南野陽子が離婚を発表 -夫によって損失するカルマ-



11月27日付のニュースによれば、女優の南野陽子が離婚を発表したそうである。



南野陽子ついにクズ夫と離婚…1300万円結婚指輪“自腹購入”の哀れと結婚直後に剥がれた“化けの皮”
2023/11/28 06:00 日刊ゲンダイDIGITAL (本多圭/芸能ジャーナリスト)

 女優の南野陽子(56)は27日、静岡市清水区の社会福祉法人「誠心会」の資金を着服したとして業務上横領の疑いで逮捕された夫の金田充史容疑者(52)との離婚を発表した。これまで度々トラブルが取り沙汰されてきた金田容疑者を、今度こそ庇いきれなかったようだ。

「南野は夫の逮捕を受けて“ショックです”とコメントを発表しましたが、これまで金田容疑者がトラブルを起こすたびに“私が信じなくて誰が夫を庇うんですか”と擁護し続けてきました。しかし、これ以上は仕事に支障をきたすのは明らかでさすがに限界だったようです」(大手芸能プロ関係者)

 南野は2011年3月3日に4歳年下で、当時自称・IT関連会社社長の金田容疑者と電撃結婚。周囲からは“ひな祭り婚”として祝福された。

「南野は1300万円もするハリー・ウィンストンの結婚指輪を披露して、喜びを隠せませんでしたが、指輪は金田からのプレゼントではなく、自分で買ったものでした。同い年の国生さゆりのパターンと似ているといわれていました」と言う女性週刊誌記者はこう続ける。

「国生は2012年に8歳年下のコンサルタント会社社長の男性と結婚。当初は“玉の輿婚”といわれましたが、夫は借金だらけで金を持っていなかった。国生は女の意地で自ら結婚指輪を買ったんです。結婚後、夫の正体が明らかになって離婚。元夫はその後、詐欺罪で逮捕されました」

 南野の夫の金田容疑者は、結婚直後に事務所の家賃を滞納していたほか、詐欺まがいの金銭トラブルを起こしていたことが発覚。会社の経営実態もなく、新婚間もなく化けの皮が剥がれた。

■銀座のママ妊娠騒動…際立った南野の節穴ぶり

「南野の惚れた弱みにつけ込んで、金田は銀座の高級クラブ通いをしていました。『J』というクラブの雇われママを口説いていたといいます。金田は銀座8丁目でクリニックの経営にかかわっていた。“俺の実家は和歌山県の不動王”と言っていたんで、ママは信用して売り掛けにしていましたが、500万円以上も売り掛けが溜まっていたのに払わない。不動産王というのが嘘だと判明したが時すでに遅しで、ママは妊娠していることがわかり、出産しました。結局ママは裁判を起こして2000万円の支払い命令が出ていますが、いまだ全額支払っていないようです」(銀座のクラブ関係者)

金田容疑者が事務長を務める東京・銀座のクリニックで、19年2月に1億8000万円の使途不明金が発覚。3月には箱根の有料老人ホームに入所している南野の父親の介護費用を金田容疑者が使い込んでいたことが明らかになった。

「21年9月には、金田が代表を務める埼玉県の病院で医師数名の給料が約1年分未払いだったことが『週刊文春』に報じられた。さらに写真週刊誌『FLASH』に、金田が運営にかかわる医療法人の借金を学校法人が引き受けるように、学校法人が校舎として使用している不動産に抵当権を設定した疑惑を報じられた。金田の逮捕は遅すぎた感がある」(芸能ライター)

 前出の銀座のクラブ関係者は、「金田はその間も銀座のクラブに足繁く通ってました」と言う。南野は昨年末に大手プロ「ケイダッシュ」から独立。個人事務所を設立して活動していた。

「金田がトラブルを起こしても、以前は事務所がフォローしてくれたので仕事に影響はありませんでしたが、今回は誰も守ってくれない。もっと早く別れるべきだったのに、南野の目は節穴だったというほかない」(前出の芸能ライター)

