現在の日韓関係について、韓国のマンデン図から検討して、非常に納得の行く理解に辿り着いた。
もう一度、振り返ると、韓国は現在、マハダシャー木星期であり、木星期がスタートしたのが、2012年6月からだが、ちょうどこの頃から、韓国は国内や世界の各所に慰安婦像を設置する反日ナショナリズム運動を開始したのである。
これはダシャーのロジックから見ると非常に納得できることで、3、6室支配の木星が2室に在住する配置は、3室は宣伝、広告のハウスであり、6室は暴力のハウスである。
そのため、慰安婦像を世界各地に配置して、観光名所とすることで、韓国の反日プロパガンダを推進し始めたのである。
そして、設置された慰安婦像は、各国の公的な場所に設置され、その広告、宣伝の拠点として、韓国の国家戦略の財産(2室)となる。
2室は国家の宝(National Tresury)という象意もあるようである。
またこの木星は月から見ると、1、4室支配で12室に在住しているため、海外(12室)に設置された建造物[慰安婦像](4室)を表わしている。
これは1953年の竹島の占拠などもこの象意に該当すると思われ、韓国が独立した時からの行動傾向を表わしている。
李承晩時代 1948年に初代大統領に就任した李承晩は、日本から戦争賠償金を獲得するために「対日戦勝国(連合国の一員)」としての地位認定するよう国際社会に要求したが、連合国からは最終的に認定を拒否され、1951年の日本国との平和条約を締結することができなかった。そのため、李承晩は李承晩ラインの設置(1952年)や竹島の占拠(1953年)によって一方的に武力で日本の主権を奪う政策に出た。一方、国内では朝鮮戦争という危機的状況下でも権力を維持し、戦争中に釜山へ移転していた政府を休戦後に再びソウルへ戻す事が出来た。朝鮮戦争後、李承晩は政敵の排除(進歩党事件等)や反政府運動に対する厳しい弾圧とともに、権威主義的体制を固めていった。しかし、経済政策の失敗で韓国は最貧国の一員に留まっており、権威主義的な施策もあって人気は低迷していった。そのため、不正な憲法改正や選挙など法を捻じ曲げての権力の維持を図ろうとしたものの、1960年4月19日の学生デモを契機として政権は崩壊し(四月革命)、李承晩はハワイへ亡命した。 (wikipedia 韓国) |
また6室は、軍隊による他国領土への攻撃(戦争)、労働組合、ストライキ、医療サービス、医師と看護師、国家の食物供給、恵まれない人々、畜産などを表わすという。
この慰安婦像設置の反日ナショナリズム運動を「軍隊による他国領土への攻撃」として考えることも出来るし、また6室は労働者や貧しい人たちを表わしており、主に国内の恵まれない国民を表わしている。
こうした労働者や貧しい人々の政府への批判をを日本への批判へと転換して、こうしたプロパガンダを推進している為、それが6室の支配星が同時に3室を支配する意味である。
因みにヒトラーも天秤座ラグナで、3、6室支配の木星が3室に在住していたが、この配置のため、ゲルマン民族が純粋で、最も優れているとする優生学的な極右思想を展開している。
木星は理想を表わしており、3、6室を支配する場合、偏見や歪んだイデオロギーを表わすのである。
韓国の建国図においても、3、6室支配の木星は、歪んだイデオロギーを表わしている。
それが慰安婦像の設置を通じた執拗に執念深い反日ナショナリズムを表わしているのではないかと思われる。
『wikipedia 韓国の民族主義』を見ると、最近、韓国では、韓民族優越主義が台頭しているそうである。
