米倉涼子の離婚について

米倉涼子が12月30日、2歳年下の会社経営の男性と協議離婚したとニュースが伝えている。



この離婚のタイミングから米倉涼子の出生図のラグナを解明できそうである。


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米倉涼子は1999年6月30日に「女優宣言」を発表し、これまでのモデルなどを中心とした活動から女優業に本格的に仕事の内容をシフトしたが、米倉涼子に女優としての飛躍をもたらしたのが、松本清張の『黒革の手帖』で主演をした頃からである。

当時、米倉涼子は決して演技が上手であるとは言えないが、とにかく存在感が凄いという評価が一般的であった。

つまり、演技が下手な大根役者であるが、主役しか演じられない典型的な獅子座のキャラクターである。

また当時から米倉涼子には一向に恋愛相手とか、結婚とか出産の話が全く出てこない。

獅子座は不妊の星座と呼ばれていることから、そうしたこともあって、私は当時から米倉涼子は獅子座ラグナではないかと考えていた。

例えば、日本の伝説の女優、原節子なども私は以前、獅子座ラグナに修正したが、大衆に注目されるスターとして生涯を終えて、私生活では結婚も出産もしなかった。

また宝塚女優も退団後も結婚しない(できない)人が多く晩婚となる人が多いようである。

例えば、宝塚出身の天海祐希も主役を張れるスターの一人であるが、結婚していない。

舞台で役を演じて観衆の注目を集めるような女性は獅子座の象意が強いと思われるが、そうした女性たちが、普通の結婚生活に収まり、家庭の主婦となることは中々イメージできない。

獅子座ラグナの女性というのは女王であり、やはりプライドもステータスも高く、平凡な男性と結婚するには、輝き、光が強すぎるのである。

そして、結婚しても相手の男性にコンバストしてしまい、相手を焼いてしまう。

つまり、獅子座の女性の結婚相手が出来る男性は、特に相手がスターともなると、中々いないということである。

獅子座ラグナにとって、パートナーを表すのは6、7室支配の土星である。

ラグナロードの太陽と7室支配の土星は敵対惑星同士であり、元々相性が悪い上に7室の支配星は同時に6室も支配している。

太陽は王室の人であり、土星は奴隷である。

獅子座ラグナは生来的にパートナー(対人関係全般的に)を尊重せずに部下か奴隷のように扱ってしまいがちな人々である。

輝きが強すぎるので、パートナーはその光で焼かれて、部下や奴隷の立場に甘んじるしかなくなるのである。


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そんなことで、私は米倉涼子には獅子座ラグナの典型的な特徴の多くを見出していた。

そして、今回、12月30日に協議離婚に至っている訳だが、現在、木星が乙女座をトランジットし、土星が蠍座の27度付近を通過中である。

従って、6室(離婚)と10室(注目を浴びる)にダブルトランジットが生じている。

獅子座ラグナに設定すると、離婚のタイミングとしては納得できるのである。

また土星は来年2017年1月26日から射手座に入室するが、そうすると乙女座に土星がアスペクトして、乙女座にダブルトランジットが形成されるが、米倉涼子は月が牡羊座に在住しているため、月ラグナから見て6室にダブルトランジットが生じている。

おそらく米倉涼子はラグナから見ても月から見ても現在、離婚のタイミングなのである。

問題はダシャーでこの離婚のタイミングを説明できるかである。

獅子座ラグナに設定すると、彼女は現在、ラーフ/水星期である。

奇妙なことに米倉涼子は、2014年12月26日に2歳年下の一般人男性(元々リクルートにいたが独立して広告会社を創業)と結婚したのは、ラーフ/水星期であった。

従って、ラーフ/水星期に結婚して、ラーフ/水星期に離婚したのである。

これは何故かと考えると、非常に彼女の普通でない結婚が浮かび上がってくる。

私はインターネット上の様々なサイトの情報を吟味して、彼女の結婚がどのようなものであるかイメージすることが出来た。

ラーフ/水星期の前はラーフ/土星期であるが、アンタルダシャーの土星は6、7室支配で12室に在住し、ラグナロードの太陽、2、11室支配の水星と接合して、火星からアスペクトされている。

つまり、非常に特徴的な配置として、ラグナロードの太陽と7室支配の土星が12室に在住していることがよく分かる。

まず米倉涼子がパートナー関係など私生活のことについて一切、マスコミに語らず隠しているのはこの配置のためである。

彼女は一年半同棲した後で結婚したと述べていることから、2013年6月ぐらいから同棲していたと考えられる。

その当時、一緒にプライベートを過ごす姿などが目撃されている。


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そして、この時、ダシャーはラーフ/土星期であったと考えられる。

