前回、記事で、パートナーである蒼井優のラグナを牡牛座ラグナに修正したが、それは山里亮太のラグナを特定する材料の一つにする為である。
そして、こうしたパートナーのチャートも手掛かりにして種々検討したところ、山里亮太の出生のラグナは、双子座ラグナであると分かった。
双子座ラグナに設定すると、7室支配の木星が牡牛座12室に在住するが、この7室支配の木星が蒼井優の表示体である。
結婚した2019年6月3日のトランジットを見ると、双子座から7室射手座を土星がトランジットし、ラグナにアスペクトして、逆行して、7室支配の木星にアスペクトしている。
また木星は、蠍座から7室支配の木星にアスペクトし、逆行している為、ラグナにもアスペクトしている。
従って、7室とラグナ(7室から見た7室)にダブルトランジットを形成している。
また火星やラグナロードの水星などもラグナをトランジットして、7室にアスペクトし、また月や太陽も7室の支配星にトランジットしていたことが確認できる。
またラーフ/ケートゥ軸も1-7軸をトランジットし、金星も牡羊座から牡牛座に移動する直前で、2日後には牡牛座に移動した為、既に7室支配の木星をトランジットする効果を発揮していたと考えられる。
従って、全ての惑星が、結婚のタイミングを明らかに示していることが分かる。
ダシャーは、土星/ラーフ期で、マハダシャーロードの土星は8室の支配星で、結婚生活の2室に在住し、2室支配の月と2-9の星座交換をして、濃密に2室に関係している。
アンタルダシャーロードのラーフはディスポジターの金星が7室支配の木星と星座交換しているが、月から見ると、金星は結婚生活の2室に在住し、2室の支配星と星座交換している。
ナヴァムシャのラグナ
今回、山里亮太のラグナを双子座のプナルヴァスに設定したが、それは温和でのんびりとした平凡な性格が、プナルヴァスの正確に一致するからである。
双子座においてプナルヴァスは、第1パダ、第2パダ、第3パダと3通りあるが、ナヴァムシャのラグナで言えば、牡羊座ラグナ、牡牛座ラグナ、双子座ラグナの3つの可能性がある。
この中で、ラグナをプナルヴァス第2パダに設定し、ナヴァムシャのラグナを牡牛座ラグナとした。
それは、土星/ラーフの直前である土星/火星期は、土星が7室に在住し、火星が7室の支配星でラグナに在住するからである。
ラーフはディスポジターの金星が、ラグナロードで結婚生活の8室に在住しており、このタイミングでの結婚を説明している。
ナヴァムシャのラグナが牡羊座ラグナでも、双子座ラグナでもこのように明快に説明出来ない為、ナヴァムシャのラグナは牡牛座で正しいと思われる。
第一子が誕生したのが、2022年8月11日であり、この時のトランジットを見ると、木星が魚座で、5室の支配星をトランジットし、逆行して、5室にもアスペクトしており、土星は山羊座から5室の支配星にアスペクトし、5室にもアスペクトして、5室にダブルトランジットを形成している。
また土星は9室の支配星にもアスペクトし、逆行して9室にもアスペクトし、木星も9室の支配星にアスペクトして、逆行して9室に絡んで、9室にもダブルトランジットが生じている。
ダシャーは、土星/木星期だが、マハダシャーロードの土星は9室の支配星で、木星は5室支配の金星と星座交換している。
サプタムシャを見ると、マハダシャーロードの土星は9室支配の月とコンジャクトし、5室支配の木星からアスペクトされており、アンタルダシャーロードの木星は5室の支配星である。
マハダシャーロードの土星に対して、アンタルダシャーロードの5室支配の木星が一方的にアスペクトしており、主に5室支配の木星の象意が顕現したと考えることができる。
従って、トランジットで、結婚や子供の誕生が説明できると共にダシャーによって、出生図、ナヴァムシャ、サプタムシャにおいて、結婚や子供の誕生が説明することができ、ラグナは双子座プナルヴァス第2パダで、ナヴァムシャのラグナが牡牛座、サプタムシャのラグナは蠍座で正しいと思われる。
木星と星座交換するマラヴィアヨーガの金星、高揚する3室支配の太陽に対するシューバ・ウバヤチャリヨーガ
この双子座ラグナのチャートを見た時、ラグナロードで、4室支配の水星が、3室支配の太陽と共に11室に在住しているが、ここで、芸能人に典型的な1-3の絡みが見られる。
また10室支配の木星が、5室(3室から見た3室:3室の本質)支配の金星と星座交換する配置もエンターテイメントの世界で活躍する配置である。
金星は10室で高揚して、マラヴィアヨーガを形成し、7、10室支配の木星と星座交換して、強力である。