日本語講師の中岡龍馬は、近年、韓国でエスノセントリズム・韓民族優越主義(かんみんぞくゆうえつしゅぎ)が台頭しつつあると主張し、これを朝鮮語で「我が国」を表す「ウリナラ」から、俗に「ウリナライズム(またはウリナリズム)」と呼んでいる。この思想を持つ者は、「韓民族は歴史や文化や能力などで周辺諸民族よりも優れている」と主張している。 (中略) 韓民族優越主義者による主張の例 韓国起源説 韓国では長い間、冊封体制下で中国の歴代王朝に事大の礼を尽くしていたこともあり、中国文明の影響を濃厚に受けており、中国諸王朝や文化の極めて強い影響のもとに文化を発達させてきた。ところが、現代において、韓国外で評価の高い主に日本や中国の事物を韓国が起源と主張する論調をしばしば取ることがあり、極端なものでは明らかに日本や中国で醸成された文化や文物と検証されている著名な歴史的事物や人物を韓民族(韓半島)起源のものであると主張することがある。これについては、近年中国や日本から、歴代の朝鮮王朝は自国独自の文化を排斥し中国文化を崇めていたため独自文化が近隣諸国と比べ発達せず、近代の韓国人がそれに対する劣等感を持っていることや、李氏朝鮮までの文化の継続的な継承が行われていない百済や高句麗等の歴史まで自民族史として語る歪んだ思想が原因であると指摘されている。 誇大妄想史観 「韓民族は北東アジアの覇者であった」という偽史を創作し、その定着を図っている。韓民族の活動した地域は、北はバイカル湖、南は沖縄、西はメソポタミア、東はアメリカ大陸ということになっている。 2007年大韓民国大統領選挙に立候補した許京寧経済共和党総裁は、「中国諸国と連邦をしてアジア連邦を作り、失われた高句麗領土を取り戻したい」「失われた渤海の旧領と、三国時代にヨーロッパまで伸ばした韓半島の故土を取り戻すのが私の夢だ」としている。 韓国KBSの番組「満州大探査」は、「満州はもともと韓民族の土地。清朝を樹立した愛新覚羅氏も、祖先は韓国人」と主張している。 大田大学校哲学科の林均澤元教授が2002年12月に韓国書鎮出版社から出版した「韓国史」において、唐の時代に、高句麗、新羅、百済が中国の大半を有しており、唐の版図は雲南省や四川省などのわずかな部分に過ぎず、高句麗、百済を滅ぼしたあとの新羅の版図は、現在の東シベリア、モンゴル、華北地域など中国北部全体、華中地域、チベット自治区、新疆ウイグル自治区など広大なものとなり、唐は華中地域や華南地域をおさえるにとどまったと主張している。 韓国の圓光大学校教授が広西チワン族自治区の百済郷を調査し、「この地はかつて、百済の植民地だった」と発表した。 「朝鮮の文明化は日本よりも時期が早い」という主張 朝鮮民族から発現された文化はそれほど多くない。しかし韓国人が満州族や漢民族の文化を自民族の文化と捏造したり、日本から朝鮮半島に伝わった文化の韓国起源を捏造したり、日本での独自文化の発現と外国から受け入れた文化の変革と発展を無視することで、明治維新以前の日本にあった全ての文化・産業・社会は「中国→朝鮮→日本(朝鮮→中国→日本)」という順番で伝わったものであるという認識が生まれている。韓国のメディアでは、このような認識に基づいて「今の日本の繁栄があるのは全て朝鮮のおかげ」「そもそも韓国の文明化は中国より早い」という自民族優越主義的な論評が日常的に行われており、特に日本に対する蔑視と自民族優越主義的な視点は公教育における歴史教育でも顕著である。 (wikipedia 韓国の民族主義) |
自民族優越主義というのは、他民族に対して戦闘的な歪んだ思想であり、ヒトラーのナチズムと同じように3、6室支配の木星が表わしていることがはっきりと分かる。
こうしたハウス支配とダシャーの理論から、韓国のマンデン図の3、6室支配の木星はまさに反日ナショナリズムを表わしていることが分かるが、3、6室支配の木星はトリシャダヤハウスとドゥシュタナハウスを支配しており、また6室それ自身もトリシャダヤハウスとドゥシュタナハウスを支配している。
トリシャダヤハウスとドゥシュタナハウスが絡むと、欲望の苦しみが更なるカルマを積み増す配置である。
この時、欲望の苦しみとは、怒りや復讐心であるが、それは決して満たされないので、怒りや復讐心は更に激しくなり、暴力のカルマを積み増していく。
戦争で、やられて、やりかえすという繰り返しは、延々と終わることのないカルマを生産する。
イスラエルと、パレスチナの関係性などもそうである。
この反日ナショナリズムは、韓国の日本の占領と併合に対する復讐であることは間違いないが、復讐をする場合、新たなカルマを積み増していることは間違いないのである。
