お笑い芸人・山里亮太について -世間を驚かせた蒼井優との結婚、仕事も絶好調の理由 - その1




最近、個人レッスン受講中の方から、南海キャンディーズの山里亮太について見てみたいとリクエストを頂いた。


パラシャラやジャイミニの技法のレッスンのために有名人のチャートを使うことが多いが、毎回、興味のある有名人をリクエストして頂いている。


山里亮太は、女優の蒼井優と結婚し、また仕事でも躍進し、お笑い芸人から今では、日テレの朝の情報番組の司会やその他、番組MCなどで幅広く活躍している。


永遠に結婚できない男の代表のように思われていた男が、何故、一流女優と結婚し、ここまでブレイクしたのかということである。






この山里亮太のラグナを特定するために同時に結婚相手である蒼井優のチャートを検討することは有効である。


それで、蒼井優について検索していると、西洋占星術を実践している方が、ブログのコメント欄などで、蒼井優のアセンダントは、牡羊座だと思うと、つぶやいていた。


西洋占星術とインド占星術ではアセンダントや惑星が、アヤナムシャ(約24°)の分、ずれている為、同じ土俵では議論が出来ないが、性格や雰囲気に牡羊座アセンダントの特徴があるとする意見としては参考になった。


実際、私も同感であり、快活でこだわりがない所など、牡羊座ラグナの可能性は高いと思われた。


山里亮太と入籍したのは、2019年6月3日で、その時のトランジットは、以下のような配置である。





発表した直後は、その異色の組み合わせに世間は驚いたものの、メディア記者や芸人仲間からも高評価で、お似合いのカップルだとする論調も見られる。





蒼井優を牡羊座ラグナに設定して、トランジットを見ると、木星は蠍座で逆行し、7室に絡んだ上で、7室の支配星である金星にアスペクトしている。


また土星は射手座から7室支配の金星にアスペクトして、7室にダブルトランジットしている。


更にラーフ/ケートゥも7室支配の金星にトランジットして、またこの時、火星や水星なども7室支配の金星をトランジットしていた。


トランジットの金星や太陽も直前まで、ラグナをトランジットしていたのであり、結婚のタイミングとして納得できる。



7室支配の金星が3室に在住する場合、芸能人やメディア関係の人と結婚することが多くなる。



また1-7軸にラーフ/ケートゥ軸が在住するが、7室のケートゥは、変わった相手と結婚するという象意であり、見た目やルックスはあまり気にしない配置である。


相手には精神的な理想を求め、ソウルメイトを探していたり、相手に対する理想が高く、その分、失望しやすい配置とも言える。


また7室に土星が在住する配置は、年上のパートナーと結婚するといった象意になる。



10、11室支配の土星が7室に在住している為、仕事関係の人(10室の支配星)や同僚や友人関係(11室)などの付き合いで知り合った可能性を示唆している。


実際、出会いは、南海キャンディーズの相方のしずちゃんの紹介によるものだという。







ラグナロードの火星は4室で減衰しているが、減衰する木星と相互アスペクトし、更に高揚する土星とも相互アスペクトしている為、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。



また減衰する火星が高揚する星座の支配星である土星はラグナから見てケンドラに在住しており、ニーチャバンガラージャヨーガの条件をいくつか満たしている。



そして、8室の支配星が減衰している為、火星はパラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果も発揮する配置である。




・・・このように順調に検証を進めていたが、途中で、牡羊座ラグナではなく、牡牛座ラグナであると気づいた。







牡牛座ラグナでも7室やラグナロードの金星にダブルトランジットが生じて、結婚のタイミングを示しており、ラグナロードの金星に火星や水星など多くの惑星がトランジットしていたことになる。


またラーフ/ケートゥ軸は、結婚生活の2-8軸をトランジットしていたのである。



結婚した2019年6月3日のダシャーは、火星/木星/ラーフ期である。



マハダシャーロードの火星は7室の支配星であり、アンタルダシャーロードの木星は結婚生活の8室の支配星で、7室支配の火星と相互アスペクトし、プラティアンタルダシャーロードのラーフはディスポジターが7室支配の火星である。



