幸福の科学・大川隆法亡き後の骨肉の遺産争い-グル・チャンダラ・ヨーガの発現-




幸福の科学・大川隆法総裁の死について、前回、再度、改めて、チャートを検討してみた。


大川隆法の死亡後、長男の宏洋氏は、骨肉の遺産相続争いになると予想しており、そして、宏洋氏自身も2018年10月頃に週刊新潮の取材に対して、「私は大川隆法総裁を信仰していませんし、彼のことを神だと思ったことは一度もありません。彼は私の戸籍上の父親です。それ以上でも以下でもありません」と主張し、絶縁宣言を行っている。


youtube動画などでも父親の霊言を信じておらず、霊言がインチキであると主張したり、父親に対する批判を繰り返している。


こうした大川家の親子関係を見ると、これは明らかにグルチャンダラヨーガの発現である。





出生図では、木星は8、11室支配の機能的凶星で、土星と火星からアスペクトされて激しく傷つけられており、ラーフ/ケートゥ軸ともケンドラの位置関係(ケンドラサンバンダ)にあることで、影響を受けている。



またナヴァムシャでは、木星はラーフ/ケートゥ軸と絡んで、土星からアスペクトを受けている。



従って、グル・チャンダラ・ヨーガである。


グル・チャンダラ・ヨーガの発現としては、伝統的な宗教ではなく、新興宗教として、例えば、仏教といった既存の宗教からの教えを拝借し、自分の低級な霊能力と合わせて、独自の新しい宗教、教えを生み出したという革新性もその一つの現れである。




また自分自身がブッダの生まれ変わりであると宣言してしまうような所もグルチャンダラヨーガの発現であると考えられる。


ブッダ自身が、これを見たら、自分の名前を語り、自分に成り代わろうとする不届き者だと思うかもしれない。



もう一つは、子供が不良化したり、父親に反抗するということである。


これは、長男の絶縁宣言や父親を信仰していないといった発言の中に伺える。



そして、もし大川隆法亡き後に長男の宏洋氏が言うように子供の間で、信者の間で、骨肉の遺産相続争いが起こるとしたら、それもまたグルチャンダラヨーガの発現と言えるかもしれない。







幸福の科学内で、今後、誰を後継者として擁立するのか、その後継者を決める過程で、何か派閥争いのようなことが起こらないかどうかは要注目である。



大川隆法は、おそらく、ケンドラに4つの凶星が在住しているのだが、シュリK.N.ラオは、ケンドラに3つ以上の惑星が在住していたら、もしその人が占い師だったら、その人の予言は信じないと述べている。



従って、それを適用すれば、大川隆法の霊言は、信用できないということになる。



然し、そうではあっても2室に集中する金星、月、水星、太陽、そして、バドラヨーガの水星は、出版や映画などのメディアを駆使した事業活動において成功する配置であり、創業社長として成功する配置である。



この点だけは評価できるが、然し、宗教家としての質や霊言の真実性が疑わしい点などは、グルチャンダラヨーガの表現であり、実際、その証拠とも言える長男の宏洋氏との確執などで、明らかになっている。



2023年3月4日付のFRIDAYの記事によれば、長男の宏洋氏は、もし後継者になったら、幸福の科学の財産を全部売り払うと述べており、師匠や父親のゆかりの物を師匠や父親亡き後に売り払うという典型的なグルチャンダラヨーガの特徴を示している。


「幸福の科学の財産を全部売り払います!」大川隆法の長男・宏洋が語った「もし僕が後継者になったら」
2023/3/4 14:00 FRIDAY DIGITAL

「彼は『80歳まで生きる』『生涯現役』と豪語していましたから、本人としてこういった最後はまったくの想定外だったと思います」

淡々とした口調でそう語るのは、大川隆法氏(享年66)の長男・宏洋氏(34)である。

宗教団体「幸福の科学」の創始者である隆法氏が亡くなったという一報が出たのは、3月2日のことだった。宏洋氏の誕生日からわずか6日後の出来事だった。

「隆法氏は2月28日未明に港区の自宅で倒れ、病院に救急搬送。3月2日に死亡が確認されています。3月1日時点で隆法氏の死去に関する情報が関係者に出回り、各社裏取り取材に追われていました」(全国紙社会部記者)

その確認先の一つとなったのが息子である宏洋氏だった。

「僕自身もメディア関係者から隆法のことを知らされました。ただ、現時点で団体側から隆法の死についての連絡はありません。他の兄妹にもコンタクトを取りましたが、今のところ誰からも返信はありません」(宏洋氏)

’86年に設立されて以降、実に37年間にわたって教団のトップに君臨した大川隆法総裁。絶対的な存在だったからこそ、その訃報によって注目を集めるのが「後継者争い」である。鍵を握るのは、後妻の紫央さん、そして宏洋氏を含む5人の子供たちの動向だ。

「今も団体に残っているのは紫央さんと長女の咲也加の2人だけです。次男の真輝と三男の裕太は少なくとも僕とは音信不通。どこにいるのかはもちろん、生きているのかすらわかりません。一番下の次女・愛理沙はすでに幸福の科学を脱会している状態です」(宏洋氏)

宏洋氏は’17年に団体と決別。現在はユーチュバーとして活動しながら、「カルト宗教から国民を守る党」の代表として教団批判を含めた発信を続けている。そんな宏洋氏もかつては隆法氏の正統な後継者として期待を寄せられていた人物だったという。

「子供の頃から隆法には『お前が後継者になるんだ』と何度も言われて育ちました。ただ、私が中学受験に失敗すると突然態度を変え、『お前には無理だ』と言い出した。隆法はその時々の気分によって言動を変えるので、そんなことの繰り返しでしたね。いずれにしろ彼は自分一代で幸福の科学を終わらすつもりはなかったはずです」

今のところ、隆法氏の遺書についての情報はない。今後、後継者争いはどうなるのか――。そう尋ねると、宏洋氏はこう語った。

「後妻の紫央さんと、長女の咲也加が有力候補であるのは間違いないと思います。ただ……可能性は限りなく低いですが、何らかの形で幸福の科学の後継者として僕が指名されれば、それは受けるつもりです。そして隆法や団体の持つ土地や装飾品など、お金にできるモノはすべて売りに出し、カルト宗教の被害に遭った人たちに返金します。これまで幸福の科学は隆法の、隆法による、隆法のための組織でした。それゆえ彼が死ねば、必然的に団体運営を続けることが難しくなるでしょう」

はたして後継者は誰になるのか。



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