オウム事件についての考察(続き)

先日のオウム事件についての考察の続きであるが、

全国指名手配の菊地直子、他が逮捕されたのが乙女座に土星がトランジットし、木星が牡牛座から乙女座にアスペクトして乙女座にダブルトランジットするタイミングであった。

乙女座に土星がトランジットしていたことから、乙女座に責任、試練のあるタイミングであり、かつ、乙女座の象意が注目を浴びるタイミングであった。

そうしたことからオウム真理教の信者は乙女座にラグナ、月、太陽、あるいは惑星集中などがあり、乙女座が強調されている人が主に信者なのではないかと指摘した。

読売新聞に興味深い記事が載っているが、今年2012年にオウム真理教への新規信者の入信が2000年以降で最多であったと伝えている。

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「オウム」新規信者、2000年以降で最多
読売新聞 12月21日(金)20時50分配信

 公安調査庁は21日、今年の国内外の治安情勢をまとめた報告書「内外情勢の回顧と展望」を公表した。

 オウム真理教について、主流派「Aleph」(アレフ)と、分派した「ひかりの輪」では、今年入信した新規信者が255人で、教団が団体規制法の観察処分を受けた2000年以降で最多だったことを明らかにした。

 報告書は、アレフ幹部が信者に対し、教祖の松本智津夫死刑囚(57)の執行回避を祈る修行に励むよう指示したなどと紹介。地下鉄サリン事件などで特別手配された高橋克也被告(54)ら3人が逮捕されたことで松本死刑囚らの刑が執行されると教団が考え、信者に同死刑囚への「絶対的帰依」をさらに強く求めていると分析している。
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2011年の5月8日から木星が牡羊座に入室し、2011年11月15日からは土星が天秤座に入室したが、2012年以降は木星は牡羊座をトランジットし、土星は天秤座をトランジットしている。

つまり2012年以降、乙女座からみて木星が8室に在住し、ダブルトランジットが8室に形成されている。

その後、5月18日には木星が牡牛座に入室したが、土星も5月16日から乙女座に一度、逆行しているが、6月26日から、再び、順行に転じて、8月4日から再び天秤座に入室する。

木星は10月4日から牡牛座で逆行し始めて、以後、現在(2012年12月22日)まで逆行し続けている。

つまり、2012年の初めから、木星は乙女座から見て8室から9室へ移動したり、9室で逆行したりして、土星との間で8室牡羊座にダブルトランジットを形成しているのである。

乙女座からみて8室は支配者、依存する相手を表し、9室はグルや師匠のハウスである。
入信というのは自分の師匠との出会いを表わすことから木星が9室にトランジットするタイミングがそうなのであるが、その9室がくずれた形が8室である。

8室は9室を損失するハウスであり、8室は支配者や上司、逆らえない相手を表わしている。

例えば、9室の支配星が8室に在住したり、8室の支配星が9室に在住したり、8室と9室の支配星が星座交換しているような場合、父親が強制的に変わる、つまり、養子縁組したり、あるいは誰か教師と出会うのであるが、その教師との縁が逆らえないような形で進行する。

そして、その突然の出会いに逆らえないで、改宗したり、入信したりといったことが生じる。

8室へのダブルトランジット、8室への木星のトランジットというのは支配者としてのグル(師匠)なのである。

そして、師匠との縁が強制的に進行し、そしてグル(師匠)への依存と服従が生じる。

2012年は木星が8室と9室を移動しつつ、逆行をしたりなどして、木星と8室、9室の絡みが生じ、これらの象意が顕現したタイミングと言える。

公安調査庁によれば、教団が信者に対して松本死刑囚への「絶対的帰依」を求めていると分析しているが、トランジットを検討すると、この分析は非常に正確に事実を伝えているように思える。

何故なら、現在、木星が乙女座からみて9室に在住して逆行して、8室にダブルトランジットが生じているからである。

つまり、支配者(牡羊座)からの強い影響力が信者(乙女座)に及んでいることを示している。

そして信者の支配者への依存はますます深まっているのが今のタイミングである。

 

公安調査庁がこのような正確なオウムの動向を捉えられるのは、オウム内部の、それも教団の幹部クラスの人間に内通者がいる可能性なども考えられる。

それによって正確な新規入信者などを把握できるのである。平信者(乙女座)にはそのような情報は知らされないため、幹部の内通者から直接仕入れているという可能性が考えられる。

あるいは教団施設を見張って出入りする信者を一人一人把握しているのかもしれないが、諜報の世界では中枢に敵への内通者が二重スパイとして潜伏しているということもよくあるようだ。

これまでの経験では、そのような情報を握ることができるのは諜報に関係するバラニー、プールヴァパールグニー、プールヴァアシャダーなどの火の星座のグループである。

公安調査庁もそうした諜報のナクシャトラに属しており、オウム内部の諜報のナクシャトラの内通者から情報を仕入れている可能性がある。

映画『グッドシェパード』でも、CIAのかなり上級クラスの幹部が二重スパイとしてロシアに内通していたことが示されていたが、諜報の世界ではよくある出来事で映画でも似たような状況が描かれる。

ここまで行くと想像の域を出ないのだが、現在、牡羊座にダブルトランジットしている状況から、支配者(牡羊座)からの強い影響力が信者(乙女座)に及んでいることはまず間違いないのである。


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