山里亮太が、一流の女優と結婚したり、番組司会者、MCとして、一流の芸能人と共演することが出来るのは、3室(芸能)支配の太陽が牡羊座11室で高揚しているからであり、また5室支配の金星が10室で高揚して、マラヴィアヨーガを形成しているからである。
山里亮太は、お笑い芸人として、漫才を披露するような下積み時代は終わったのであり、現在は、情報番組司会者、及び、各種番組MCにとして、多くのレギュラー番組を抱えて、大ブレイク中である。
そして、どんな番組の中でも豪華で華やかな舞台セットの中で、女子アナや宝塚女優など、常に女性に囲まれている姿が確認できるが、これは10室で5室支配の金星が高揚してマラヴィアヨーガを形成し、7、10室支配の木星と星座交換して、5-7、5-10のラージャヨーガを形成している為である。
更に言うと、1、4室支配の水星が11室でバラニー(金星)に在住し、5室支配の金星が10室でレヴァーティー(水星)に在住している為、10-11のナクシャトラ交換をしていることが分かる。
更にそれ以外の配置も見ていくと、山里亮太のチャートからは、以下のような極めて、強力な配置を確認することができる。
・ラグナロードで、4室支配の水星が、高い評価を表わす11室で、高揚する3室支配(芸能)の太陽とコンジャンクトして、1-3の絡みを形成している ・5室支配の金星が10室で、マラヴィアヨーガを形成し、7、10室支配の木星と星座交換して、5-7、5-10のラージャヨーガを形成している ・1、4室支配の水星が、5室支配の金星と10-11のナクシャトラ交換をして、1-5、4-5のラージャヨーガを形成している ・太陽の両側に星座交換によって強くなった金星(高揚)と木星が在住し、シューバ・ウバヤチャリ・ヨーガを形成し、高揚する3室(芸能)の支配星に対して、セシャドリアイヤー言う所の吉星によるネックレス(金星、水星、木星)を形成している ・2室支配の月が、9室支配の土星と星座交換して、2-9のダナヨーガを形成している(土星と月のコンビネーションはカリスマを表わしている) ・2室支配の月が11室支配の火星と9室で、コンジャンクトしており、2-9、9-11、2-11のダナヨーガを形成している(月と火星のコンビネーションはチャンドラ・マンガラヨーガであり、富をもたらす配置となっている) ・5室に在住するラーフは、ケンドラの1、4室支配の水星からアスペクトされることで、ラージャヨーガを形成している |
ジャイミニスキーム
因みに山里亮太のチャートをチャラダシャーで見ると結婚や子供の誕生のタイミングやキャリア上の躍進をよく表している。
例えば、結婚は、水瓶座/双子座で、起こったが、メジャーピリオドの水瓶座にはDKがアスペクトし、また水瓶座から見た7室にもDKがジャイミニアスペクトしている為、結婚のタイミングを表わしている。
因みにDKの太陽は、高揚して、ヴァルゴッタマであり、このDKが高揚して強いことが、一流の女優と結婚し、一流の芸能人たちと関わる配置であり、また自らの芸能活動においても司会業やMCなどでリーダーシップを取ることを表わしている。
またサブピリオドの双子座には、配偶者の表示体である金星がアスペクトし、また双子座から見た7室にもアスペクトしている。
また第一子出産は、水瓶座/射手座で起こっているが、メジャーピリオドの水瓶座は9室(5室から見た5室:5室の本質)であり、水瓶座にはPKの月が在住している。
またサブピリオドの射手座から見た5室にはPKの月がアスペクトし、また5室支配の金星もアスペクトしている。
水瓶座の時期は、2017年4月~2024年4月まで続くが、水瓶座から見た芸能の3室にはAmKの水星が在住し、DKの太陽とジャイミニラージャヨーガを形成した上で、10室にジャイミニアスペクトしており、まさにキャリア上の上昇を表わしている。
水瓶座自体にもAKの火星、PKの月が在住し、また牡羊座にはAmKの水星、DKの太陽が在住して、1室と芸能の3室で、AK-PK、AK-AmK、AK-DK、PK-AmK、PK-DK、AmK-DKなどの多数のジャイミニラージャヨーガを形成して極めて強力である。
2024年4月以降
しかし、水瓶座のメジャーピリオドはまもなく終わってしまうのであり、来年2024年4月からは、山羊座のメジャーピリオドに移行してしまう。
この山羊座は8室であり、また山羊座から見ると、ラーフが10室に在住し、GKの木星が5室から10室にジャイミニアスペクトしている。
