ひろゆきがランウェイに登場 -プチメディア王-



ひろゆきは2ちゃんねるの創設者として有名だが、2ちゃんねるの中傷書き込みの管理人責任を追及され、裁判で敗訴し、多額の賠償金を請求されているが、それらの賠償金を支払った形跡がなく、多くは踏み倒していると考えられる。


2ちゃんねるというアングラな掲示板を運営して、その掲示板にはポルノや風俗業界などのリンクが貼ってあり、当時、広告収入が年間、サラリーマンの生涯年収と同じぐらいの金額が入ってくると述べている。


どうしても悪いイメージしかなかったが、最近、時代が変わったのか、出所してきた堀江貴文を盛んに持ち上げるなどして、youtuberとして、頭角を表わし、その後、インフルエンサーとして、Abema TVの番組や日経テレ東大学などに頻繁に出演し、様々な社会問題に意見を述べるまでになり、最近では、3月4日に夫婦で、ランウェイに登場するなど、話題を振りまいている。






おそらく今現在、土星と木星が10室にダブルトランジットしている為である。


(※木星が魚座から蟹座10室にアスペクトし、土星が水瓶座から10室の支配星である月にアスペクトしている)



現在、ラーフ/ラーフ期で、2020年9月30日からマハダシャーがラーフ期に移行している。





ラーフのディスポジターである金星が、1、8室支配で、3、6室支配の木星と3-8の星座交換をしている。


ラグナロードの金星が3室に在住し、3室の支配星と星座交換している為、メディアを運営したり、メディアに出演することが仕事なのである。




3-8の星座交換


3室(メディア)が8室(不労所得)と星座交換している為、莫大な広告収入などが不労所得として入って来るが、


8室は不道徳なハウスであり、3-8の星座交換で、2ちゃんねる自体が、アングラな掲示板で、犯罪に利用されることもあるのは、8室が絡んでいるからである。


またポルノや風俗産業などからの広告収入を得ていたり、賠償請求訴訟を起こされて、敗訴しているのもこの配置の為かもしれない。


6-8が絡んでいる為、非常に違法で、不道徳な活動で、ネット右翼の活動や犯罪の温床となっているというイメージである。


海外でも匿名掲示板「4chan」を運営し、ヘイトスピーチ、オルタナ右翼、白人至上主義、ネオナチ、男性至上主義、反ユダヤ主義、反フェミニズム、反グローバリズムなどに活動の場所を提供しているとして、批判を受けているが、そうしたこと全体が、3-8の星座交換が物語るものである。


しかし、月から見た場合、木星と金星は、5-10の星座交換をしており、金星が5室で、木星が10室に在住して、クリエイティブで、社会を啓蒙するような教育者の役割も発揮する配置になっている。


この辺りが興味深いことである。


金星と木星の星座交換が、一方では、物議を醸すメディア活動となり、一方では、社会的啓蒙活動を表わす配置となっているのである。




ヴィーパリータラージャヨーガ

そして、ひろゆきは、敗訴して巨額の賠償金を請求されているにも関わらず、それらを全て踏み倒し、支払い義務を果たしていないが、にも関わらず、テレビやネットテレビに出演でき、社会的制裁を免れている。


これは6-8の星座交換により、ヴィーパリータラージャヨーガが成立しているからではないかと思われる。


メディアの3室が同時に訴訟の6室を支配しているので、訴訟を起こされるのであるが、実際、敗訴してもそれがダメージにはなっておらず、社会的には許されている。


またフランスに移住したことによって、日本の警察や税務署などの規制当局の手から免れている。





6室支配の木星が8室に在住し、また6室の支配星が8室の支配星と星座交換することによって、訴訟を受けて、有罪になっても実害が出ないのである。


裁判で確定した債務は、支払いを拒絶し続けることで、うやむやになっている。


今まで踏み倒した金額は、利子を含めると、30億円以上になるという。


ここまで踏み倒しが出来たことは、ヴィーパリータラージャヨーガが働いたと考えないと説明が難しくなる。



またひろゆきは、2チャンネルや海外で展開する4ちゃんねるの他、ニコニコ動画などのメディアも立ち上げている。


そうしたメディアを抑えていることも大きいかもしれない。


インターネットの黎明期に既存のメディアの既得権益に挑戦する形で、2ちゃんねるや、ニコニコ動画を起ち上げて、今では、テレビ朝日も保険の為にサイバーエージェントと組んで、Abema TVを起ち上げている。