そもそも最初の出会いは、2011年冬で、米倉涼子の行きつけのバーで出会ったという。

彼女がプライベートでお忍びで利用していた深夜のバー(12室)で出会ったということである。

つまり、6、7室支配で12室に在住する土星が、このパートナーの男性を象徴している。

この土星に対して、ラグナロードの太陽が接合しているため、敵対惑星同士でかなり相性が悪いとはいえ、このバーでの出会いから発展して濃密な同棲するまでの仲になったことが分かる。

然し、彼女自身はこうしたプライベートを一切、マスコミに明らかにしてこなかったのは、彼女にとっての12室だからである。

米倉涼子は、サバサバした性格のようで、実は根暗な所があって、M気質であるそうだが、それはラグナロードと7室支配の土星が水の星座である蟹座に在住している配置が物語っている。

wikipedia には以下のように記されており、これが彼女の隠された私生活での姿である。

「クールな役を演じることが多いからかっこいいイメージがありますが、実は暗い性格で自信がなく、よく周りのスタッフから「お前は自信がなさ過ぎる」と言われる」という。「黒革の手帖」「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」などのゼネラルプロデューサーを務める内山聖子は「実はもの凄く小心者」「人見知り」「姉御肌というより、甘えっ子です」と言っている。
(wikipedia 米倉涼子より引用、抜粋)

彼女はこの心を許した男性の前でだけ、甲斐甲斐しく夫の世話をする蟹座的な女性として振る舞ったと考えられる。

日頃、メディアの前で常に主役を演じる女優として、華々しく振る舞うのとは全く対照的である。

つまり、これだけ私生活の実態と華麗なスターとしての立場が乖離する事例は、少ないと思われるが、そうしたケースである。

この男性は付き合い始めてから「お前の友達は常識がない」と言って支配し始めたそうである。

それで米倉涼子は、それまでの友人と距離を取り始めたという。

男性は米倉涼子の人格を否定し、行動を制限し、門限を決めて命令したり、酒で酔う米倉涼子に激怒したりしたそうである。

然し、そのような彼に出ていくように勧めると「これからは心を入れ替える、君を大事にする」と言って、態度を急変させ、それを信じると再び、同じことを行なうパターンを繰り返していたようである。

つまり、米倉涼子の最近のプライベートは、DV気質の彼氏との密室的監禁的な共依存関係であったと考えられる。

これは明らかに蟹座12室に在住するラグナロードの太陽と6、7室支配の土星の絡みが象徴している。

土星はこのパートナーの男性を象徴しているが、蟹座に在住しており、自己中心的で保守的なタイプである。

蟹座は自分自身のスタイルや、ルールを持っており、自分のテリトリー内にいる家族(配偶者)には同じルールを求める。

従って、米倉涼子に門限を決めたり、酒で酔う米倉涼子に激怒したり、米倉涼子が交友関係を幅広く行うことを好ましく思わなかったのである。

蟹座の男性はあくまでも妻である女性には家庭に入って自分を支えてほしいと思うのである。

他の男性や友人たちにエネルギーや時間を割いたり、活発に社会活動をしていくことを認めたくない訳である。

そのような保守的で自己中心的で支配的な男性であったことが分かる。

蟹座の性格が否定的に現れた場合の典型的な事例である。

6、7室支配の敵対惑星の土星がラグナロードの太陽に接合しているために米倉涼子は、こうした男性と同棲するまでの濃密な関係になりながらも、毎日のように衝突を繰り返していたことが分かる。

そして、男性の暴力(モラハラ)はエスカレートし、男性の地元での飲み会の席で、米倉涼子の行動が気に入らなかった男性は、皆の前で、米倉涼子に怒鳴り散らすまでになった。

米倉涼子はトイレにこもって泣いたそうである。

おそらく米倉涼子も獅子座ラグナであり、自己主張も強く、ラグナロードの太陽が土星に接合しているということは、彼女の自己主張する存在が、彼の存在を惨めにさせたに違いない。

つまり、悲劇的なのは、太陽と土星は常に敵対惑星であり、彼には米倉涼子と共にいるカルマがありながらも太陽の存在自体が彼を焼き、彼を惨めにするのである。

一緒にいるだけで、敵対的関係や喧嘩が起こるしかないという悲劇的な関係性である。

彼は「お前は常識を知らない。付き合った人間も普通じゃない」「服装も変だ。髪型も変だ。ツメも変だ。全部変だ」と言って、米倉涼子を全否定し、一晩中、5時間も正座で説教したという。

