スターウォーズでレイア姫を演じたキャリーフィッシャーが亡くなったそうである。
最近、自伝「The Princess Diarist(原題)」を発表し、1作目の撮影当時、ハリソンフォードと不倫関係にあったことを告白して物議を醸していた。
そんなことがあったのもつかの間、心臓発作で急に逝ってしまった。
キャリーフィッシャーがレイア姫を演じたのは、スターウォーズの旧三部作で、第1作目の「新たなる希望」の時、ちょうどマハダシャーラーフ期に移行したタイミングである。
1977年 スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 火星/月 ⇒ ラーフ/ラーフ
1980年 スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 ラーフ/ラーフ ⇒ ラーフ/木星
1983年 スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 ラーフ/土星
ラーフは11室で減衰しているが、高揚する月からアスペクトされており、減衰がキャンセルされている。
またラーフのディスポジターである火星が月から見てケンドラの10室に在住しており、減衰はキャンセルされている。
また7室支配の月からアスペクトされ、ラグナロードの土星と接合しているため、ラージャヨーガを形成している。
このマハダシャーラーフ期はディスポジターがその結果を表すが、ディスポジターの火星は4、11室支配で2室に在住し、1、2室支配の土星と星座交換している。
従って、1-4、1-11、2-4、2-11の絡みを生じており、ラージャヨーガと2つのダナヨーガを形成している。
この火星は3、12室支配の木星と5、10室支配のヨーガカラカの金星と相互アスペクトしている。
従って、4-5、5-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。
一見、それ程、パッとしない感じではあるが、このラーフ期はそれでもニーチャバンガラージャヨーガやラージャヨーガ、ダナヨーガなどの多くのヨーガに恵まれて、スターになることが出来たと考えられる。
ラーフから見ると木星と金星が10室に在住し、またナヴァムシャでもラーフは7室に在住しているが、ディスポジターの太陽は4、9室支配のヨーガカラカの金星とラージャヨーガを形成している。
10室における金星と太陽の絡みなどは、まさに「レイア姫」といった感じである。
「レイア姫」とは王族の娘であり、やはり生まれつき権力を備えている。
例え、それが映画の役柄であったとしても、チャートでは姫を演じられるカルマが必要なのである。
そうでなければ姫は演じられない。
出生図でも5、10室支配の金星は太陽と星座交換しており、太陽は減衰しているが、ディスポジターと星座交換しているため、減衰がキャンセルされている。
これは不思議なことだが、多くの俳優は、自分自身の私生活上の生き方を超えた役柄は演じられないのである。
大抵、その人物の本質的なキャラクターに合った役柄が与えられる。
彼女にとって、スターウォーズのレイア姫は当たり役だった。
スターウォーズという巨大な映画事業の主役を演じたことで、その後の俳優人生を歩んでいくことが出来たが、
その後の出演映画では特にこれといった存在感を示すことは出来なかった。
キャリーフィッシャーと言っても「レイア姫」以外の役柄を思い出すことがなかなか難しい。
キャリーフィッシャーはまさにスターウォーズで産み落とされた女優なのである。
そして、彼女は2015年にスター・ウォーズ/フォースの覚醒で、30年振りにレイア姫を演じている。
その後、自伝を出版し、スターウォーズで花開いた自分の映画人生を懐かしそうに振り返っていた。
その中の甘美な思い出として、ハリソンフォードとの不倫関係もあったのだろう。
彼女はそうして、自分の人生について振り返った後、突然、心臓発作で、人生の幕を閉じた。
ダシャーは、マハダシャー土星期に移行した後の土星/水星期である。
マハダシャーロードの土星はマラカの4、11室支配の火星と星座交換し、マラカの月と相互アスペクトしている。
アンタルダシャーロードの水星はマラカの2室に在住するマラカの火星からアスペクトされていた。
彼女の女優人生は、スターウォーズで始まり、スターウォーズで終わった。
スターウォーズは彼女の青春であった。
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