 南野の再起に期待したい。


夫である金田充史氏が、静岡市で特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人「誠心会」の前理事長・迫丸卓哉容疑者(43)とともに、法人の口座から現金1500万円を、金田容疑者が実質的に経営する会社の名義で取引する会社に振り込み、横領した疑いで11月21日に逮捕されていた。







夫がトラブルを起こすたびに「私が信じなくて誰が夫を庇うんですか」と擁護し続けて来たが、仕事に響くため、夫が逮捕されたことを受けて、遂に離婚を決断したようである。



夫は、銀座のクラブにツケで通い、巨額の借金をし、自身のクリニックで使途不明金が発覚したり、南野陽子の父親の介護費用を使い込んだりといったことも発覚していた。




南野陽子の出生データは5チャンネルにあり、出生時間は、14:23となっており、かなり正確な時間のように思われる。


(通常は正確な時間でなければ14:23などとは記さないで、14:20とか14:25といった形で、切り捨てや切り上げを行なうはずである)




早速、この出生データでチャートを作成してみた。







南野陽子は、この夫とは、2011年3月に結婚しているが、ラーフ/金星期であった。







ラーフ/金星期は、金星/ラーフ期と共に通常、無条件に結婚が起こりやすいタイミングであるが、出生図ではラーフは7室に在住し、金星はラグナの支配星(7室から見た7室の支配星)である。







またナヴァムシャでは、ラーフは8室に在住し、6、11室支配の金星と相互アスペクトしている。



この時期に結婚したことはラーフと金星が結婚生活の2-8軸で相互アスペクトし、ダシャーラグナから見た7室に金星が位置していることで、よく説明でき、8室にラーフが在住している為、南野陽子が結婚願望が強く、結婚を望んでいたことがよく分かる。



しかし、8室のラーフは、結婚生活のハウスを傷つけている為、結婚願望が強く、結婚するが、相手からは愛情や経済的支援が受けられないで苦しむことになりがちである。



また金星は6室の支配星である為、目下の相手の面倒を見るような消耗する関係性となり、最初から意見の不一致などが存在したことを物語っている。




ラーフ、ケートゥの1-7軸でのナクシャトラ交換


出生図では、ラーフは7室で、ケートゥが支配星となる牡羊座のアシュビニーに在住し、ケートゥはラグナで、ラーフを支配星とする天秤座スヴァーティーに在住し、ラーフとケートゥがナクシャトラ交換していることが分かる。



これは1-7室の星座交換と同じような効果をもたらし、パートナーとの濃密な関係性をもたらしている。









通常、ケートゥは過去世と関係があり、ラーフは来世と関係すると言われているが、この1-7軸でのラーフとケートゥのナクシャトラ交換は因縁の相手との濃密な関係を表わしている。



ラーフのディスポジターである火星は2、7室支配で12室に在住して、土星のアスペクトを受けており、パートナーに関する損失、またパートナーが家におらず、常に出歩いているなどの状況を表わしている。



7室をラグナとした場合は、ラグナロードの火星が6室に在住する配置で、パートナーが暴力的、支配的であることを表わしており、敵を粉砕する強さを持つ為、南野陽子に対しても夫は、色々負い目がありながらも強い態度であったことを物語っている。



逆に12室のラーフは怒りを表現できずに忍耐する傾向を表わしており、ひたすら夫の不品行に耐え続けるという形で、現れたようである。



火星は7室にアスペクトバックして、あたかも牡羊座に火星が在住しているかのような強さを発揮していた。



つまり、夫は、牡羊座の火星とラーフに象徴される短気で切れやすい計画性のない男であったという配置である。



そうした夫のカルマが、1-7軸のラーフ/ケートゥ軸にトランジットのラーフ/ケートゥ軸がリターンしたタイミングで、噴き出したのである。



離婚した現在は、木星/水星/土星期だが、木星は6室の支配星で、水星は12室の支配星(7室から見た6室の支配星)で、土星は離婚の6室に在住している。



ナヴァムシャでは、木星はラグナロードで11室に在住し、水星は7室支配で7室でバドラヨーガを形成しているが、土星、太陽によってアスペクトされて傷ついており、ラグナロードの木星からのアスペクトによる保護も見られる。