日本側としては、この復讐に対して、過剰に反応せずに淡々と理性的に対応していくことで、カルマの解消が可能である。
但し、韓国側の過度の復讐行為をそのまま許容していると、韓国に新たな罪を犯させるため、理不尽な要求には毅然とした対応も必要に思われる。
発達心理学における反抗期の理論
以前から韓国と日本の関係性には発達心理学における反抗期の理論が適用できると考えて来た。
例えば、1910年に日本が韓国を併合した時に日本から韓国へ多額の投資が行なわれ、インフラ整備や教育など、韓国が近代化する為の様々な方策が行われた。
歴史的に見て、日韓併合というのは、韓国に近代化のための様々な恩恵をもたらした。
これはハーバード大学などでも教えられている国際基準の認識である。
例えば、台湾などでも日本の統治時代を懐かしく思う人々がいるという。
イギリスなどの過酷な搾取よりも日本の統治の方が穏健で、インフラ整備や教育などの様々な恩恵があったという。
日本の右翼、あるいは、極端に左翼的な人を除いて、全体的な日本人の一般的な人々が、誇りとしている歴史事実である。
但し、韓国にとっては、こうした日本の主張や歴史認識を屈辱に感じるようである。
小室直樹の『韓国の悲劇』によれば、そもそも韓国は、日本がポツダム宣言を受け入れて、第二次世界大戦が集結した後も、韓国には日本の日章旗がたなびいており、韓国は自分自身で独立を勝ち取った訳ではなかった。
そのまま日本の統治から米国の統治へバトンタッチされ、それで3年を経過した後に韓国はやっと独立を果たしたのである。
この歴史事実に劣等意識を感じるが為に韓国は、「二度と日本には負けるものか」と猛烈な闘争心をもやし、独立を果たした後に、竹島の占拠や様々な日本への独立闘争を開始した。
(あたかも独立した後に日本への独立闘争を開始したように感じられる。現在、韓国のマンデン図ではマハダシャー木星期になり、木星がリターンしているので、日本への独立闘争のような過激なナショナリズムが韓国全土を覆っている。これは戦後に始めた日本への独立闘争の第二波といってもいいかもしれない。)
韓国は日本のおかげで近代化できたとか、インフラが整備できたとか、日本からの技術移転によって発展できたことに対する感謝とか、そうした気持ちは全く抜け落ちてしまっている。
35年間、併合統治されたという恨みしか残っていないのである。
その後も日本は韓国に負い目を感じるが故に様々に恩恵を与え、韓国が自分たちでは作れない部品や資源などの戦略物資を気前よく輸出してきた。
然し、そうした日本に経済的に依存していることも全て、韓国人にとっては、全く感謝にはならないようである。
日本に併合統治されたという恨みによって、全てが掻き消えてしまうからである。
日本は韓国にそれ位の事をして当たり前、加害者である日本の償いとして当然のことであるという論理によって、全て処理されるのである。
もし韓国が欧米の帝国主義によって先に植民地化されていたら、韓国はもっと過酷な搾取を受けて、近代化も果たせず、もっと貧しい国家でいるしかなかったとは全く考えない。
日本の一部として、日本が多額の投資をして、近代化したから、戦後もここまで発展したのだとは考えないのである。
こうしたことは、親子関係を考えてみればよく分かるが、子供が親に経済的に依存している場合に親が暴力的で支配的であったら、子供は親から経済的な恩恵を受けていても決して、親に感謝はしないのである。
親からいかに支配されたという恨みしか記憶には残らない。
親にこれだけのことをしてもらったとは全く考えないのである。
親から受けた被害の記憶が過度に拡大され、親からしてもらったことには良いこともあることに全く気付くことが出来ない。
日本は搾取的な欧米に比べれば、良い親だったと思われるが、韓国にとってはそうした考えには結びつかないのである。
特に経済的に依存している状況の中では、子供はそうしたことに気づくことが出来ない。
親から完全に経済的に自立して、親からの直接的な支援がなくなった時にはじめて、親の良かった面も悪かった面も含めて、客観的に評価することが可能になる。
親に半分、依存して甘えた状態で、親を批判しているというのが、反抗期に見られる現象であり、社会に出た後は、親にしてもらった良い面にも気づくことが出来る為、反抗期というのは終わりを遂げる。
反抗期というのは、親から経済的な援助を受けている間の現象である。
その状態の中では、親と子は密接な関わりの中で、感情的にも密な関係となり、子供はその自分の置かれた状況について客観的な評価をすることは難しく、親から受けている負の側面ばかりを強調しがちである。
おそらく韓国の状況もこれと似た状況ではないかと思われる。
日本を批判し、駄々を捏ねて甘えれば、日本は要求に応じる為、発達心理学や精神分析の理論における、太古的な自己愛的な状況の中にあり、日本からの支援というのは、当たり前で、要求すれば即座に欲求が満たされることから、自己愛的な万能感に浸っているのではないかと思われる。
そうした太古的自己愛的な万能感から抜け出すことは、適度なフラストレーションを経験して、母親から分離固体化していく過程においてのみ可能である。
昔、「積木くずし」という不良少女が更生するドラマがあったが、不良少女を母親が甘やかして何でもやってあげるので、少女は母親が自分の要求に対して何でも言うことに従うと見下して、要求がエスカレートしていくのである。
その時、生活指導の教師が、母親に娘に対して何でもやってあげないで、自分でやらせるようにアドバイスするのであるが、母親がそのように子供に厳しく接して自分のことは自分でやるように自立を促すと、子供は徐々に母親を見下す態度をやめ、更生していったのである。
この事例でも分かるが、日本は韓国のことを併合統治した負い目があるからか、戦後、韓国の理不尽な主張や要求に対して、特に抗議もせず、忍耐や許容するのみで、反日の態度を露骨に示されても韓国が要求するままに支援し続けた。
これはちょうど、「積み木くずし」における少女を甘やかせた母親のような態度である。
但し、これは母親も子供に嫌われたくないという心の弱さがある為にこうなってしまう。
韓国は日本に依存する立場であることを屈辱に感じており、日本に依存しているにも関わらず、日本には絶対に負けたくないと考えて、露骨に敵意を燃やしている。
それならば、もう日本は韓国を無条件に支援するのはやめて、敵意を燃やす相手に相応しいような普通の対応をすべきなのである。
韓国は日本に頼らずに自分たちで何でもやってみればいいのである。
そうした時に初めて、日本のありがたみに気づくのではないかと思われる。
そうすれば日本の支援がなければやっていけない現実に直面して態度を変えざるを得ないし、自分たちの現状についても客観的に評価できるはずである。
韓国の日本に支援を要求しつつ、日本への批判を繰り返す態度というのは、ちょうど反抗期の子供、不良化している少女の心理状態に似ているのである。
日本が韓国のあまりにも理不尽な要求に困惑し、遂に強い態度に出たことは全く正しく、他に選択肢はないと思われる。
その方が韓国の為になり、依存することによる屈辱を感じる必要もなく、自国を誇りに思うこともできる。
韓国の苛立ちというのは、日本に負けたくないと考えているにも関わらず、日本に依存していることに対するジレンマなのである。
然し、反抗期の理論によれば、このような態度を示す時、自立が近いことを表わしているのである。
※因みに今回、韓国のマンデン図を12:00で作成して偶々上手く説明することが出来た。astrotheme.comなどに記載されている韓国のマンデン図の時間は、独立のセレモニーが何時頃、始まったか分からない為に設定した仮の時間であると思われるが、11:00で作成しても13:00で作成してもラグナは同じ天秤座で、つまり、マハダシャーは3、6室支配の木星となる。セレモニーの開始時間は、午前の10:00 もしくは11:00、あるいは、午後であれば、13:00頃、開始される可能性が高いと思われるため、11:00~13:00の出生時間、つまり、12:00で作成したマンデン図で、上手く日韓関係を説明することが出来たのである。
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