そこにひろゆきが登場するのは、自然な流れかもしれない。


今やインターネットを利用するメディアが既存のテレビなどのメディアにとって変わろうとしており、それで、昔はアングラな人物でしかなかったひろゆきが、一躍時代の寵児のようになってきたということである。



2つのナクシャトラ交換

ひろゆきのチャートで、特徴的なのは星座交換だけではなく、ナクシャトラ交換が2つもあることである。


一つは、9、12室支配の水星がアヌラーダ(土星)に在住し、4、5室支配の土星が、アーシュレーシャ(水星)に在住している。


それで、2-10のナクシャトラ交換をしているが、これらの支配するハウス同士が関係することで、4-9、5-9のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。





もう一つは、11室支配の太陽がヴィシャーカー(木星)に在住し、3、6室支配の木星がクリティッカー(太陽)に在住して、2-8のナクシャトラ交換をし、3-11、6-11の絡みが生じている。


これらはメディアで収入を得て、訴訟をされながら奮闘して、収入を得ることを示しているように見える。



そして、ナクシャトラ交換ではないが、金星、ケートゥ、月が、同じケートゥを支配星とするナクシャトラに在住している。


金星、ケートゥ、月のそれぞれの惑星のダシャーの時期に他の惑星の配置の象意を経験することになる。


例えば、金星はムーラに在住しており、金星期には、7室に在住するケートゥの象意や11室に在住する月の象意を経験することになる。



また更にもう一つ言えば、ラーフはスヴァーティー(ラーフ)に在住して、ケートゥはアシュビニー(ケートゥ)に在住している為、自分を支配星とするナクシャトラに在住していることで、ラーフ/ケートゥ軸は定座に在住しているかのように強くなっている。


そして、それぞれの惑星は、ディスポジターを辿ると、最終的に2室で強力なダナヨーガを形成する太陽、水星、火星の配置に収束していくようである。


2-10や2-8のナクシャトラ交換は、富を生み出すのに非常に効果的である。




ナヴァムシャ -大衆からの人気-


ナヴァムシャを見ると、更にひろゆきが、メディアで、頭角を表わした理由が分かる。





メディアの3室に太陽、月、火星が惑星集中し、9室にヨーガカラカの土星と木星がコンジャンクトしている。



木星と火星は減衰しているが、相互アスペクトし、またディスポジターとコンジャンクトしている為、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。



この3-9の軸にラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している為、メディアで成功したのである。



しかも蟹座で惑星集中して、蟹座が強いことから、youtuberとして大衆から人気が出たのである。



「ひろゆき」などと愛称で呼ばれたり、大衆から愛されるキャラクターとなる。



ラグナは天秤座のヴィシャーカーで、目的がないと行動出来ないタイプで、一見、何も考えていないように見えて、よく考えて行動しているようである。



掲示板を世界展開していることも目的意識を持って、コツコツ活動しているように見える。



何も考えていない人間が、偶然、2ちゃんねるがヒットして、金持ちになった訳ではないようである。




ユーモアのセンス -笑いながら話に毒を盛る-


ひろゆきは、共演者たちと友好的な雰囲気を演出しながら、笑いながら、突然、相手の急所や痛い所、弱点などを突くような指摘を行なったり、毒舌で、鋭く批評する。



直前まで友好的に話を進めていたのに突如、共演者たちはひろゆきのこの鋭い突っ込みにたじろぐようである。





笑いながら突っ込んで来るので、あまり強い態度や険悪なムードで応酬することが出来ない。



これはひろゆきのコメンテーターとしての一つの才能かもしれないが、これは2室支配の火星が蠍座で定座に在住し、スピーチの表示体である水星がコンジャンクトしている為である。



この火星と水星が、2-9の強力なダナヨーガを形成し、また火星は、11室支配の太陽との間でもダナヨーガを形成している。



トーク番組などで、友好的に会話を進めつつ、相手に聞きにくいことなどを聞いたり、相手の矛盾などを指摘するのに力を発揮し、更にこれが彼に収入をもたらしているということである。