土星は2、3室支配でラグナに在住している。



この配置はあまり離婚するような配置に見えないのである。



現に南野陽子は別に離婚したかった訳ではなく、仕事に支障が出るので、仕方なく形式上、離婚したようにも思われる。



つまり、今の時期は傷ついた7室の支配星の象意を経験しなければならない時期であり、それはパートナーの不祥事であり、パートナーの逮捕である。



その結果、健全なパートナーシップを維持できなくなったということである。



6室や6室の支配星が、ダシャーによって活性化した訳ではなく、傷ついた7室の象意によって結婚が壊れる時は、意見の不一致や夫と仲違いして喧嘩別れするというよりもむしろ夫の不祥事により、夫との正常な関係性を維持できなくなったことを意味しており、それがチャートにもよく現れている。



しかし、6室の象意がナヴァムシャではっきり出ている訳ではない為、腐れ縁が続くのではないかという感じもするのである。



過去世のケートゥと、来世のラーフが1-7軸で、星座交換して濃密に絡んでいる南野陽子は、そう簡単にパートナー関係が終わったとは思えない。



腐れ縁が続いていくのではないかと思われる。



例えば、関係が切れずに腐れ縁として続いていくイメージとしては、三田佳子と息子の関係に似ていると言えるかもしれない。




因みに芸能リポーターは、「クズ夫と離婚したので、これからは仕事で復活を遂げて欲しい」といったメッセージを書き記している。





スケバン刑事でブレイク -ムクタヨーガ、チャンドラ・アディヨーガ、ハンサヨーガ、サラスヴァティー・ヨーガの発動-


南野陽子は、1984年秋、ドラマ『名門私立女子高校』(日本テレビ系)で芸能界デビューし、1985年6月23日に「純だね、陽子」「可憐だね、陽子」のキャッチフレーズのもと、CBSソニーから「恥ずかしすぎて」で歌手デビューし、1985年8月には、日生劇場「リトルウィミン-若草物語」で舞台デビューしている。


ちょうど女優や歌手や舞台でデビューしたのが1984年末~1985年8月の月/ラーフ期から月/木星期にかけてであった。


その直後である1985年11月には、フジテレビ系ドラマ『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』で主人公の2代目・麻宮サキ役を演じて、大ブレイクしている。












1986年3月発売の写真集『陽子をひとりじめ……』は、それまで最高に売れたと言われる薬師丸ひろ子の記録を抜き、女性アイドルの写真集の発行部数でトップとなった(ウィキペディアより)ということで、大ブレイクである。


出演したドラマやCMもヒットして、「10代の女神」と称される当時のティーンエイジャー層に絶大的な人気を誇っていたという。



因みにこの頃、私も10代で、まさに私自身、この当時のティーンエイジャーであった為、その当時、南野陽子が人気があったことはよく覚えている。



この頃は、インターネットもなく、まだテレビが力を持っていて、芸能事務所の力で、大規模に売り出してもらって、トップスターになれた時代のアイドルである。









南野陽子は10室の支配星である月が3室に在住し、3、6室支配の木星が10室で、高揚している為、3-10の星座交換があり、典型的な芸能人の配置である。



そして、月は木星と星座交換することで定座以上の強さを持ち、その上で、木星が8室に在住している為、ムクタヨーガを形成している。



また月から見て、水星、木星、金星が7室と8室に在住しているが、月から見て、木星、金星、水星が、6、7、8室に在住する(6、7、8室のいずれかに偏っていてもよい)場合に成立するチャンドラ・アディヨーガを形成している。



木星は10室で高揚している為、ハンサヨーガも形成し、ラグナロードの金星が10室に在住することで、在住による1-10のラージャヨーガも形成し、この強い木星に接続している。



また10室の木星と金星は、生来的吉星がラグナまたは月から見て10室に在住している場合に成立するアマラヨーガも形成している。



また更に見ていくと、チャンドラ・アディヨーガを形成する水星は月から見た7、10室の支配星で、9室支配の太陽と、7室で、1-9、9-10のラージャヨーガを形成しており、水星と太陽のコンビネーションは、射手座ラグナにとっての最高のヨーガカラカである。