仕事上で何らかの奮闘が生じるかもしれない。3室にBK (3室の支配星に相当)が在住していることは、芸能活動によく、また3室と5室で金星と木星が星座交換していることも芸能活動によい配置である。
山羊座から見て、5室にGKの木星が在住し、ラーフと土星がジャイミニアスペクトする配置は、子育てで苦労することを意味しているかもしれない。
それが仕事にも支障が出てしまうということである。
そして、GKは山羊座から見た7室にもジャイミニアスペクトしている為、そうした子育てのことで、夫婦にも意見の不一致が生じてしまうかもしれない。
AmKは4室に在住し、11室にジャイミニアスペクトしている為、何か芸能活動において、転落や中断が生じる訳ではなく、ステータスや肩書きは維持すると思うが、やはり、環境は変わってくるようである。
その他
その他の情報として、付け加えるが、山里亮太の芸風の特徴として、自分を卑下したり、自己否定するようなトークが多々見られる。
しかし、表面上、形の上では自己卑下して、自虐的な発言を披露してみせるが、その下には凄まじいまでの負けん気の強さと闘争心が潜んでいるようである。
実際は自分が一番であるという自信があり、また嫉妬心や競争心も人一倍強いようである。
これは、2室支配の火星が、攻撃的で暴力を表わす6、11室支配の火星とコンジャンクトしている為に生じている性質である。
太陽が牡羊座で高揚してヴァルゴッタマである為、自信があるからこそ、卑下して見せる余裕がある訳である。
山里亮太、自虐と嫉妬心に隠された「自己評価の高さ」を母親とのエピソードから考える 2018/10/11 21:00 cyzo woman 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます <今回の有名人> 「優勝すると、地元の1位はその子たち」南海キャンディーズ・山里亮太 『ボクらの時代』(フジテレビ系、10月7日) 自分のみっともない姿をさらけ出すことは、笑いを誘う。故にお笑い芸人は、妬みや嫉み、僻みをあらわにする。売れている芸人への嫉妬心や、モテなくて悔しい思いをしたことがそれに当たるが、これらは過去のエピソードであり、貯金と同じようなもの。テレビで披露するたびにエピソードは減り、残額はゼロになるはずだ。しかし、エピソードの貯金が尽き果てたはずなのに、妬みや嫉み、僻みにこだわる芸人がいる。オードリー・若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太である。 彼らはブレーク直後も自虐的で、モテるだろうにモテないキャラを貫く。その姿は、世間に彼らの自己肯定感の低さを印象づけるだろう。リア充嫌いの世の中に合っているし、あれだけ売れていながら、謙虚でオンナ遊びもしないということに、女性は好感を抱くかもしれない。 しかし、若林は今年、女優・南沢奈央と交際宣言をしており(結婚すると予想します)、また『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(角川文庫)で「第3回斉藤茂太賞」を受賞。一方の山里も『天才はあきらめた』(朝日新聞出版)の売れ行きが好調なようだが、ノンタイトル、さらに彼女がいないという点で、仕事でも私生活でも、若林に差をつけられたように思う。しかし、自分の可能性と成功を信じているという意味で、自己評価が高いのは、山里の方ではないだろうか。 10月7日放送の『ボクらの時代』で、若林、直木賞作家の西加奈子と鼎談にのぞんだ山里は、嫉妬心の強さを表すエピソードとして、「母校を応援できない」と話す。その理由は、今のところ、自分が地元で一番の有名人なはずだが、「母校が大会で優勝すると、地元の1位はその子たちだから」と語っていた。ジャンルも違うし、不利益を被るわけでもないのに嫉妬する狭量さや、自信のなさに、おかしさを感じる人もいるのだろうが、専制君主みたいな人だなというのが私の感想である。 そもそも、私は山里の自己評価が低いと思ったことはない。『毒出しバラエティー 山里&マツコ・デトックス』(TBS系)で、山里は「お前を干す」とかつて脅してきた人気オンナ芸人の存在を明かしていた。山里の怒りは収まらず、そのオンナ芸人の悪口だけを言うライブを大阪で定期的にやっていたと付け加えた。しかし、もし本当に山里の自己評価が低かったのなら、怒るのではなく、「干されたらどうしよう」と震えるのではないか。やられたらやり返す負けん気の強さに「オレはお前の下ではない」という自意識を感じてしまうのだ。 山里の自己肯定感を育んだのは「全てを愛する母親」か? 