これまでのダシャーの推移


ひろゆきは、1999年に2ちゃんねるを開設したが、その頃、太陽/ラーフ、あるいは太陽/木星期である。



太陽は11室の支配星で、6室支配の木星と相互アスペクトし、更にナクシャトラ交換もしているだけあり、当初は批判に晒されることが多かった。





太陽期が終わると、2003年から月期に移行するが、2005年の月/火星 or 月/ラーフ期辺りにニワンゴ(現:ドワンゴ)を設立して、ニコニコ動画などの配信サービスを初めている。



月は10室の支配星で、11室に在住し、5室にアスペクトしていることから、事業活動に本格的に取り組んだことが分かる。



そして、2013年9月30日から火星期に移行して、2015年の火星/ラーフ or 木星期付近で、フランスに移住している。



火星は7室(海外)支配で、12室(海外)支配の水星とコンジャンクトしており、月から見ると9室(海外)の支配星で、引っ越し、住まいの4室の支配星でもある。



ナヴァムシャでも火星は7室(海外)と12室(海外)の支配星であり、9室(海外)の支配星と相互アスペクトしている。



また4室の支配星である為、不動産の取得、引っ越しを意味している。




そして、2020年9月30日からラーフ期に移行しているが、ラーフはラグナに在住しており、ここ最近、youtubeなどの番組への露出が増え、自己主張が激しくなっている。



上述したようにラーフのディスポジターである金星は1、8室支配で、3、6室支配の木星と星座交換し、1-3の絡みが見られる為、メディアの運営とメディアに出演する活動が活発化し、月から見て、5-10の星座交換をして、木星が10室に在住しているからか、インフルエンサーとして論客として社会に提言をするようなポジションを得ている。


啓蒙活動家としての側面が出て来たと言える。



その為、最近のひろゆきは、体制側の優等生的な発言をすることが多くなったと言われている。



それはちょうどラーフ期に移行した辺りからである。



ナヴァムシャではラーフのディスポジターである木星は、ニーチャバンガラージャヨーガを形成し、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮する配置で、3-9軸で、太陽、火星、土星によって形成されるラージャヨーガに含まれており、自らもダナヨーガの一部である。




ダシャムシャ


ダシャムシャを見ると、ラーフのディスポジターの土星は5室で高揚し、金星と5-9の星座交換をしている。





現在、チャラダシャーは、牡牛座で、PKの木星が、AKの土星と相互アスペクトして、ラージャヨーガを形成している。




木星は、PK(5室:創造)で、BK(3室:メディア)の金星と星座交換している為、メディア活動で成功している。




その為、ひろゆきは、今現在、好調であり、今となっては、インターネット草創期に2ちゃんねるを創設したパイオニアとして、時代の寵児の扱いになっている。




こうした良い配置が、ランウェイへの出演という形で、実りをもたらしたと言える。





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コメント

コメント一覧 (3件)

  • すみません、確認ですが、今、土星は水瓶座にあるため、蟹座にはダブルトランジットはしていないのではないですか?
    • 木星は10室にアスペクトし、土星は水瓶座から10室の支配星にアスペクトしている為、10室にダブルトランジットしています。

      また土星は、2023年1月18日から水瓶座に移動していますが、
      暫くは影響が残存し、山羊座からアスペクトしているかのような影響が残ります。
      木星と土星のトランジットは星座に入る2ヶ月~2ヶ月半ぐらい前から、
      効果が始まり、星座を抜けた後も暫く効果が残存します。

      その為、10室の支配星へのアスペクトを考慮しなくても土星が山羊座から10室にアスペクトしている効果を考えてもいいかもしれません。

      (補足)
      私自身は、蟹座10室にダブルトランジットが生じていると誤解して書いたようで、指摘頂いた点は、その通りです。
      しかし、よく見れば、結局、10室にダブルトランジットは生じていました。
      そもそもランウェイなどに出演する場合、あらゆる人から見られ知られる大舞台である為、10室の象意です。
      起こっている出来事から10室にダブルトランジットが起こっているはずだと考え、それからトランジットを確認します。
      そして、実際、10室にダブルトランジットは起こっていました。

  • 支配星へのアスペクトも考慮するのですね。勉強になりました。

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