更に水星は双子座7室のケンドラで定座以上にあり、ナヴァムシャでも双子座にあってヴァルゴッタマで、出生図とナヴァムシャの両方で、パンチャ・マハープルシャ・バドラヨーガを形成している。



従って、チャンドラ・アディヨーガを形成する水星は、強力なラージャヨーガを形成し、またヴァルゴッタマで、バドラヨーガでもある非常に強力な水星によって構成されている。



こうした強力なヨーガが、3-10の月と木星の星座交換に関係する形で、形成されている為、芸能界で、薬師丸ひろ子の記録を抜くほどのスターになったのである。







ちょうどスケバン刑事でブレイクしたのは、月/木星期であり、まさにマハダシャーロードの月とアンタルダシャーロードの木星は3-10の星座交換をして絡んでおり、アンタルダシャーロードの木星は、ムクタヨーガ、チャンドラ・アディヨーガ、ハンサヨーガ、サラスヴァティー・ヨーガを形成している惑星であった。




従って、理由なく、アイドルになり、スターになった訳ではないことはこの配置が物語っている。



しかし、当時のアイドルには全く自由がなく、芸能事務所の言いなり状態で仕事をしていたと思われ、その辺りは、ムクタヨーガで木星が8室に関係し、チャンドラ・アディヨーガで金星と木星が8室に関係しているからではないかと思われる。



強い8室は棚から牡丹餅的に長いものに巻かれるような形で、成功するが、自由意志は全く行使できない。言いなり状態である。





再びブレイクか -南野陽子の仕事での再ブレイク-


南野陽子は、離婚した今、木星/水星期だが、既に2017年2月からマハダシャー木星期に移行しており、仕事でブレイクする兆しが見えている。


2017年2月になる直前、つまり、ダシャーチッドラに入った2016年2月に約25年振りとなるソロコンサート「南野陽子デビュー30周年記念コンサート NANNO 30th ANNIVERSARY」を開催しており、これがきっかけだったようである。


最近の南野陽子の動向


2016年2月:約25年振りとなるソロコンサート「~南野陽子デビュー30周年記念コンサート~NANNO 30th ANNIVERSARY」を大阪・東京で、計6公演開催。同年6月26日:デビュー30周年記念コンサートの追加公演「〜南野陽子デビュー30周年記念コンサート〜NANNO 31st ANNIVERSARY〜シンデレラ城への長い道のり〜」を舞浜アンフィシアターにて開催。・・・・ラーフ/火星
2018年:NHK大河ドラマ『西郷どん』に出演。・・・・木星/木星

2020年:TBS『半沢直樹』に出演。・・・・木星/土星

2023年:カンボジア親善大使に任命される。・・・・木星/水星


(wikipedia 南野陽子より引用抜粋)


そして、2018年にはNHK大河ドラマ『西郷どん』に出演し、2020年には、TBS『半沢直樹』に出演するなど、立て続けに視聴率の高い話題作に出演している。







2023年にはカンボジア親善大使に任命されている。









これは明らかに政府の高官など、権力ある人からの恩恵という象意であるが、例えば、アマラヨーガには以下のような象意がある。




支配者から崇敬され、物質的な喜びを楽しみ、慈善を行ない、好感があり、助けになる(役立つ)」


ムクタヨーガやチャンドラ・アディヨーガも王者になる配置だが、こうしたヨーガの解釈は非常によく機能している。




このように強力なヨーガを持つ南野陽子だが、それが芸能活動においては、非常によく機能するが、それとは対照的に1-7軸に在住するラーフ/ケートゥ軸は、ケンドラに在住する2つの凶星で、チャートを激しく傷つけており、またラーフのディスポジターである火星は12室に在住して、土星からのアスペクトを受けている。



これがパートナー関係に苦労し、足を引っ張られるという配置であり、南野陽子が抱えていたカルマ爆弾である。





25歳から25年間続いた不遇な時期 -火星期とラーフ期-


土星は4、5室支配のヨーガカラカではあるが、ドゥシュタナハウスの12室に在住する火星に対してアスペクトする際には、明らかに生来的凶星としての凶意をしっかり発揮している。