蒼井優は、火星と木星が減衰しているが、一流の女優であるからにはこうした減衰惑星が、何重にも二重否定の象意が現れているべきである。



もし牡牛座ラグナであれば、7室支配の火星が3室で減衰し、同じ芸能人と結婚したことを表わしており、また火星はニーチャバンガラージャヨーガも形成し、9、10室支配のヨーガカラカの土星と7-9のラージャヨーガを形成し、また8、11室支配の木星が9室で、減衰することでパラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮し、また2、5室支配の水星と相互アスペクトして、2-11、5-11のダナヨーガを形成し、こうしたダナヨーガが芸能の3室で形成されている為、芸能界からの収入を表わしている。



また蒼井優は、女優の他にも声優としても活動しており、歌が上手いそうである。



これは金星が2室に在住していないと出てこない象意であり、このことからも牡羊座ラグナではなく、牡牛座ラグナの可能性が高くなった。





第一子が誕生した2022年8月11日のトランジットを見ると、木星が魚座から5室と5室の支配星にアスペクトし、土星も山羊座から5室の支配星にアスペクトし、逆行して5室にもアスペクトしており、5室にダブルトランジットが成立している。



また土星は9室をトランジットし、木星は魚座で逆行して9室の支配星にアスペクトしている為、9室にもダブルトランジットしていたことが分かる。



ダシャーは、火星/金星期であり、出生図では火星は、5室支配の水星とコンジャンクトし、金星はディスポジターが5室の支配星である。





サプタムシャのラグナについては確実ではないが、火星はラグナロードで7室からラグナにアスペクトバックし、金星はラグナに在住して、9室の支配星とコンジャンクトし、ラグナの支配星からアスペクトされている。




牡牛座ラグナであれば、3室の支配星とコンジャンクトするマハダシャー太陽期や3室支配の月期に女優業に取り組み、7室支配の火星期になってから結婚したことがよく説明できる。



そして、女優として映画祭などで賞を受賞した時は、大抵、アンタルダシャーが、11室支配の木星期だったり、この木星と相互アスペクトする水星期だったり、火星期だったりすることが確認できる。



また2006年に映画『鉄コン筋クリート』、劇場版アニメ『ミヨリの森』、『いけちゃんとぼく』などで声優も務めているが、この時は、太陽/水星期で、水星は2室の支配星であり、また2室に在住する金星のディスポジターとなっており、また月、太陽から見た2室の支配星であり、この時期に声優の仕事を多くしたことが説明できる。



牡羊座ラグナの場合、水星が3、6室の支配星となってしまい、また木星や水星や火星のアンタルダシャーの時期に女優として、賞を受賞した理由も説明出来ない。



また蒼井優は、ファッションモデルをしていたということもあるが、着ている服装の好みやセンスから言ってもファッション界の流行の最先端を行っており、落ち着いた牡牛座の美を体現している。











牡牛座は頭を一カ所に束ねる髪型やゆったりとした丈の長いロングのコートやスカート類、モード学園の卒業生のような格好をしており、その服装のセンスには特徴がある。





ジャイミニスキーム





蒼井優は、結婚した2019年6月3日は、獅子座/天秤座であり、メジャーピリオドの獅子座にはDKが在住し、サブピリオドの天秤座にはDKがアスペクトし、天秤座から見た7
室にもジャイミニアスペクトしている。



また第一子が誕生した2022年8月11日は、獅子座/山羊座であり、メジャーピリオドの獅子座にはPKの木星がジャイミニアスペクトし、またPKの木星は逆行している為、獅子座から見た5室に絡んでいる。



またサブピリオドの山羊座にはPKの木星が在住し、山羊座から見た5室にもPKの木星がジャイミニアスペクトしている。



ジャイミニスキームでも、結婚と子供の誕生のタイミングを説明することができ、従って、牡牛座ラグナで正しいことがはっきりした。



ここまで苦心して、蒼井優のラグナを修正したのは、山里亮太のラグナを修正するためである。




蒼井優に関して、注目すべきは、火星や木星が減衰しているが、これらの惑星は、減衰惑星同士の相互アスペクトで、キャンセルされており、また火星については、高揚する土星との相互アスペクトでキャンセルされており、ニーチャンバンガラージャヨーガやパラシャラの例外則によるラージャヨーガ的効果が期待できる配置になっている。



一流の人物のチャートの中に減衰惑星があったら、それは複数の二重否定によって、キャンセルされていることを疑うべきである。(その2に続く)





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