つまり、このように米倉涼子を批判する男性とは、6、7室支配で蟹座に在住する土星で象徴されることは明らかである。

しかし、不思議なことにそんな状況の中にありながら、米倉涼子はラーフ/水星期に結婚をするのである。

結婚して自分が良い奥さんになれば、相手が変わってくれるのではないかとかすかな希望を抱いた賭けのような結婚だったという。

米倉涼子の結婚とはこのように少し奇妙な結婚だったということである。

つまり、結婚した時に最悪の関係性であったということなのである。

彼女は相性が悪いものの、折角、出会った男性との関係を何とか維持していきたいという微かな可能性に賭ける半分絶望的な選択であったということである。

そして、結婚して5日目にクラブでカウントダウンパーティーをしていた時に酔った男性が突然、怒り出して米倉涼子の首を絞めだしたという。

何故、こうした結婚と、最悪の夫婦関係が同時に起こったのかということはこの時のダシャーから理解できる。

この時、ダシャーはラーフ/水星期であったが、水星はラグナから見て、2、11室支配の水星である。

2室は結婚生活のハウスであり、人はしばしば2室の支配星のダシャーの時期に結婚するのである。

しかし、水星は11室の支配星でもあり、11室は最強のトリシャダヤハウスであり、貪りのハウスである。

従って、11室の支配星というのは最悪の機能的凶星である。

そして、11室は6室から見た6室目のハウスであり、離婚や暴力を表すハウスでもある。

2、11室支配の水星とは機能的凶星としてはかなり凶意が強いことが分かる。

そして、この2、11室支配の水星が6、7室支配のマラカの土星と12室で接合して、ラグナロードの太陽に絡んでいる。

彼女が酔った男性から首を絞められたのはそういう訳である。

通常、11室の支配星というのは嫉妬深く、競争心旺盛で、貪欲な同僚を表している。

この11室の支配星がダシャーで顕現する場合、そのような人物が近づいてきて信頼関係や友情を築くのは難しいのである。

また自分自身も相手に対して貪欲になってしまう。

つまり、このステージになって、パートナーである男性は米倉涼子をライバル視し、競争する相手(敵、ライバル)として認識し、お互いに思いやる関係とはほど遠い関係となった。

結婚とこのような深刻な対立が同時に起こったのは、この水星が2室と11室を支配していることによる。

その後、男性は新プロジェクトを立ち上げるため、大阪に行ってしまい、米倉涼子も2015年2月に結婚を機に引っ越した新居から出て、ホテルで暮らしていたという。

この時、土星は蠍座を通過し、木星は蟹座をトランジットして、4室(引っ越し)と6室(離婚)にダブルトランジットしていた。

7室の支配星が12室に在住する配置は、遠距離恋愛の配置であり、通常、パートナーと中々会えないとか、パートナーが遠くに行ってしまう配置である。

従って、パートナーの男性は米倉涼子を置いて、大阪に移住してしまった。

そして、土星が蠍座から射手座に入室していくこの最後のタイミングになって協議離婚が成立したようである。

土星は星座を出ていく最後のタイミングで効果を発揮する為、このタイミングでの離婚なのである。

お互いに結婚のことは語らないことを条件に離婚が成立したようである。

お互いの評判に傷をつけることを回避して、利益を確保するという形での非常に打算的な協議離婚である。

これが6、7室支配の土星に接合する11室支配(獲得、利益)の水星期に生じたことが重要である。

米倉涼子が男性と同棲し始めたと推測される2013年6月当時、トランジットの木星は双子座を通過中で、土星は天秤座を通過して、米倉涼子の3室天秤座と5室射手座にダブルトランジットが生じていた。

獅子座から見て恋愛の5室にダブルトランジットが生じており、また月から見て7室にダブルトランジットが成立していた。

この時はそれでもまだ関係が良好で、恋愛の甘美さを体験していたことが理解できる。

一緒にプライベートを過ごす姿などはこの当時、撮影されたものではないかと思われる。




しかし、その後、2014年6月19日の時点で、木星が蟹座に入室している。

そして、12室(プライベート、監禁)にダブルトランジットしている。

12室には6、7室支配の土星が在住し、2、11室支配の水星も在住して、ラグナロードの太陽がそれらから傷付けられている。

従って、この頃から米倉涼子とパートナーの不幸で濃密な共依存関係が深まっていったと思われる。

夫の批判や暴力(モラハラ)がエスカレートしていったのが、この頃である。

そして、米倉涼子はそうした夫の批判や暴力(モラハラ)に消耗したが、最後の望みをかけて、2014年12月26日に結婚した。

12室には7室支配の土星とラグナロードの太陽(7室から見た7室の支配星)が在住しており、7室(配偶者)と1室(自分自身)にもダブルトランジットが生じており、このトランジットが結婚に結びついたのである。