「山里、自己評価高い説」を私の中で決定的にしたのは、今年のお正月の『ボクらの時代』に出演した、山里と両親を見たときである。この日の会場は、山里が両親にキャッシュで買ってあげたというマンション(4LDK)。山里自身は贅沢をしないのに、親にはマンションのほかに369万円もするクルージングの旅をプレゼントするなど、親孝行をしている。売れた芸能人が親に物を買ってあげるというのは珍しくないが、それよりも突出していたのは、山里の母が、山里の全てを愛していることである。 成績が良かった、運動が得意だったなどの“成果”を、親が褒めることは多い。しかし、山里の母は「亮太はごめんなさいを言うスピードがいい」と、他人から見たら褒める対象になり得ないことも、いちいち評価する。山里の母は、学校の先生にもひるまない。小学生の頃、山里は授業を妨害する問題児だったそうだが、担任がそれを母親に知らせると「見ていないのに、叱ることはできない」と突っぱねたそうだ。また、山里の父は、息子が芸人になることについて、「お前は面白くないから」という理由で反対したものの、山里の母は大賛成。お笑い芸人の常として、山里はルックスの気持ち悪さをウリにしているが、母親は納得せず、上戸彩が結婚した際には「あんたがぼさっとしてるから」「HIROに盗られた」と言い、「この子と結婚したら、どうなの」とテレビを指した先には石原さとみがいて、山里が仰天したというエピソードも披露された。しかし、当の母親は「なんで驚くかね」とこぼし、息子と石原が釣り合っていると信じて疑わないのだ。 子どもの自己肯定感を育むのは母親であることは心理学で証明されているが、ささいなことでも褒める母親に育てられたら、強い自己肯定感を持って成長することができるだろう。故に、自分をけなされると「そんなはずはない」と腹が立つのではないだろうか。 ちなみに若林も、2015年放送の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、母親の話をしていたことがある。言うまでもなく、若林は多くのレギュラー番組を持つ売れっ子だが、母親に「オードリーは今の芸風のままでははやらない」とダメ出しされたそうだ。若林は「そんなことを言う前に『駆け込みドクター』(TBS系)が続いていることを褒めろや!」とキレてしまったそうだが、世の中には、できていることは当然のこととして無視する代わりに、できていなさそうな部分を執拗に責める母親というのも存在する。 若林が子どもの頃、自転車に乗る練習をし、その成果を見せると、母親は「まだフラフラしているじゃない」と褒めなかったといい、恐らくそういうタイプなのだろう。完璧でないと褒めてもらえないという状態では、人は自信を持ちにくい。若林は『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「マイナス思考芸人」回で、犬を連れて仕事にやってくる芸能人について「よっぽど自信があるんだな」と発言したことがあったが、若林の神経に触るのが「実績のある人」ではなく、「自分に自信がありそうな人」なのは、母親との関係と無関係とは言い切れないのではないか。山里と若林は、芸風こそ似ているが、ある意味“真逆”のように思う。 話を山里に戻そう。『ボクらの時代』で、若林に「山ちゃん、酔っ払って『ここまで来たら、女子アナか女優と結婚しないとやってられねーよ』って言っていたもんね」と暴露された山里。無理だというニュアンスを含んだ笑いが起き、山里は「モテない人間の特徴で、素敵で知的な美人に弱い」と言い訳したが、恐らく女子アナ狙いは本心だろう。お母さんも「亮太と釣り合う」と応援してくれるはずだ。母親が子どものメンタルに与える影響というのは大きいと、あらためて思い知らされた。 仁科友里(にしな・ゆり) |
上記の2018/10/11付のcyzo womanの記事『山里亮太、自虐と嫉妬心に隠された「自己評価の高さ」を母親とのエピソードから考える』によれば、山里亮太の自信や自己評価の高さは、母親から常に誉められて来たからだと分析している。
出生図では、4室の支配星である水星が高揚する太陽とコンジャンクトし、吉星に囲まれてシューバ・カルタリヨーガを形成し、ナヴァムシャでは水星は5室の支配星で5室で高揚して強力である。
またナヴァムシャでは4室の支配星は高揚している。
この4室の支配星の強さが、山里亮太の母親との関係を物語っている。
母親からの極めて安定的で強い信頼感が、強い自己肯定感を育んだと言える。
コメント