11月24日の夜、私は非常に精神が高揚してハイになっていた。
心が興奮して非常に高揚感に支配され、何か舞台の中央で踊りだしたい気分だった。
そんな折、夜18時頃から私はある会議の場にいたが、非常に興奮してよくしゃべった。今から思えば、トランジットの月が、マハダシャーの金星から10室で高揚して満月であり、ラグナから2室にトランジットして饒舌だったと思われる。
その日は、金星/金星/月/金星/水星期で、水星には火星がトランジットしていた。そして、木星も射手座から水星にアスペクトしている。
会議の場で、討論、闘争の要素が強い日だったので、恐らく、ダシャーロードの水星にトランジットの火星が接合しているのが効いているのではないかと思われた。
討論、闘争の要素が強い日だったので、このトランジットの火星が効いていたとしか思えない。もしくは月が高揚して満月だったからだとも思えるが、それだと全ての人が攻撃的で興奮していなければならない。
従って、この闘争的で興奮した心理状態と行動を説明するには闘争の表示体である火星がプラーナダシャーロードにトランジットしていたという説明をする以外にないのである。水星はコミュニケーションの表示体でそこに火星がトランジットすることで闘争的な口述になるのである。
しかし、そこに木星がトランジットしていたからか、それほど悲惨な状況にはならなかった。
その後、中華料理屋で食事をしているとコップをテーブルに叩きつけて割ってしまった。手が滑ったのだが、非常に豪快に割ってしまった感じであった。ひびが入った程度の話ではなく、コップは木っ端みじんとなった。
ここでも破壊の象意が出てくる。何か物を壊したり、闘争したりすることが多い日だったのである。それで、チャートを見てみると、プラーナダシャーロードの水星に火星がトランジットしており、マハダシャーからスクーシュマダシャーまで一切、火星とは関係がないため、やはり、
プラーナダシャーの水星に火星がトランジットした効果だとしか思えない。
このようなことからやはり、ポールが言うようにダシャーロードに対するトランジットは重要で出来事を引起すトリガーとなるようである。
火星は双子座の水星に既にかなりの期間トランジットしているのでもうとっくにそのような出来事が起こっても不思議ではなかったが、
しかし、ダシャーロードの支配星にトランジットするタイミングで火星が表意する出来事が生じたのである。
そして、昨日の夜は帰宅途中に交差点に侵入しようとしたときに、信号が赤になったので急ブレーキをかけると、バイクはそのままスライドして横転し、道路に放り出されたのである。交差点の門に交番があり、交番で見張りをしていた警察官が2人ほど自転車にのって駆けつけてきた。幸い手をすりむいただけで済んだが、いわゆる交通事故を起こしてしまったのである。
その時のダシャーは金星/金星/月/金星/ケートゥであり、やはりプラーナダシャーのケートゥに火星が逆行しつつトランジットしているのである。そして、事故が起こったのは23時前後であったが、その日の20:12ぐらいに月も双子座に入室して、ケートゥにトランジットしたのである。月と火星が双子座に同室している状態であった。
プラーナダシャーのケートゥに火星がトランジットし、さらにそこに4室支配の月がトランジットして、交通事故を起こしたのである。乗り物(4室)の事故(火星)である。
あるいは3室双子座は運輸、輸送のハウスであり、交通(道路)のハウスである。従って交差点で、交通に関する事故を起こしたと考えることもできる。
事故の表示体である火星はマハダシャーからスクーシュマダシャーの支配星まで一切登場せず、またトランジットの火星もただプラーナダシャーロードのケートゥに関わっていただけである。
そして、月はすでに双子座に入室したので満月でもなく高揚でもなく、また満月だとしても全ての人が牡牛座で高揚する満月を体験してもそれで事故を起こすわけではない。そのようにして条件を絞っていくと、やはりプラーナダシャーに対する火星のトランジットが効いていたという結論になるのである。そして月は自分を表し、また4室の支配星でもあるため、そのような事故が起こるタイミングであり、また乗り物の事故であったこともそれで説明できるのかもしれない。
そして、その事故は全く自分だけの自損事故であり、誰も巻き込まずに自分が横転して、怪我をしただけであった。誰かに巻き込まれたり、巻き込んだりするような事故ではなかった。それはやはり、ケートゥっぽいのである。
そして、木星がトランジットしていたせいか大事には至らなかった。手にかすり傷だけで済んだのである。しかし、出生の木星は逆行して、双子座ケートゥにアスペクトしているため、静的にも本来、予定されていたことなのかもしれない。
また面白いことに交差点に警察の出張所があり、交差点への侵入時に急ブレーキをかけたのは、そのまま信号無視で進んでしまうと、
警察に見られてしまうという配慮もあったのである。出張所の外で係りの警察官が常に当番制で車両の往来を見張っているのである。
だから急ブレーキをかけて転倒したのは警察に見張られていたので急ブレーキをかけたからとも言えなくはないのである。
3室の水星、ケートゥには土星が同室しており、この土星は出生の火星とも相互アスペクトしている。それで牡羊座ラグナの私は土星の表示体に制限をかけられて、それでしばしば衝突、問題を起こすという傾向が示されているのである。
今回のトランジットの火星は3室に在住する出生の土星と接合して制限を受けていたともいえるのである。警察というのは我々の社会生活に制限をかけて統制するのであり、表示体は土星である。
ダシャーロードに対するトランジットというものが重要であり、それはプラーナダシャーと絡む場合、その日に起こる出来事の象意がかなり絞り込まれるものと思われる。
事故の日
2007.11.26
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