つまり、彼女は当時を振り返って、それを”洗脳”と評価しているが、男性との傷つけられながらも濃密な共依存関係を築いたのがこの12室へのダブルトランジットの時期である。

この当時、彼女は男性から傷付けられたが、しかし密室的で監禁されたようなプライベート空間の中で、共依存関係にあったので、結婚を選択するような心理状態にあった。

何としてもこの結婚を維持しようと思ったのである。

それは絶望的な選択であった。

しかし、2014年11月2日に土星が天秤座から蠍座に移動すると、4室と6室にダブルトランジットが生じ、それで、彼女は新居を飛び出して、ホテルに住むようになった。

男性も大阪に行ってしまい、それで実質的には離婚がその時に成立したと言える。

彼女の結婚には普通でない印象が付きまとっていたが、私は米倉涼子を獅子座ラグナに設定して検討してみて、それがどんなドラマであったのか、初めて理解することが出来た。

これは明らかにカルマであり、米倉涼子の結婚運なのである。

しかし、米倉涼子は2018年頃からラーフ/金星期になり、金星は月から見た7室の支配星で5室に在住しているため、彼女には再び、恋愛の機会が訪れるのではないかと考えられる。

その頃、土星は射手座から7室にアスペクトし、木星は天秤座から7室にアスペクトして7室にダブルトランジットが形成される。

木星は月から見た7室をトランジットし、土星は逆行したタイミング(2018年4月18日から)で、月から見た7室支配の金星にアスペクトする。

パートナーが現れて恋愛をする時期である。

これが離婚をした米倉涼子へのはなむけの言葉である。



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(参考資料)
黒ねこ図書館 『米倉涼子がなぜ離婚を決意?旦那の洗脳と博打だった結婚とは』

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 明けましておめでとうございます。
    またチャートの考察というより感想となり失礼します。

    先生はレイア姫の記事で
    「多くの俳優は、自分自身の私生活上の生き方を超えた役柄は演じられない」
    とおっしゃってましたが、
    米倉涼子にもまさにピッタリと当てはまりますね。
    ドクターXのドラマをご覧になったことはありますか?

    米倉涼子が主役の女医となる話ですが、

    彼女は、病院という組織に属さず、群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスとスキルだけで天才的な手術を行う、一匹狼のスーパードクターです。

    彼女の事を目の敵にする、病院の権力者たち・男性ドクターたちは、
    病院内の利益や秩序、権威、医局の人員を何よりも優先し、団結して異端な物を排除しようする、保守的なドクターの群れです。
    米倉涼子を恐れ、奔放な振る舞いや衣服まで、「病院にふさわしくない」と細かく批判します。
    12室は病院という世間から隔絶された場でもありますよね。

    先生の推察したチャートからいくと、まさにハマり役ではないでしょうか?
    初期の1話だけでも雰囲気が掴めるので、良かったらご覧ください。

    7室の支配星はパートナーの性質をあらわすのですか。
    私は牡羊座で火星が定座にありますが、
    パートナーになった人は、皆、いい意味でも悪い意味でも、勝手に自分で決めて、勝手に行動してしまいますね…私が干渉する余地がないというか。

    逆に、米倉さんのように私側に干渉された経験は全然ありません。
    そんなパターンもあるのかと驚きました。
    自分のなかでは当たり前だと思ってた事がまた崩れた瞬間でした。
    • 明けましておめでとうございます。

      米倉涼子のドクターXの役柄の詳細ありがとうございます。

      私は見たことがないので参考になりました。

      確かに米倉涼子は単純に幸せなキャラクターではなく、
      何か心に闇を抱えた主人公の役が似合いますね。

      まさにそのように様々な俳優が、その人のはまり役を演じることが
      多いです。

      ラグナロードが7室の支配星と接合して、更に12室(ドゥシュタナ)に
      在住しているということが、パートナーから干渉されて悪い影響を受けがちな配置であるという
      ことです。また敵対惑星同士という面も大きい訳です。

      やはり人それぞれ条件が違ってきますから全ての惑星やハウスとの絡みが検討材料となります。

      7室に7室の支配星が在住してラグナにアスペクトしているだけでは干渉を激しく受けるとは言えません。

      ラグナにアスペクトはしている訳ですが、やはりラグナロードと7室の支配星の絡みというものが、
      濃密な関わりになってきます。

      人がいれば人の数だけ、カルマも違います。

      それが惑星配置で分かるというのは非常に興味深いことです。

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