日新聞 2015年05月06日 10時09分(最終更新 05月06日 11時17分)
気象庁は6日、火山性地震が増加していた箱根山(神奈川県)の噴火警戒レベルを、平常を示すレベル1からレベル2に引き上げ、火口周辺への
立ち入りを規制すると発表した。対象の自治体は同県箱根町。今後、小規模な噴火が起きる恐れがあり、観光地の大涌谷(おおわくだに)の風下
数キロは、火山灰や小さな噴石への警戒が必要という。
箱根山でレベルが2となるのは、2009年3月の警戒レベル運用開始以来初めて。箱根町はこれを受け、大涌谷周辺に避難指示を出した。人
家はないという。
同庁によると、箱根山では4月26日以降、大涌谷から神山付近の地下の浅い場所を震源とする規模の小さい火山性地震が増加。5月5日には
震度1を観測する地震が3回発生した。現地調査でも大涌谷の温泉で蒸気が強く噴出しているのを確認していた。
このうち、5日夜に起きた地震の震源が地下約5キロと、これまでより深かったため、熱せられた地下水の活動が不安定になる可能性があると
みて、レベルの引き上げを決めた。
同町によると、引き上げに伴い、「箱根ロープウェイ」は始発から早雲山−桃源台の全線約4キロが運休し、県道734号が大涌谷周辺の約1
キロで通行止めになった。大涌谷を通るハイキングコースも立ち入り禁止になっている。箱根湯本、強羅、芦ノ湖などの各施設は通常営業してい
るという。
記者会見した同庁の北川貞之火山課長は「地殻変動からみて、大きな噴火の発生や周辺の温泉への影響があるとは考えていないが、想定火口域
周辺では十分警戒してほしい」と話した。
箱根山は気象庁が常時監視している47火山の一つ。過去には12〜13世紀に水蒸気爆発を起こした。近年では01年に約2カ月間で約1万
4000回に上る地震が発生し、山体の膨張を示す地殻変動が観測されるなどしたため、周辺の観光施設が一時営業を中止した。【千葉紀和、久
野華代】
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またヒンドゥーニューイヤーチャート2015年度版を作成すると、やはり、今年のチャートはラグナや月がラーフ/ケートゥ軸や火星によって傷つけられているため、非常に国家としては不安定な時期になることを象徴している。
明日の5月11日 7:06以降から、プラーナダシャーが土星期に移行し、土星は出生図で4室を傷つけている為、やはり、明日は今、起こっている火
山性の地震がより大きな地震として、顕現する可能性は高いといえるかもしれない。
5月11日の地震予測について
2015.05.10
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