また月ラグナから見ると、土星と火星は4室と10室に在住して、ケンドラの4-10軸を激しく傷つけている。



南野陽子は、スケバン刑事でブレイクして、輝かしいスターになったが、ある時からその魅力は色あせてしまい、急激に過去の人になった。







それは1992年(25歳)からのマハダシャー火星期辺りから始まったのだと思われる。



火星は上述したようにラーフのディスポジターで7室支配で12室に在住し、土星から傷つけられている惑星である。



金銭的損失を含め、パートナー関係で消耗する配置である。



そして、火星は月から見た10室に在住し、土星からのアスペクトも受けて、10室を傷つけている。



火星期が7年間続いた後、18年間のマハダシャーラーフ期が続くが、ラーフも7室に在住し、ディスポジターの火星の結果を与える為、計25年間、12室に在住する傷ついた火星の苦労を抱えたことになる。



それはおそらく、パートナーから絶え間なく足を引っ張られ、損失し、消耗するというカルマである。




因みに12室にはベッド上の快楽、性生活という象意もあり、12室の火星は、パートナー関係によって性的に支配されるといった解釈も可能である。




火星期に入ったのは、1992年で、結婚したのは2011年である為、結婚するまでに交際した相手とも総じて、パートナー関係で損失する傾向があったと考えられる。




25歳からの25年間とは非常に長い年月である。




その間、かつて、ムクタヨーガ、チャンドラ・アディヨーガ、ハンサヨーガ、サラスヴァティー・ヨーガの発動で、芸能界で大ブレイクして、スターになった南野陽子は、全く芸能界で目立たない存在となり、かつての輝きは失われ、細々とした芸能の仕事に甘んじる過去の人になってしまった。(実際には、芸能界から消えてしまい、消息不明で、過去の人になってしまったという印象が強かった。)




火星やラーフは、こうした強力なヨーガとは全く絡んでいない。



ディスポジターを通しても絡んでいないし、また在住するナクシャトラの支配星という形でも絡んでいない。



例えば、ラーフはアシュビニーに在住している為、ケートゥに飛ぶが、ケートゥはスヴァーティーに在住している為、再び、ラーフに飛ぶ為、7室のラーフとラグナのケートゥの間で行ったり来たりするだけである。



否定的なパートナー関係の中に閉じ込められており、全く他の経験をする要素が見られない。



またラーフのディスポジターである火星は乙女座に在住しているが、チトラーに在住している為、再び、支配星である火星が強調される。



唯一、火星のディスポジターである水星が、この連環の中から抜け出すが、ラーフ、火星共にかなり、これらの否定的な絡みの中から抜け出す要素が少ないのである。



従って、パートナー関係の不運の中に拘束され、閉じ込められていた印象である。





傷ついた射手座 -高い所からの転落-



またブレイクしていた時と、低迷していた時の落差がこれだけ大きくなったのは、高い所からの転落の象意を持つ射手座が強調されていることも関係しているかもしれない。



特に南野陽子の場合、月ラグナが射手座で、土星と火星からのアスペクトを受けている。







またナヴァムシャでも射手座ラグナで、土星と太陽が在住して激しく傷つけており、射手座の否定的な象意としての高い所からの転落を経験しやすくなっている。



特に射手座から見た変通星座である魚座、双子座、乙女座に土星、太陽、火星が在住しており、そこには傷ついたAKの水星も在住している。



射手座や射手座から見た10室には土星、火星、太陽が絡み、傷ついたAKの水星もアスペクトしており、チャラダシャーなどで射手座の象意が顕現した際には、高い所からの転落の象意が生じると考えられる。




ジャイミニスキーム



因みにチャラダシャーを調べてみた所、射手座のメジャーダシャーは、1986年6月から1993年6月の7年間、経験している。



この時、射手座からみて10室にAmKの火星が在住し、AKの水星がアスペクトして、PKの土星、DKの太陽なども10室にアスペクトして、10室でジャイミニラージャヨーガを形成していた。



従って、実際は射手座の時期というのは、ブレイクの時期であったことが分かった。







1999年にケイダッシュへ移籍してから2015年ぐらいまでは芸能活動は細々と続けていたようだが、あまり目立った活躍はなかったようである。



つまり、この辺りの印象が、芸能界から消えてしまい、消息不明で、過去の人になってしまったという印象なのである。







チャラダシャーでは、山羊座のメジャーダシャー(1993年6月~)、水瓶座のメジャーダシャー(2003年6月~2014年6月)の時期であり、山羊座から見ると、射手座は12室になり、AKの水星は6室に在住している。


そして、水瓶座から見るとAmKは8室に位置し、吉星である木星と金星は6室に位置することになる。



これらの時期に低迷を経験し、そして、魚座のメジャーダシャー(2014年6月~2022年6月)の時期に復活を遂げたようである。



魚座から見て、10室射手座には、AK、AmK、DK、PKがアスペクトして、10室が非常に強くなっている。



そして、2022年6月に牡羊座のメジャーダシャーの時期(~2027年6月)が来たが、このタイミングで離婚になったようである。



牡羊座はラーフの在住によって傷ついた7室で、牡羊座から見た7室には失望、裏切りを表わすケートゥが在住しており、夫への失望、夫から裏切られたという気持ちを表わしている。



7室の支配星である金星(配偶者の表示体でもある)はGKの木星とコンジャンクトしており、配偶者とのトラブルを表わしている。



牡羊座をラグナとした場合にはラグナロードの火星は離婚の6室に在住しており、またAKの水星とDKの太陽は、3室に在住して、土星、火星からアスペクトされて傷ついている。



牡羊座からは、AKとDKは、6室、9室、12室にアスペクトして、良くないハウス、特に6室は離婚、12室は別離にアスペクトしている。



その前は、魚座のメジャーダシャーであり、AKとDKは4室に在住して、7室にアスペクトしていた為、まだ結婚は続いていたのである。



現在、牡羊座のメジャーダシャーに入ってしまい、これは仕事面ではマイナスであるが、次の牡牛座のメジャーダシャーや双子座のメジャーダシャーは、再び、AmKは良い配置となってくる。



従って、マハダシャー木星期で、チャラダシャーが牡牛座や双子座の時期には、仕事運が上昇して来る。







つまり、2027年~2033年であるが、これらの時期が、南野陽子が復活を遂げて、最も活躍出来そうな時期であると言える。





ダシャムシャ


木星期に入って、仕事運が良くなることはダシャムシャによく現れている。



木星はラグナロードで8室に在住し、10室支配の水星は4室で減衰しているが、ディスポジターの木星からアスペクトされてニーチャバンガラージャヨーガを形成している。



土星からのアスペクトを受けて傷ついているが、このニーチャバンガラージャヨーガを成立させる条件となる木星期である為、仕事運は良くなるはずである。







木星は高揚した上で、5室支配で2室で高揚する火星と相互アスペクトして、1-5、4-5のラージャヨーガを形成している。



また木星から見たケンドラの4室で金星が定座にあり、マラヴィアヨーガを形成しているのもこの木星をサポートする良い配置である。



月ラグナから見ると、木星、金星、水星は、2室、5室、10室に在住し、サラスヴァティーヨーガを形成している。



従って、芸術、学問の方面で、力を発揮するはずである。





ダシャーの推移による落差の激しいチャート



今回、特に興味深かったのは、南野陽子がスケバン刑事でブレイクした時、月/木星期で、3-10の星座交換、ムクタヨーガ、チャンドラ・アディヨーガ、ハンサヨーガ、サラスヴァティー・ヨーガが発動しており、非常に強力なヨーガを豊かに形成していたということである。



そして、その後のラーフ期と火星期は、全くこれらのヨーガには絡んでおらず、これらのヨーガの恩恵は受けていなかったことである。




その落差が、あまりにもはっきりと出ていた。




南野陽子にとって、1-7軸に仕掛けれたラーフ/ケートゥ軸、及び、そのディスポターである火星と土星の6-12軸、月から見た4-10軸での相互アスペクトは、彼女の人生に仕掛けれたカルマ的爆弾である。











この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA